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第四章 終戦
39《勝視点》
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荻沼が運転する車には当然のように釘宮が乗っていた。
自分でそう助言したように、漢族の金持ちが着るような裾の長い服を身に纏い悠然と後部座席に腰を下ろしている。
勝が扉を開いても声を発することはなかったが、その視線だけで勝に乗れと命令しているように感じられて、勝も慌ててそれに従うように車に滑り込んだ。
「中尉殿、どちらに向かっているのですか?」
「……港だ。これから内地に帰る。」
当然のようにそう話す釘宮の瞳が未だ僅かに揺れていることに勝も気づいたが、あえてそれには触れなかった。
傍若無人な華族のように振る舞う釘宮は、実は内に入れた人間には甘い一面があることは勝も清一郎の手紙の件から気づいている。
自分の部下にはそれなりに傾ける情があるのだろう。
だが、釘宮の心情とこの状況とは反しているようにも感じられ、勝は声をあげずにはいられなかった。
「帰ることができるのですか?……先ほどは、我々を救えないと。」
「全員は難しいと言った。小さな船を一隻、動かせる人間ごと買った。だが、私の使用人と金糸雀たち……そしてお前。船に乗れるのはそれくらいのものだ。」
生きることを第一に、日本人を救うのはそれからだと考えて官舎を出た勝だったが、いざ釘宮の慈悲の手が差し伸べられた今、心臓の音が車内に響き渡っているのではと考えるほど動揺していた。
「ですが……それでは……市民を救わず逃げることなど……。」
「軍人として恥かい?言っておくがそんな矜持、私は初めから持ち合わせていないよ。」
勝が……あるいは軍にいる男たちが大事にしてきたものを釘宮は鼻で笑って一蹴する。
釘宮という人を多少知っていたので、顔を出した怒りに身を任せることはなかったが、それでも口を開けば不敬で問題になりそうなことを言いそうな心持ちではあった。
勝の気持ちに気づいているのかいないのか、釘宮は少し遠くを見つめてから視線を伏せる。
「……お前は死体に触れたことがあるか?冷たく、硬い骸に。」
少し空いた間が釘宮の感情のように勝には思えたが、それが苦しみなのか悲しみなのかは読み取れなかった。
「いえ……。」
勝の祖母は物心がつく前に亡くなっているし、祖父は何とかまだ健在だと父からの手紙にもあった。
町で何度も葬式に参列はしてきたが、身体に触れさせてもらえるほど親しい人間の死は未だ経験のないことだ。
「祖父の亡骸に触れたとき、父は私にこういうものになれと命令しているのかと驚いたよ。何も感じることもできず、考えることもできない。死んだ後に残る名誉も高々数ヶ月。それを過ぎれば皆私を忘れる。そういう都合の良いゴミになれと言っているのか、と。」
肌で触れた死は勝が今感じているように、ただ悲しいだけのものらしい。
今や誰もペリリュー島の話はしない。硫黄島の記憶さえも遠くなっているようだった。
もうここに残っていない清一郎の名誉の死を思い浮かべて勝は頷いた。
風や波が全てをさらって行くように時と共に人は消えていくだけなのに、生き方も選べず家という駒を有利な場所に進めるために釘宮はただ死ねと言われた。
その心の全ては勝にはわからないが、諦めたように冷めた温度で揺れる瞳を見ていると、おこがましいかもしれないと思いつつ、釘宮に同情してしまう。
幼い頃から釘宮を知っている荻沼にはそれがどのように感じられたのか、二人の間にしばらく沈黙が流れると、釘宮に優しく言い聞かせるように口を開いた。
「お父上は坊っちゃまの素晴らしさをご理解する余裕がなかったのですよ。お忙しい方ですから。」
「……物は言いようだな、荻沼。だがそうでないと知っているから私についているんだろう?」
「坊っちゃんがご兄弟の誰よりも気高く、才気溢れる方だと確信しているからですよ。」
「こんなときまで口のうまいやつめ。」と不機嫌そうに釘宮は鼻を鳴らして背もたれに身体を押しつける。
そんな姿が少しだけ幼いような、二十代半ばの若者らしいように勝は感じた。
軍部では誰が相手だろうと優位に立ち、為政者のように振る舞う釘宮をただの青年にすることができる人間は荻沼の他になく、それが二人の信頼関係を示しているように見えた。
勝がじっと二人のやり取りを見つめる様子をどう捉えたのか、釘宮はこちらをちらりと見てから進行方向にまっすぐに視線を向ける。
「……波多野、そういうわけで私は死ぬつもりはない。私を駒だと考える人間の思惑には乗らん。私が死ぬ価値があると思ったときにしか死んでやるつもりはない。」
うかうか死なない、といつか釘宮が話していたのを勝は思い出した。
たった数ヶ月で忘れ去られ、他人のために消費される死を良しとしない、という意味だったのだと改めて思い知らされた。
その強い思いを知ったからこそ、勝の心に再び迷いが生じる。
自分はこれで良いのかと。心が定まらないままこの人の手を取り安全なところへ行ってしまって良いのかと。
「だから、船が沈むような真似はしない。私の手が届く範囲で私が死なない程度に救う。そのために多少の選別を行った、それだけだ。」
釘宮の強い決意を込めた声が勝を清一郎と別れた日に連れて行く。
あの春の終わりから夏にかけて清一郎と語り合い、心を通わせた自分の心にあったのは何だったのかを思い起こす。
「それに、窓の外を見なさい。……もうすでに略奪も暴行も始まっている。」
釘宮に促され見た先には、一人の日本人に対して何人もの人間が群がって袋叩きにしている様子だった。
足や棒で暴行を加えているのは中国人や韓国人のようだ。数日前から彼らの間に緊張が走っていたのは軍部も気づいていた。
おそらく日本が降伏し、それと同時に満州が解放される日を今か今かと待ちわびていたのだろう。
日本人に虐げられ、国土を荒らされた恨みを晴らすべきときが来たのだと、一斉に激しい怒りの炎を燃え上がらせている。
このような光景を目にしても海鳴き様は静かだ。理不尽に対して怒ることも、復讐に喜ぶこともしていない。
そのおかげで勝は自身の思考に集中できた。
「このような場所にいてはお前は死にに行ってしまうだろう。あの者も、この者も救わねば、と。生きて成すことがあるのだから、今のうちに帰った方が良い。」
だが、清一郎と海鳴きの夜に手をとりあったのは、目の届く範囲の人々を救いたがる自分だったように思う。
清一郎はきっとこれから勝がすることを良しとはしないだろう、と考えた。
港の町で大切にされて生きろと望んでいた。遺言だって預かっている。
だがそれを、清一郎が心の全てを託した自分を捨ててしまっていい理由にはとても出来そうにはなかった。
「中尉殿、大変恐縮ですが車を止めてください。……私は降ります。」
清一郎はおそらく生きていない。
時代は変わって、勝が大事にしてきたものはきっと意味をなくしていくのかもしれないと理解もしていた。
「……死にに行くのか。」
「そう、なるのでしょう。中尉殿のお心遣いはありがたいのですが、私は私を失って生きることができないようです。」
清一郎の中ではきっと別れた日の自分で止まっている、と勝は考える。
自らの正義感と倫理観のみで生きていたあの日の自分に清一郎は最大級の信頼を寄せたに違いない。
「中尉殿がうかうか死ねないように、清一郎が信じた私を失ってうかうか生きることは……とてもできそうにありません。」
ただの見栄なのかもしれないが、清一郎と心を交わしたのは友を言い訳に“自分”を捨ててしまうような男ではないと感じた。
その自分を残すくらいしか、これ以上清一郎を失わない方法がないと勝の心が叫ぶ。
「お前も馬鹿者だな。荻沼、良いようにしてやれ。」
「中尉殿……?」
「お前の美しい道徳観はこの混乱が終わった後に使いなさい。それを一番望んでいるのは年寄りと子どもなのだから。」
やがて車は細い路地裏に入っていく。
都市を再構築する予算のなかった錦州では、港の近くにもこうした細い路地が点在している。
薄暗いところはネズミも好むので勝は仲間と時折巡回をしていた場所だ。
そこからさらに人がやっと通れる程度の細い道につながるところで荻沼の車が停まった。
おそらくこのような場所に長居させては釘宮も危ないだろうと、車を降りようとする勝を釘宮が呼び止める。
「故郷の地を踏んだ暁には連絡をしなさい。もうこの満州には私の目も耳もないのだから。」
「必ず……。」
再び感謝を告げれば、さっさと行けと言わんばかりに手を振る釘宮に促されるまま勝は車を降りた。
黒い煙を吐きながらこの狭さでは出さないような猛烈な速さで動く車を見送った後、勝は身を隠すように細い路地に一度入り込み周囲の様子をうかがった。
恨みつらみが渦巻いていることを感じているせいだろうか。この路地裏も表通りもいつもより暗いように勝は感じた。
自分でそう助言したように、漢族の金持ちが着るような裾の長い服を身に纏い悠然と後部座席に腰を下ろしている。
勝が扉を開いても声を発することはなかったが、その視線だけで勝に乗れと命令しているように感じられて、勝も慌ててそれに従うように車に滑り込んだ。
「中尉殿、どちらに向かっているのですか?」
「……港だ。これから内地に帰る。」
当然のようにそう話す釘宮の瞳が未だ僅かに揺れていることに勝も気づいたが、あえてそれには触れなかった。
傍若無人な華族のように振る舞う釘宮は、実は内に入れた人間には甘い一面があることは勝も清一郎の手紙の件から気づいている。
自分の部下にはそれなりに傾ける情があるのだろう。
だが、釘宮の心情とこの状況とは反しているようにも感じられ、勝は声をあげずにはいられなかった。
「帰ることができるのですか?……先ほどは、我々を救えないと。」
「全員は難しいと言った。小さな船を一隻、動かせる人間ごと買った。だが、私の使用人と金糸雀たち……そしてお前。船に乗れるのはそれくらいのものだ。」
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「ですが……それでは……市民を救わず逃げることなど……。」
「軍人として恥かい?言っておくがそんな矜持、私は初めから持ち合わせていないよ。」
勝が……あるいは軍にいる男たちが大事にしてきたものを釘宮は鼻で笑って一蹴する。
釘宮という人を多少知っていたので、顔を出した怒りに身を任せることはなかったが、それでも口を開けば不敬で問題になりそうなことを言いそうな心持ちではあった。
勝の気持ちに気づいているのかいないのか、釘宮は少し遠くを見つめてから視線を伏せる。
「……お前は死体に触れたことがあるか?冷たく、硬い骸に。」
少し空いた間が釘宮の感情のように勝には思えたが、それが苦しみなのか悲しみなのかは読み取れなかった。
「いえ……。」
勝の祖母は物心がつく前に亡くなっているし、祖父は何とかまだ健在だと父からの手紙にもあった。
町で何度も葬式に参列はしてきたが、身体に触れさせてもらえるほど親しい人間の死は未だ経験のないことだ。
「祖父の亡骸に触れたとき、父は私にこういうものになれと命令しているのかと驚いたよ。何も感じることもできず、考えることもできない。死んだ後に残る名誉も高々数ヶ月。それを過ぎれば皆私を忘れる。そういう都合の良いゴミになれと言っているのか、と。」
肌で触れた死は勝が今感じているように、ただ悲しいだけのものらしい。
今や誰もペリリュー島の話はしない。硫黄島の記憶さえも遠くなっているようだった。
もうここに残っていない清一郎の名誉の死を思い浮かべて勝は頷いた。
風や波が全てをさらって行くように時と共に人は消えていくだけなのに、生き方も選べず家という駒を有利な場所に進めるために釘宮はただ死ねと言われた。
その心の全ては勝にはわからないが、諦めたように冷めた温度で揺れる瞳を見ていると、おこがましいかもしれないと思いつつ、釘宮に同情してしまう。
幼い頃から釘宮を知っている荻沼にはそれがどのように感じられたのか、二人の間にしばらく沈黙が流れると、釘宮に優しく言い聞かせるように口を開いた。
「お父上は坊っちゃまの素晴らしさをご理解する余裕がなかったのですよ。お忙しい方ですから。」
「……物は言いようだな、荻沼。だがそうでないと知っているから私についているんだろう?」
「坊っちゃんがご兄弟の誰よりも気高く、才気溢れる方だと確信しているからですよ。」
「こんなときまで口のうまいやつめ。」と不機嫌そうに釘宮は鼻を鳴らして背もたれに身体を押しつける。
そんな姿が少しだけ幼いような、二十代半ばの若者らしいように勝は感じた。
軍部では誰が相手だろうと優位に立ち、為政者のように振る舞う釘宮をただの青年にすることができる人間は荻沼の他になく、それが二人の信頼関係を示しているように見えた。
勝がじっと二人のやり取りを見つめる様子をどう捉えたのか、釘宮はこちらをちらりと見てから進行方向にまっすぐに視線を向ける。
「……波多野、そういうわけで私は死ぬつもりはない。私を駒だと考える人間の思惑には乗らん。私が死ぬ価値があると思ったときにしか死んでやるつもりはない。」
うかうか死なない、といつか釘宮が話していたのを勝は思い出した。
たった数ヶ月で忘れ去られ、他人のために消費される死を良しとしない、という意味だったのだと改めて思い知らされた。
その強い思いを知ったからこそ、勝の心に再び迷いが生じる。
自分はこれで良いのかと。心が定まらないままこの人の手を取り安全なところへ行ってしまって良いのかと。
「だから、船が沈むような真似はしない。私の手が届く範囲で私が死なない程度に救う。そのために多少の選別を行った、それだけだ。」
釘宮の強い決意を込めた声が勝を清一郎と別れた日に連れて行く。
あの春の終わりから夏にかけて清一郎と語り合い、心を通わせた自分の心にあったのは何だったのかを思い起こす。
「それに、窓の外を見なさい。……もうすでに略奪も暴行も始まっている。」
釘宮に促され見た先には、一人の日本人に対して何人もの人間が群がって袋叩きにしている様子だった。
足や棒で暴行を加えているのは中国人や韓国人のようだ。数日前から彼らの間に緊張が走っていたのは軍部も気づいていた。
おそらく日本が降伏し、それと同時に満州が解放される日を今か今かと待ちわびていたのだろう。
日本人に虐げられ、国土を荒らされた恨みを晴らすべきときが来たのだと、一斉に激しい怒りの炎を燃え上がらせている。
このような光景を目にしても海鳴き様は静かだ。理不尽に対して怒ることも、復讐に喜ぶこともしていない。
そのおかげで勝は自身の思考に集中できた。
「このような場所にいてはお前は死にに行ってしまうだろう。あの者も、この者も救わねば、と。生きて成すことがあるのだから、今のうちに帰った方が良い。」
だが、清一郎と海鳴きの夜に手をとりあったのは、目の届く範囲の人々を救いたがる自分だったように思う。
清一郎はきっとこれから勝がすることを良しとはしないだろう、と考えた。
港の町で大切にされて生きろと望んでいた。遺言だって預かっている。
だがそれを、清一郎が心の全てを託した自分を捨ててしまっていい理由にはとても出来そうにはなかった。
「中尉殿、大変恐縮ですが車を止めてください。……私は降ります。」
清一郎はおそらく生きていない。
時代は変わって、勝が大事にしてきたものはきっと意味をなくしていくのかもしれないと理解もしていた。
「……死にに行くのか。」
「そう、なるのでしょう。中尉殿のお心遣いはありがたいのですが、私は私を失って生きることができないようです。」
清一郎の中ではきっと別れた日の自分で止まっている、と勝は考える。
自らの正義感と倫理観のみで生きていたあの日の自分に清一郎は最大級の信頼を寄せたに違いない。
「中尉殿がうかうか死ねないように、清一郎が信じた私を失ってうかうか生きることは……とてもできそうにありません。」
ただの見栄なのかもしれないが、清一郎と心を交わしたのは友を言い訳に“自分”を捨ててしまうような男ではないと感じた。
その自分を残すくらいしか、これ以上清一郎を失わない方法がないと勝の心が叫ぶ。
「お前も馬鹿者だな。荻沼、良いようにしてやれ。」
「中尉殿……?」
「お前の美しい道徳観はこの混乱が終わった後に使いなさい。それを一番望んでいるのは年寄りと子どもなのだから。」
やがて車は細い路地裏に入っていく。
都市を再構築する予算のなかった錦州では、港の近くにもこうした細い路地が点在している。
薄暗いところはネズミも好むので勝は仲間と時折巡回をしていた場所だ。
そこからさらに人がやっと通れる程度の細い道につながるところで荻沼の車が停まった。
おそらくこのような場所に長居させては釘宮も危ないだろうと、車を降りようとする勝を釘宮が呼び止める。
「故郷の地を踏んだ暁には連絡をしなさい。もうこの満州には私の目も耳もないのだから。」
「必ず……。」
再び感謝を告げれば、さっさと行けと言わんばかりに手を振る釘宮に促されるまま勝は車を降りた。
黒い煙を吐きながらこの狭さでは出さないような猛烈な速さで動く車を見送った後、勝は身を隠すように細い路地に一度入り込み周囲の様子をうかがった。
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