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第1話:廻道めぐるの散歩道
廻道めぐるの散歩道
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廻道めぐるはその道をひたすら静かな商店街を歩く。
休日に何をしているのかは不明で“プライベートのためついてってはいけない”という新ルールが導入されるようになった。
それなら別に構わないのだが、彼女が人と付き合うのが面倒くさく思う気持ちは分かる。
分かるが、どうして“ルール”というものを作ろうと思ったのか私にも教えてくれない。
「ねぇ、めぐるちゃん。」
「何?」
「なんでめぐるちゃんはルールというものを作るようになったの?」
「さあ?」
「いい加減教えてよ…めぐるちゃん…。」
「んん…。」
そればっかり彼女はその理由を明らかにしない。
私達はいつもの喫茶店に出ていつもの道へ周り道をする、それがルーティン。
黙る彼女にごねた。
「ねぇ、黙っていると私もごねるよ。」
「もうごねているじゃない。」
「うわっ!!」
私達の目の前にナメクジの死骸があった。
太陽に当たってしまい、干からびたのだろか?
私はその死骸から逃げようと他の道へ行こうとすると彼女が突然思慮深い顔で質問をぶつけて来た。
「ねえ、どうしてナメクジってどうして存在すると思う?」
「そりゃあ地球生命体だからじゃない?」
「地球生命体というもので片付けるのは如何だけど、私は負の存在と化された悲しき珍獣だと思っているわ。」
「何負の存在って…。」
彼女の謎の答えは勝手に妄想をし始めた。
「ナメクジは大昔では最強の存在でとてつもなく大きかった…けど私たちが生まれて何千年という月日が経ち、その存在は小さくなってしまった。
害虫として負の存在へと化してしまった彼等は生き延びる、そして仲間が失っても…。」
「彼等は生き続けるだろう、でしょ。
そんなのファンタジーの世界じゃないんだからかっこよく言わなくたって生き続けるでしょ。」
「ぬっ・・・!!」
何かが“グ二っ”と潰してしまった。
それは半分に潰された死骸であった。
恐怖の余り逃げる事も出来ない私は彼女に冷たい言葉を浴びせられた。
「残念ね、附田さん。
貴方はもう今日の夜、ナメクジの呪いの夢を見る事になるわ。」
「そんな!」
「じゃあね。」
「んもおおお…。」
その潰してしまった靴の下を地面擦り落とし、追いかけた。
そしてその夢が彼女の一言によってその夢が現実にならないか不安になりながら思った。
────絶対夢なんて出る訳がない。
一言でその夢を実現させてしまうなど、呪いの一言なんて子供騙しも程があるだろ!────
布団へ潜り込み私は眠りに入った。
────翌日 …
学校で彼女に会に会った私は挨拶をする気さえも失ってしまった。
「あら、やっぱりその夢実現したのね。」
「誰のせいだと思っている?」
「私のせいだと思われているわね。」
「でしょーね。
お陰であたしの夢は排水口から大量に現れるという気持ち悪さ100倍で終ったよ…。」
「100倍ってどこから来たの?
その言葉?」
「知らないよ。」
「あら?」
────私はふて寝をし、そしてまた下校の時間となってしまった。
1日というのは何故こんなにも早いのだろう、一掃の事忘れてしまう程1日が長ければいいのにと思ってしまう。
彼女と共にまたあの寄り道をし、同じ道を歩いてしまった。
“ああ…またあの害虫が出ませんように…”
と願うばかりだった。
しかしその道にナメクジの死骸など無かった。
安心をして帰れると思い、彼女に聞いた。
「その道にとって、めぐるちゃんは何がそんなにいいの?
毎日同じ寄り道をして、その道を通って、なんかいい思い出とかあるの?」
私にはその道への思い出すらもない。
中学生の時からその道へ通っているが、この道は私の通学路や彼女の通学路ではない所だが、どうしてだろう?
彼女の口が開いた。
「ここはおばあちゃんと通った懐かしい道なの。
昔、おばあちゃんが生きていた時にこの道で転んでしまったり、アイスを食べて一緒に手を繋いで歩いた所。
今は死んじゃったけど、私にとってこの道は忘れられない道なの。」
今まで彼女が隠し続けていた過去がここで明らかにさせた私は気付かずに嫌だとか駄々をこねていたのだろう。
その気持ちを知った私はそうだったのかと 理解をしたのだ。
「じゃあ昨日の事を教えてくれない?」
「何を?」
「ルールの事!」
「またその話を繰り返すのね、無駄よ。」
「話して!」
「いつか。」
彼女は今日も明らかにしなかった。
そのルールというものはいつ教えてくれるのかさえ、素直に教えてくれない帰り道だった。
続
休日に何をしているのかは不明で“プライベートのためついてってはいけない”という新ルールが導入されるようになった。
それなら別に構わないのだが、彼女が人と付き合うのが面倒くさく思う気持ちは分かる。
分かるが、どうして“ルール”というものを作ろうと思ったのか私にも教えてくれない。
「ねぇ、めぐるちゃん。」
「何?」
「なんでめぐるちゃんはルールというものを作るようになったの?」
「さあ?」
「いい加減教えてよ…めぐるちゃん…。」
「んん…。」
そればっかり彼女はその理由を明らかにしない。
私達はいつもの喫茶店に出ていつもの道へ周り道をする、それがルーティン。
黙る彼女にごねた。
「ねぇ、黙っていると私もごねるよ。」
「もうごねているじゃない。」
「うわっ!!」
私達の目の前にナメクジの死骸があった。
太陽に当たってしまい、干からびたのだろか?
私はその死骸から逃げようと他の道へ行こうとすると彼女が突然思慮深い顔で質問をぶつけて来た。
「ねえ、どうしてナメクジってどうして存在すると思う?」
「そりゃあ地球生命体だからじゃない?」
「地球生命体というもので片付けるのは如何だけど、私は負の存在と化された悲しき珍獣だと思っているわ。」
「何負の存在って…。」
彼女の謎の答えは勝手に妄想をし始めた。
「ナメクジは大昔では最強の存在でとてつもなく大きかった…けど私たちが生まれて何千年という月日が経ち、その存在は小さくなってしまった。
害虫として負の存在へと化してしまった彼等は生き延びる、そして仲間が失っても…。」
「彼等は生き続けるだろう、でしょ。
そんなのファンタジーの世界じゃないんだからかっこよく言わなくたって生き続けるでしょ。」
「ぬっ・・・!!」
何かが“グ二っ”と潰してしまった。
それは半分に潰された死骸であった。
恐怖の余り逃げる事も出来ない私は彼女に冷たい言葉を浴びせられた。
「残念ね、附田さん。
貴方はもう今日の夜、ナメクジの呪いの夢を見る事になるわ。」
「そんな!」
「じゃあね。」
「んもおおお…。」
その潰してしまった靴の下を地面擦り落とし、追いかけた。
そしてその夢が彼女の一言によってその夢が現実にならないか不安になりながら思った。
────絶対夢なんて出る訳がない。
一言でその夢を実現させてしまうなど、呪いの一言なんて子供騙しも程があるだろ!────
布団へ潜り込み私は眠りに入った。
────翌日 …
学校で彼女に会に会った私は挨拶をする気さえも失ってしまった。
「あら、やっぱりその夢実現したのね。」
「誰のせいだと思っている?」
「私のせいだと思われているわね。」
「でしょーね。
お陰であたしの夢は排水口から大量に現れるという気持ち悪さ100倍で終ったよ…。」
「100倍ってどこから来たの?
その言葉?」
「知らないよ。」
「あら?」
────私はふて寝をし、そしてまた下校の時間となってしまった。
1日というのは何故こんなにも早いのだろう、一掃の事忘れてしまう程1日が長ければいいのにと思ってしまう。
彼女と共にまたあの寄り道をし、同じ道を歩いてしまった。
“ああ…またあの害虫が出ませんように…”
と願うばかりだった。
しかしその道にナメクジの死骸など無かった。
安心をして帰れると思い、彼女に聞いた。
「その道にとって、めぐるちゃんは何がそんなにいいの?
毎日同じ寄り道をして、その道を通って、なんかいい思い出とかあるの?」
私にはその道への思い出すらもない。
中学生の時からその道へ通っているが、この道は私の通学路や彼女の通学路ではない所だが、どうしてだろう?
彼女の口が開いた。
「ここはおばあちゃんと通った懐かしい道なの。
昔、おばあちゃんが生きていた時にこの道で転んでしまったり、アイスを食べて一緒に手を繋いで歩いた所。
今は死んじゃったけど、私にとってこの道は忘れられない道なの。」
今まで彼女が隠し続けていた過去がここで明らかにさせた私は気付かずに嫌だとか駄々をこねていたのだろう。
その気持ちを知った私はそうだったのかと 理解をしたのだ。
「じゃあ昨日の事を教えてくれない?」
「何を?」
「ルールの事!」
「またその話を繰り返すのね、無駄よ。」
「話して!」
「いつか。」
彼女は今日も明らかにしなかった。
そのルールというものはいつ教えてくれるのかさえ、素直に教えてくれない帰り道だった。
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