再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~

ある日、私は幼なじみの瑞と再会した。

誰……?

思わずそう言いたくなるくらいに、数年ぶりに出会った瑞は、見違える程の「超絶イケメン」になっていた。

しかも、私のマンションのすぐ近くに住んでいるみたいで……

風邪を引いた私は、偶然、瑞が医師として勤める病院で診察してもらうことになり、胸に当てられた聴診器で、激しく打つ心音を聞かれてしまった。

この気持ちは何?
恋……?
それとも……また別の感情?

自分の気持ちがわからなくて戸惑っているのに、瑞からのアプローチは止まらなくて……

「お前は、そんなやつには似合わない。俺が忘れさせてやる」

彼氏にフラれた私に優しい言葉をかけてくれる瑞。その囁きにどうしようもなく心が動き、甘い一夜を過ごした2人。

でも、私は……
あなたとは釣り合わない、花が好きなただの地味な女。

それに、やっぱり……
瑞は私の幼なじみ。

「一緒に住もう。お前の体調は、俺が毎日管理してやる」

瑞は、そうやって、私の不安な心をどんどん溶かしていく……

大病院の跡取りであるあなたと、花屋に勤める恋愛下手な私。
私達を取り囲む、周りの人達の言動にも惑わされながら……

何の変哲もない毎日が、まるで魔法にかけられたように、急激に動き出す……


小川総合病院 内科医 菅原 瑞 28歳

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「ラ・フルール」花屋店員 斉藤 愛莉 24歳
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