2 / 4
押しに弱い女VS策士な吾妻屋くん
しおりを挟む
そして放課後。約束通りに進めば総一郎が莉愛の家に来ることになっている。
総一郎の知らざる一面を垣間見て、まだ心臓がドキドキしている。
(吾妻屋くんにあんな一面があったなんて、意外だ)
総一郎は教室では大人しい方で、クラスで馬鹿騒ぎをする男子の輪には入らず自席で一人静かに本を読んでいるタイプだと思っていた。
誰ともつるまず、相手から話しかけられればそれなりに話すが深入りはしない、ミステリアスな男子だと思っていた。
女子からは『カワイイ』『綺麗』と評されるタイプの、目鼻立ちの整った小柄な男子。
莉愛と並んでもそう大差ないことから、身長はおそらく一六五センチほど。高校三年の現在でこの身長と言う事はおそらく今後も一生小柄なままに違いないが、総一郎はアイドルのように小顔だし、卵型の形のいい輪郭に蜂蜜色のぱっちりした瞳が印象的な美形なのだ。
彼の実年齢より幼く見えるあどけない顔立ちは女子から羨望の眼差しを受けている。
そんな美しい同級生が家に来るとあって、放課後莉愛の家へ二人で向かう途中も変な汗が出た。
「莉愛サン緊張してる? 大丈夫だよ、やさしく教えるから」
言葉のわりに、総一郎は人の悪そうな笑みを浮かべ、にししと笑った。
莉愛も総一郎も制服姿のまま、はたから見れば放課後自宅デートといったように見える。
莉愛の家は共働きのため、よほど夜遅くならなければ親と鉢合わせることは無い、
クラスの男子を家に呼ぶなんて、彼女の中では一大イベントなのだ。
(落ち着け、これは、お家デートじゃない。あくまで依頼、ゲームをクリアするために吾妻屋くんはここにいるんだから)
莉愛の部屋に総一郎を入れ、後ろ手でドアを閉めた。
急いで片付けたのでお菓子のゴミが散らかっていることもない。……うん、キレイなハズ。
兎柄のクッションをカーペットの敷いた床に置き、その上に座ってもらう。
だが、彼は信じられない台詞を発した。
「オレ、ゲームする時はベットに座りながらじゃないと本領発揮できないんだ」
「ベッ、ベット⁈ えぇ……」
「変な意味じゃないよ。いつものスタイルってあるだろ? 人の家でわがまま言うのも悪いんだけど、こればっかりはどうにもならないんだ」
総一郎は毅然とした態度で告げた。女の子の部屋に呼ばれてソワソワするような様子は微塵もなく、まるでこれが仕事だと言った様子でてきぱきとしていた。
「じゃあ、ベット、使っていいよ」と言わざるおえなくなり、違和感を感じるままそう伝えると「やっぱり遠慮するよ」と総一郎は頭をかきながら言った。
「あんまり非常識だよね、ごめん。今までオレに依頼が無かったのは、非常識だったせいなのかも」
と落ち込み始めた。返す言葉に詰まり莉愛が返答に困ると、「いいんだ、何も言わなくて」と一通り落ち込んでから、気持ちを入れ替える様にシャンと背筋を伸ばした。
「さっそくゲームスタートといこうか」
「う、うん。ゲームの電源入れるね」
莉愛はゲーム機の電源を入れ、先に進めず苦戦しているステルスゲームのデータを読みこんだ。
ゲームの内容を簡単に説明すると島に不時着した大学生の主人公が生き残るために島の悪者を退治する、という内容で、隠れながら敵をサクサク倒すのが醍醐味のステルスゲームとしてわかりやすい。ちなみにオフラインである。
総一郎はコントローラーを握り、ハッとした顔になって言った。
「アブナイ危ない、このままフツーにやっちゃうとこだった。まずはオレじゃなくて、莉愛さんがプレイして見せてよ」
「う、うん。わかった」
人に見られながらプレイするのは慣れない。
下手だとか思われたら嫌だな、と莉愛はゲームがへたっぴなのを棚に上げてそう考えてしまう。
すぐ横で総一郎が胡坐をかいて見守る中、莉愛はゲーム画面に集中した。
「あ、ちょっと! そこで火炎放射器使う? フツー」
総一郎のブーイングが飛んでくる。
テレビ画面には洞窟の中で敵の海賊を倒しながら目的地に進む主人公、の流れではあるのだが莉愛の操作が下手すぎて敵の銃弾をモロに受け、瀕死の状態で先に進む図が展開されていた。
ミッションをクリアできずいわゆる『積みゲー』がある程度に莉愛はゲーム操作が得意ではない。何度もリトライするうち少しずつ感覚は掴むのだが、敵に見つかるとパニックになってスコープものぞかないままむやみに敵に向かって乱射してしまう。
「うーん、君にステルスのセンスがあるとは思えないなあ」
「ひ、ひどい! これでも頑張ってるのにっ」
「頑張る方向性がちょっと……。まずスナイパーに火炎放射器で挑むのやめた方がいいよ」
武器の選び方に難あり。総一郎のアドバイスは的を得ている。
正確にこちらを狙撃してくるスナイパーは、AIの敵といえど強敵だ。
火炎放射器は強力な武器だが、発射するまで時間がかかるし、動きの鈍い雑魚を一掃する時には使えるが精鋭のスナイパー相手には通用しない。
それが彼のアドバイスだった。
「じゃあ、代わりにグレネードを投げてみようかな」
いいんじゃない、と総一郎。莉愛は自分の作戦通り遮蔽物に隠れながら敵にグレネードを投げ、一部だがスナイパーを倒すことに成功した。
「や、やった……! 初めて倒せたよ」
「良かったね! これなら先が期待できそうだ」
総一郎に乗せられ、気分の乗ってきた莉愛はこのまま難関だったクエストをクリアできそうな流れを感じたが、あっけなくゲームオーバーになってしまった。
倒し損ねたスナイパーに追いかけまわされ、回復アイテムも尽きてゲーム内の主人公は死んでしまった。
「く、悔しいっ」
歯噛みする莉愛を、総一郎は「まあまあ」となだめる。
「イイとこまでいったじゃん。あと何回かやればクリアできるって」
「そ、そうかな?」
「オレを信じてよ。さあ、もう一回」
莉愛さんは焦るとスコープのぞかないで弾ぶっ放すクセがあるから、そこを改善したほうがいいね。スコープのぞくのが難しかったら、せめて敵のいる方向を確認して撃ってみて。
そう総一郎が教えてくれた通りにプレイすると、なんと四回目のリトライで自力でクリアしてしまった。
「や、やったぁーッ! ここ一か月進まなかったミッションだったのに、吾妻屋くんの教えてくれた通りに進めたらクリアできたよッ!」
莉愛は喜びのあまり総一郎の手を掴み、ぶんぶんと振り回した。
「うんうん、良かったね! 教えたことをすぐ吸収してくれる子って、素敵だよ」
総一郎もニコニコと自分の事のように喜んでくれている。
「アドバイスだけで先に進めるなんて、大したものだよ。莉愛さん才能あるんじゃない?」
「えっ! それは褒めすぎだよぉ」
顔のいい男が、褒めてくれる。莉愛は顔の綺麗な男が好きだった。積極的なタイプではないので今まで恋愛イベントに発展したことは無かったが、接点があればぜひイケメンとお近づきになりたいと思うくらいには欲求がある。
総一郎が大げさなくらい莉愛を褒めるのは、ある目的があってのことなのだが彼女は気づかない。
「オレね、君のことが気に入ったよ。莉愛さんさえよければ、ゲーム代行クリア部に入らない?」
むしろ入ってほしいんだ、すごく、と倒置法を活用し総一郎は端正な顔を莉愛に向けた。
だが真剣なまなざしを一身に受け、莉愛はたじろいだ。
「入部を誘ってくれるのはありがたい、けど……人と何かするのって、私向いてなくて」
「大丈夫! 我が部は二名しかいない! 実質活動してるのはオレ一人だし」
莉愛さんが加われば二人。これからオレらでゲーム代行クリア部を有名にしていこうぜ! と意気込まれる。
「ね、返事は?」
期待と不安で揺れる蜂蜜色の瞳でのぞきこまれ、莉愛はついに折れた。
「じゃ、じゃあ、仮入部させてくれるなら……」
「マジで? やったぁ! オレらで時代を創ろうっ」
満面の笑みで抱き着いてきた総一郎を受け止め、うっと息を詰まらせる。
「く、くっつき過ぎだよ」
「あ、ごめん。部員が増えたのが嬉しくってさぁ」
「いや、仮入部だから……!」
総一郎君、可憐な見た目のわりに力が強い。それに距離感近すぎ。 それにどこかで聞いたことのあるセリフに、総一郎君もマンガ読むんだなぁ、と遠い目になった。
今日の発見。吾妻屋くんはミステリアスな美少年ではなくて、ちょっと変わった人。
総一郎の知らざる一面を垣間見て、まだ心臓がドキドキしている。
(吾妻屋くんにあんな一面があったなんて、意外だ)
総一郎は教室では大人しい方で、クラスで馬鹿騒ぎをする男子の輪には入らず自席で一人静かに本を読んでいるタイプだと思っていた。
誰ともつるまず、相手から話しかけられればそれなりに話すが深入りはしない、ミステリアスな男子だと思っていた。
女子からは『カワイイ』『綺麗』と評されるタイプの、目鼻立ちの整った小柄な男子。
莉愛と並んでもそう大差ないことから、身長はおそらく一六五センチほど。高校三年の現在でこの身長と言う事はおそらく今後も一生小柄なままに違いないが、総一郎はアイドルのように小顔だし、卵型の形のいい輪郭に蜂蜜色のぱっちりした瞳が印象的な美形なのだ。
彼の実年齢より幼く見えるあどけない顔立ちは女子から羨望の眼差しを受けている。
そんな美しい同級生が家に来るとあって、放課後莉愛の家へ二人で向かう途中も変な汗が出た。
「莉愛サン緊張してる? 大丈夫だよ、やさしく教えるから」
言葉のわりに、総一郎は人の悪そうな笑みを浮かべ、にししと笑った。
莉愛も総一郎も制服姿のまま、はたから見れば放課後自宅デートといったように見える。
莉愛の家は共働きのため、よほど夜遅くならなければ親と鉢合わせることは無い、
クラスの男子を家に呼ぶなんて、彼女の中では一大イベントなのだ。
(落ち着け、これは、お家デートじゃない。あくまで依頼、ゲームをクリアするために吾妻屋くんはここにいるんだから)
莉愛の部屋に総一郎を入れ、後ろ手でドアを閉めた。
急いで片付けたのでお菓子のゴミが散らかっていることもない。……うん、キレイなハズ。
兎柄のクッションをカーペットの敷いた床に置き、その上に座ってもらう。
だが、彼は信じられない台詞を発した。
「オレ、ゲームする時はベットに座りながらじゃないと本領発揮できないんだ」
「ベッ、ベット⁈ えぇ……」
「変な意味じゃないよ。いつものスタイルってあるだろ? 人の家でわがまま言うのも悪いんだけど、こればっかりはどうにもならないんだ」
総一郎は毅然とした態度で告げた。女の子の部屋に呼ばれてソワソワするような様子は微塵もなく、まるでこれが仕事だと言った様子でてきぱきとしていた。
「じゃあ、ベット、使っていいよ」と言わざるおえなくなり、違和感を感じるままそう伝えると「やっぱり遠慮するよ」と総一郎は頭をかきながら言った。
「あんまり非常識だよね、ごめん。今までオレに依頼が無かったのは、非常識だったせいなのかも」
と落ち込み始めた。返す言葉に詰まり莉愛が返答に困ると、「いいんだ、何も言わなくて」と一通り落ち込んでから、気持ちを入れ替える様にシャンと背筋を伸ばした。
「さっそくゲームスタートといこうか」
「う、うん。ゲームの電源入れるね」
莉愛はゲーム機の電源を入れ、先に進めず苦戦しているステルスゲームのデータを読みこんだ。
ゲームの内容を簡単に説明すると島に不時着した大学生の主人公が生き残るために島の悪者を退治する、という内容で、隠れながら敵をサクサク倒すのが醍醐味のステルスゲームとしてわかりやすい。ちなみにオフラインである。
総一郎はコントローラーを握り、ハッとした顔になって言った。
「アブナイ危ない、このままフツーにやっちゃうとこだった。まずはオレじゃなくて、莉愛さんがプレイして見せてよ」
「う、うん。わかった」
人に見られながらプレイするのは慣れない。
下手だとか思われたら嫌だな、と莉愛はゲームがへたっぴなのを棚に上げてそう考えてしまう。
すぐ横で総一郎が胡坐をかいて見守る中、莉愛はゲーム画面に集中した。
「あ、ちょっと! そこで火炎放射器使う? フツー」
総一郎のブーイングが飛んでくる。
テレビ画面には洞窟の中で敵の海賊を倒しながら目的地に進む主人公、の流れではあるのだが莉愛の操作が下手すぎて敵の銃弾をモロに受け、瀕死の状態で先に進む図が展開されていた。
ミッションをクリアできずいわゆる『積みゲー』がある程度に莉愛はゲーム操作が得意ではない。何度もリトライするうち少しずつ感覚は掴むのだが、敵に見つかるとパニックになってスコープものぞかないままむやみに敵に向かって乱射してしまう。
「うーん、君にステルスのセンスがあるとは思えないなあ」
「ひ、ひどい! これでも頑張ってるのにっ」
「頑張る方向性がちょっと……。まずスナイパーに火炎放射器で挑むのやめた方がいいよ」
武器の選び方に難あり。総一郎のアドバイスは的を得ている。
正確にこちらを狙撃してくるスナイパーは、AIの敵といえど強敵だ。
火炎放射器は強力な武器だが、発射するまで時間がかかるし、動きの鈍い雑魚を一掃する時には使えるが精鋭のスナイパー相手には通用しない。
それが彼のアドバイスだった。
「じゃあ、代わりにグレネードを投げてみようかな」
いいんじゃない、と総一郎。莉愛は自分の作戦通り遮蔽物に隠れながら敵にグレネードを投げ、一部だがスナイパーを倒すことに成功した。
「や、やった……! 初めて倒せたよ」
「良かったね! これなら先が期待できそうだ」
総一郎に乗せられ、気分の乗ってきた莉愛はこのまま難関だったクエストをクリアできそうな流れを感じたが、あっけなくゲームオーバーになってしまった。
倒し損ねたスナイパーに追いかけまわされ、回復アイテムも尽きてゲーム内の主人公は死んでしまった。
「く、悔しいっ」
歯噛みする莉愛を、総一郎は「まあまあ」となだめる。
「イイとこまでいったじゃん。あと何回かやればクリアできるって」
「そ、そうかな?」
「オレを信じてよ。さあ、もう一回」
莉愛さんは焦るとスコープのぞかないで弾ぶっ放すクセがあるから、そこを改善したほうがいいね。スコープのぞくのが難しかったら、せめて敵のいる方向を確認して撃ってみて。
そう総一郎が教えてくれた通りにプレイすると、なんと四回目のリトライで自力でクリアしてしまった。
「や、やったぁーッ! ここ一か月進まなかったミッションだったのに、吾妻屋くんの教えてくれた通りに進めたらクリアできたよッ!」
莉愛は喜びのあまり総一郎の手を掴み、ぶんぶんと振り回した。
「うんうん、良かったね! 教えたことをすぐ吸収してくれる子って、素敵だよ」
総一郎もニコニコと自分の事のように喜んでくれている。
「アドバイスだけで先に進めるなんて、大したものだよ。莉愛さん才能あるんじゃない?」
「えっ! それは褒めすぎだよぉ」
顔のいい男が、褒めてくれる。莉愛は顔の綺麗な男が好きだった。積極的なタイプではないので今まで恋愛イベントに発展したことは無かったが、接点があればぜひイケメンとお近づきになりたいと思うくらいには欲求がある。
総一郎が大げさなくらい莉愛を褒めるのは、ある目的があってのことなのだが彼女は気づかない。
「オレね、君のことが気に入ったよ。莉愛さんさえよければ、ゲーム代行クリア部に入らない?」
むしろ入ってほしいんだ、すごく、と倒置法を活用し総一郎は端正な顔を莉愛に向けた。
だが真剣なまなざしを一身に受け、莉愛はたじろいだ。
「入部を誘ってくれるのはありがたい、けど……人と何かするのって、私向いてなくて」
「大丈夫! 我が部は二名しかいない! 実質活動してるのはオレ一人だし」
莉愛さんが加われば二人。これからオレらでゲーム代行クリア部を有名にしていこうぜ! と意気込まれる。
「ね、返事は?」
期待と不安で揺れる蜂蜜色の瞳でのぞきこまれ、莉愛はついに折れた。
「じゃ、じゃあ、仮入部させてくれるなら……」
「マジで? やったぁ! オレらで時代を創ろうっ」
満面の笑みで抱き着いてきた総一郎を受け止め、うっと息を詰まらせる。
「く、くっつき過ぎだよ」
「あ、ごめん。部員が増えたのが嬉しくってさぁ」
「いや、仮入部だから……!」
総一郎君、可憐な見た目のわりに力が強い。それに距離感近すぎ。 それにどこかで聞いたことのあるセリフに、総一郎君もマンガ読むんだなぁ、と遠い目になった。
今日の発見。吾妻屋くんはミステリアスな美少年ではなくて、ちょっと変わった人。
0
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
月弥総合病院
僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる