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第84話 武闘大会 第1回戦
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「それじゃあルールを説明するぞーーー!!!!」
「おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」
「今年の参加者は8000人と過去最高だーーーーー!!!!!!!!!!」
「おおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」
「1回戦は100人1組で生き残った2人が2回戦出場だーーー!!!」
「おおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」
「対戦のスケジュールや注意事項はこれから配られる紙に書いてある。各自見ておいてくれ!!!」
「おおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」
いちいち叫ばないと進まないのだろうか。
それはさておき、2回戦に出場できるのは8000人中160人ということだ。
『ここにいるたった2%しか進めないのか…気を引き締めていこう!!』
紙に書かれていることをまとめると、
1.装備は自分の使い慣れたものを使って良い
2.魔法は強化系のみ使用可能である
3.相手を殺したら即時失格
4.上位入賞者には豪華賞品がある
5.1回戦は1~80ブロックに分かれ、10試合同時に行う
といった感じだ。
俺は2256番なので23ブロックに属し、3試合目ということになる。
『結構細かくて面倒くさいな…まあそれも1回戦だけか!』
1戦目は観客席に闘技場控室で調整を行っていた。
皆殺気立っており、空気がギスギスしていた。
『相手殺しちゃだめだからなぁ…どうしよ。』
俺の装備だと少し相手にかするだけで両断してしまうので、手加減をする必要がある。
ただ、手加減は慣れていないので殺しかねないのだ。
俺は必死に何か対策ができるスキルを探した。
すると、”手加減”というスキルを見つけた。
『俺が探してたスキルまんまだな…まあ好都合だ!!』
Sランクまで習得し、効果を確かめた。
どうやら”相手を瀕死状態にする”程度で済むようだ。
「やはり前回ベスト32入賞者は手強いですね…無傷で2回戦出場ですか。」
「そうですね…特にビル選手が大きく成長しているようです。今回は期待できますね。」
どうやら1戦目が終わったようだ。
2戦目はやることが無いので、俺は観戦することにした。
「おっとー!!!12ブロックの会場で1人の大男が無双しています!!あれは…なんとSランク冒険者のカイル様だー!!!」
「おおおおおおおお!!!!!カイル様ーーー!!!!」
会場が一気に盛り上がった。
『っ!?師匠と同じ名前だが…もしかして師匠か!?』
見てみると、やはり師匠だった。
『まじか…まあいい機会だ!!俺の成長を見せてやる!!』
2回戦が終わり、ついに俺の出番が来た。
師匠に認知してもらうため、俺は万全の状態で挑んだ。
「へへ…お前そんなフル装備だが手の内を隠さなくていいのか?」
「誰だ?」
「ワイはニール。今年で5回目の出場だ。」
「俺は最初から全力で臨むつもりだから心配ない。」
「そうか。まぁせいぜい気を付けるこったな!!」
闘技場に入場し、会場に立った。
心なしか何人もの人が俺の方を見ている。
『狙われるか…?全員返り討ちにしてやる。』
「それでは準備が整いました!!!第2戦目、始め!!!」
司会者が宣言すると同時に20人ほどが一斉に俺に攻撃を仕掛けてきた。
「なっ!?」
「へへ!!先に逝きな!!」
「おーっと!!!23番会場で20人がフル装備の1人に向かっています!!!あれはどういうことなんでしょう?」
「そうですね…おそらく良い装備を着けているので全員で協力し、先に仕留めようという魂胆でしょう。」
『なるほど…ニールが気をつけろって言ってたのかこういうことか。』
攻撃を受ける前に俺は武技スキルを使わず全員倒し、20人抜きをした。
「なんと!!!追い詰められていた2256番のダグラス選手、20人抜きです!!しかも武技スキルはまだ使っていないように見受けます!!」
「ダグラス選手はおそらくダークホースとなるでしょう。なんと、彼は武闘国家冒険者ギルドのギルマスであるファビオ直々の推薦です!!!」
「これは相当の実力者でしょうね…」
まさかファビオが俺を推薦しているとは思わなかった。
それにしても、20人抜きをしてから俺に仕掛けてくる人がいなくなった。
『…つまらないな。俺から仕掛けるか!!!』
俺は高速で移動し、更に17人を仕留めた。
「おーっと!!!ダグラス選手、今度は17人抜き!!勢いが止まりません!!!」
俺がばたばた倒している横で、1人気配を殺して次々暗殺している人がいた。
「おーっと!!23番会場に恐怖の暗殺者リッパーがいます!!既に39人を仕留めているようです。」
「まさかあの人が参加しているとは…今年は一波乱ありそうです!!」
結局23番会場は俺とリッパー選手の2人が残った。
『…なんだか不気味だからできれば戦いたくないな。』
「おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」
「今年の参加者は8000人と過去最高だーーーーー!!!!!!!!!!」
「おおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」
「1回戦は100人1組で生き残った2人が2回戦出場だーーー!!!」
「おおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」
「対戦のスケジュールや注意事項はこれから配られる紙に書いてある。各自見ておいてくれ!!!」
「おおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」
いちいち叫ばないと進まないのだろうか。
それはさておき、2回戦に出場できるのは8000人中160人ということだ。
『ここにいるたった2%しか進めないのか…気を引き締めていこう!!』
紙に書かれていることをまとめると、
1.装備は自分の使い慣れたものを使って良い
2.魔法は強化系のみ使用可能である
3.相手を殺したら即時失格
4.上位入賞者には豪華賞品がある
5.1回戦は1~80ブロックに分かれ、10試合同時に行う
といった感じだ。
俺は2256番なので23ブロックに属し、3試合目ということになる。
『結構細かくて面倒くさいな…まあそれも1回戦だけか!』
1戦目は観客席に闘技場控室で調整を行っていた。
皆殺気立っており、空気がギスギスしていた。
『相手殺しちゃだめだからなぁ…どうしよ。』
俺の装備だと少し相手にかするだけで両断してしまうので、手加減をする必要がある。
ただ、手加減は慣れていないので殺しかねないのだ。
俺は必死に何か対策ができるスキルを探した。
すると、”手加減”というスキルを見つけた。
『俺が探してたスキルまんまだな…まあ好都合だ!!』
Sランクまで習得し、効果を確かめた。
どうやら”相手を瀕死状態にする”程度で済むようだ。
「やはり前回ベスト32入賞者は手強いですね…無傷で2回戦出場ですか。」
「そうですね…特にビル選手が大きく成長しているようです。今回は期待できますね。」
どうやら1戦目が終わったようだ。
2戦目はやることが無いので、俺は観戦することにした。
「おっとー!!!12ブロックの会場で1人の大男が無双しています!!あれは…なんとSランク冒険者のカイル様だー!!!」
「おおおおおおおお!!!!!カイル様ーーー!!!!」
会場が一気に盛り上がった。
『っ!?師匠と同じ名前だが…もしかして師匠か!?』
見てみると、やはり師匠だった。
『まじか…まあいい機会だ!!俺の成長を見せてやる!!』
2回戦が終わり、ついに俺の出番が来た。
師匠に認知してもらうため、俺は万全の状態で挑んだ。
「へへ…お前そんなフル装備だが手の内を隠さなくていいのか?」
「誰だ?」
「ワイはニール。今年で5回目の出場だ。」
「俺は最初から全力で臨むつもりだから心配ない。」
「そうか。まぁせいぜい気を付けるこったな!!」
闘技場に入場し、会場に立った。
心なしか何人もの人が俺の方を見ている。
『狙われるか…?全員返り討ちにしてやる。』
「それでは準備が整いました!!!第2戦目、始め!!!」
司会者が宣言すると同時に20人ほどが一斉に俺に攻撃を仕掛けてきた。
「なっ!?」
「へへ!!先に逝きな!!」
「おーっと!!!23番会場で20人がフル装備の1人に向かっています!!!あれはどういうことなんでしょう?」
「そうですね…おそらく良い装備を着けているので全員で協力し、先に仕留めようという魂胆でしょう。」
『なるほど…ニールが気をつけろって言ってたのかこういうことか。』
攻撃を受ける前に俺は武技スキルを使わず全員倒し、20人抜きをした。
「なんと!!!追い詰められていた2256番のダグラス選手、20人抜きです!!しかも武技スキルはまだ使っていないように見受けます!!」
「ダグラス選手はおそらくダークホースとなるでしょう。なんと、彼は武闘国家冒険者ギルドのギルマスであるファビオ直々の推薦です!!!」
「これは相当の実力者でしょうね…」
まさかファビオが俺を推薦しているとは思わなかった。
それにしても、20人抜きをしてから俺に仕掛けてくる人がいなくなった。
『…つまらないな。俺から仕掛けるか!!!』
俺は高速で移動し、更に17人を仕留めた。
「おーっと!!!ダグラス選手、今度は17人抜き!!勢いが止まりません!!!」
俺がばたばた倒している横で、1人気配を殺して次々暗殺している人がいた。
「おーっと!!23番会場に恐怖の暗殺者リッパーがいます!!既に39人を仕留めているようです。」
「まさかあの人が参加しているとは…今年は一波乱ありそうです!!」
結局23番会場は俺とリッパー選手の2人が残った。
『…なんだか不気味だからできれば戦いたくないな。』
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