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第4話:附田仁花の災難?
リア充の悩み
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私はいつものように部活を頑張った後、彼女と教室で会った。
「おはよう。」
「おはよ…。」
「今日も汗が止まらないわね、ニキビができるわよ。」
「拭いてるよ…。」
「彼とはどんな感じかしら?」
「いつもと変わらない感じ。」
「そう…。」
「来週の土曜日、家の両親と会う事になった。」
「良かったわね。」
「めぐるちゃんは来週は何するの?」
「来週はまーさん家でアニメについて語ろう会という不思議な会議をする事になったわ。」
「なんかくだらなさそう…。」
「でもとっても良い話だと思うから“行きたい”と言ったわ。」
「めぐるちゃんらしい…。」
私はなんか安堵を感じつつ、羨ましくもあった。
“リア充よりソロ充の方が良いかもしれないとも思うが、それも欲張りだろうか?”
────授業中も思った。
給食の時間、私は彼女とそのヲタ友たちと一緒に食べる事になった。
「へえーリア充おめでとう♪」
「まーさんありがとう。」
「上ノ江結人君ってチャラ男なんだよね?」
「そうだよ?」
「その男の子と付き合ったきっかけって何なの?」
鋭い質問をするあーさん。
その質問にドキドキしながら答えた。
「まあ、ギャップかな…。」
「ギャップ!?」
5人は一斉に大声を張り上げるとみんなにじっと注目された。
なんだか恥ずかしい感じになり、“そんなに声を張り上げ無くても…”という気持ちにはなる。
「まさかそんなオチがある子が好きなんて…。」
「ひーさんって以外とそういうチャラ男が好きなんて初めて知ったよ…。」
「あたしはツンデレ男子かな、レイのような感じ…。」
「ナイナイ…(あーさん・めーさん・まーさん)」
妄想の世界を浸っている女子達。
リア充よりソロ充の方が楽しそうだなと思った。
「取り敢えず、みんなどういう感じの男子が好きなのかな?
やーさんは聞いたから知っているけど…。」
「クールな先輩お兄さん。」
「まあ居そうだね。」
「壁ドンしてくれる男子♡」
「いるのかな…。」
「眼鏡が似合う男子♪」
「普通にどこでも居そうだね。
めぐるちゃんは?」
「私より20センチ高い外国系イケメンオタク男子!」
「外国っていっても色々あるけど?」
「色白系ロシア男子。」
「頑張ってロシア語覚えないと付き合えないかも…。」
「流石にあたしたちもできないよ~…。」
彼女の夢だと思うが、次のアニメがやった日にはまた新しい夢に変わってしまうかもしれない。
まだ10代の私たちの夢は見放題で自由自在だ。
まーさんが聞いてきた。
「ひーさんって上ノ江君とは付き合っているけど、本当はどんな男子がタイプなの?」
「さあ…。」
私は男子のタイプなど考えてもいなかった。
今まで生きてきた13年間考えた事も無かったが、どういう人が好きというのも分からなかった。
彼が出会うまでは唯々好きになってしまって付き合った事、それだけである。
“ソロ充は充実しているのだろうか?”
私は部活へ行く前に彼女と人がいない教室で話した。
「何話って?」
「実はさ、あまりどういう男子がタイプだとかそういうのが無く育ったから他の子を見ていると羨ましいって思った…。
夢を高くしてそれでも妄想して、だから彼氏がいない子達を見ているとなんだか違うなって思ってくる。」
「だったら貴方も夢を持ったらいいじゃない?
別に上ノ江君と結婚するとかそういう許嫁のような条件で結ばれたものじゃないんでしょ?」
「うん…。」
「そんなに不満?」
「え?」
「リア充というものが?」
「うん…。」
彼女の視線を避けたかのように頭を下げた。
どうする事もできない私を応援していた彼女は言及する。
「だったら彼と別れればいいと思う、それが憧れているなら。
私や、彼女たちは貴方が付き合っているという事で応援したいと思う。
私達のように戻るか、それとも付き合いを続けるかそのどっちかを決めるのは貴方かもね。」
「…。」
「じゃあね。」
そう言いながら彼女はこの教室から出て行った。
私は1人黙ったまま自分の太股と睨めっこしながら考える。
リア充というものがこんなに苦しいものだとは知らずに私は彼と付き合ってしまったのが運の尽きだった。
その尽きこそが私の苦悩が張り巡らせる。
続
「おはよう。」
「おはよ…。」
「今日も汗が止まらないわね、ニキビができるわよ。」
「拭いてるよ…。」
「彼とはどんな感じかしら?」
「いつもと変わらない感じ。」
「そう…。」
「来週の土曜日、家の両親と会う事になった。」
「良かったわね。」
「めぐるちゃんは来週は何するの?」
「来週はまーさん家でアニメについて語ろう会という不思議な会議をする事になったわ。」
「なんかくだらなさそう…。」
「でもとっても良い話だと思うから“行きたい”と言ったわ。」
「めぐるちゃんらしい…。」
私はなんか安堵を感じつつ、羨ましくもあった。
“リア充よりソロ充の方が良いかもしれないとも思うが、それも欲張りだろうか?”
────授業中も思った。
給食の時間、私は彼女とそのヲタ友たちと一緒に食べる事になった。
「へえーリア充おめでとう♪」
「まーさんありがとう。」
「上ノ江結人君ってチャラ男なんだよね?」
「そうだよ?」
「その男の子と付き合ったきっかけって何なの?」
鋭い質問をするあーさん。
その質問にドキドキしながら答えた。
「まあ、ギャップかな…。」
「ギャップ!?」
5人は一斉に大声を張り上げるとみんなにじっと注目された。
なんだか恥ずかしい感じになり、“そんなに声を張り上げ無くても…”という気持ちにはなる。
「まさかそんなオチがある子が好きなんて…。」
「ひーさんって以外とそういうチャラ男が好きなんて初めて知ったよ…。」
「あたしはツンデレ男子かな、レイのような感じ…。」
「ナイナイ…(あーさん・めーさん・まーさん)」
妄想の世界を浸っている女子達。
リア充よりソロ充の方が楽しそうだなと思った。
「取り敢えず、みんなどういう感じの男子が好きなのかな?
やーさんは聞いたから知っているけど…。」
「クールな先輩お兄さん。」
「まあ居そうだね。」
「壁ドンしてくれる男子♡」
「いるのかな…。」
「眼鏡が似合う男子♪」
「普通にどこでも居そうだね。
めぐるちゃんは?」
「私より20センチ高い外国系イケメンオタク男子!」
「外国っていっても色々あるけど?」
「色白系ロシア男子。」
「頑張ってロシア語覚えないと付き合えないかも…。」
「流石にあたしたちもできないよ~…。」
彼女の夢だと思うが、次のアニメがやった日にはまた新しい夢に変わってしまうかもしれない。
まだ10代の私たちの夢は見放題で自由自在だ。
まーさんが聞いてきた。
「ひーさんって上ノ江君とは付き合っているけど、本当はどんな男子がタイプなの?」
「さあ…。」
私は男子のタイプなど考えてもいなかった。
今まで生きてきた13年間考えた事も無かったが、どういう人が好きというのも分からなかった。
彼が出会うまでは唯々好きになってしまって付き合った事、それだけである。
“ソロ充は充実しているのだろうか?”
私は部活へ行く前に彼女と人がいない教室で話した。
「何話って?」
「実はさ、あまりどういう男子がタイプだとかそういうのが無く育ったから他の子を見ていると羨ましいって思った…。
夢を高くしてそれでも妄想して、だから彼氏がいない子達を見ているとなんだか違うなって思ってくる。」
「だったら貴方も夢を持ったらいいじゃない?
別に上ノ江君と結婚するとかそういう許嫁のような条件で結ばれたものじゃないんでしょ?」
「うん…。」
「そんなに不満?」
「え?」
「リア充というものが?」
「うん…。」
彼女の視線を避けたかのように頭を下げた。
どうする事もできない私を応援していた彼女は言及する。
「だったら彼と別れればいいと思う、それが憧れているなら。
私や、彼女たちは貴方が付き合っているという事で応援したいと思う。
私達のように戻るか、それとも付き合いを続けるかそのどっちかを決めるのは貴方かもね。」
「…。」
「じゃあね。」
そう言いながら彼女はこの教室から出て行った。
私は1人黙ったまま自分の太股と睨めっこしながら考える。
リア充というものがこんなに苦しいものだとは知らずに私は彼と付き合ってしまったのが運の尽きだった。
その尽きこそが私の苦悩が張り巡らせる。
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