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プロポーズ-7
しおりを挟む【リオネル】
遠乗りから戻り、シルビアを離宮に送り届けた私は、すぐに王に会いたいと謁見の申し込みをした。勿論シルビアとの結婚を申し入れる為だ。
王から明日の午前中に執務室で会おうという返事が来た。
その日私は寝台に入ってからも子供のように気が高ぶってなかなか眠れなかった。
翌朝、軽い朝食を済ませて仕度を整え、王の執務室に向かった。執務室には王と王太子が待っていた。
「シルビア王女を妃に迎えたい。」
王の執務室で私はハッキリと、王に伝えた。
王は考え込む様に目を瞑っていたが、目を開けた時には決意のこもった瞳を私に向け、
「シルビアをよろしく頼みます。」
と、結婚の許可を出してくれた。
私は王に
「私が帰る時にシルビアを一緒に連れて帰りたい。」
と、願ったが、さすがにそれはすぐには許してくれなかった。
結婚の準備や他にもシルビアはまだ学生だからと、婚姻はシルビアが学園を卒業してからと言われたが、私はそれまで待てないと王に訴えた。
悪評に晒されるシルビアをこの国に1人残しては帰りたくなかった。
それを王に訴えると、王太子のアリステア殿が私の味方をしてくれた。
「父上、シルビアはこの国でずっと辛い目に遭い、それに耐えて生きてきました。私達はあの子を助けてやる事が出来なかった。リオネル殿下がここまで言って下さるのです。準備も何もかも間に合わないとは思いますが、そんなものは後からでも何とでもなるでしょう。シルビアの事はリオネル殿下にお任せしてはどうでしょう。」
「しかし…」
「必ずシルビア王女を大切にします。一生をかけて彼女を幸せにするとお約束します。」
私は真摯に王に向かって宣言した。
「ふーーーわかりました。」
大きな息を1つついて、王が許可してくれた。
2週間後私はシルビアを連れて国に帰る事が決まった。
急いで帰国の準備が進められていく。
1週間後の夜会で、シルビアと私の婚約が発表される事も決まった。
帰国までにシルビアの留学の準備、出国の準備、婚約発表の準備、王族への発表、やる事が目白押しだが、アスランに頼んで妃を連れて帰ると連絡したら皆んな大喜びだったようだ。
アスランがトンボ返りで帰ってきて、随分疲れていた。
申し訳ない。
たっぷりと良い肉をやるようにアンドレに言っておいた。
慌ただしく準備を進めている間に暇を見つけては離宮のシルビアを訪ねた。
シルビアも準備に忙しく、学園は休学している。
今日も暇を見つけてシルビアを訪ねて来た。
「慌ただしくてすまない。本当はもっとゆっくりと準備を進めるものだがどうしても君を一緒に国に連れて帰りたくて陛下にも無理を言ってしまった。」
「いえ、私もリオネル様と一緒にいられるのは嬉しいですから。」
なんて可愛いんだ。
ほんのりと頬を染めて嬉しそうに言う彼女はまるで妖精のように可愛らしい。
私の天使!
「一生君を大切にすると誓うよ。」
そうシルビアの手を取って宣言すると、シルビアは花がほころぶように嬉しそうに笑い、
「私もリオネル様を大切にいたします。」
そう返してくれた。
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