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第4話:附田仁花の災難?
付き合うという事は
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「仁花ちゃんって付き合うという意味って分かっていないのね。」
「え?」
「あのね、付き合うっていう事は恋人同士だし2人きりで帰るのは当たり前よ!」
委員長は仏頂面をしながらコーヒーを飲んだ。
今、4人で喫茶店で飲んでいるのだが、彼と彼女はカウンター席、私と委員長はソファー席に座っている。
友達に怒られたのは初めてであり、私は空気の読めない存在と思われている。
コーヒー皿を鳴らし、委員長は叱った。
「彼女なら彼の気持ちを察してあげないと可哀想だよ!」
「はい…。」
私は自分の行いに反省をした。
確かにあたしのやっている事は彼を勝手に巻き込んだようなものだ。
その話を聞いていた彼が私達の方へとにこやかにやって来た。
「委員長、良いんだよそれは!
俺が自分勝手なのがいけなかったんだ。
どっちも空気読めないもの同士のカップルなんて似た者同士でいいと思わないか?」
「…。」
「まあ俺も1回怒られたからお前の気持ちが痛い程分かるけどな。」
「こっちだってこの2人に怒るのに体力消耗したからね…。」
委員長が呆れられるのは確かにそうだと思った。
「まあ経験が無い私が言うにもなんだけど、付き合う事というのは人を巻き込むトラブル的な事は絶対に避ける事、相手側の考えも寄り添うというのが幸せに導くものなの。
私も本当は巻き込みたくないからなるべくは避けて欲しいんだよね…。」
「…なんだかごめんな、委員長。」
「間さん、ごめんね…。」
「いいわ、楽しい話になればいいわね。」
「うん…。」
委員長の一言で私も彼も誓った。
そして3人となった私と彼と彼女はその道が一緒の為、帰り道歩きながら話した。
「委員長、たまにいい事言うよな…。」
「どうして?」
「道徳心があるなと思って、まるで先生に叱られたような気分だった。」
「あんたって、先生に怒られているもんね…。
『服装がだらしがない』とか『髪型を整えなさい』とかさ。」
「お前…なんでその事を…。」
「彼女だからかしらね。」
「そんなの関係あるのか?」
「あるわよ。」
────彼女足を止めた。
「気になる相手を理解してないなんて興味が無いし、好意を持っているならその相手の弱点や、いい所を探すと思うわ。」
確かにそうだと思う。
これは女子にしかできない事、好きでもないなら気にならないのもそうかもしれない。
もし、彼の事を興味すら無ければ私は知り合いのようなものでしか彼を見ないだろう。
彼は言った。
「じゃあ俺のような男はどう考えるんだ?」
「貴方は他の男子達に答えを貰っているはずよ。」
「男子に答えなんてねぇよ、女子には答えを貰うけどよ。
自分で探せっていう世界だ。」
「そうなの?」
「まあな。」
彼の男子の世界というのはそういうものなのだろうか?
私には理解出来ず、結局家で父に相談を持ちかけた。
「ははははは!
まさかお前を付き合ってくれる優しい男子が居たとは知らなかったよ…。
相手はどんな子だ?ん?」
「サッカー部に入ってて面白い子かな?」
「面白い子か… 恋愛経験は?」
「何人か片思いがいてそれだけで終わったっていう事だからゼロかな。」
「そっか…。」
父は関心しながらその子の事を考えている。
父は思いつきで言った。
「きっと真面目な子かもしれないな…。
仁花の事を大切に思っているという子だ!」
「そうね、きっと優しい子なのよ!」
両親は盛り上がるが、アイツはチャラ男だぞとは言えず、唯々その様子を見ている事しかできなかった。
「仁花、結人君を誘って家へ呼びに来てあげなさい!
お父さんもその子に会いたいからな…。」
「お父さん、自分の恋愛経験をブイブイ言いたいだけでしょ?」
「そんな事ない!お父さんは上から自分の経験を押し潰すような事はしないぞ!」
「本当かな?」
彼女が小学生の時、父がの前で自分の経験を話す所を見たため、恥ずかしさを感じた事がある。
口だけで本当にやりそうで危険だ。
そして翌日、登校する時に彼と話した。
「結人。」
「なんだ?」
「お父さんが結人に家に呼びたいんだってどうする?」
「行く!」
「え?」
「だって家だなんて結構ラッキーな事じゃん!俺もお前のお父さんに会いたいしな!」
「やる気が違うな…。」
普通であればアタフタ困惑するのが当たり前だが、彼はやる気がある。
その意思を壊してはいけないと思い、その日時を相談した。
「何時だったら空いてるの?」
「来週の土曜日だったら空いてる!」
続
「え?」
「あのね、付き合うっていう事は恋人同士だし2人きりで帰るのは当たり前よ!」
委員長は仏頂面をしながらコーヒーを飲んだ。
今、4人で喫茶店で飲んでいるのだが、彼と彼女はカウンター席、私と委員長はソファー席に座っている。
友達に怒られたのは初めてであり、私は空気の読めない存在と思われている。
コーヒー皿を鳴らし、委員長は叱った。
「彼女なら彼の気持ちを察してあげないと可哀想だよ!」
「はい…。」
私は自分の行いに反省をした。
確かにあたしのやっている事は彼を勝手に巻き込んだようなものだ。
その話を聞いていた彼が私達の方へとにこやかにやって来た。
「委員長、良いんだよそれは!
俺が自分勝手なのがいけなかったんだ。
どっちも空気読めないもの同士のカップルなんて似た者同士でいいと思わないか?」
「…。」
「まあ俺も1回怒られたからお前の気持ちが痛い程分かるけどな。」
「こっちだってこの2人に怒るのに体力消耗したからね…。」
委員長が呆れられるのは確かにそうだと思った。
「まあ経験が無い私が言うにもなんだけど、付き合う事というのは人を巻き込むトラブル的な事は絶対に避ける事、相手側の考えも寄り添うというのが幸せに導くものなの。
私も本当は巻き込みたくないからなるべくは避けて欲しいんだよね…。」
「…なんだかごめんな、委員長。」
「間さん、ごめんね…。」
「いいわ、楽しい話になればいいわね。」
「うん…。」
委員長の一言で私も彼も誓った。
そして3人となった私と彼と彼女はその道が一緒の為、帰り道歩きながら話した。
「委員長、たまにいい事言うよな…。」
「どうして?」
「道徳心があるなと思って、まるで先生に叱られたような気分だった。」
「あんたって、先生に怒られているもんね…。
『服装がだらしがない』とか『髪型を整えなさい』とかさ。」
「お前…なんでその事を…。」
「彼女だからかしらね。」
「そんなの関係あるのか?」
「あるわよ。」
────彼女足を止めた。
「気になる相手を理解してないなんて興味が無いし、好意を持っているならその相手の弱点や、いい所を探すと思うわ。」
確かにそうだと思う。
これは女子にしかできない事、好きでもないなら気にならないのもそうかもしれない。
もし、彼の事を興味すら無ければ私は知り合いのようなものでしか彼を見ないだろう。
彼は言った。
「じゃあ俺のような男はどう考えるんだ?」
「貴方は他の男子達に答えを貰っているはずよ。」
「男子に答えなんてねぇよ、女子には答えを貰うけどよ。
自分で探せっていう世界だ。」
「そうなの?」
「まあな。」
彼の男子の世界というのはそういうものなのだろうか?
私には理解出来ず、結局家で父に相談を持ちかけた。
「ははははは!
まさかお前を付き合ってくれる優しい男子が居たとは知らなかったよ…。
相手はどんな子だ?ん?」
「サッカー部に入ってて面白い子かな?」
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「そっか…。」
父は関心しながらその子の事を考えている。
父は思いつきで言った。
「きっと真面目な子かもしれないな…。
仁花の事を大切に思っているという子だ!」
「そうね、きっと優しい子なのよ!」
両親は盛り上がるが、アイツはチャラ男だぞとは言えず、唯々その様子を見ている事しかできなかった。
「仁花、結人君を誘って家へ呼びに来てあげなさい!
お父さんもその子に会いたいからな…。」
「お父さん、自分の恋愛経験をブイブイ言いたいだけでしょ?」
「そんな事ない!お父さんは上から自分の経験を押し潰すような事はしないぞ!」
「本当かな?」
彼女が小学生の時、父がの前で自分の経験を話す所を見たため、恥ずかしさを感じた事がある。
口だけで本当にやりそうで危険だ。
そして翌日、登校する時に彼と話した。
「結人。」
「なんだ?」
「お父さんが結人に家に呼びたいんだってどうする?」
「行く!」
「え?」
「だって家だなんて結構ラッキーな事じゃん!俺もお前のお父さんに会いたいしな!」
「やる気が違うな…。」
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「何時だったら空いてるの?」
「来週の土曜日だったら空いてる!」
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