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10節 親心、子心
第164話 過保護気味
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「帰って」と言っても全然帰らない由衣《ゆい》と智陽《ちはる》。
そもそも由衣相手にこれ以上意地を張っても時間の無駄。
そう感じた私は、ドア越しに「うちの親って……どう思う?」と質問してみる。
「すずちゃんのお父さんとお母さん……?
う~ん……仲良くていいと思うよ?」
「いや多分そうじゃないでしょ」
智陽に続いて私も「そういうこと聞いてない」と否定の言葉を返す。
……聞く相手間違えたかも。
そんな後悔が頭をよぎったとき。
智陽の「ほら、あれでしょ」という声が聞こえた。
「過保護気味って言って欲しいんでしょ」
「そう。普通人前であんな言い方ある?私もう高校生だよ?
それにさ、私が陸上部に入りたいって言ったら父親は『怪我したらどうするんだ!』って言うし、母親は『そんな可愛くない部活止めて家庭科部にしなさい!』だよ?家庭科部だって怪我することあるでしょ。
あと、今でもパパママ呼びを望んでるし、帰ってくる時間とか誰と出かけるとか言わないと怒るしさ。
他にも父親は休みの日は家族で出かけようってうるさいし、母親は自分の好きな服……ガーリー系の服を着させようとしてくるしさ。もうほんとに嫌なんだけど」
「そ……そんなに不満に思ってたんだね……」
由衣のその返事で、私は我に返った。
……凄い勢いで言ってしまった。
普段はあんまり、みんなにこういう話はしないようにしてたからついつい溜まってた不満が溢れてしまったみたい。
中学の頃は定期的に梨奈《りな》に聞いてもらっていた。
でも私が怪我してからは、そもそも誰とも話さなくなってた。だから余計に溜まっていたのかもしれない。
少し冷静になっていると、由衣の「でも……」という声が聞こえてきた
「いくつかはすずちゃんのことが本当に心配してるからだと思うよ?
私だって今でも誰と出かけるか、どこに行くかは言うもん」
「……じゃあ、休みの日は?」
「う~~ん……たまには行くよ?小さいころと比べたら減ったけど」
「うち、ほぼ毎週末だよ?」
すると智陽の「それは流石にうざい」という声が聞こえてきた。
私は反射的に「でしょ?」と返す。
由衣はやっぱり優しい。極力他人を否定しない。
でも、今はそういう優しさは欲しくない。
だから、智陽の同意のほうが嬉しかった。
勢いに乗ってしまった私の口からは、普段からの不満がさらに溢れ出す。
「しかも母親はガーリー系勝手に買ってくるんだよ?
私は着ないって言ってるのに。そもそも私には似合わないし」
「そう?私はすずちゃんは可愛いのも似合うと思うけどなぁ~?」
「だから似合わないって」
「……私は普段の鈴保の服装の方が好きかな」
「それは私も!かっこいいもん!それこそ私には無理だよ~!」
面と向かってストレートに褒められると照れる。
褒められ慣れてないから返す言葉が浮かばない。
……まぁ部屋の扉越しで話してるから、面とは向かってないけど。
そして言葉に悩んでいると、由衣が先に「……でもすずちゃん」と言葉を投げてきた。
「部屋に色んなぬいぐるみ……置いてたよね?」
……ヤバい。見られてた。
由衣の言う通り、私は部屋にいくつかぬいぐるみを置いてる。
自分で可愛い服を着るのは無理。似合わないから
でも可愛いぬいぐるみは結構好き。癒されるから。
だけどさっきああ言った以上、なんか恥ずかしい。
そんな私はつい、「何、見たの」と強い言葉を返してしまった。
「いや普通に見える位置に飾ってあったし。
30分もいたら1回は目に入るし」
返ってきたのは智陽からの正論だった。
それはそう。
だって癒されるために置いてるし。
いきなり友達を部屋に入れることになるとは思ってなかったから、隠してもなかったし。
また言葉に困っていると、由衣の「私もあのキャラ好きなんだ!だからなんか嬉しくって!」という言葉が飛んできた。
本当に嬉しそうな声で。
「……そうだ!!
遊びに行くの、ポップアップストアにしようよ!すずちゃんも好きなんでしょ?」
急すぎる話の展開に私は「それは……」と言葉に詰まってしまった。
そもそも私は「たまたま見かけて、気に入ったから買った」という買い方しかしてない。わざわざ買うことが目的で買いに行ったことがない。
だから、ポップアップストアに行くのに少し抵抗があった。
……別に行きたくないってわけじゃないけど。
そう悩んでると、今度は智陽の「自分の部屋に飾ってるくらいなんだから好きでしょ。なんでそこで詰まるの」という声が飛んできた。
恥ずかしいけど、ここまで来たらもう話題を逸らすことはできない。
私は仕方なく理由を口にする。
「いや……。
さっきガーリー系は嫌って言ったのに、ぬいぐるみとか好きなのは変かなって……」
「全然そんなことないよ!!好きなものに変も何もないよ!ねぇちーちゃん!」
「ないない。個人の自由でしょ。それに、ガーリー系とぬいぐるみはまた別でしょ」
「……確かにそっか」
肯定してもらえて、安心した。
でも、私の言葉に返事がこない。
数分ぶりの静かな部屋。
部屋の時計の針の音が良く聞こえる。
そして十数秒後、由衣の言葉がいきなり飛んできた。
「……ねぇすずちゃん。部屋、入るよ?」
唐突すぎて私は反応が遅れた。
話し始めた最初と比べるとだいぶ気持ちは落ち着いてきた。
でもまだ部屋に入っては欲しくなかった。
だけど止める間もなく、容赦なく扉が開く音がした。
……そういえば鍵閉めるの忘れてた。
私は慌てて起き上がって、ベッドから足を下ろして座る。
同時に由衣と智陽が部屋に入ってきて電気をつけた。
そして由衣はそのまま私の前まで来て、私の両手を握った。
「私は、もっとすずちゃんとも仲良くなりたい。
そしてこれからも、一緒に戦ってほしい。
……ダメかな?」
由衣の目は、真っすぐ私の目を見てる。
……少し眩しい。
だけど逃げたくはない。
だから私は、自分の考えを口にする。
「……私は、辞めたいなんて少しも思ってない。
それに、こんなところで逃げたくない。戦うってあの日、決めたから。
だから私は、最後まで戦う」
「良かった~~~!!
これからもよろしくね!!すずちゃん!!」
そう言いながら由衣は両手を離した。
そしてすぐに抱き着いてきた。
いきなりだったから私はバランスを崩しそうになる。
でも何とか左手を付けたから、後ろに倒れずに済んだ。
……倒れたら壁に頭をぶつけるところだった。
そんな私は「ちょっとやめてよ」と言いながら由衣を押し返す。
すると由衣は「あ……ごめん……」と謝りながら離れてくれた。
「……嫌だった?」
嫌ではなかったけど、慣れてないから恥ずかしい。
私はそれを隠すように返事する。
「……いきなり来られると、危ないから。倒れそうになったし」
「じゃあ次からは気をつけまぁ~す!」
そう言いながら、由衣は笑い出した。
私も、何故かつられて笑ってしまった。
そして、後ろにいる智陽も気が付くと笑っていた。
すると、いきなり由衣が「あ」と声を上げる。
気になる私は「……どうしたの?」と言葉を投げる。
「えっと……後でまー君には謝った方が良いと……思うよ?」
私はその言葉でハッとした。
真聡の言葉に怒っていたとはいえ、私はとんでもないことを言ってしまった。
「親がいない、あんたには」
そんな言葉、真聡には絶対言ってはいけないって、少し考えたらわかるはずなのに。
そのことに気が付いた今になって、後悔の気持ちが押し寄せてくる。
瞬間的に、身体が冷たくなっていく気がする。
そこに智陽も「確かにあれは謝った方が良い」と口を開いた。
「真聡の勝手なところがムカつのは分かる。けど、あれは流石にマズいと私も思う」
……そういえば、智陽も両親いないんだった。
私は慌てて「ごめん」と謝罪の言葉を口にする。
「智陽も、両親居なかった……よね。ごめん、あんなこと言って」
「いいよ別に。私は気にしてない。よくそれで虐められてたから慣れてるし」
いやそう言われると、どう返したらいいかわからないんだけど……。
言葉に困っていると、由衣が手を叩いて「暗い話は終わり!」と言った。
「まー君もちゃんと話して、謝ったら許してくれるって!
それよりすずちゃん、お腹すいてない?
すずちゃんのお母さんが晩御飯作ってたけど……どうする?」
そう言われて時計を見ると、もうすぐ20時というところだった。
……確かにお腹もすいた気がする。
「……お腹すいたかも」
「じゃあ貰って来るね!」
由衣が元気よくそう言ってくれた。
……でも流石にそこまで甘えたくない。
私は「自分で行くからいい」と返す。
それより気になるのは……。
「私より、2人は?」
「私達はさっきコンビニ行ってきたから大丈夫」
「そうそう!あ、すずちゃんにお土産あるよ!」
そう言いながら由衣は自分の鞄の中から、私の部屋のテーブルの上にコンビニの袋を置いた。
そして、嬉しそうに「何だと思う?」と聞いてくる。
そんな由衣を智陽が「先に晩御飯でしょ」と止めに入る。
そのまま、2人は言い合いを始めてしまった。
でも私は、そんな2人を見て少し笑ってしまった。
……梨奈と颯馬《そうま》以外にもいい友達ができたな。
そう思いながら私は、2人の言い合いを止めに入った。
そもそも由衣相手にこれ以上意地を張っても時間の無駄。
そう感じた私は、ドア越しに「うちの親って……どう思う?」と質問してみる。
「すずちゃんのお父さんとお母さん……?
う~ん……仲良くていいと思うよ?」
「いや多分そうじゃないでしょ」
智陽に続いて私も「そういうこと聞いてない」と否定の言葉を返す。
……聞く相手間違えたかも。
そんな後悔が頭をよぎったとき。
智陽の「ほら、あれでしょ」という声が聞こえた。
「過保護気味って言って欲しいんでしょ」
「そう。普通人前であんな言い方ある?私もう高校生だよ?
それにさ、私が陸上部に入りたいって言ったら父親は『怪我したらどうするんだ!』って言うし、母親は『そんな可愛くない部活止めて家庭科部にしなさい!』だよ?家庭科部だって怪我することあるでしょ。
あと、今でもパパママ呼びを望んでるし、帰ってくる時間とか誰と出かけるとか言わないと怒るしさ。
他にも父親は休みの日は家族で出かけようってうるさいし、母親は自分の好きな服……ガーリー系の服を着させようとしてくるしさ。もうほんとに嫌なんだけど」
「そ……そんなに不満に思ってたんだね……」
由衣のその返事で、私は我に返った。
……凄い勢いで言ってしまった。
普段はあんまり、みんなにこういう話はしないようにしてたからついつい溜まってた不満が溢れてしまったみたい。
中学の頃は定期的に梨奈《りな》に聞いてもらっていた。
でも私が怪我してからは、そもそも誰とも話さなくなってた。だから余計に溜まっていたのかもしれない。
少し冷静になっていると、由衣の「でも……」という声が聞こえてきた
「いくつかはすずちゃんのことが本当に心配してるからだと思うよ?
私だって今でも誰と出かけるか、どこに行くかは言うもん」
「……じゃあ、休みの日は?」
「う~~ん……たまには行くよ?小さいころと比べたら減ったけど」
「うち、ほぼ毎週末だよ?」
すると智陽の「それは流石にうざい」という声が聞こえてきた。
私は反射的に「でしょ?」と返す。
由衣はやっぱり優しい。極力他人を否定しない。
でも、今はそういう優しさは欲しくない。
だから、智陽の同意のほうが嬉しかった。
勢いに乗ってしまった私の口からは、普段からの不満がさらに溢れ出す。
「しかも母親はガーリー系勝手に買ってくるんだよ?
私は着ないって言ってるのに。そもそも私には似合わないし」
「そう?私はすずちゃんは可愛いのも似合うと思うけどなぁ~?」
「だから似合わないって」
「……私は普段の鈴保の服装の方が好きかな」
「それは私も!かっこいいもん!それこそ私には無理だよ~!」
面と向かってストレートに褒められると照れる。
褒められ慣れてないから返す言葉が浮かばない。
……まぁ部屋の扉越しで話してるから、面とは向かってないけど。
そして言葉に悩んでいると、由衣が先に「……でもすずちゃん」と言葉を投げてきた。
「部屋に色んなぬいぐるみ……置いてたよね?」
……ヤバい。見られてた。
由衣の言う通り、私は部屋にいくつかぬいぐるみを置いてる。
自分で可愛い服を着るのは無理。似合わないから
でも可愛いぬいぐるみは結構好き。癒されるから。
だけどさっきああ言った以上、なんか恥ずかしい。
そんな私はつい、「何、見たの」と強い言葉を返してしまった。
「いや普通に見える位置に飾ってあったし。
30分もいたら1回は目に入るし」
返ってきたのは智陽からの正論だった。
それはそう。
だって癒されるために置いてるし。
いきなり友達を部屋に入れることになるとは思ってなかったから、隠してもなかったし。
また言葉に困っていると、由衣の「私もあのキャラ好きなんだ!だからなんか嬉しくって!」という言葉が飛んできた。
本当に嬉しそうな声で。
「……そうだ!!
遊びに行くの、ポップアップストアにしようよ!すずちゃんも好きなんでしょ?」
急すぎる話の展開に私は「それは……」と言葉に詰まってしまった。
そもそも私は「たまたま見かけて、気に入ったから買った」という買い方しかしてない。わざわざ買うことが目的で買いに行ったことがない。
だから、ポップアップストアに行くのに少し抵抗があった。
……別に行きたくないってわけじゃないけど。
そう悩んでると、今度は智陽の「自分の部屋に飾ってるくらいなんだから好きでしょ。なんでそこで詰まるの」という声が飛んできた。
恥ずかしいけど、ここまで来たらもう話題を逸らすことはできない。
私は仕方なく理由を口にする。
「いや……。
さっきガーリー系は嫌って言ったのに、ぬいぐるみとか好きなのは変かなって……」
「全然そんなことないよ!!好きなものに変も何もないよ!ねぇちーちゃん!」
「ないない。個人の自由でしょ。それに、ガーリー系とぬいぐるみはまた別でしょ」
「……確かにそっか」
肯定してもらえて、安心した。
でも、私の言葉に返事がこない。
数分ぶりの静かな部屋。
部屋の時計の針の音が良く聞こえる。
そして十数秒後、由衣の言葉がいきなり飛んできた。
「……ねぇすずちゃん。部屋、入るよ?」
唐突すぎて私は反応が遅れた。
話し始めた最初と比べるとだいぶ気持ちは落ち着いてきた。
でもまだ部屋に入っては欲しくなかった。
だけど止める間もなく、容赦なく扉が開く音がした。
……そういえば鍵閉めるの忘れてた。
私は慌てて起き上がって、ベッドから足を下ろして座る。
同時に由衣と智陽が部屋に入ってきて電気をつけた。
そして由衣はそのまま私の前まで来て、私の両手を握った。
「私は、もっとすずちゃんとも仲良くなりたい。
そしてこれからも、一緒に戦ってほしい。
……ダメかな?」
由衣の目は、真っすぐ私の目を見てる。
……少し眩しい。
だけど逃げたくはない。
だから私は、自分の考えを口にする。
「……私は、辞めたいなんて少しも思ってない。
それに、こんなところで逃げたくない。戦うってあの日、決めたから。
だから私は、最後まで戦う」
「良かった~~~!!
これからもよろしくね!!すずちゃん!!」
そう言いながら由衣は両手を離した。
そしてすぐに抱き着いてきた。
いきなりだったから私はバランスを崩しそうになる。
でも何とか左手を付けたから、後ろに倒れずに済んだ。
……倒れたら壁に頭をぶつけるところだった。
そんな私は「ちょっとやめてよ」と言いながら由衣を押し返す。
すると由衣は「あ……ごめん……」と謝りながら離れてくれた。
「……嫌だった?」
嫌ではなかったけど、慣れてないから恥ずかしい。
私はそれを隠すように返事する。
「……いきなり来られると、危ないから。倒れそうになったし」
「じゃあ次からは気をつけまぁ~す!」
そう言いながら、由衣は笑い出した。
私も、何故かつられて笑ってしまった。
そして、後ろにいる智陽も気が付くと笑っていた。
すると、いきなり由衣が「あ」と声を上げる。
気になる私は「……どうしたの?」と言葉を投げる。
「えっと……後でまー君には謝った方が良いと……思うよ?」
私はその言葉でハッとした。
真聡の言葉に怒っていたとはいえ、私はとんでもないことを言ってしまった。
「親がいない、あんたには」
そんな言葉、真聡には絶対言ってはいけないって、少し考えたらわかるはずなのに。
そのことに気が付いた今になって、後悔の気持ちが押し寄せてくる。
瞬間的に、身体が冷たくなっていく気がする。
そこに智陽も「確かにあれは謝った方が良い」と口を開いた。
「真聡の勝手なところがムカつのは分かる。けど、あれは流石にマズいと私も思う」
……そういえば、智陽も両親いないんだった。
私は慌てて「ごめん」と謝罪の言葉を口にする。
「智陽も、両親居なかった……よね。ごめん、あんなこと言って」
「いいよ別に。私は気にしてない。よくそれで虐められてたから慣れてるし」
いやそう言われると、どう返したらいいかわからないんだけど……。
言葉に困っていると、由衣が手を叩いて「暗い話は終わり!」と言った。
「まー君もちゃんと話して、謝ったら許してくれるって!
それよりすずちゃん、お腹すいてない?
すずちゃんのお母さんが晩御飯作ってたけど……どうする?」
そう言われて時計を見ると、もうすぐ20時というところだった。
……確かにお腹もすいた気がする。
「……お腹すいたかも」
「じゃあ貰って来るね!」
由衣が元気よくそう言ってくれた。
……でも流石にそこまで甘えたくない。
私は「自分で行くからいい」と返す。
それより気になるのは……。
「私より、2人は?」
「私達はさっきコンビニ行ってきたから大丈夫」
「そうそう!あ、すずちゃんにお土産あるよ!」
そう言いながら由衣は自分の鞄の中から、私の部屋のテーブルの上にコンビニの袋を置いた。
そして、嬉しそうに「何だと思う?」と聞いてくる。
そんな由衣を智陽が「先に晩御飯でしょ」と止めに入る。
そのまま、2人は言い合いを始めてしまった。
でも私は、そんな2人を見て少し笑ってしまった。
……梨奈と颯馬《そうま》以外にもいい友達ができたな。
そう思いながら私は、2人の言い合いを止めに入った。
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