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第2話:廻道めぐるのアニヲタ地点
アニヲタの考え
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彼女にはハマっている深夜アニメがある。
それは────
【今日から僕等はアイドル!】
【 ドリーム・トパーズ!(全員)】
「かっこいい…。」
そのアニメに心を揺らす彼女の明日の興奮度が心配である。
────翌日。
「おはよー… え!?」
彼女が何故かアニメ雑誌を持ってしっかり読んでいる。
その目の輝きはまるでオタクそのものであり、同じオタクのクラスメイトの女子に声をかけられるくらい友達が多かった。
「ねぇ、廻道さんどのキャラを押しているの?」
「他になんのアニメを見ているの?」
やばい…オタク率が半端ない…。
私は彼女を見なかったかのように立ち去ろうとした瞬間声をかけられた。
「附田さん?」
(声かけてきた~!
でもオタ友と話していたからゆっくり去ろうと思ったけど…。
仕方がない、話すか…)
「おはよう、めぐるちゃん。
随分とまあ友達が多いけどオタク友達が居たなんて知らなかったよ…。」
「友達?あの人たちは知り合いのような存在よ。
いきなり話してくるし、お陰で自由が無くなったわ。」
「そうなんだ…。
めぐるちゃんはなんのアニメが好きなの?」
彼女は持っている雑誌を私の目に入る近さで見させて来た。
「“歌のキングダム様”と“銀盤に恋して”。」
「これが好きなの?」
「そう、ほとんどのアニメ以外余り興味がないから。」
「SFとか恋愛ものとか?」
「興味一切ないわ。」
「ええ…。」
昔、女の子向けアニメをみた頃からあの子のアニメ好きが始まった。
そのアニメ好きが変化をするのは当たり前なのだろう。
クールな顔をしてアニメ好きというものは当てはまらない感じだが、彼女は語ると面倒で熱い一面が今でもある。
例えば、こんな時
「歌のキングダム様を口遊みながら歌って登校するのはいいけど、他の人が見ているんだから恥ずかしいと思わなきゃ。」
「この歌は頭をリフレッシュするために小言のように歌っているんだから大丈夫よ。」
「大丈夫って…はあ…。」
「ちなみにこの曲は“キングダムレボリューション♪”だから。」
「知らないよ、それ…。」
そしてこんな時
「見て、今月の一面…。」
「なに?」
「私の好きな“銀盤に恋して”よ!
あのキャラクターの表情と美しさが好きでキュンキュンしながら見ている訳。」
「キュンキュン…。(想像する)
なんだかパッと見想像出来ないな…。」
「そう、残念だわ。」
────という感じを私はこの数年彼女を見続けてきたのだ。
彼女はアニメ本を読み、学校を1日を過ごそうとする。
彼女を見て私は何をすればいいのか分からないまま、また彼女のヲタ友が集まってくる。
まるで張り込みをしているような感じだ…。
なんだか恥ずかしいが、下校になるまで取り敢えず彼女の様子を伺う。
帰り道、彼女と歩いて聞いてみた。
「そのさ…アニメってどこがいい訳?
あたしさ、余りアニメの良さというのとかそういうのが余り理解ができなくて、いつもどういう視点で見ているの?」
私はたどたどしく質問をすると、ヲタクならではの回答をサラッとした答えが出た。
「片思いの男子に思いを寄せるのと一緒よ。
だから余り本物の人間に思いを寄せたり、した事がない。」
「なぜ?」
「リアルの人間に恋をする気持ちなど私には生まれなかったのよ。
まさか二次元に恋をするなんてって私も思って無かったから今ではその出会いが恋なのかなって思ってる。」
彼女が恋を生まれなかったという言葉は単なるいい訳だと思っているが、自分の気持ちがそう言ってるのかもしれない。
本音は言いたくても言わない事にした。
「アニメ本、もし良かったら何十冊もあるから貴方に貸出できるけど?
1人3冊までとして。」
「いいよ、興味ないし…。」
「そうね、貴方は元から興味無さそうで興味あるような寄り道感満載の性格をしているからね。」
「それ、どういう事かな…。」
「今度アニメ雑貨屋へ行かない?
私、休日はいつも1人なの。」
「多分分からないかも。」
「分からない?」
「部活動、する事になったから。」
「あら残念。」
彼女には部活動という事しか話していないが、私はずっとやりたかったものがある。
また次回の話に持ち越しとなる。
続
それは────
【今日から僕等はアイドル!】
【 ドリーム・トパーズ!(全員)】
「かっこいい…。」
そのアニメに心を揺らす彼女の明日の興奮度が心配である。
────翌日。
「おはよー… え!?」
彼女が何故かアニメ雑誌を持ってしっかり読んでいる。
その目の輝きはまるでオタクそのものであり、同じオタクのクラスメイトの女子に声をかけられるくらい友達が多かった。
「ねぇ、廻道さんどのキャラを押しているの?」
「他になんのアニメを見ているの?」
やばい…オタク率が半端ない…。
私は彼女を見なかったかのように立ち去ろうとした瞬間声をかけられた。
「附田さん?」
(声かけてきた~!
でもオタ友と話していたからゆっくり去ろうと思ったけど…。
仕方がない、話すか…)
「おはよう、めぐるちゃん。
随分とまあ友達が多いけどオタク友達が居たなんて知らなかったよ…。」
「友達?あの人たちは知り合いのような存在よ。
いきなり話してくるし、お陰で自由が無くなったわ。」
「そうなんだ…。
めぐるちゃんはなんのアニメが好きなの?」
彼女は持っている雑誌を私の目に入る近さで見させて来た。
「“歌のキングダム様”と“銀盤に恋して”。」
「これが好きなの?」
「そう、ほとんどのアニメ以外余り興味がないから。」
「SFとか恋愛ものとか?」
「興味一切ないわ。」
「ええ…。」
昔、女の子向けアニメをみた頃からあの子のアニメ好きが始まった。
そのアニメ好きが変化をするのは当たり前なのだろう。
クールな顔をしてアニメ好きというものは当てはまらない感じだが、彼女は語ると面倒で熱い一面が今でもある。
例えば、こんな時
「歌のキングダム様を口遊みながら歌って登校するのはいいけど、他の人が見ているんだから恥ずかしいと思わなきゃ。」
「この歌は頭をリフレッシュするために小言のように歌っているんだから大丈夫よ。」
「大丈夫って…はあ…。」
「ちなみにこの曲は“キングダムレボリューション♪”だから。」
「知らないよ、それ…。」
そしてこんな時
「見て、今月の一面…。」
「なに?」
「私の好きな“銀盤に恋して”よ!
あのキャラクターの表情と美しさが好きでキュンキュンしながら見ている訳。」
「キュンキュン…。(想像する)
なんだかパッと見想像出来ないな…。」
「そう、残念だわ。」
────という感じを私はこの数年彼女を見続けてきたのだ。
彼女はアニメ本を読み、学校を1日を過ごそうとする。
彼女を見て私は何をすればいいのか分からないまま、また彼女のヲタ友が集まってくる。
まるで張り込みをしているような感じだ…。
なんだか恥ずかしいが、下校になるまで取り敢えず彼女の様子を伺う。
帰り道、彼女と歩いて聞いてみた。
「そのさ…アニメってどこがいい訳?
あたしさ、余りアニメの良さというのとかそういうのが余り理解ができなくて、いつもどういう視点で見ているの?」
私はたどたどしく質問をすると、ヲタクならではの回答をサラッとした答えが出た。
「片思いの男子に思いを寄せるのと一緒よ。
だから余り本物の人間に思いを寄せたり、した事がない。」
「なぜ?」
「リアルの人間に恋をする気持ちなど私には生まれなかったのよ。
まさか二次元に恋をするなんてって私も思って無かったから今ではその出会いが恋なのかなって思ってる。」
彼女が恋を生まれなかったという言葉は単なるいい訳だと思っているが、自分の気持ちがそう言ってるのかもしれない。
本音は言いたくても言わない事にした。
「アニメ本、もし良かったら何十冊もあるから貴方に貸出できるけど?
1人3冊までとして。」
「いいよ、興味ないし…。」
「そうね、貴方は元から興味無さそうで興味あるような寄り道感満載の性格をしているからね。」
「それ、どういう事かな…。」
「今度アニメ雑貨屋へ行かない?
私、休日はいつも1人なの。」
「多分分からないかも。」
「分からない?」
「部活動、する事になったから。」
「あら残念。」
彼女には部活動という事しか話していないが、私はずっとやりたかったものがある。
また次回の話に持ち越しとなる。
続
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