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番外編
辛いのは好きじゃない(リクエスト)
しおりを挟む「琳冬、早くそこどいてくれる?」
「ホントにうざい、こっち来ないで」
「はぁ…琳冬のそういうとこ大嫌いだよ」
___________
「うぅ……ぐすっ、ごめ、、とぉま、、」
最近はいいことがない。何をしても燈真を怒らせるだけで、嫌いだと言われた。
今日は朝から女とデートすると言って燈真は家を出て行った。
家には1人、もしかしたらもう帰って来ないのかもしれない。
そう思うと余計苦しくなる。それを少しでも緩和したくてカッターを手に取る。
だらだらと赤黒い血が腕を伝っていく。
「……ぐすん、、とぉま、おれのこと、すきじゃなくなっちゃったのかな…」
だんだんと手が震え、頭がクラクラしてくる。
自分の中の血が腕から出ていくのを感じる。それでも俺はカッターを動かし続ける。
痛みの感覚が無くなってくるのも気にしなかった。
ぷつん、と糸が切れたように意識を手放した。
「……と、…んと、琳冬!」
「……?とーま、?」
荒ぶる燈真の声で目を覚ます。目の前には涙目な燈真が心配そうな顔をして俺を見ていた。
「琳冬…!!よかった、このまま琳冬が死んでたら、オレ……!」
「んぅ……?」
ぎゅう、といきなり苦しいくらいに抱きしめられ、状況を理解するのに少し時間がかかった。
「…えへ、燈真だいすき」
「っ…オレも大好きだよ、琳冬」
帰ってきてくれてよかった、俺の燈真……
「大好き、愛してるよ、オレの琳冬」
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