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~裁判篇~
030:結束
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家から帰って来た2人、母が心配してミューラの事を心配した。
「ミューラ、あんた一体どこ行ってたの・・・」
「ごめんなさい・・・」
「もしあんたが独りぼっちだったら化け物に襲われていたかもしれないのよ!」
「はい・・・」
「元気で良かった・・・」
安堵した表情をし、抱きしめてきた母にミューラは大粒の涙を思い切り流し、大泣きした。
ラウルはドア越しにじっとその様子を伺いながらようやく自分が何をしたのか理解ができた。
「ミューラ、ごめん・・・」
「いいの、気にしないで」
「アトラこそごめん、俺はお前と一緒に裁判で戦う事にするよ」
「ありがとうな、ラウル」
「ああ」
3人が寝室で謝り反省する中、母がその部屋へやって来た。
「アトラ、電話よ」
「誰から?」
「オールズ・カルシュファーっていう弁護士さんから」
裁判の事だろうとアトラはワクワクしながら走って向かった。
白い受話器を持ち保留ボタンを止め、待たせている本人に繋げた。
「もしもし・・・」
「アトラ少年、決まったぞ日時が」
「え?」
「来月の17日の午前10時だ
魔法界最高裁判所でやる事になる、長い戦争になりそうだ・・・」
「ああ、楽しみにしてる!」
「お前が住んでいるアパート前で待ってるぞ、ラウル少年の家族と同席だ」
「うん!」
電話を切り、エプロンの裾を拭きながら母は内容を聞き出した。
「で、オールズさんはなんて?」
「家族も同席した方がいいって言ってた」
「そう・・・どういうスーツで行こうかしら・・・」
「しっかりめの方がいいんじゃないかな?」
「そうね、その方がいいかもしれないわね・・・」
母は服装の事で心配をしていた。
裁判というのが初めての経験、アトラの言う事を信じた。
新聞紙をゆっくり寛ぎながら読んでいる父にも伝えられた。
「おじさん」
「なんだ?」
「裁判が来月の17日になった、場所は魔法界っていう所で最高裁判所があるんだ
おばさんやラウル達は全部知っている、俺が罪を背負わされた非罪人だって・・・」
「しってるさ、ママから伺ってるよ
アトラはまだ10代で思い罪を背負わさられて可哀想にって言ってたからさ俺はビックリしてしまった」
「そうなんだ」
アトラの両肩を持ち、父は本気な表情で瞳を見つめながら決意する。
「アトラ、俺は家族代表としてお前の気持ちを奴らにギャフンと伝えてやるからな!」
「うん!!」
父はアトラと余りいる時間が少ないが、出来るだけラウルとミューラと同じように子供との距離を縮めようと努力をしている1人。
思い入れが強いのはアイラン家独特の結束力が強い、暖かい心だった。
一方、検察庁ではイオーナ支部ではある話で持ち切りであった。
男性事務次官は検事に聞こえないようにコソコソと呼び出して仲間の1人を加わらせようと動いた。
「なあ」
「なんだよ・・・」
もう1人は長丸のブラウンフレームの眼鏡の事務次官、ややこしい先輩だな思いながらいつもその話にのってしまう癖を持っている。
嫌々にその話を乗ってあげた。
「何?」
「例の赤髪の少年がよ、あの金髪イケメン弁護士さんと黒々とした探偵と家族と一緒に法廷で戦うんだと」
「へぇ・・・」
「それがさ~冤罪だと言い出しているんだよなそいつがさ」
「冤罪?なんで」
「分かんねぇよ俺も
取り敢えず、あのウィズミー検事も亡霊が現れて長い戦いで持久力があるか分からないからな~・・・」
「確かに・・・もう行っていい?」
そのウィズミーという男は検事正の男と話していた。
「ウィズミー検事、アトラ・オルキスという少年の亡霊を倒すことが出来そうか?」
「楽勝ですよ、あの金髪イケメン弁護士も一緒なんですよね?
あのイケメン弁護士、私との最初の裁判で1回敗戦しています
久しぶりの裁判で思い切り除霊してあげますよ、私の手で・・・」
ウィズミー・キネル32歳
黒髪の右七三分けの身長が10歳の子供くらい小さい膨よか体型だが、魔力を使って身長を高身長のイケメンに変身する事が得意な変身魔法使い。
性格は生真面目でとてもあざとい、自分に持っていない人間を見ると嫉妬深くなる感じである。
やる気満々に裁判でオールズに勝てると余裕の笑みを浮かべた。
一方オールズは裁判官や検事を確認している。
アトラの裁判の時に裁いたあの裁判官と検事であった、どちらも負けた経験のある苦い思い出を持つ人間達の名前であった。
「チッ・・・俺の名誉を粉砕した人間共じゃないか!」
「知ってるんですか?」
「ああ、あのつるっ禿の真ん中の裁判長、まだ弁護士ホヤホヤの俺を最初の一歩を踏んだ瞬間にぶち壊した奴
2番目の御局的副裁判長は特に俺に堂々とした質問に対して冷徹で男嫌いなムカつくババアだった・・・
そして鼻ほじ食っている副裁判長、俺が真面目に弁論ている中パクパクと食いやがって礼儀も敬礼もなくはしたない奴だった・・・」
「どちらも辛い相手でしたのね」
「ああ、今でも俺の中じゃあ消去したいくらいの相手だ
必ず、アトラ少年の無罪を明らかにして見せる!」
因縁の相手と対峙するのは久しぶりのオールズにとっては過去を解消できるチャンス、それをどう生かすかが彼の鍵による。
そして1ヵ月後の17日、欠伸をしながら猫おじさんはアパートの前で眠そうな顔をしていた。
「ユーゴ、昨日眠れなかったのか?」
「よく分かったね~どうして?」
「友人だからに決まっているだろうが、お前はよく当日になると眠そうな顔をしながらよくウトウトしているような奴だった」
「君はまるで俺のお母さんだね」
「君を産んだつもりはない」
「お待たせ~!」
2人は会話をしながら待っているとアトラを先頭にアイラン一家が降りてきた。
「おはよう、猫おじさん」
「おはよー・・・ふぁ~・・・」
「どうしたの、大きな欠伸なんかして?」
「昨日ずっと言葉を自分で書いた応答する練習をメモ帳を読みながらしているとずっと覚えられるかどうか不安のまま一睡も出来なかった・・・
だから俺はこうして大きな欠伸を出し続けるのさ・・・ふぁ~・・・」
──────“猫おじさんって意外と真面目に練習する人なんだな・・・
俺もラウルやミューラ達に付き合って練習したけど成果が出るか不安だな・・・”──────
アトラは緊張しながらスーツのポケットに突っみ、思った。
「もうすぐタクシーが来る頃か・・・
皆さん、今日は堂々と戦いましょう!」
「オー!!(アイラン家・アトラ・猫おじさん)」
一致団結でいざ魔法界へ旅立った。
────続
「ミューラ、あんた一体どこ行ってたの・・・」
「ごめんなさい・・・」
「もしあんたが独りぼっちだったら化け物に襲われていたかもしれないのよ!」
「はい・・・」
「元気で良かった・・・」
安堵した表情をし、抱きしめてきた母にミューラは大粒の涙を思い切り流し、大泣きした。
ラウルはドア越しにじっとその様子を伺いながらようやく自分が何をしたのか理解ができた。
「ミューラ、ごめん・・・」
「いいの、気にしないで」
「アトラこそごめん、俺はお前と一緒に裁判で戦う事にするよ」
「ありがとうな、ラウル」
「ああ」
3人が寝室で謝り反省する中、母がその部屋へやって来た。
「アトラ、電話よ」
「誰から?」
「オールズ・カルシュファーっていう弁護士さんから」
裁判の事だろうとアトラはワクワクしながら走って向かった。
白い受話器を持ち保留ボタンを止め、待たせている本人に繋げた。
「もしもし・・・」
「アトラ少年、決まったぞ日時が」
「え?」
「来月の17日の午前10時だ
魔法界最高裁判所でやる事になる、長い戦争になりそうだ・・・」
「ああ、楽しみにしてる!」
「お前が住んでいるアパート前で待ってるぞ、ラウル少年の家族と同席だ」
「うん!」
電話を切り、エプロンの裾を拭きながら母は内容を聞き出した。
「で、オールズさんはなんて?」
「家族も同席した方がいいって言ってた」
「そう・・・どういうスーツで行こうかしら・・・」
「しっかりめの方がいいんじゃないかな?」
「そうね、その方がいいかもしれないわね・・・」
母は服装の事で心配をしていた。
裁判というのが初めての経験、アトラの言う事を信じた。
新聞紙をゆっくり寛ぎながら読んでいる父にも伝えられた。
「おじさん」
「なんだ?」
「裁判が来月の17日になった、場所は魔法界っていう所で最高裁判所があるんだ
おばさんやラウル達は全部知っている、俺が罪を背負わされた非罪人だって・・・」
「しってるさ、ママから伺ってるよ
アトラはまだ10代で思い罪を背負わさられて可哀想にって言ってたからさ俺はビックリしてしまった」
「そうなんだ」
アトラの両肩を持ち、父は本気な表情で瞳を見つめながら決意する。
「アトラ、俺は家族代表としてお前の気持ちを奴らにギャフンと伝えてやるからな!」
「うん!!」
父はアトラと余りいる時間が少ないが、出来るだけラウルとミューラと同じように子供との距離を縮めようと努力をしている1人。
思い入れが強いのはアイラン家独特の結束力が強い、暖かい心だった。
一方、検察庁ではイオーナ支部ではある話で持ち切りであった。
男性事務次官は検事に聞こえないようにコソコソと呼び出して仲間の1人を加わらせようと動いた。
「なあ」
「なんだよ・・・」
もう1人は長丸のブラウンフレームの眼鏡の事務次官、ややこしい先輩だな思いながらいつもその話にのってしまう癖を持っている。
嫌々にその話を乗ってあげた。
「何?」
「例の赤髪の少年がよ、あの金髪イケメン弁護士さんと黒々とした探偵と家族と一緒に法廷で戦うんだと」
「へぇ・・・」
「それがさ~冤罪だと言い出しているんだよなそいつがさ」
「冤罪?なんで」
「分かんねぇよ俺も
取り敢えず、あのウィズミー検事も亡霊が現れて長い戦いで持久力があるか分からないからな~・・・」
「確かに・・・もう行っていい?」
そのウィズミーという男は検事正の男と話していた。
「ウィズミー検事、アトラ・オルキスという少年の亡霊を倒すことが出来そうか?」
「楽勝ですよ、あの金髪イケメン弁護士も一緒なんですよね?
あのイケメン弁護士、私との最初の裁判で1回敗戦しています
久しぶりの裁判で思い切り除霊してあげますよ、私の手で・・・」
ウィズミー・キネル32歳
黒髪の右七三分けの身長が10歳の子供くらい小さい膨よか体型だが、魔力を使って身長を高身長のイケメンに変身する事が得意な変身魔法使い。
性格は生真面目でとてもあざとい、自分に持っていない人間を見ると嫉妬深くなる感じである。
やる気満々に裁判でオールズに勝てると余裕の笑みを浮かべた。
一方オールズは裁判官や検事を確認している。
アトラの裁判の時に裁いたあの裁判官と検事であった、どちらも負けた経験のある苦い思い出を持つ人間達の名前であった。
「チッ・・・俺の名誉を粉砕した人間共じゃないか!」
「知ってるんですか?」
「ああ、あのつるっ禿の真ん中の裁判長、まだ弁護士ホヤホヤの俺を最初の一歩を踏んだ瞬間にぶち壊した奴
2番目の御局的副裁判長は特に俺に堂々とした質問に対して冷徹で男嫌いなムカつくババアだった・・・
そして鼻ほじ食っている副裁判長、俺が真面目に弁論ている中パクパクと食いやがって礼儀も敬礼もなくはしたない奴だった・・・」
「どちらも辛い相手でしたのね」
「ああ、今でも俺の中じゃあ消去したいくらいの相手だ
必ず、アトラ少年の無罪を明らかにして見せる!」
因縁の相手と対峙するのは久しぶりのオールズにとっては過去を解消できるチャンス、それをどう生かすかが彼の鍵による。
そして1ヵ月後の17日、欠伸をしながら猫おじさんはアパートの前で眠そうな顔をしていた。
「ユーゴ、昨日眠れなかったのか?」
「よく分かったね~どうして?」
「友人だからに決まっているだろうが、お前はよく当日になると眠そうな顔をしながらよくウトウトしているような奴だった」
「君はまるで俺のお母さんだね」
「君を産んだつもりはない」
「お待たせ~!」
2人は会話をしながら待っているとアトラを先頭にアイラン一家が降りてきた。
「おはよう、猫おじさん」
「おはよー・・・ふぁ~・・・」
「どうしたの、大きな欠伸なんかして?」
「昨日ずっと言葉を自分で書いた応答する練習をメモ帳を読みながらしているとずっと覚えられるかどうか不安のまま一睡も出来なかった・・・
だから俺はこうして大きな欠伸を出し続けるのさ・・・ふぁ~・・・」
──────“猫おじさんって意外と真面目に練習する人なんだな・・・
俺もラウルやミューラ達に付き合って練習したけど成果が出るか不安だな・・・”──────
アトラは緊張しながらスーツのポケットに突っみ、思った。
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