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悲しい恋 〜if もしもの物語〜
⑵ レミィとの出会い [5才]
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レミィに初めて会ったのは、5才の時。
我が家で開かれた、僕の誕生日を祝う為のお茶会だった。
父上の親友であるオースティン公爵が、3人の子供達を連れて、僕の誕生日を祝いに来てくれたのだ。
1番上のジャスティ兄さんは、僕の兄、ライノルド兄上の3つ上。
2番目のレスター兄さんは、ライノルド兄上と同い年。
そして、今回 初めて会うレミリア嬢は僕と同い年だった。
ジャスティ兄さんとレスター兄さんは、今までも時々 ライ兄上に会いに来ていたので、僕も一緒に良く遊んでもらっている。
初めて見た彼女は、ピンクゴールドの髪を 可愛らしくツインテールにして、ピンクの瞳で、じっと僕の顔を見つめていた。
僕と目が会うと、慌てて、恥ずかしそうに
「はじめてお目にかかります。オースティン公爵の娘、レミリア-オースティンと申します。レオナルド様、お誕生日おめでとうございます。本日はおまねきいただきありがとうございます。」
そう言って、可愛らしくカーテシーをしてくれた。
僕は、ひと目で、彼女を好きになった。
そして、同時に、首のアザを隠したくなった。
それなのに、彼女は嫌な顔1つせずに、ニコニコとして、一緒に遊びたいと、僕に言ってくれた。
そして、レミィと呼んで欲しいと、言ってくれた。
僕のアザを見て、
「赤いバラが咲いているみたい。」
今まで、そんな風に言ってくれた人は 1人もいなかった。僕は泣きたくなるほど、嬉しかったんだ。
レミィとずっと一緒にいたい。
強く、強く、そう思った。
それからも、レミィはよく屋敷に遊びに来てくれた。
僕も、レミィの屋敷に遊びに行った。
長い休暇には、両家で別荘を行き来したりもした。
レミィは、兄上達には脇目も振らず、いつだって僕と一緒にいたがったし、僕も、そんなレミィが大好きだった。
それと同時に、どうしてレミィがこんなに僕を慕ってくれるのか、とても不思議だった。
こんな僕を好きだと言ってくれるレミィが信じられなかった。
僕のこのアザは、自分でも嫌になるくらい 醜い物だったし、明るくて可愛いレミィなら、他にいくらでも相手がいるだろう、そう思っていた。
実際、僕は、いろんなヤツに
「お前はレミリア嬢に相応しくない。」と、いつだって、嫌味を言われてきた。
それでも、レミィは ずっと、
「レオ、大好き!」
何度も、何度も、僕を見つめてそう言ってくれた。
レミィに、プレゼントした時。
こけそうになったレミィを、支えてあげた時。
勉強を教えてあげた時。
一緒に いたずらして、叱られた時。
レミィはいつだって
「レオが、一番好き!」そう言って、僕が一番欲しい言葉をくれた。
レミィがいれば、他に何もいらない。
僕は、父上に レミィを
「僕のお嫁さんにしたい。」と、言った。
父上は、僕の頭を撫でて
「そうか、10才になっても、お前達の気持ちが、変わらなければ、アーサーに打診してみようか?」そう言ってくれた。
僕の気持は、きっと、ずっと変わらない。
だから、どうか、レミィの気持ちも変わりませんように。
僕は、神様にお願いした。
「レミィ、大好きだよ。」
ベッドの中で、レミィを思いながら、眠りについた。
我が家で開かれた、僕の誕生日を祝う為のお茶会だった。
父上の親友であるオースティン公爵が、3人の子供達を連れて、僕の誕生日を祝いに来てくれたのだ。
1番上のジャスティ兄さんは、僕の兄、ライノルド兄上の3つ上。
2番目のレスター兄さんは、ライノルド兄上と同い年。
そして、今回 初めて会うレミリア嬢は僕と同い年だった。
ジャスティ兄さんとレスター兄さんは、今までも時々 ライ兄上に会いに来ていたので、僕も一緒に良く遊んでもらっている。
初めて見た彼女は、ピンクゴールドの髪を 可愛らしくツインテールにして、ピンクの瞳で、じっと僕の顔を見つめていた。
僕と目が会うと、慌てて、恥ずかしそうに
「はじめてお目にかかります。オースティン公爵の娘、レミリア-オースティンと申します。レオナルド様、お誕生日おめでとうございます。本日はおまねきいただきありがとうございます。」
そう言って、可愛らしくカーテシーをしてくれた。
僕は、ひと目で、彼女を好きになった。
そして、同時に、首のアザを隠したくなった。
それなのに、彼女は嫌な顔1つせずに、ニコニコとして、一緒に遊びたいと、僕に言ってくれた。
そして、レミィと呼んで欲しいと、言ってくれた。
僕のアザを見て、
「赤いバラが咲いているみたい。」
今まで、そんな風に言ってくれた人は 1人もいなかった。僕は泣きたくなるほど、嬉しかったんだ。
レミィとずっと一緒にいたい。
強く、強く、そう思った。
それからも、レミィはよく屋敷に遊びに来てくれた。
僕も、レミィの屋敷に遊びに行った。
長い休暇には、両家で別荘を行き来したりもした。
レミィは、兄上達には脇目も振らず、いつだって僕と一緒にいたがったし、僕も、そんなレミィが大好きだった。
それと同時に、どうしてレミィがこんなに僕を慕ってくれるのか、とても不思議だった。
こんな僕を好きだと言ってくれるレミィが信じられなかった。
僕のこのアザは、自分でも嫌になるくらい 醜い物だったし、明るくて可愛いレミィなら、他にいくらでも相手がいるだろう、そう思っていた。
実際、僕は、いろんなヤツに
「お前はレミリア嬢に相応しくない。」と、いつだって、嫌味を言われてきた。
それでも、レミィは ずっと、
「レオ、大好き!」
何度も、何度も、僕を見つめてそう言ってくれた。
レミィに、プレゼントした時。
こけそうになったレミィを、支えてあげた時。
勉強を教えてあげた時。
一緒に いたずらして、叱られた時。
レミィはいつだって
「レオが、一番好き!」そう言って、僕が一番欲しい言葉をくれた。
レミィがいれば、他に何もいらない。
僕は、父上に レミィを
「僕のお嫁さんにしたい。」と、言った。
父上は、僕の頭を撫でて
「そうか、10才になっても、お前達の気持ちが、変わらなければ、アーサーに打診してみようか?」そう言ってくれた。
僕の気持は、きっと、ずっと変わらない。
だから、どうか、レミィの気持ちも変わりませんように。
僕は、神様にお願いした。
「レミィ、大好きだよ。」
ベッドの中で、レミィを思いながら、眠りについた。
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