元最強スケバンOLとショタ神様見習い

裏おきな

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1章

第4話

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「ミコ様武器はどうしますか!」

「う~んよく分からないな?私武器とかあまり使わなかったからなぁ……使ったと言えば金属バット。木刀、メリケン、警棒か?基本殴るか蹴るかだったしな?」

「そうですねそれじゃあ、ショートソードと鉄の篭手が良いですね。今の資金だとこの位しか買えませんもう少し貯まったら良い武器を買いましょう。」

テオが勧めてくれた武器を買いショートソード?とか言うのを腰にベルトと一緒に付けて、剣道の小手みたいなグローブのような物を手にはめた。

「おお!いいなこの鉄のグローブ!これで殴ったら最高だな!早く殴ってみたいな!」

「ミコ様グローブではなくて篭手と言うものです。攻撃にも使えてある程度なら防御にも使えます。それと今履いているパンプスもそれなりに攻撃力もありますので大丈夫だと思います。」

「なるほどねーん?今の資金だとってもうお金無いのか?昨日稼いだのに?」

「そうですね。宿代、食事代飲み代と今買った武器代で、今夜の宿代しかありませんよ。」

「なんだと!それじゃ、テオの服が買えないじゃないか!」

「僕はこのままのロープで十分ですよ?本来なら杖でも欲しいですけど、無くても魔法は使えますし、この辺のモンスターなら大丈夫ですね?」

「違う!そうじゃない私はテオの半ズボンが見たいんだ!」

「え?半ズボン……何故ですか?」

「何故?それはショタと言えば半ズボンだろ!」

「……よく分かりませんが何か嫌です!」

「テオ何でだよ!私はテオの可愛い姿が見たいだけ何だよ!」

「嫌です!何故かミコ様の顔が怖いので!……と、そう言う訳で冒険者ギルドに行きますよ!クエストを受けてお金を稼がないと明日から生活が出来ませんよ!」

「はい………」


私は楽しみにしていたテオの姿が見れない事にうちひしがれながら、テオに引っ張られギルドに向かって歩いていた。そしてギルドに着き壁に貼ってある紙を何枚かテオが持ってきて、そのまま受け付けに持ってきた。

「これお願いします。」

「はい!クエストですね!あっ!お姉様!今からクエストですか?………どうなさったのですか?元気が無いようですが?どこか具合でも悪いんですか?」

私が落ち込んでいたら昨日見た受付の女の子が私を心配そうに見てきた。うんこの子も小さくて可愛いな、身長が150あるか無いかで見た目中学生位で茶パツでショートで頭の上に尖ってる髪の毛が2つん?動いてるな?……私は手を伸ばし彼女の頭の尖ってる物を掴んでみた。

「あん、駄目ですお姉様……私耳は弱いのですぅ……でも嬉しいです!」

「耳!これは耳これは耳なのか!……おお!コリコリでフワフワん~ん気持ちいいなこの感触は!」

「あん、あ、あ~ん……だぁ、だめ~!」

ビシっ!

「イタっ!」

「何をしてるんですかこんな所で!みんな見てますよ!それに彼女が大変な事になってます!」

「え?私何かマズい事した?ただ私はこれが耳と言うから触ってみただけだぞ!」

私はテオにそう言いながら彼女の方を見ると

「ああ!お姉様もっと!……良いですそこ良いです!」

と、何か大変な事になっていた!するとそれを見ていた男達は一斉に個室の入り口に走って行った。

「どけ!邪魔だ俺が先だ!」

「うるせい!俺だよ!」

「ムリだもう!俺は我慢出来ない!」

「うわぁやめろー我慢するんだ!」

なんだ?あの男達は?

「ミコ様どうするんですかこの状況?」

「ん……何をどうするのか分からないがとりあえず!彼女は何者なんだ?あれは犬の耳なのか?」

「はぁ~まぁ仕方ないですね、あの方達は放置しましょう。それとですね彼女は獣人族ですちなみに獣人とは人間とのハーフみたいな人達です。おそらく彼女は犬の獣人ですね。」

「へーそうなんだ?昨日は分からなかったけど、確かによく見ると他にも居るな!」

私はギルドに居る冒険者や職員を見渡してみると、狐の女とかクマのような男とかもいた。

「もしかして?昨日私がぶっ飛ばした豚は?豚とのハーフなのか?」

「ププ!違いますよお姉様!」

「誰が豚とのハーフだ!俺はれっきとした人間だ!」

「お姉様!危ない!」

私は彼女の声で危険を察知して振り向くと、昨日の豚が私に斧を振り下ろしていた、それを素早く後方にジャンプして避けた斧はギルドの床の石を砕いた。

ドガン

「つ!危ないだろ豚が!」

「俺は豚じゃ無い!って言ってんだろ!」

ドガン!

1撃目をかわすと2撃目も後方にジャンプして避けた。

「ほう!良く避けたな!」

「おい!豚なんの真似だ?」

「貴様に恥をかかされたお礼に殺してやろうとしただけだ!」

「そうか!本当に死にたいらしいな豚!」

「おい!女お前の名前はなんだ!お前の墓場に刻むのに聞いておいてやる!」

「ああ自分が殺される相手だ冥土の土産に教えてやるよ!私の名前は美子!荻野美子だ!」

「そうかミコかぁちゃんと墓場に刻んでやるよ!」

「じゃあ私は豚を肉屋に降ろしてやるよ!まぁアンタみたいな豚は買い取ってもらえないだろうから家畜の餌にでもなりな!」

「てめー!」

奴が怒りにまかせて斧を振り回し私に攻撃を仕掛けてくるが、私はそれを難なく見切って避けていたが、私こんなに凄くなっていたのか?確かに昔も喧嘩に負けた事無いけど攻撃は私にも当たっていたのに、だけど今は相手の動きや斧の攻撃軌道まで見えているから避けるのが簡単だ!これがテオの言っていた基礎能力を上げたって事なんだなそれなら。

「ハァハァ……へっ避けるのが精一杯みたいだな!次の攻撃でお前に当てて殺してやるよ!」

「そうかい?じゃあ次の攻撃は避けないでいてやるよ!但しそれで私を殺せなかったらあんたには死んでもらうからな!」

「なめくさりやがって!覚悟しな!」

「きゃーお姉様!よけてー!」

豚は渾身の力を込めて上段から斧を振り下ろして来た。私はそれを左手を上げて軽く掴み動きを止めた。

「な!馬鹿な!俺の渾身の1撃を片手で止めただとふざけるな!」

「ああふざけちゃあ無いよ!単にあんたの攻撃では私を殺す事が出来なかったって事さ!じゃあ約束通りにあんたには死んで貰うからな!」

「うわぁやめろ!やめてくれー」

私は掴んでる斧事豚を持ち上げた、そしてそのまま地面に叩きつけてから持ち上げそのまま回し蹴りをして、入り口の方にぶっ飛ばした!すると奴はまだ意識があり尻餅の状態から起き上がろうとしていた。

「忘れもんだよ!受け取りな!」

私は掴んでいた斧を奴に放り投げ、クルクルと回転させながら奴の目の前に刺さった!

「うわぁ!」

「ちっ!外したか!」

私はぶっ飛ばした奴の元に歩み寄ると

「ひぃえー勘弁して下さい!ここ殺さないで!お願いします!」

「ちっ!おい!豚!もう二度と私達の前に現れんじゃ無いよ!もし見かけたら今度こそ殺してやるからな!覚悟しろな!……とっとと失せな!」

「はっ!はい~!」


「ミコ様!お怪我は無いのですか!」

「ああテオあのくらい大丈夫だ!心配無いよ!」

「もう心配かけないで下さいよ!それにむちゃしないで下さい!いくら基礎能力を上げたと言っても限度がありますから!」

「ああ悪かったもうむちゃはしないよ!テオが半ズボンを履いてくれればな!」

「な、それはずるいですよ!」

「いいのかじゃあ私はまたむちゃをするぞ!」

「…………分かりました!履きますよ!履けば良いんでしょ!」

「ホントかぁ!じゃあ今すぐ買いに行こうさぁ行こう!」

「駄目です!お金無いと言ったはずです!まず今日のクエストを達成して報酬をもらってからです」

「分かった!じゃあ早くクエストに行くぞ!」

「ハイハイ!まずは受付を済ませてからです!」


「おい!見たかよさっきのあの子あの一撃を片手で止めたぞ!信じられねぇー!」

「おお確かに凄かったな!」

「へ~面白そうな奴が現れたね!あたいも奴とやってみたいね!」

「なんだ?シルビーお前あの子とやるつもりなのか!そいつは面白いな!」


と、二階の酒場でこんな会話がされている事を知らない私は、テオの半ズボン姿が早く見たい欲望に溢れていた!


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お読み下さりありがとうございます。

感想。誤字脱字などよろしくお願いします。
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