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~裁判篇~
033:尋問
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最初の参考人はミューラである。
アトラを拾ったのは彼女であり、1番知ってそうな人物だとアトラ本人がその順番でいいと相談したため、その基準になったそうだ。
呼び出されたミューラは1番最初のため緊張しており、 声をかけられそうな裁判長の方へと向いた。
「ミューラ・アイランさん、貴方は3ヵ月程前何故アトラ・オルキス被告を拾いましたね、その証明をして下さい」
「家の中で私は雨が止むまで待っていました
光の玉が公園に落下して何事だと思い、レインコートを着て傘をさしてその場所へ出掛けました
その落下した所へ行くと人が倒れており、兄くらいの年齢の少年でした
私は声をかけましたが、返答も無かったので
“おかしい”と思い、家にいる父を呼び出して家の中へと入れました」
「・・・・・・・・・・・・」
裁判官達はなんだか不思議だと思いながら気難しい顔をしながら疑問を投げかけて話し合っている。
そして尋問の時、オールズが歩きながらミューラの表情を見ている。
視線は気になるが、真っ直ぐじっと視線を無視をするかのように裁判長の顔を見ている。
まるで面接の時のような感じだが、彼女にとってはそれが精一杯なのだ。
そして尋問が始まる。
「ミューラ・アイランさん、どうして病院へ連れて行こうとしなかったのですか?」
「それ程重症の病気じゃ無かったからです
息はありましたし、熱などありませんでした」
「もし重症化して病院へ行く事になったらというものがあったらどうする気だったのですか?」
「父がインターネットで調べてくれたので“気絶して倒れるだけであれば、病院へ行く事もない”と・・・」
「成程・・・」
そしてラウルの番、裁判長からミューラと同じように出会った経緯を質問された。
「私は父と妹が俺と同い年の少年を背負って1個空いているゲストルームを開けておきました
その少年が目覚めるまでいつも通り学校へ行ったり、勉強したりしていました
妹がまさかぐったり倒れている少年を連れてくるなど珍しかったものですから私も協力して手伝いました 」
その経緯の事についてオールズは協力という言葉が引っかかり、鋭い質問をした。
「妹さんはどういう性格なのですか?」
「優しくて人思いの可愛い妹でした
生意気な所もたまにありますが、それでも私以上に大切にする子なので 」
「友達は多かったですか?」
「私以上に多かったです」
「妹さんは特に変わった事をするような行動する事とかはあったりしますでしょうか?」
「イジメられている女子の相談に乗ったり、男子の集団相手に喧嘩したりと少し不安な要素もありましたが、悪い事をするような子ではありません」
なオールズの質問に対し、妹の本当の気持ちを明らかに答弁するラウル。
大事な家族を悪い印象など決して明らかにさせないといい所を強調しながら強く否定をし、信じていると思わせるようにアピールする彼なりの作戦である。
「次にアトラ・オルキスの事ですが、どういう性格なのか教えてくれませんか?」
「根は真面目な魔法使いで、妹とと同じ性格をしており、ただ真っ直ぐに未来志向な性格です」
「喧嘩するような事は何度かありましたか?」
「ありませんが、仲良くやっていたので特に仲間割れという事はありません」
兄は正直に言った。
とにかく嘘だけは避けたいと思いながら自分の思った事を過去を振り返りながら彼等の性格は自分だけが知っている。
少年の言っている事は本当だと思い、問い詰める事を止めて次の父へと回された。
「私は娘に“男の子が倒れているの、一緒に来て”と言われ、タオルケットを持ち、着いてきました
そこに少年が倒れていて雨の中タオルケットを少年の体を拭き上げ、背負って行きました
体温を測ると36度以上あって健康で良かったですが、急いで背負ってきた甲斐があってよかったです」
父への尋問は本当に連れてきて良かったのかという疑問。
アトラには耳が痛くて重いものだが、それでも解明するためには必要な事である。
「2人のお子様を持つ父親として聞きます
貴方は娘さんの行動に対し、違和感というものがありましたか?」
「ありました
ですが、人間が倒れていると聞いたら助けるのが筋だと思い、子供だろうが老人だろうがお互い危機を感じたら助けなきゃいと思いました」
「助けた時、罪悪感とかは?」
「決してありません、助けたのですから」
そして母は唇を噛み締めながらなんとかこの場をしっかりしなきゃと緊張感が他の人まで伝わってしまいそうだと思うと裁判長がその様子に気づいた。
「大丈夫ですか?」
「はい・・・慣れていないものですから・・・」
母はその裁判長の質問に対し、証言した。
「アトラ君は娘が連れてきた子ですから私は寝たきりで起きないまま、私は娘達の代わりにおしぼりを変えながらなんとか体温を平常のままなんとか1ヶ月キープさせました
そして娘がゲストルームで何回か訪れていましたから私は彼女の好きなようにいさせてあげました
何しろあの子も恋ができるような年齢ですからそおっとして2人の世界を作ってあげましたし、それにずっとあの子の事で話は伺っていました」
そして尋問の時、ウィズミーが聞いてきた。
「少年を連れてくる前、貴方は何をしていましたか?」
「子供達が大好きなカレーを作っていました」
「赤の他人の子供を連れてきて違和感は感じませんでしたか?」
「違和感なんて・・・緊急事態の事だったので、その子をなんとか助けてあげようとしました・・・」
そしてアトラの生徒達の尋問に移り、ルアナからイルヴィンソンから1番アトラの事を知っている人の順番から始まった。
因みに尋問はオールズである。
「アトラ君はどういう子でしょうか?」
「人思いで明るくて優しい子です
それに盛り上げ役でお馬鹿な所もあって、魔力は凄い子でした」
「貴方は助けられたと聞きましたが何で助けられたのですか?」
「危険な魔獣が来たらという内容で私は水の魔法でしたから余り攻撃が効かなくて、“このままじゃあ死ぬっ!”って思った時にあの子が助けてくれたんです
もし助けられなかったら私は死んでましたし、学校の問題も起ていたでしょうね」
そしてイルヴィンソンの尋問、モジモジしながら右の人差し指を触りながら受け答えをした。
“ アトラはどういう子でしょうか”という質問に対し、こう答えた。
「アトラはとってもいい奴で、人に優しい所もあります!
世話焼きな所もありますが、親分基質なのかなって思って・・・」
「成程・・・イジメから助けられたという事がありましたが、どのように?」
「“全員で1人に対して寄って集ってイジメるなんて卑怯だぞっ!”って・・・」
イルバの番になり今までのアトラの事についてしっかり大声で言った。
「アイツは!馴れ馴れしいって最初は思ったけど弁護士さんからそのDVDを見た時は本当に悪い奴じゃないって思った・・・
俺はアイツがそんな事をするような奴じゃないって!俺は知っている!!」
オールズはこの1回目は勝てると思っていた、ところが学園長の番になると一気にその尋問は大きく代わった。
「アトラ・オルキスは間違えなく、犯罪を犯しそうな生徒だった」
その尋問とはどういう意味なのかその内容は不明であった。
────続
アトラを拾ったのは彼女であり、1番知ってそうな人物だとアトラ本人がその順番でいいと相談したため、その基準になったそうだ。
呼び出されたミューラは1番最初のため緊張しており、 声をかけられそうな裁判長の方へと向いた。
「ミューラ・アイランさん、貴方は3ヵ月程前何故アトラ・オルキス被告を拾いましたね、その証明をして下さい」
「家の中で私は雨が止むまで待っていました
光の玉が公園に落下して何事だと思い、レインコートを着て傘をさしてその場所へ出掛けました
その落下した所へ行くと人が倒れており、兄くらいの年齢の少年でした
私は声をかけましたが、返答も無かったので
“おかしい”と思い、家にいる父を呼び出して家の中へと入れました」
「・・・・・・・・・・・・」
裁判官達はなんだか不思議だと思いながら気難しい顔をしながら疑問を投げかけて話し合っている。
そして尋問の時、オールズが歩きながらミューラの表情を見ている。
視線は気になるが、真っ直ぐじっと視線を無視をするかのように裁判長の顔を見ている。
まるで面接の時のような感じだが、彼女にとってはそれが精一杯なのだ。
そして尋問が始まる。
「ミューラ・アイランさん、どうして病院へ連れて行こうとしなかったのですか?」
「それ程重症の病気じゃ無かったからです
息はありましたし、熱などありませんでした」
「もし重症化して病院へ行く事になったらというものがあったらどうする気だったのですか?」
「父がインターネットで調べてくれたので“気絶して倒れるだけであれば、病院へ行く事もない”と・・・」
「成程・・・」
そしてラウルの番、裁判長からミューラと同じように出会った経緯を質問された。
「私は父と妹が俺と同い年の少年を背負って1個空いているゲストルームを開けておきました
その少年が目覚めるまでいつも通り学校へ行ったり、勉強したりしていました
妹がまさかぐったり倒れている少年を連れてくるなど珍しかったものですから私も協力して手伝いました 」
その経緯の事についてオールズは協力という言葉が引っかかり、鋭い質問をした。
「妹さんはどういう性格なのですか?」
「優しくて人思いの可愛い妹でした
生意気な所もたまにありますが、それでも私以上に大切にする子なので 」
「友達は多かったですか?」
「私以上に多かったです」
「妹さんは特に変わった事をするような行動する事とかはあったりしますでしょうか?」
「イジメられている女子の相談に乗ったり、男子の集団相手に喧嘩したりと少し不安な要素もありましたが、悪い事をするような子ではありません」
なオールズの質問に対し、妹の本当の気持ちを明らかに答弁するラウル。
大事な家族を悪い印象など決して明らかにさせないといい所を強調しながら強く否定をし、信じていると思わせるようにアピールする彼なりの作戦である。
「次にアトラ・オルキスの事ですが、どういう性格なのか教えてくれませんか?」
「根は真面目な魔法使いで、妹とと同じ性格をしており、ただ真っ直ぐに未来志向な性格です」
「喧嘩するような事は何度かありましたか?」
「ありませんが、仲良くやっていたので特に仲間割れという事はありません」
兄は正直に言った。
とにかく嘘だけは避けたいと思いながら自分の思った事を過去を振り返りながら彼等の性格は自分だけが知っている。
少年の言っている事は本当だと思い、問い詰める事を止めて次の父へと回された。
「私は娘に“男の子が倒れているの、一緒に来て”と言われ、タオルケットを持ち、着いてきました
そこに少年が倒れていて雨の中タオルケットを少年の体を拭き上げ、背負って行きました
体温を測ると36度以上あって健康で良かったですが、急いで背負ってきた甲斐があってよかったです」
父への尋問は本当に連れてきて良かったのかという疑問。
アトラには耳が痛くて重いものだが、それでも解明するためには必要な事である。
「2人のお子様を持つ父親として聞きます
貴方は娘さんの行動に対し、違和感というものがありましたか?」
「ありました
ですが、人間が倒れていると聞いたら助けるのが筋だと思い、子供だろうが老人だろうがお互い危機を感じたら助けなきゃいと思いました」
「助けた時、罪悪感とかは?」
「決してありません、助けたのですから」
そして母は唇を噛み締めながらなんとかこの場をしっかりしなきゃと緊張感が他の人まで伝わってしまいそうだと思うと裁判長がその様子に気づいた。
「大丈夫ですか?」
「はい・・・慣れていないものですから・・・」
母はその裁判長の質問に対し、証言した。
「アトラ君は娘が連れてきた子ですから私は寝たきりで起きないまま、私は娘達の代わりにおしぼりを変えながらなんとか体温を平常のままなんとか1ヶ月キープさせました
そして娘がゲストルームで何回か訪れていましたから私は彼女の好きなようにいさせてあげました
何しろあの子も恋ができるような年齢ですからそおっとして2人の世界を作ってあげましたし、それにずっとあの子の事で話は伺っていました」
そして尋問の時、ウィズミーが聞いてきた。
「少年を連れてくる前、貴方は何をしていましたか?」
「子供達が大好きなカレーを作っていました」
「赤の他人の子供を連れてきて違和感は感じませんでしたか?」
「違和感なんて・・・緊急事態の事だったので、その子をなんとか助けてあげようとしました・・・」
そしてアトラの生徒達の尋問に移り、ルアナからイルヴィンソンから1番アトラの事を知っている人の順番から始まった。
因みに尋問はオールズである。
「アトラ君はどういう子でしょうか?」
「人思いで明るくて優しい子です
それに盛り上げ役でお馬鹿な所もあって、魔力は凄い子でした」
「貴方は助けられたと聞きましたが何で助けられたのですか?」
「危険な魔獣が来たらという内容で私は水の魔法でしたから余り攻撃が効かなくて、“このままじゃあ死ぬっ!”って思った時にあの子が助けてくれたんです
もし助けられなかったら私は死んでましたし、学校の問題も起ていたでしょうね」
そしてイルヴィンソンの尋問、モジモジしながら右の人差し指を触りながら受け答えをした。
“ アトラはどういう子でしょうか”という質問に対し、こう答えた。
「アトラはとってもいい奴で、人に優しい所もあります!
世話焼きな所もありますが、親分基質なのかなって思って・・・」
「成程・・・イジメから助けられたという事がありましたが、どのように?」
「“全員で1人に対して寄って集ってイジメるなんて卑怯だぞっ!”って・・・」
イルバの番になり今までのアトラの事についてしっかり大声で言った。
「アイツは!馴れ馴れしいって最初は思ったけど弁護士さんからそのDVDを見た時は本当に悪い奴じゃないって思った・・・
俺はアイツがそんな事をするような奴じゃないって!俺は知っている!!」
オールズはこの1回目は勝てると思っていた、ところが学園長の番になると一気にその尋問は大きく代わった。
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