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第八話
49.
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「センセーは可愛い後輩が直接的な批判を受けなきゃそれで良いのかもしれないけど。俺らはそうはいかないよね」
「あのな、作倉」
「それがどの面下げて戻ってきたんだって、俺が思うのは、おかしいですか、センセー」
挑発的な言い方は、大人を試したい子どものそれと大差ない。内容はさておいて、そう思うことにして、言葉を選ぶ。
「どう思うかは、作倉の自由だ」
「まぁ、そうだよね」
「とは言え、おまえも子どもじゃないんだ。その感情を当人に向けて良いとは思わないし、むやみやたらに口にして良いようなものでもないとは思うけどな」
良識のある人間ならば口にしない、と言うだけではあるけれど。あいつの親は、どう思ったのだろう、とふと思った。もし、俺と同じようにいきなりテレビであの発言を聞いたのだとしたら。
――いや、それこそ、俺には関係のない話だよな。
「ついでに言えば、作倉が練習に真面目に参加しない理由にも、寮を抜け出して良い理由にもならないとも思うが」
「つまんねぇ」
鼻白んだ調子で呟いたきり机に臥せった作倉に、潮時だなと諦めた。時間も時間だ。作倉が出るかどうかは甚だ謎だが明日も朝練もあるし。勉強する気が湧くこともないだろうし。
「つまらなくて結構。明日も来るからな。さぼるなよ」
今日は終わりと告げれば、「やったー」といかにもやる気のない声を上げて腰を伸ばしている。疲れたのはこっちだと言いたい。俺だって無給労働だ。
「疲れるんだよねぇ。やりたくもない勉強を部活終わりにやらされるとさぁ」
「好き勝手に喋ってただけだろうが、作倉は」
「あ、そう言うこと言っちゃう? 最近は、勉強だけじゃなく生徒のカウンセリングも教師の仕事なんじゃないの」
「勝手に教師の仕事を増やすな。と言うか、なんだ。カウンセリングされたいようなことでもあるのか、おまえは」
俺で解決できる範囲なら聞いてやらないといけないとは思うけれども、だ。突かないで済む藪なら突きたくはない。
「先生」
変わった声のトーンに、諦め半分で話を聞く体制をとる。相談する相手を間違っているとは思うが。
監督だとか、コーチだとか。そもそも論で言えば、チームメイトだとか同級生だとかにすれば良いのに、とも思いながら。
「俺、数学は出来るんだよね。壊滅的なのは古典と英語。どっちも長文を読む気が起こらなくて」
「それは分からないんじゃなくて、やる気がないだけじゃねぇか」
真面目な顔を一転させて人を食った笑みを浮かべた作倉に、頭を抱えたくなった。
と言うか、その理論で行くなら、全教科赤点すれすれと言う漫画みたいな事態を引き起こすなと心底思う。それでさえなければ、俺にお鉢が回ってくることもなかったし、――余計な話を聞くこともなかったのに。
「明日はそのどっちかでよろしく」
言いたいことだけ言って立ち去った長身を見送って、俺は隠さない溜息を吐いた。つまるところ、勉強をみる以前に、やる気を出させることが肝心なわけで。あと何回通わなければならないのかと考えると気が重いが、手を出してしまったものは仕方がない。
へぇ、佐野先生が。と話を通した際に寮監にも不思議がられたが、俺だって謎だ。好き好んでやりたかったわけでも、この寮内に入りたかったわけでもない。
明日やる気があるだけマシか、と思うことにして食堂を出ると、階段から降りてきた時枝と目が合った。
「終わったんだ?」
「一応、今日は。これ、悪かったな。時枝が貸してくれたんだって?」
「あいつが持って帰らなかったからだけど。明日は鞄に詰め込んどくから良いよ」
と言うことは、だ。教室でも口煩く言い、部活が終わった後も、食堂にあいつを連れてきて、教材が揃っているかどうかをチェックし、持って帰ってきていなかったから貸してくれたと言うわけで。結局、使用しなかった問題集を時枝は小さく笑って受け取った。
「頼んで悪かったな。朝から晩まで気にしてたら疲れただろ」
キャプテン気質と言えば聞こえはいいが、ストレス過大の中間管理職だなと同情心が湧く。たった小一時間見ただけでどっと俺も疲れたのだ。同級生となればそれ以上だろう。
「いまさらだし。と言うか、べつにずっと見てるわけでもないし」
「いや。時枝は良くやってるよ、本当に」
少なくとも、俺が学生だったころよりはずっと。慰めるように、と言うよりかは苦笑じみたものになった。こいつも大変だなとしみじみ思っているうちに、時枝が若干言いにくそうに口を開いた。
「あの、先生」
「ん?」
「ごめんなさい。その、作倉のこと黙ってて」
「あー……まぁ、なぁ。教師としてはちゃんと報告しろよと言わざるを得ないところではあるんだが」
「けど?」
「一OBとして言うなら、あれだ。ご苦労さん。大変だな、キャプテン」
神妙な顔のままの時枝に、心配していたであろうことを、あえて軽く告げた。「部活動停止、なんて、冗談じゃないしな」
「俺、そんなことになったら、あいつのことすげぇ恨みそう」
「なら、そうならないようにしないとな」
ぎこちない笑みを張り付けた時枝に、同じように笑い返す。部屋に戻るように言って、俺も玄関に向かう。そろそろ点呼の時間のはずだ。寮生活をしていたのは何年も前のはずなのに、思春期のあの時期の大部分を管理されて過ごしたからか。厳しかった寮則がまだ身体に残っているようにさえ思う。
「先生」
何故か、先輩と呼ばれたような気がした。振り向いた先にあったのは、当たり前だけれど生徒の顔で。
「気を付けてね」
愛想の良い声に見送られるように外に出る。無くさないように借り物の鍵を仕舞って、俺は出てきたばかりの寮を振り仰いだ。
内装はきれいになっているが、外装は変わらない。俺が在寮していたあのころと、不思議なくらい。
寮生たちが使っていた自転車は、まだあるのだろうか、とそんなことまで思い出してしまって、けれどさすがにもうないだろうと思い直した。
あのころでさえ、なかなかガタがきていたママチャリだった。二人乗りをすると、嫌な軋み方をするような。
その自転車に乗って、ここを抜け出したことは一度ではない。よくバレなかったものだと思うが、もしかすると、そのくらいならと見逃してもらっていたのかもしれない。
先輩は。ふいにまた脳内に響いた声に、俺は建物から視線を外して歩き出した。外はもう真っ暗だった。
先輩は、そうやってなんでも一人で決めるけど。あのときだって、俺に何の相談もしてくれなかったけど。
その勝手が、どれだけ周囲の人間に影響を及ぼすのかくらい、分かっても良いと思いますよ。
――あぁ、思い知ってるよ。いろんな意味で。
忘れよう、考えないようにしようと決めた端から頭に思い浮かんで消えてくれない。まるで呪いだといつだったかも思ったことを思い出した。
そして呪いだとするならば、生み出したのは俺の未練で。消えないと言うことは、まだそれが残っていると言うことで。
俺は、確かにあいつが羨ましかった。
けれど、俺はあいつに触れたかったんだろうか。そう言う意味で。本当に。
この寮で一緒に過ごした時間は、結局一年にも満たない。なのに、その一年の間に、俺たちは一体、何をしていたのだろう。
ある意味で、作倉の比ではないことをしていた。もしバレていたら、どうなっていたのだろうと想像してぞっとした。
俺が片足を沈めていたのは、間違いなく、そう言った沼だった。
「あのな、作倉」
「それがどの面下げて戻ってきたんだって、俺が思うのは、おかしいですか、センセー」
挑発的な言い方は、大人を試したい子どものそれと大差ない。内容はさておいて、そう思うことにして、言葉を選ぶ。
「どう思うかは、作倉の自由だ」
「まぁ、そうだよね」
「とは言え、おまえも子どもじゃないんだ。その感情を当人に向けて良いとは思わないし、むやみやたらに口にして良いようなものでもないとは思うけどな」
良識のある人間ならば口にしない、と言うだけではあるけれど。あいつの親は、どう思ったのだろう、とふと思った。もし、俺と同じようにいきなりテレビであの発言を聞いたのだとしたら。
――いや、それこそ、俺には関係のない話だよな。
「ついでに言えば、作倉が練習に真面目に参加しない理由にも、寮を抜け出して良い理由にもならないとも思うが」
「つまんねぇ」
鼻白んだ調子で呟いたきり机に臥せった作倉に、潮時だなと諦めた。時間も時間だ。作倉が出るかどうかは甚だ謎だが明日も朝練もあるし。勉強する気が湧くこともないだろうし。
「つまらなくて結構。明日も来るからな。さぼるなよ」
今日は終わりと告げれば、「やったー」といかにもやる気のない声を上げて腰を伸ばしている。疲れたのはこっちだと言いたい。俺だって無給労働だ。
「疲れるんだよねぇ。やりたくもない勉強を部活終わりにやらされるとさぁ」
「好き勝手に喋ってただけだろうが、作倉は」
「あ、そう言うこと言っちゃう? 最近は、勉強だけじゃなく生徒のカウンセリングも教師の仕事なんじゃないの」
「勝手に教師の仕事を増やすな。と言うか、なんだ。カウンセリングされたいようなことでもあるのか、おまえは」
俺で解決できる範囲なら聞いてやらないといけないとは思うけれども、だ。突かないで済む藪なら突きたくはない。
「先生」
変わった声のトーンに、諦め半分で話を聞く体制をとる。相談する相手を間違っているとは思うが。
監督だとか、コーチだとか。そもそも論で言えば、チームメイトだとか同級生だとかにすれば良いのに、とも思いながら。
「俺、数学は出来るんだよね。壊滅的なのは古典と英語。どっちも長文を読む気が起こらなくて」
「それは分からないんじゃなくて、やる気がないだけじゃねぇか」
真面目な顔を一転させて人を食った笑みを浮かべた作倉に、頭を抱えたくなった。
と言うか、その理論で行くなら、全教科赤点すれすれと言う漫画みたいな事態を引き起こすなと心底思う。それでさえなければ、俺にお鉢が回ってくることもなかったし、――余計な話を聞くこともなかったのに。
「明日はそのどっちかでよろしく」
言いたいことだけ言って立ち去った長身を見送って、俺は隠さない溜息を吐いた。つまるところ、勉強をみる以前に、やる気を出させることが肝心なわけで。あと何回通わなければならないのかと考えると気が重いが、手を出してしまったものは仕方がない。
へぇ、佐野先生が。と話を通した際に寮監にも不思議がられたが、俺だって謎だ。好き好んでやりたかったわけでも、この寮内に入りたかったわけでもない。
明日やる気があるだけマシか、と思うことにして食堂を出ると、階段から降りてきた時枝と目が合った。
「終わったんだ?」
「一応、今日は。これ、悪かったな。時枝が貸してくれたんだって?」
「あいつが持って帰らなかったからだけど。明日は鞄に詰め込んどくから良いよ」
と言うことは、だ。教室でも口煩く言い、部活が終わった後も、食堂にあいつを連れてきて、教材が揃っているかどうかをチェックし、持って帰ってきていなかったから貸してくれたと言うわけで。結局、使用しなかった問題集を時枝は小さく笑って受け取った。
「頼んで悪かったな。朝から晩まで気にしてたら疲れただろ」
キャプテン気質と言えば聞こえはいいが、ストレス過大の中間管理職だなと同情心が湧く。たった小一時間見ただけでどっと俺も疲れたのだ。同級生となればそれ以上だろう。
「いまさらだし。と言うか、べつにずっと見てるわけでもないし」
「いや。時枝は良くやってるよ、本当に」
少なくとも、俺が学生だったころよりはずっと。慰めるように、と言うよりかは苦笑じみたものになった。こいつも大変だなとしみじみ思っているうちに、時枝が若干言いにくそうに口を開いた。
「あの、先生」
「ん?」
「ごめんなさい。その、作倉のこと黙ってて」
「あー……まぁ、なぁ。教師としてはちゃんと報告しろよと言わざるを得ないところではあるんだが」
「けど?」
「一OBとして言うなら、あれだ。ご苦労さん。大変だな、キャプテン」
神妙な顔のままの時枝に、心配していたであろうことを、あえて軽く告げた。「部活動停止、なんて、冗談じゃないしな」
「俺、そんなことになったら、あいつのことすげぇ恨みそう」
「なら、そうならないようにしないとな」
ぎこちない笑みを張り付けた時枝に、同じように笑い返す。部屋に戻るように言って、俺も玄関に向かう。そろそろ点呼の時間のはずだ。寮生活をしていたのは何年も前のはずなのに、思春期のあの時期の大部分を管理されて過ごしたからか。厳しかった寮則がまだ身体に残っているようにさえ思う。
「先生」
何故か、先輩と呼ばれたような気がした。振り向いた先にあったのは、当たり前だけれど生徒の顔で。
「気を付けてね」
愛想の良い声に見送られるように外に出る。無くさないように借り物の鍵を仕舞って、俺は出てきたばかりの寮を振り仰いだ。
内装はきれいになっているが、外装は変わらない。俺が在寮していたあのころと、不思議なくらい。
寮生たちが使っていた自転車は、まだあるのだろうか、とそんなことまで思い出してしまって、けれどさすがにもうないだろうと思い直した。
あのころでさえ、なかなかガタがきていたママチャリだった。二人乗りをすると、嫌な軋み方をするような。
その自転車に乗って、ここを抜け出したことは一度ではない。よくバレなかったものだと思うが、もしかすると、そのくらいならと見逃してもらっていたのかもしれない。
先輩は。ふいにまた脳内に響いた声に、俺は建物から視線を外して歩き出した。外はもう真っ暗だった。
先輩は、そうやってなんでも一人で決めるけど。あのときだって、俺に何の相談もしてくれなかったけど。
その勝手が、どれだけ周囲の人間に影響を及ぼすのかくらい、分かっても良いと思いますよ。
――あぁ、思い知ってるよ。いろんな意味で。
忘れよう、考えないようにしようと決めた端から頭に思い浮かんで消えてくれない。まるで呪いだといつだったかも思ったことを思い出した。
そして呪いだとするならば、生み出したのは俺の未練で。消えないと言うことは、まだそれが残っていると言うことで。
俺は、確かにあいつが羨ましかった。
けれど、俺はあいつに触れたかったんだろうか。そう言う意味で。本当に。
この寮で一緒に過ごした時間は、結局一年にも満たない。なのに、その一年の間に、俺たちは一体、何をしていたのだろう。
ある意味で、作倉の比ではないことをしていた。もしバレていたら、どうなっていたのだろうと想像してぞっとした。
俺が片足を沈めていたのは、間違いなく、そう言った沼だった。
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