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第1話:廻道めぐるの散歩道
決まりごと
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彼女と出会って6年の月日が流れた。
いい加減決まった道をずっと散歩をしていると段々飽きてくる。
中学1年生となった私達はそれでも同じ道を歩いて寄り道をするのが癖になり日課と化してしまった。
「何附田さん、立ち止まってどうしたの?」
「あの…いい加減貴方に言いたい事があるのですが、同じ道を何度も散歩をするなど飽きませんかね…。」
私は“違う道でもいいじゃないかと”
問いただすが中々聞き耳を立たない彼女にいい加減イライラしている。
その雰囲気を理解してても彼女は言った。
「そうね、それは貴方にとって飽きる事なのでしょうね。
でも、一緒に自分から来るという事はその決まり事もちゃんと守らなければいけないルールなのよ。」
「何そのルール、いつから作ったの?」
「貴方が一緒についてきた時からよ。」
それこそが彼女の決まり事である。
そのルールを知らないまま6年いた自分が恐ろしくなり、縛られている事さえも分からないという時点でアウトだと気づく。
1.散歩は必ず寄り道をする
2.散歩は決まった道しか平日は通らない
3.ついて行く人は黙ってついて行く
というルールを私の知らない間に作られていた。
自己中心的な彼女と関わる事を止め下校は1人で帰る事にし、付き合うのが正直うんざりしている。
そんな帰った私を出迎えたのは────
「おかえり。」
「ただいま。」
母だった。
家がマンションの為、部屋が少し狭いが快適だ。
一戸建てと違って階段を降りるという面倒くさい事もなく、部屋がすぐ行ける事で安心できる。
ベッドへ倒れ込みうつ伏せになって考えた。
“本当にめぐるの決まりごとで動くのが楽しいのだろう…。
本当に楽しいと思える居場所はきっとあるのかもしれないけど、何をしたらいいのやら…”
顔を右腕で伏せ、何もしたくない気持ちになった。
母の大きな足音が私の部屋へと大きく歩いてくる。
“ガバッ”と扉が開き、怒号で言ってきた。
「いつまで寝ているの、夕飯だって何回も言ってるでしょ?
あーもー…ブレザーのセーラー服がシワになっちゃうでしょ!
さっさと着替えなさい!」
母の怒りは確かにその通りであり、私もその場で寝ているからいけないのである。
私はダサい水色のTシャツに体育着のような短パンを履き、前髪はポンパドールにするという装いでリビングへ来た。
父は娘の様子が変だと思い、心配して声をかけた。
「どうした、そんな元気のない顔をして?」
「めぐるちゃんと喧嘩でもしたんじゃない?きっと。」
「そうなのか仁花?」
疑問する父に有耶無耶になり、反発した。
「違うし、母さんも勝手な事を言わないで。」
「はいはい、どうもすみませんでしたー。」
母の嫌味っぽい平謝りに腹が立つが、なんやかんや家族の団らんを平和に過ごせた私は部屋で寛いだ。
(本当にこれこそ友達と言えるのだろうか、その真相を明日学校で話そう)
スマートフォンをバックの中に入れ、眠った。
そして翌日、その事で真相を話そうと教室まで出向いた。
「おはよう!」
1年学級委員会委員長の間巴という女の子である。
熱くもなく、丁度いい温かさがある友達思いの子だが、少し辛口な面もある子だ。
その悩みを彼女に打ち明けると両手を顎に起き、理解示したような顔で言った。
「なるほどね…。」
「何が?」
「彼女の決まり事よ。
あれはどう見たって友達としての考えをしていないような感じだし、あれは自己中心的!」
「確かに…。」
「私だったら友達にはしないけど、仁花ちゃんはどう思っているの?」
委員長の質問に悩んだ。
いくら彼女が相談相手になってくれるとしても流石にその難しい質問になれば、 誰だって閉口する。
委員長はそんな私に明るく振る舞った。
「廻道さんに伝えておこうか?
今悩んでいる事。」
「へ?」
「だって困っている状況をなんとか改善したいんでしょ?」
「うん。」
「だったら私に任せて、こう見ても委員長として友達の困ったを何人も聞いてきたんだから。」
「ほんと?」
「ええ!」
なんだか安心した、委員長がここまで自分のような自信のない人間をここまでフォローしてくれるなんて。
という安堵感があった。
私は授業中、後ろにいる彼女を見て思った。
“これまでついて来たけど、やっぱりめぐるのやり方は間違っている。
友達として少しは他人の事をもっと勉強するべきだ!”
彼女の今までの非常識をやっと正す事ができると確信した。
そして体育の前の5分休み、委員長は彼女の前に現れた。
「廻道さん?」
「何?」
「着替える前に話をつけたいんだけどいいかしら?」
委員長の強気な口調で打って出た。
2人を追いかける私はその委員長の動きをコソコソとついて行った。
続
いい加減決まった道をずっと散歩をしていると段々飽きてくる。
中学1年生となった私達はそれでも同じ道を歩いて寄り道をするのが癖になり日課と化してしまった。
「何附田さん、立ち止まってどうしたの?」
「あの…いい加減貴方に言いたい事があるのですが、同じ道を何度も散歩をするなど飽きませんかね…。」
私は“違う道でもいいじゃないかと”
問いただすが中々聞き耳を立たない彼女にいい加減イライラしている。
その雰囲気を理解してても彼女は言った。
「そうね、それは貴方にとって飽きる事なのでしょうね。
でも、一緒に自分から来るという事はその決まり事もちゃんと守らなければいけないルールなのよ。」
「何そのルール、いつから作ったの?」
「貴方が一緒についてきた時からよ。」
それこそが彼女の決まり事である。
そのルールを知らないまま6年いた自分が恐ろしくなり、縛られている事さえも分からないという時点でアウトだと気づく。
1.散歩は必ず寄り道をする
2.散歩は決まった道しか平日は通らない
3.ついて行く人は黙ってついて行く
というルールを私の知らない間に作られていた。
自己中心的な彼女と関わる事を止め下校は1人で帰る事にし、付き合うのが正直うんざりしている。
そんな帰った私を出迎えたのは────
「おかえり。」
「ただいま。」
母だった。
家がマンションの為、部屋が少し狭いが快適だ。
一戸建てと違って階段を降りるという面倒くさい事もなく、部屋がすぐ行ける事で安心できる。
ベッドへ倒れ込みうつ伏せになって考えた。
“本当にめぐるの決まりごとで動くのが楽しいのだろう…。
本当に楽しいと思える居場所はきっとあるのかもしれないけど、何をしたらいいのやら…”
顔を右腕で伏せ、何もしたくない気持ちになった。
母の大きな足音が私の部屋へと大きく歩いてくる。
“ガバッ”と扉が開き、怒号で言ってきた。
「いつまで寝ているの、夕飯だって何回も言ってるでしょ?
あーもー…ブレザーのセーラー服がシワになっちゃうでしょ!
さっさと着替えなさい!」
母の怒りは確かにその通りであり、私もその場で寝ているからいけないのである。
私はダサい水色のTシャツに体育着のような短パンを履き、前髪はポンパドールにするという装いでリビングへ来た。
父は娘の様子が変だと思い、心配して声をかけた。
「どうした、そんな元気のない顔をして?」
「めぐるちゃんと喧嘩でもしたんじゃない?きっと。」
「そうなのか仁花?」
疑問する父に有耶無耶になり、反発した。
「違うし、母さんも勝手な事を言わないで。」
「はいはい、どうもすみませんでしたー。」
母の嫌味っぽい平謝りに腹が立つが、なんやかんや家族の団らんを平和に過ごせた私は部屋で寛いだ。
(本当にこれこそ友達と言えるのだろうか、その真相を明日学校で話そう)
スマートフォンをバックの中に入れ、眠った。
そして翌日、その事で真相を話そうと教室まで出向いた。
「おはよう!」
1年学級委員会委員長の間巴という女の子である。
熱くもなく、丁度いい温かさがある友達思いの子だが、少し辛口な面もある子だ。
その悩みを彼女に打ち明けると両手を顎に起き、理解示したような顔で言った。
「なるほどね…。」
「何が?」
「彼女の決まり事よ。
あれはどう見たって友達としての考えをしていないような感じだし、あれは自己中心的!」
「確かに…。」
「私だったら友達にはしないけど、仁花ちゃんはどう思っているの?」
委員長の質問に悩んだ。
いくら彼女が相談相手になってくれるとしても流石にその難しい質問になれば、 誰だって閉口する。
委員長はそんな私に明るく振る舞った。
「廻道さんに伝えておこうか?
今悩んでいる事。」
「へ?」
「だって困っている状況をなんとか改善したいんでしょ?」
「うん。」
「だったら私に任せて、こう見ても委員長として友達の困ったを何人も聞いてきたんだから。」
「ほんと?」
「ええ!」
なんだか安心した、委員長がここまで自分のような自信のない人間をここまでフォローしてくれるなんて。
という安堵感があった。
私は授業中、後ろにいる彼女を見て思った。
“これまでついて来たけど、やっぱりめぐるのやり方は間違っている。
友達として少しは他人の事をもっと勉強するべきだ!”
彼女の今までの非常識をやっと正す事ができると確信した。
そして体育の前の5分休み、委員長は彼女の前に現れた。
「廻道さん?」
「何?」
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