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第五章 再会
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小さな明かりだけが室内を照らす中、まぶたを擦る勝は清一郎が今まで見てきた中で最も幼い顔つきをしていた。
弟たちも不思議と熱が出ているときほど遅くまで起きたがっていたな、と無意識に笑みがこぼれた。
「そろそろ寝た方がええ。長く起きてるのは身体に毒じゃ。」
「いや……。今日はなぜだかずっと眠いのだ。」
家に着いた安心感もあってのことだろうと、清一郎は布団を捲りあげて勝に横になるよう促した。
渋々という表情ではあったが疲れには勝てずに横になると、勝はじっと清一郎の顔を見上げる。
口を開いたり閉じたりしていて、何かを話そうとしている様子だ。
「……いつだ?」
「うん?」
「海野さんの、月命日はいつだ?」
少し言い淀んでいたのは清一郎の悲しみを想像したからかもしれない。
その視線が時々しか合わないところに、清一郎も勝の迷いを感じ取っていた。
「明々後日じゃな。……俺もその日は半日で切り上げる。墓参りくらいしてやりたい。」
「……そうか。私も一緒に行ってはいけないか?」
こんなにも体力がなくなっているのだから山の入り口にある寺まで、ましてや傾斜のある墓地を歩くことは難しいように清一郎には思えた。
過保護に無理だと言うのは簡単だったが、少し考えてから頷いてやる。
「歩くのが大変じゃったら俺が担げばええからな。」
「お前まで私を子ども扱いするのか?大丈夫に決まっているではないか。」
今朝清一郎の家に行くとダダを捏ねたのと同じ口を尖らせて勝が言うので、清一郎もおかしくなって気づかれないように肩を揺らした。
「父様も少し部屋を出ただけで戻りなさいと言うし、母様も食べられないって言うのに食事を勧めてくる。重湯にするかとも言ってくるし、私を五つの子どものように扱うのだ。」
「そうじゃな。ゆっくり休んで、一緒に行こう。」
皆にそうさせるほど今の勝はか弱く見えていることなど全く気づかず、意地っ張りなところは今も変わらない。
それでも矜持が高く、危ういほど真っ直ぐなところが、あの夏に清一郎が見ていた勝でもある。
戦争は勝からいろいろなものを奪ったが、こういう本質は奪わないでいてくれたのだな、と肩を撫で下ろした。
そろそろ眠ってしまうかと思ったが、勝は傍らに胡座をかく清一郎の裾をそっと摘んだ。
帰ってきてからこの仕草をするが、勝の身体を海鳴き様の強い恨みが操ることはない。
「……不思議とな、冬くらいから静かなのだ。」
何が、とは勝は言わなかったが清一郎は海鳴き様の話をしているのだと察した。
やはり今でも勝の心にはいるが、服ならば郷の子である清一郎に触れることを許している。この五年で何があったというのだろうか。
ならば触れることも許してくれれば良いのに、と口にすることなく、清一郎はただ黙って話を聞いていた。
「お前も、辛かったな。」
勝がそう言ったので、これが勝自身を慰めるのではなくて、清一郎に対する精一杯の情だと気づいて目を見開く。
当の勝は言ったことを明日には覚えていないだろうと思えるほどストンと夢の中に落ちていった。
それからと言うもの、清一郎見舞いに行くたびに、「今日はさつまいもをつぶしたものを食べたぞ。」や「庭を散歩した。」と逐一報告するようになった。
勝なりに真剣なところを見せようとしてくれているのだと、微笑ましく思いながら清一郎も話を聞いていた。
勝がその調子なので父母も外出を認めざるを得なかったようだ。
どちらも二十歳を超えた息子のことを出かける直前まで心配そうにしていたが、清一郎も末の弟には心配が尽きなかったことを思い出して嘆息した。末っ子とはそういうものなのだろう。
「清一郎くん、よろしく頼む。」
門まで見送りに来た父親に勝は呆れた表情ではあったが、根が真面目なのできちんと挨拶をしてから家を出た。
思いの外勝はしっかり歩いていて、戻ってきて初めて家の外に出たので右に左にと視線を忙しそうに泳がせた。
そんな勝に町の人はすぐに気がついて、代わる代わる声をかけている。
肩を寄せ合い一人ひとりと再会を喜び合う様子は微笑ましいが、きっとこの調子では寺に行く前にバテてしまうだろうと清一郎も行く先を自分の家に変えようとした。
「清一郎、寺はこちらだろう?」
この町で生まれ育った勝は当然のように清一郎の意図に気がついた。
黙って簡素な位牌まで案内するつもりだった清一郎に咎めるような視線が注がれる。
「お前まで過保護でどうするのだ。私も仕事をせねばならんと言うのに。」
「もう仕事をするんか?」
「当然だ。町の皆も復興に忙しいのに、私がただ飯を食っていられるか。」
皆に会ったことですっかりと地主の子どもの矜持を思い出したらしく、心なしか先ほどより背筋を伸ばして歩く勝の後ろを、清一郎はその様子をのぞき込みながら歩くことしかできなかった。
途中休むことはしなかったが、胸を上下させながら墓の前にたどり着くと、半分座り込むようにして勝は源吉に手を合わせた。
一緒に勝をまだかまだかと待ちわびていたから、源吉も喜んでいるように思えて、清一郎もそこに一緒に腰を下ろす。
今日は日柄もよく、風は涼しいが空も高く澄んでいる。
やっと会えた。元気はなかったが、きっと身体も心も時間が解決してくれる。
そう一つずつ清一郎は源吉に勝のことを報告したあとで、自分が生きて成したかったことはもうあまり多くないように感じていた。
「……清一郎は、一人で弔いまでやったのだな。」
少しだけ意識を別のところにやっていると、息が整ってきた勝が静かに言葉をかけてきた。
「ほとんど波多野さんに助けてもらったんじゃ。」
沖の仕組みがよく分からないまま戦争に行ったので、死亡届や火葬許可証、寺に納骨するまでのあらゆる手続きが分からなくて、清一郎も途方に暮れそうになった。
そこへ勝の父が教えてくれたり、波多野の家の人を寄越してくれたりして何とか見送ることができたのを思い出す。
「……こんな傷をつけて。戦地でも辛かっただろう。」
清一郎の頬についた銃弾が掠めた痕を見て、勝の顔が悲しそうに歪む。
もう痛みもあまりなく時々表情が動かしづらいと感じる程度の傷なので、清一郎としてはあまり気にならないが、勝の方が痛そうに眉を寄せるのでなんとなく顔を背けて傷を見せないようにした。
「それなのに、寂しい思いまでさせて……すまなかった。」
ツンと鼻の奥が痛むような気がした。
今勝と目が合っていなくて本当に良かったと思いながら、清一郎はあまり持ち合わせていない言葉を必死にかき集める。
「……弥七さんも良くしてくれるし、新しく町にきた和夫もよく飯を食いにくる。寂しくなか。」
「……それでも、一人の夜はあるのだろう。」
知っているのは勝だけだった。
郷と沖が違った価値観と決まりで動いているのも、清一郎と源吉が出会った理由も、清一郎が勝と源吉だけを頼りにこの町で生きていくしかなかったことも、知っているのは今はもう勝しかいない。
家族を亡くした以上の喪失感が清一郎の中にあることも、一人きりでいるとどうしようもなく一人ぼっちだと感じることまで見透かされた気がして、いよいよ涙が溢れた。
その顔を見られるのはなぜだか耐えられない気がして、顔を伏せて勝に隠したまま、清一郎は声もなく泣き出す。
「海野さんが亡くなったと聞くまで、私はお前もずっと痛みを抱えて過ごしてきたことに配慮できなかった。」
「………もう……ええ。勝が、生きてた……それで、ええ。」
「そうか。」
青空は日が傾いてきて少し色が薄くなってきた。
夕焼けにはまだ遠く、全てが見えてしまいそうな柔らかい日が降り注ぐ中、それきり二人は言葉もなくただ隣に寄り添って時間を過ごした。
弟たちも不思議と熱が出ているときほど遅くまで起きたがっていたな、と無意識に笑みがこぼれた。
「そろそろ寝た方がええ。長く起きてるのは身体に毒じゃ。」
「いや……。今日はなぜだかずっと眠いのだ。」
家に着いた安心感もあってのことだろうと、清一郎は布団を捲りあげて勝に横になるよう促した。
渋々という表情ではあったが疲れには勝てずに横になると、勝はじっと清一郎の顔を見上げる。
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「……いつだ?」
「うん?」
「海野さんの、月命日はいつだ?」
少し言い淀んでいたのは清一郎の悲しみを想像したからかもしれない。
その視線が時々しか合わないところに、清一郎も勝の迷いを感じ取っていた。
「明々後日じゃな。……俺もその日は半日で切り上げる。墓参りくらいしてやりたい。」
「……そうか。私も一緒に行ってはいけないか?」
こんなにも体力がなくなっているのだから山の入り口にある寺まで、ましてや傾斜のある墓地を歩くことは難しいように清一郎には思えた。
過保護に無理だと言うのは簡単だったが、少し考えてから頷いてやる。
「歩くのが大変じゃったら俺が担げばええからな。」
「お前まで私を子ども扱いするのか?大丈夫に決まっているではないか。」
今朝清一郎の家に行くとダダを捏ねたのと同じ口を尖らせて勝が言うので、清一郎もおかしくなって気づかれないように肩を揺らした。
「父様も少し部屋を出ただけで戻りなさいと言うし、母様も食べられないって言うのに食事を勧めてくる。重湯にするかとも言ってくるし、私を五つの子どものように扱うのだ。」
「そうじゃな。ゆっくり休んで、一緒に行こう。」
皆にそうさせるほど今の勝はか弱く見えていることなど全く気づかず、意地っ張りなところは今も変わらない。
それでも矜持が高く、危ういほど真っ直ぐなところが、あの夏に清一郎が見ていた勝でもある。
戦争は勝からいろいろなものを奪ったが、こういう本質は奪わないでいてくれたのだな、と肩を撫で下ろした。
そろそろ眠ってしまうかと思ったが、勝は傍らに胡座をかく清一郎の裾をそっと摘んだ。
帰ってきてからこの仕草をするが、勝の身体を海鳴き様の強い恨みが操ることはない。
「……不思議とな、冬くらいから静かなのだ。」
何が、とは勝は言わなかったが清一郎は海鳴き様の話をしているのだと察した。
やはり今でも勝の心にはいるが、服ならば郷の子である清一郎に触れることを許している。この五年で何があったというのだろうか。
ならば触れることも許してくれれば良いのに、と口にすることなく、清一郎はただ黙って話を聞いていた。
「お前も、辛かったな。」
勝がそう言ったので、これが勝自身を慰めるのではなくて、清一郎に対する精一杯の情だと気づいて目を見開く。
当の勝は言ったことを明日には覚えていないだろうと思えるほどストンと夢の中に落ちていった。
それからと言うもの、清一郎見舞いに行くたびに、「今日はさつまいもをつぶしたものを食べたぞ。」や「庭を散歩した。」と逐一報告するようになった。
勝なりに真剣なところを見せようとしてくれているのだと、微笑ましく思いながら清一郎も話を聞いていた。
勝がその調子なので父母も外出を認めざるを得なかったようだ。
どちらも二十歳を超えた息子のことを出かける直前まで心配そうにしていたが、清一郎も末の弟には心配が尽きなかったことを思い出して嘆息した。末っ子とはそういうものなのだろう。
「清一郎くん、よろしく頼む。」
門まで見送りに来た父親に勝は呆れた表情ではあったが、根が真面目なのできちんと挨拶をしてから家を出た。
思いの外勝はしっかり歩いていて、戻ってきて初めて家の外に出たので右に左にと視線を忙しそうに泳がせた。
そんな勝に町の人はすぐに気がついて、代わる代わる声をかけている。
肩を寄せ合い一人ひとりと再会を喜び合う様子は微笑ましいが、きっとこの調子では寺に行く前にバテてしまうだろうと清一郎も行く先を自分の家に変えようとした。
「清一郎、寺はこちらだろう?」
この町で生まれ育った勝は当然のように清一郎の意図に気がついた。
黙って簡素な位牌まで案内するつもりだった清一郎に咎めるような視線が注がれる。
「お前まで過保護でどうするのだ。私も仕事をせねばならんと言うのに。」
「もう仕事をするんか?」
「当然だ。町の皆も復興に忙しいのに、私がただ飯を食っていられるか。」
皆に会ったことですっかりと地主の子どもの矜持を思い出したらしく、心なしか先ほどより背筋を伸ばして歩く勝の後ろを、清一郎はその様子をのぞき込みながら歩くことしかできなかった。
途中休むことはしなかったが、胸を上下させながら墓の前にたどり着くと、半分座り込むようにして勝は源吉に手を合わせた。
一緒に勝をまだかまだかと待ちわびていたから、源吉も喜んでいるように思えて、清一郎もそこに一緒に腰を下ろす。
今日は日柄もよく、風は涼しいが空も高く澄んでいる。
やっと会えた。元気はなかったが、きっと身体も心も時間が解決してくれる。
そう一つずつ清一郎は源吉に勝のことを報告したあとで、自分が生きて成したかったことはもうあまり多くないように感じていた。
「……清一郎は、一人で弔いまでやったのだな。」
少しだけ意識を別のところにやっていると、息が整ってきた勝が静かに言葉をかけてきた。
「ほとんど波多野さんに助けてもらったんじゃ。」
沖の仕組みがよく分からないまま戦争に行ったので、死亡届や火葬許可証、寺に納骨するまでのあらゆる手続きが分からなくて、清一郎も途方に暮れそうになった。
そこへ勝の父が教えてくれたり、波多野の家の人を寄越してくれたりして何とか見送ることができたのを思い出す。
「……こんな傷をつけて。戦地でも辛かっただろう。」
清一郎の頬についた銃弾が掠めた痕を見て、勝の顔が悲しそうに歪む。
もう痛みもあまりなく時々表情が動かしづらいと感じる程度の傷なので、清一郎としてはあまり気にならないが、勝の方が痛そうに眉を寄せるのでなんとなく顔を背けて傷を見せないようにした。
「それなのに、寂しい思いまでさせて……すまなかった。」
ツンと鼻の奥が痛むような気がした。
今勝と目が合っていなくて本当に良かったと思いながら、清一郎はあまり持ち合わせていない言葉を必死にかき集める。
「……弥七さんも良くしてくれるし、新しく町にきた和夫もよく飯を食いにくる。寂しくなか。」
「……それでも、一人の夜はあるのだろう。」
知っているのは勝だけだった。
郷と沖が違った価値観と決まりで動いているのも、清一郎と源吉が出会った理由も、清一郎が勝と源吉だけを頼りにこの町で生きていくしかなかったことも、知っているのは今はもう勝しかいない。
家族を亡くした以上の喪失感が清一郎の中にあることも、一人きりでいるとどうしようもなく一人ぼっちだと感じることまで見透かされた気がして、いよいよ涙が溢れた。
その顔を見られるのはなぜだか耐えられない気がして、顔を伏せて勝に隠したまま、清一郎は声もなく泣き出す。
「海野さんが亡くなったと聞くまで、私はお前もずっと痛みを抱えて過ごしてきたことに配慮できなかった。」
「………もう……ええ。勝が、生きてた……それで、ええ。」
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