6 / 9
6話
しおりを挟む「っ…あ…やばい、ひいろ一回抜く…」
深くまで刺さっていたものをずるんっと引き抜いた。
「あっ…」
ひいろは少し物足りないような声を上げる。
「っ…うっ…」
白い液体がひいろの腹の上に吐き出される。日向は息を荒くし、そしてハッとし、しまったと小さく呟く。
ワタワタとティッシュでひいろの腹の上に出た白い液体を拭いた。
その際に、シーツに溢れた赤い血にはっとする。ひいろの股からこぼれ落ちたものだ。
「これっ…ご、ごめん!ひいろ痛かったよね⁉︎」
「んっ……」
呆然と横たわっていたひいろはその日向の声に意識を取り戻す。
ハッとし、よろよろと起き上がると慌てて首を横に振った。
「わ、私こそっ…ごめん!シーツ汚しちゃって!ほ、ほんとに血って…出るんだね⁉︎」
「い、いや汚れるとかどうでもっ…ほんとごめん…」
「ううんっ…」
まだどことなくボーッとしたままひいろは座り込む。
「あ……シャワー浴びなきゃ…」
焦点があっていない目でそう呟き、ベッドから降りようとする。
ひいろのその小さな背中を見つめ、無意識のうちに日向は手を伸ばした。
そして後ろから包むように優しく抱きしめた。
「……っあ」
全身が感じやすくなっているようで、ひいろはびくっと身を震わせた。
その様に日向は、自分のものがまた硬くなるのを感じる。
「……ひいろ」
後ろから回した手で彼女の裸の肌に触れる。
つっとその腹を…先ほどまで己のものがかき混ぜていたところを、外側から指で撫でる。
「…もう一回…する?」
ひいろは小さく息をのみ、そして少し間を開け、コクっと頷いた。
やめてくれ、と日向は思った。
そんな姿を見せられたら、我慢できなくなる。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
24
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる