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第35話 初めてのパーティー活動
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今後の方針の説明が終わり、ちょうど昼食の時間になった。
俺はメーアに食事を作ってもらえないことをうっかり忘れていた。
「3人の中で料理できる人はいるか?」
「はーい!私作れるよ!」
「私も若干ですが作れます。」
「オレはちょっと細かい作業は苦手だ…」
「じゃあサラとソフィア、料理を作ってもらってもいいか?」
「任せてよ!」
「任せてください!」
俺は一通りの素材を並べ、選んでもらった。
二人とも料理が大変上手で、そこら辺の食事処よりもおいしかった。
その後サラ、クレア、ソフィアそれぞれ木製の短剣、盾と両手剣、弓と矢を渡して屋敷の敷地内にある演習場に訓練に行かせた。
その間俺はまず商会に行ってAランク魔物の素材を購入(金貨-30枚)し、SPを消費して”鍛冶”スキルSと”鍛冶師”スキルSを習得(SP56665→54675 -1990)し、必死に鍛冶の感覚を鍛えた。
なぜなら、一人一人に武器と防具を買っていたらお金がいくらあっても足りないからだ!
今の行動で分かったのだが、スキルは”鍛冶”のような行動スキルと”鍛冶師”のような職業スキルがあり、両方の平均のランクの力までしか発揮できないようだ。
”片手剣士”スキルもSランクになっており、そのため今まで不自由なく生活してきて今気づいたのである。
その日中に何とか3人のAランク武器を鍛えられた。
Sランクの武器はどうしても作れず、ランクはあっても素材が耐えきれなかった。
3人が訓練後のお風呂から帰ってきた。
「3人とも、武器を作ったからあげるよ。」
「えっ…!!いいの?ありがとう!!」
「ありがとうマスター!!いい武器だな!」
「ありがとうございます。ダグラス様…」
サラは”グリエルエッジA”という短剣を、クレアは”アークシールドA”という大きい盾と”アネクソードA”という両手剣を、ソフィアは”魔弓アルザーンA”という弓と矢100本を作った。
それから1週間が経ち、3人はすっかり感覚を取り戻したようだ。
俺はその間に”料理S"と”家事S”、”付与S”、”付与師エンチャンターS"スキルを習得(SP54675→50695 -3980)したり3人のAランク防具を作ったりした。
その他はずっとフィールドで狩りをし、”コボルドの天敵”の称号と敵装備売却などを含めて報酬合計金貨70枚を獲得した。
「3人とも、力の感覚取り戻したし装備も整ったし冒険に行こうか!」
「うん!!」
「やっとオレの見せどころだ!!」
「楽しみですね。」
早速ギルドに行き、3人のパーティー登録を済ませた。
「3人はフィールドとダンジョンどっちに行きたい?」
「うーん…私はどっちでもいいや!!」
「オレはフィールドだ!!」
「私もフィールドです。」
「じゃあフィールドに行こうか。」
フィールドに着き、俺は”気配察知”と盾スキル”デコイ”で敵を引き付けた。
「今魔物をこっちに引き寄せた。コボルドが3体とウルフが2体来るぞ。3人の力と連携を見せてくれ。」
「はい!!」
3人の連携は見事なものだった。
ソフィアが弓の遠距離攻撃で数を減らし、クレアがアークシールドで残った敵の攻撃を防ぎ、その隙にサラが素早さを生かした攻撃で仕留めるという、手本のような連携っぷりだった。
「すごいな…3人ともよく訓練を頑張った!」
「ありがとう!!」
その後も順調に魔物を倒していった。
「お疲れ様。サラ、クレア、ソフィア。今日はそろそろ引き上げようか。」
3人が向かってくるすべての魔物を倒すので俺は”鑑定&略奪”くらいしかすることがなかった。
これは正直効率が悪いな。
家に着き、今日の反省会をしていた。
「オレが盾で防いでいるときサラだけじゃなくソフィアからの援護も欲しい。」
「私も援護しようと思ったんですが…クレアと1直線に並んでいて攻撃できなかったの。あとサラの動きが早いから当たりそうで怖くて…」
「私なら大丈夫!!飛んでくる弓矢も避けられるからどんどん攻撃していいよ!!」
サラは言って本当に実行するからすごい。
俺でも反射的に矢を避けるのは無理だ。
おそらく白狼族故の身体能力だろう。
「あと今回はマスターに回復してもらったが、ヒーラーがいないな。」
「確かに…」
「俺からもいいかな?」
「どうぞ。」
「俺もクレアと同じことを思ったからまた奴隷商館に買いに行こうと思う。どうかな?」
「私はいいよ!!」
「オレもだ!」
「私もです。」
「分かった。じゃあ今度俺が見つけてくるよ。」
「あの、ダグラス様…3人で話していたんですけど、もっとたくさんの奴隷を開放してくれませんか?」
「ああ、実は俺もそう思って計画を立ててたんだ。とりあえず30人くらい買おうと思ってる。
特に病気や怪我がひどい人から順番にな。」
「ありがとうございますダグラス様…」
3人が自室に帰った後、俺は一人で奴隷購入のことについて考えた。
まとめると、
1. 病気や怪我がひどい人から順番に買う
2.戦闘能力がある人は冒険者になってもらう(パーティーで)
3.家事能力がある人はこの屋敷のメイドや料理人になってもらう
といった感じだ。
このまま奴隷の数が増えていけばいずれ大きな集団になりそうだ。
明日は王都にある何個かの奴隷商館をめぐって能力がある奴隷を30人ほど見繕うことにした。
俺はメーアに食事を作ってもらえないことをうっかり忘れていた。
「3人の中で料理できる人はいるか?」
「はーい!私作れるよ!」
「私も若干ですが作れます。」
「オレはちょっと細かい作業は苦手だ…」
「じゃあサラとソフィア、料理を作ってもらってもいいか?」
「任せてよ!」
「任せてください!」
俺は一通りの素材を並べ、選んでもらった。
二人とも料理が大変上手で、そこら辺の食事処よりもおいしかった。
その後サラ、クレア、ソフィアそれぞれ木製の短剣、盾と両手剣、弓と矢を渡して屋敷の敷地内にある演習場に訓練に行かせた。
その間俺はまず商会に行ってAランク魔物の素材を購入(金貨-30枚)し、SPを消費して”鍛冶”スキルSと”鍛冶師”スキルSを習得(SP56665→54675 -1990)し、必死に鍛冶の感覚を鍛えた。
なぜなら、一人一人に武器と防具を買っていたらお金がいくらあっても足りないからだ!
今の行動で分かったのだが、スキルは”鍛冶”のような行動スキルと”鍛冶師”のような職業スキルがあり、両方の平均のランクの力までしか発揮できないようだ。
”片手剣士”スキルもSランクになっており、そのため今まで不自由なく生活してきて今気づいたのである。
その日中に何とか3人のAランク武器を鍛えられた。
Sランクの武器はどうしても作れず、ランクはあっても素材が耐えきれなかった。
3人が訓練後のお風呂から帰ってきた。
「3人とも、武器を作ったからあげるよ。」
「えっ…!!いいの?ありがとう!!」
「ありがとうマスター!!いい武器だな!」
「ありがとうございます。ダグラス様…」
サラは”グリエルエッジA”という短剣を、クレアは”アークシールドA”という大きい盾と”アネクソードA”という両手剣を、ソフィアは”魔弓アルザーンA”という弓と矢100本を作った。
それから1週間が経ち、3人はすっかり感覚を取り戻したようだ。
俺はその間に”料理S"と”家事S”、”付与S”、”付与師エンチャンターS"スキルを習得(SP54675→50695 -3980)したり3人のAランク防具を作ったりした。
その他はずっとフィールドで狩りをし、”コボルドの天敵”の称号と敵装備売却などを含めて報酬合計金貨70枚を獲得した。
「3人とも、力の感覚取り戻したし装備も整ったし冒険に行こうか!」
「うん!!」
「やっとオレの見せどころだ!!」
「楽しみですね。」
早速ギルドに行き、3人のパーティー登録を済ませた。
「3人はフィールドとダンジョンどっちに行きたい?」
「うーん…私はどっちでもいいや!!」
「オレはフィールドだ!!」
「私もフィールドです。」
「じゃあフィールドに行こうか。」
フィールドに着き、俺は”気配察知”と盾スキル”デコイ”で敵を引き付けた。
「今魔物をこっちに引き寄せた。コボルドが3体とウルフが2体来るぞ。3人の力と連携を見せてくれ。」
「はい!!」
3人の連携は見事なものだった。
ソフィアが弓の遠距離攻撃で数を減らし、クレアがアークシールドで残った敵の攻撃を防ぎ、その隙にサラが素早さを生かした攻撃で仕留めるという、手本のような連携っぷりだった。
「すごいな…3人ともよく訓練を頑張った!」
「ありがとう!!」
その後も順調に魔物を倒していった。
「お疲れ様。サラ、クレア、ソフィア。今日はそろそろ引き上げようか。」
3人が向かってくるすべての魔物を倒すので俺は”鑑定&略奪”くらいしかすることがなかった。
これは正直効率が悪いな。
家に着き、今日の反省会をしていた。
「オレが盾で防いでいるときサラだけじゃなくソフィアからの援護も欲しい。」
「私も援護しようと思ったんですが…クレアと1直線に並んでいて攻撃できなかったの。あとサラの動きが早いから当たりそうで怖くて…」
「私なら大丈夫!!飛んでくる弓矢も避けられるからどんどん攻撃していいよ!!」
サラは言って本当に実行するからすごい。
俺でも反射的に矢を避けるのは無理だ。
おそらく白狼族故の身体能力だろう。
「あと今回はマスターに回復してもらったが、ヒーラーがいないな。」
「確かに…」
「俺からもいいかな?」
「どうぞ。」
「俺もクレアと同じことを思ったからまた奴隷商館に買いに行こうと思う。どうかな?」
「私はいいよ!!」
「オレもだ!」
「私もです。」
「分かった。じゃあ今度俺が見つけてくるよ。」
「あの、ダグラス様…3人で話していたんですけど、もっとたくさんの奴隷を開放してくれませんか?」
「ああ、実は俺もそう思って計画を立ててたんだ。とりあえず30人くらい買おうと思ってる。
特に病気や怪我がひどい人から順番にな。」
「ありがとうございますダグラス様…」
3人が自室に帰った後、俺は一人で奴隷購入のことについて考えた。
まとめると、
1. 病気や怪我がひどい人から順番に買う
2.戦闘能力がある人は冒険者になってもらう(パーティーで)
3.家事能力がある人はこの屋敷のメイドや料理人になってもらう
といった感じだ。
このまま奴隷の数が増えていけばいずれ大きな集団になりそうだ。
明日は王都にある何個かの奴隷商館をめぐって能力がある奴隷を30人ほど見繕うことにした。
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