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第二章 清一郎の決断
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和田島と別れてからも何となく帰ることもできずに、清一郎は郷のある小高い山を見つめていた。
それから今暮らしている町に視線を移して、置いてきてしまったものと、ここにあるものに思いを巡らせる。
沖は……郷の外は人はいないと教えられて清一郎は育った。
だが、この町にいるのは清一郎と同じ人間だ。
清一郎と喜びを共にする港の男がいて、トキ子の死に涙した源吉もいる。清一郎を恨む少年もいて、優しい言葉をかけてくれる弥七や勝の父だっている。
そうして紡がれる日常は郷のものとなんら変わりはない。
そして、勝はこの町で愛されて育ってきた。勝自身は複雑そうな顔をするが、町の末子として慈しまれ、親だけでなくここに生きる人の愛で育ってきたのだと感じる。
町の人の真っ直ぐな思いが勝のまなざしのようで、清一郎はこの数週間で沖の町も好きになった。
日が傾き、いくらか暑さが和らいだ淡い色彩の町を見つめ、清一郎はこの町に来てからのことや、この町で生きる……勝を愛する人々について考える。
立ち上がった清一郎は、迷いなく家路を進んでいった。
夕暮れまでまだ時間があり、港には男たちの怒号と、田畑には女の笑い声が溢れている。
「源吉じい。ただいま。」
「おう。早かったのう。」
玄関をくぐって居間に入った清一郎は、半日分の給金を源吉に手渡した。
この時間に帰ってくるには少ない量だったにも関わらず、源吉は何も気づいていない様子でいつものように引き出しに仕舞う。
窓には夕焼けが見えるような時間で、源吉が今日清一郎の身に起きた出来事がどれほど見えているか分からないまま居間に腰掛けた。
「源吉じい……。」
「決めたんじゃな。」
清一郎の決意だけは悟ったのだろう。源吉もゆっくりと腰を下ろして清一郎を見つめた。
その瞳が少し揺れている気がしたのは清一郎の気の所為だろうか。
「俺ァ、海軍に志願する。」
「何でじゃ。」
これまでに聞いたことがないほど鋭い声に清一郎は驚く。
だが、その瞳がいつものように優しいものだとわかると、落ち着いて夜の暗闇や真昼の海岸で考えたことを思い出す。
「この町を、丸ごと全部勝に残したいんじゃ。」
それが清一郎の死んでも成すべきことで、生きて成したいことだ。
夏の日差しに陽炎が揺れる往来を、むせるほどの磯の香りがする海岸を、緑があふれる田んぼを、そしてそこで優しい営みを繰り返す人々の心さえ、何一つこぼさずに勝に残す――清一郎はそれだけを胸にあの山を降りてきた。
「郷から出た日もそうだったんじゃ。勝を元の生活に返したかった。……ここにはそれを支えるもんがある。だから全部残したい。」
「そらァ来年の徴兵検査を待ってもできるじゃろ。」
「遅いんじゃ。俺ァ厄介者だ。どうしたって、郷のことがついて回る。そうすると、何で連れてきたんじゃ言う者もおる。」
なぜ勝の父がこの町に清一郎を置くのかと言った人間がいるように、どこかで清一郎を拾ってきた勝を疑問に思う人だっている。
「勝に向いた気持ちも一つも変えさせたくない。海軍の軍人さんはすごいって弥七さんが言うとった。俺がそういうもんになれば、勝の厄介にならんはずじゃ。」
「けど、おめえの人生はどうなる。この先坊主がいねえ人生になるかもしれんぞ。」
「……俺ァ、それでもこの町で生きたい。帰ってきて、勝や源吉じいだけじゃない。勝の父ちゃんとか、港のみんなの役に立ちたい。」
生きて帰ってくることができたなら、自分を大事にしてくれる人と、勝を育てたこの町の役に立つ人間でありたいと清一郎は願った。
もちろん、この町にいればいつか家族と手紙くらいはやり取りできるようになるかもしれないという期待もある。
「海軍は最新鋭の設備っちゅうを使っとるらしい。帰ってきたときにそういうもんが使えるとええって、軍人さんも言っとった。」
日本はどんどん近代化すると和田島は清一郎に教えた。そしてその最先端を行くのが海軍の技術であると。
――「平和な時代には技術が必要だ。それがあればどこでも生きていける。」
そう自信満々に和田島が言っていたのを反芻しながら、清一郎は源吉に素直な気持ちを伝えた。
命尽きるとしても勝に元の生活を残したくて、帰ることができたならこの町の一人になりたい――。
それが清一郎の決意だった。
「……おめえが帰るまで、ワシは生きてるかわからんぞ。」
「生きててくれんか。それが叶わんなら、骨を少しだけ残してくれ。きっと俺が海に還す。」
この老人はトキ子を迎えに行き、弔うことで成すべきを成し終えている。
清一郎とて無理に生きながらえてくれとは言えないが、郷の人間が皆そうなるように、郷の人間として海に還してやりたいと、清一郎は思った。
「そん時はよぉ、トキ子も頼む。」
両親のもとへ行くときでさえ、源吉はトキ子とともにあることを願うのかと、その思いの深さに清一郎は喉を震わせたが、思いが溢れるのを抑えるようにうつむく。
「……もちろんじゃ。」
清一郎に源吉の表情は見えない。清一郎の決断に怒っているのか、困っているのか、はかることも難しい。
ただ、源吉が恋をしていることは清一郎にもわかった。
共に添い遂げたい気持ちを恋と言うのだと、いつか勝は言っていた。
どこまでもトキ子と歩むことを願う源吉の気持ちがそうなのだと、清一郎は感じずにはいられない。
夕闇の中で清一郎も源吉も電気をつけることも憚られ、優しい沈黙を共にした。
しばらくそうしてから、やがて源吉がゆっくり立ち上がり小さな豆電球をつける。
そこにぼうっと浮かんだ老人の瞳の温度は、どこか清一郎を見つめる両親に似たものがあるように感じた。
そこからの日々は目まぐるしく、清一郎は心身とも悲鳴をあげるような日々を過ごした。
清一郎は知らなかったのだが、海軍の志願兵になるには読み書き計算ができなければいけないらしい。
小学校三年生の教科書を半分も終えていない清一郎には読み書きはもちろん、計算に至ってはほとんどできない。買い物のために足し算を源吉に教えてもらった程度だ。
もちろん仕事は休まずに行き、終わったら源吉に教えてもらいながら試験のために勉強する日が続く。
弥七や他の男たちも清一郎が海軍に志願すると聞き驚いていたが応援してくれた。
試験の三日前にまだ六年生の教科書を開いたばかりだと聞いた男たちは、清一郎に休んで勉強するよう強く言って強引に帰らせる。
その上一番体格のいい男に押されながらおずおずと港をあとにした清一郎のために、各家庭少ない食料を少しずつ集めてくれた。
「すみません。仕事休んでる上にこんな……。卵まで……。」
「いいってことよ。ウチの母ちゃんがどうしても持ってけってきかないんじゃ。」
代表して集めた食料を持ってきた弥七は恐縮するばかりの清一郎に、持ってきたものを強引に渡してそう話してくれた。
値段だけで言えば卵は高級品ではないが、なにせいつ手に入るか分からない。清一郎も働いていてもほとんど買えたことはないほどだ。
そんな貴重なものを分けてもらうのはとても申し訳ないことのように思える。
「不合格じゃったら、波多野さんに言うてしばらく給金半分にしてもらおうかのう。」
「そ、そらぁ困ります!」
そうやって軽口を言い合えるようになったことを清一郎は不思議に思った。
少し前まで一人ぼっちのように感じていたが、こうして心遣いが形になって渡されると、少しだけ孤独ではないのだと胸の奥が柔らかくなる心地がする。
卵はその日の夕飯に源吉と粥にして食べた。
それから今暮らしている町に視線を移して、置いてきてしまったものと、ここにあるものに思いを巡らせる。
沖は……郷の外は人はいないと教えられて清一郎は育った。
だが、この町にいるのは清一郎と同じ人間だ。
清一郎と喜びを共にする港の男がいて、トキ子の死に涙した源吉もいる。清一郎を恨む少年もいて、優しい言葉をかけてくれる弥七や勝の父だっている。
そうして紡がれる日常は郷のものとなんら変わりはない。
そして、勝はこの町で愛されて育ってきた。勝自身は複雑そうな顔をするが、町の末子として慈しまれ、親だけでなくここに生きる人の愛で育ってきたのだと感じる。
町の人の真っ直ぐな思いが勝のまなざしのようで、清一郎はこの数週間で沖の町も好きになった。
日が傾き、いくらか暑さが和らいだ淡い色彩の町を見つめ、清一郎はこの町に来てからのことや、この町で生きる……勝を愛する人々について考える。
立ち上がった清一郎は、迷いなく家路を進んでいった。
夕暮れまでまだ時間があり、港には男たちの怒号と、田畑には女の笑い声が溢れている。
「源吉じい。ただいま。」
「おう。早かったのう。」
玄関をくぐって居間に入った清一郎は、半日分の給金を源吉に手渡した。
この時間に帰ってくるには少ない量だったにも関わらず、源吉は何も気づいていない様子でいつものように引き出しに仕舞う。
窓には夕焼けが見えるような時間で、源吉が今日清一郎の身に起きた出来事がどれほど見えているか分からないまま居間に腰掛けた。
「源吉じい……。」
「決めたんじゃな。」
清一郎の決意だけは悟ったのだろう。源吉もゆっくりと腰を下ろして清一郎を見つめた。
その瞳が少し揺れている気がしたのは清一郎の気の所為だろうか。
「俺ァ、海軍に志願する。」
「何でじゃ。」
これまでに聞いたことがないほど鋭い声に清一郎は驚く。
だが、その瞳がいつものように優しいものだとわかると、落ち着いて夜の暗闇や真昼の海岸で考えたことを思い出す。
「この町を、丸ごと全部勝に残したいんじゃ。」
それが清一郎の死んでも成すべきことで、生きて成したいことだ。
夏の日差しに陽炎が揺れる往来を、むせるほどの磯の香りがする海岸を、緑があふれる田んぼを、そしてそこで優しい営みを繰り返す人々の心さえ、何一つこぼさずに勝に残す――清一郎はそれだけを胸にあの山を降りてきた。
「郷から出た日もそうだったんじゃ。勝を元の生活に返したかった。……ここにはそれを支えるもんがある。だから全部残したい。」
「そらァ来年の徴兵検査を待ってもできるじゃろ。」
「遅いんじゃ。俺ァ厄介者だ。どうしたって、郷のことがついて回る。そうすると、何で連れてきたんじゃ言う者もおる。」
なぜ勝の父がこの町に清一郎を置くのかと言った人間がいるように、どこかで清一郎を拾ってきた勝を疑問に思う人だっている。
「勝に向いた気持ちも一つも変えさせたくない。海軍の軍人さんはすごいって弥七さんが言うとった。俺がそういうもんになれば、勝の厄介にならんはずじゃ。」
「けど、おめえの人生はどうなる。この先坊主がいねえ人生になるかもしれんぞ。」
「……俺ァ、それでもこの町で生きたい。帰ってきて、勝や源吉じいだけじゃない。勝の父ちゃんとか、港のみんなの役に立ちたい。」
生きて帰ってくることができたなら、自分を大事にしてくれる人と、勝を育てたこの町の役に立つ人間でありたいと清一郎は願った。
もちろん、この町にいればいつか家族と手紙くらいはやり取りできるようになるかもしれないという期待もある。
「海軍は最新鋭の設備っちゅうを使っとるらしい。帰ってきたときにそういうもんが使えるとええって、軍人さんも言っとった。」
日本はどんどん近代化すると和田島は清一郎に教えた。そしてその最先端を行くのが海軍の技術であると。
――「平和な時代には技術が必要だ。それがあればどこでも生きていける。」
そう自信満々に和田島が言っていたのを反芻しながら、清一郎は源吉に素直な気持ちを伝えた。
命尽きるとしても勝に元の生活を残したくて、帰ることができたならこの町の一人になりたい――。
それが清一郎の決意だった。
「……おめえが帰るまで、ワシは生きてるかわからんぞ。」
「生きててくれんか。それが叶わんなら、骨を少しだけ残してくれ。きっと俺が海に還す。」
この老人はトキ子を迎えに行き、弔うことで成すべきを成し終えている。
清一郎とて無理に生きながらえてくれとは言えないが、郷の人間が皆そうなるように、郷の人間として海に還してやりたいと、清一郎は思った。
「そん時はよぉ、トキ子も頼む。」
両親のもとへ行くときでさえ、源吉はトキ子とともにあることを願うのかと、その思いの深さに清一郎は喉を震わせたが、思いが溢れるのを抑えるようにうつむく。
「……もちろんじゃ。」
清一郎に源吉の表情は見えない。清一郎の決断に怒っているのか、困っているのか、はかることも難しい。
ただ、源吉が恋をしていることは清一郎にもわかった。
共に添い遂げたい気持ちを恋と言うのだと、いつか勝は言っていた。
どこまでもトキ子と歩むことを願う源吉の気持ちがそうなのだと、清一郎は感じずにはいられない。
夕闇の中で清一郎も源吉も電気をつけることも憚られ、優しい沈黙を共にした。
しばらくそうしてから、やがて源吉がゆっくり立ち上がり小さな豆電球をつける。
そこにぼうっと浮かんだ老人の瞳の温度は、どこか清一郎を見つめる両親に似たものがあるように感じた。
そこからの日々は目まぐるしく、清一郎は心身とも悲鳴をあげるような日々を過ごした。
清一郎は知らなかったのだが、海軍の志願兵になるには読み書き計算ができなければいけないらしい。
小学校三年生の教科書を半分も終えていない清一郎には読み書きはもちろん、計算に至ってはほとんどできない。買い物のために足し算を源吉に教えてもらった程度だ。
もちろん仕事は休まずに行き、終わったら源吉に教えてもらいながら試験のために勉強する日が続く。
弥七や他の男たちも清一郎が海軍に志願すると聞き驚いていたが応援してくれた。
試験の三日前にまだ六年生の教科書を開いたばかりだと聞いた男たちは、清一郎に休んで勉強するよう強く言って強引に帰らせる。
その上一番体格のいい男に押されながらおずおずと港をあとにした清一郎のために、各家庭少ない食料を少しずつ集めてくれた。
「すみません。仕事休んでる上にこんな……。卵まで……。」
「いいってことよ。ウチの母ちゃんがどうしても持ってけってきかないんじゃ。」
代表して集めた食料を持ってきた弥七は恐縮するばかりの清一郎に、持ってきたものを強引に渡してそう話してくれた。
値段だけで言えば卵は高級品ではないが、なにせいつ手に入るか分からない。清一郎も働いていてもほとんど買えたことはないほどだ。
そんな貴重なものを分けてもらうのはとても申し訳ないことのように思える。
「不合格じゃったら、波多野さんに言うてしばらく給金半分にしてもらおうかのう。」
「そ、そらぁ困ります!」
そうやって軽口を言い合えるようになったことを清一郎は不思議に思った。
少し前まで一人ぼっちのように感じていたが、こうして心遣いが形になって渡されると、少しだけ孤独ではないのだと胸の奥が柔らかくなる心地がする。
卵はその日の夕飯に源吉と粥にして食べた。
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