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悲しい恋 〜if こぼれ話〜
② かまってちゃん
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「お母様、次、これ読んで!」
「ぼく、こっちがいい。」
「ぼくも、おかあさま。」
子供達が 次々とお気に入りの絵本を持ってきて、読んでくれと私にねだる。
「ハイ ハイ、わかったから、順番に読みましょうね。ユウリ、カイリ、アンリ、みんな ちゃんとお座りしましょうね。」
ソファーの周りに3人の子供達が目をキラキラさせて、私が絵本を読むのを聞いている。
なんて、可愛いのかしら
レオそっくりの3人に癒やされる。
そこに、書斎で仕事をしていたはずのレオがやって来て、末っ子アンリを抱き上げ、自分の膝の上に乗せ、私の隣にピッタリと寄り添うように座った。
「レオ、お疲れ様。仕事はもういいの?」
「ああ、少し休憩だ。」
そう言いながら、私のこめかみにキスをする。
「お母様、続きは?」
「おかあさま、はやく。」
「おかあさま、続き。」
「ハイハイ」
子供達にねだられて、続きを読む。
レオが、私の腰に手を回してきた。
子供達は、私の読む絵本に夢中だ。
レオが、私の髪を一房取って、いじりだす。
「レオ、くすぐったいわ。」
「気にしないで、続けて。」
気にしないなんて、ムリ!
「おかあさま、はやく~」
子供達に、続きをせがまれる。
今度は、私の肩にもたれて、首筋に顔を埋めてくる。
そして、スンスンと、匂いを嗅がれる。
「もう!レオ!」
もう、絵本どころでは無くなってきた。
「ローラ、子供達を·····」
レオが、メイドのローラを呼ぶ。
「はい、旦那様。さぁさぁ、坊ちゃま方、食堂においしいおやつがありますよ。」
「わーい、おやつ!!」
「さぁ、ローラと一緒に参りましょう。」
そう言って、ローラはヒョイと、レオからアンリを受け取り、ユウリとカイリ、2人のお兄ちゃん達を連れて、食堂へ行ってしまった。
ローラが、子供達を連れて部屋を出た途端、レオが私の膝を枕にして、ソファーに寝そべる。
「もう、しょうが無い旦那様ですね。」
「一生懸命 働いている僕にも、癒やしが必要だと思うんだ。」
しょうが無いなぁと、クスクス笑いながら、レオの額にかかる前髪をはらい、その額に、愛を込めてキスをする。
「レミィ」
とろける笑顔を、私に向けたかと思うと、私の頭を引き寄せ、私の唇を奪う。
今日も、私は、愛しい愛しい旦那様に、トロトロに溶かされるのでした。
「ぼく、こっちがいい。」
「ぼくも、おかあさま。」
子供達が 次々とお気に入りの絵本を持ってきて、読んでくれと私にねだる。
「ハイ ハイ、わかったから、順番に読みましょうね。ユウリ、カイリ、アンリ、みんな ちゃんとお座りしましょうね。」
ソファーの周りに3人の子供達が目をキラキラさせて、私が絵本を読むのを聞いている。
なんて、可愛いのかしら
レオそっくりの3人に癒やされる。
そこに、書斎で仕事をしていたはずのレオがやって来て、末っ子アンリを抱き上げ、自分の膝の上に乗せ、私の隣にピッタリと寄り添うように座った。
「レオ、お疲れ様。仕事はもういいの?」
「ああ、少し休憩だ。」
そう言いながら、私のこめかみにキスをする。
「お母様、続きは?」
「おかあさま、はやく。」
「おかあさま、続き。」
「ハイハイ」
子供達にねだられて、続きを読む。
レオが、私の腰に手を回してきた。
子供達は、私の読む絵本に夢中だ。
レオが、私の髪を一房取って、いじりだす。
「レオ、くすぐったいわ。」
「気にしないで、続けて。」
気にしないなんて、ムリ!
「おかあさま、はやく~」
子供達に、続きをせがまれる。
今度は、私の肩にもたれて、首筋に顔を埋めてくる。
そして、スンスンと、匂いを嗅がれる。
「もう!レオ!」
もう、絵本どころでは無くなってきた。
「ローラ、子供達を·····」
レオが、メイドのローラを呼ぶ。
「はい、旦那様。さぁさぁ、坊ちゃま方、食堂においしいおやつがありますよ。」
「わーい、おやつ!!」
「さぁ、ローラと一緒に参りましょう。」
そう言って、ローラはヒョイと、レオからアンリを受け取り、ユウリとカイリ、2人のお兄ちゃん達を連れて、食堂へ行ってしまった。
ローラが、子供達を連れて部屋を出た途端、レオが私の膝を枕にして、ソファーに寝そべる。
「もう、しょうが無い旦那様ですね。」
「一生懸命 働いている僕にも、癒やしが必要だと思うんだ。」
しょうが無いなぁと、クスクス笑いながら、レオの額にかかる前髪をはらい、その額に、愛を込めてキスをする。
「レミィ」
とろける笑顔を、私に向けたかと思うと、私の頭を引き寄せ、私の唇を奪う。
今日も、私は、愛しい愛しい旦那様に、トロトロに溶かされるのでした。
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