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第3章
174.久しぶりの取り合い。
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今日からお勉強再開で、ライさんが教えてくれる日だ。
少しワクワクする気持ちと、大きな不安を抱えて、あれ以来入っていなかった学習室に足を踏み入れる。今日はアミュートも一緒だ。
ライさんはもう着いていて、俺が来て笑顔で手を広げてしゃがみ構えてくれる。
入るのに勇気の言ったトラウマになりかけのこの部屋は、そんなライさんの暖かい歓迎で払拭された。
「らいさん!」
「ユキ~~!は~~癒しだぁ~~」
「らいさん?」
「ごめん疲れたからちょっとだけ…」
「おつかれさまぁ」
「ふぅぅっ…ユキが可愛くて辛い…」
「え?」
「んーん!よし、じゃあ始めようか!」
「うん!」
ライは俺を抱きしめてエネルギーチャージをした後、俺を席に座らせる。
「まずね、どこまでやったか確認したいんだけど…」
「…ここまでやった!でも、ここまではよしゅう、したよ!」
「そっか~!偉いねユキ!」
今日やる歴史の教科書は習ってある範囲からさらに10ページ先くらいまで予習していた。それをハグされながら頭を撫でまくられ褒められ嬉しくなる。
「なら、とりあえずやってある範囲までの問題を出すから答えてみてくれる?復習ね」
「はーい!」
「いい返事!なら──」
そこから、初めからやってある範囲までの問題を全問正解で答え、またライさんに滅茶苦茶に褒めてもらい、予習範囲も満点で、抱き上げてクルクル回りながら褒められた。
「ユキ~!天才!天才だよユキー!」
「えへへ~」
「えーもー可愛すぎー!じゃあどうしよっか…復習してあるところ、教える必要なさそうだもんね……なにか質問とかある?」
「…ない、かな」
「だよね~あったら満点じゃないよね~…うーんじゃあ今日はこっちやる?」
「あ、それ、いっかいもならってない!」
「だよねだよね!じゃあこっちやろっか」
そういってライさんが用意したのは数学の教科書。俺はあの人に教わっていたのはマナーと歴史、座学の魔法、この3つだった。数学はまだ習っていない。前世と同じだろうか?物語あるあるでは前世と一緒だよね。
「じゃあちょっと教科書ぺろぺろとめくって見ててくれる?私ちょっとノアに自慢してくるから」
「じまん?」
「そ!仕事終わらなくって私が今日教えることになったから、ユキの天才ぶりを真っ先に褒められた事を自慢しに行くんだよ」
「…いってらっしゃい」
「いってきま~す!」
ライさんは楽しそうに出ていった。
『年々ライさんのキャラが崩れてる気がする…』
『…隠すのを辞めただけだと思うよ』
ライさんは初めの頃、父様とガイさんの仲裁をしていて、こんな感じじゃなかったはずなのに…まぁ、楽しそうだから全然いいんだけどね。
「ただいま~!どう?どんな感じ?難しいでしょう?」
「ユキ!俺も教えるから頑張ろうな!」
「とうさま?」
「ちょっと、なんでついてきてるの?仕事は?」
「いい!」
「いや、ダメだから。早く戻って」
「…とうさま、おしごとがんばってね!」
教科書をぼーっと眺めているとライさんが戻ってきて、後ろから父様がひょっこり現れた。
自慢されて着いてきてしまった父様に抱きついて応援する。
すると、俺をぎゅーっと抱きしめてエネルギーチャージした父様は、後ろ髪を引かれる用に部屋から出ていった。
「さ、続きしましょう。ぺろぺろみてどんな感じだった?これから教えていくけど、その前に質問ある?」
ぺろぺろって言い方が気になります。とは言えないし、物語通り前世と一緒な感じで簡単すぎてびっくりしましたとも言えない。どうしよう。だってこの教科書最後まで見ても掛け算とか出てこない。ずっと足し算引き算の問題だ。そりゃ、前世のたかし君の奇行みたいな文章問題とかあったけど、だとしても簡単すぎる。これは数学の教科書じゃなくて算数の教科書だ。
「……」
「ユキどうしたの?やっぱり難しいよね」
「……」
難しいと言うべきか言わないべきか……
『アミュート、どう思う?』
『どうせバレるし言った方がいいんじゃない?別の科目するかもだし』
『そうだね…』
「ねぇライさん」
「どうしたの?質問?」
「ん~…あのね、これ、さいごまでよんだんだけど、かんたん…だった…ぜんぶ、わかるよ……」
「え、嘘でしょ?!」
「……」
「ちょっちょっちょ……まって、じゃあこれ解いてみて?」
「…」
「じゃあこれは?」
「…」
「うそ……ちょ、ちょっとまってて、アミュートと遊んでていいから待ってて!」
ライさんさ紙に問題を書いては俺に見せ、俺が直ぐに答えを書けば慌てて部屋から出ていった。さっき戻ってきたばっかりなのに大変だね。
『アミュートなにしてよっか…』
『もふもふしてて』
『ふふっ、いいよ~ブラシも持ってるよ』
『ブラシがいい』
『任せて!』
そうしてアミュートを綺麗にもっふんもっふんにして待っていると、なぜかガイさんが勢いよく入ってきて俺を抱き上げてクルクル回った。
「え、ちょ、なに?ガイさん?ちょ、ちょっちょ、」
「ユキーー!最高だなー!天才だなーー!」
「おいガイっ!お前がずるいぞ!俺が1番初めに褒めようと思ったのにっ!」
「はっ!お前いっつもユキの事独り占めしてるじゃねぇか!お前の方がずるい。俺たちがどれだけ我慢してるかお前知らねぇだろ!まったく…他の奴らがいると我慢せざるをえないってのにお前はドヤ顔でユキのこと可愛がりやがって」
ガイさんの文句が止まらない。
ところでライさんは?
「ねぇ、ガイさん。ライさんは?」
「母さん達に捕まってるんだ。俺が押し付けてきたんだ」
「はっ、それで俺に負けてたら世話ないな」
「はぁ?お前マジで……ユキ、おいで」
「渡すわけねぇだろうが。ユキは今俺の腕の中がお気に入りなんだよ」
「はぁ?俺に決まってるだろうが!」
「ちょっと!2人とも!いい加減にしてよ!」
「「……早かったな」」
「はぁ…」
ライさんは現れるなり2人の喧嘩を止めて、しれっとガイさんの腕にいる俺を攫っていく。あぁなんかこういう所は変わってないよね。
「母さん達は?」
「…パーティの準備をするとか言ってたよ」
「なるほどな」
「パーティ?するの?」
「そう、ユキがとっても賢いから、沢山褒めるパーティするんだって」
おぉ!なんかそれ楽しそうだなっ!
少しワクワクする気持ちと、大きな不安を抱えて、あれ以来入っていなかった学習室に足を踏み入れる。今日はアミュートも一緒だ。
ライさんはもう着いていて、俺が来て笑顔で手を広げてしゃがみ構えてくれる。
入るのに勇気の言ったトラウマになりかけのこの部屋は、そんなライさんの暖かい歓迎で払拭された。
「らいさん!」
「ユキ~~!は~~癒しだぁ~~」
「らいさん?」
「ごめん疲れたからちょっとだけ…」
「おつかれさまぁ」
「ふぅぅっ…ユキが可愛くて辛い…」
「え?」
「んーん!よし、じゃあ始めようか!」
「うん!」
ライは俺を抱きしめてエネルギーチャージをした後、俺を席に座らせる。
「まずね、どこまでやったか確認したいんだけど…」
「…ここまでやった!でも、ここまではよしゅう、したよ!」
「そっか~!偉いねユキ!」
今日やる歴史の教科書は習ってある範囲からさらに10ページ先くらいまで予習していた。それをハグされながら頭を撫でまくられ褒められ嬉しくなる。
「なら、とりあえずやってある範囲までの問題を出すから答えてみてくれる?復習ね」
「はーい!」
「いい返事!なら──」
そこから、初めからやってある範囲までの問題を全問正解で答え、またライさんに滅茶苦茶に褒めてもらい、予習範囲も満点で、抱き上げてクルクル回りながら褒められた。
「ユキ~!天才!天才だよユキー!」
「えへへ~」
「えーもー可愛すぎー!じゃあどうしよっか…復習してあるところ、教える必要なさそうだもんね……なにか質問とかある?」
「…ない、かな」
「だよね~あったら満点じゃないよね~…うーんじゃあ今日はこっちやる?」
「あ、それ、いっかいもならってない!」
「だよねだよね!じゃあこっちやろっか」
そういってライさんが用意したのは数学の教科書。俺はあの人に教わっていたのはマナーと歴史、座学の魔法、この3つだった。数学はまだ習っていない。前世と同じだろうか?物語あるあるでは前世と一緒だよね。
「じゃあちょっと教科書ぺろぺろとめくって見ててくれる?私ちょっとノアに自慢してくるから」
「じまん?」
「そ!仕事終わらなくって私が今日教えることになったから、ユキの天才ぶりを真っ先に褒められた事を自慢しに行くんだよ」
「…いってらっしゃい」
「いってきま~す!」
ライさんは楽しそうに出ていった。
『年々ライさんのキャラが崩れてる気がする…』
『…隠すのを辞めただけだと思うよ』
ライさんは初めの頃、父様とガイさんの仲裁をしていて、こんな感じじゃなかったはずなのに…まぁ、楽しそうだから全然いいんだけどね。
「ただいま~!どう?どんな感じ?難しいでしょう?」
「ユキ!俺も教えるから頑張ろうな!」
「とうさま?」
「ちょっと、なんでついてきてるの?仕事は?」
「いい!」
「いや、ダメだから。早く戻って」
「…とうさま、おしごとがんばってね!」
教科書をぼーっと眺めているとライさんが戻ってきて、後ろから父様がひょっこり現れた。
自慢されて着いてきてしまった父様に抱きついて応援する。
すると、俺をぎゅーっと抱きしめてエネルギーチャージした父様は、後ろ髪を引かれる用に部屋から出ていった。
「さ、続きしましょう。ぺろぺろみてどんな感じだった?これから教えていくけど、その前に質問ある?」
ぺろぺろって言い方が気になります。とは言えないし、物語通り前世と一緒な感じで簡単すぎてびっくりしましたとも言えない。どうしよう。だってこの教科書最後まで見ても掛け算とか出てこない。ずっと足し算引き算の問題だ。そりゃ、前世のたかし君の奇行みたいな文章問題とかあったけど、だとしても簡単すぎる。これは数学の教科書じゃなくて算数の教科書だ。
「……」
「ユキどうしたの?やっぱり難しいよね」
「……」
難しいと言うべきか言わないべきか……
『アミュート、どう思う?』
『どうせバレるし言った方がいいんじゃない?別の科目するかもだし』
『そうだね…』
「ねぇライさん」
「どうしたの?質問?」
「ん~…あのね、これ、さいごまでよんだんだけど、かんたん…だった…ぜんぶ、わかるよ……」
「え、嘘でしょ?!」
「……」
「ちょっちょっちょ……まって、じゃあこれ解いてみて?」
「…」
「じゃあこれは?」
「…」
「うそ……ちょ、ちょっとまってて、アミュートと遊んでていいから待ってて!」
ライさんさ紙に問題を書いては俺に見せ、俺が直ぐに答えを書けば慌てて部屋から出ていった。さっき戻ってきたばっかりなのに大変だね。
『アミュートなにしてよっか…』
『もふもふしてて』
『ふふっ、いいよ~ブラシも持ってるよ』
『ブラシがいい』
『任せて!』
そうしてアミュートを綺麗にもっふんもっふんにして待っていると、なぜかガイさんが勢いよく入ってきて俺を抱き上げてクルクル回った。
「え、ちょ、なに?ガイさん?ちょ、ちょっちょ、」
「ユキーー!最高だなー!天才だなーー!」
「おいガイっ!お前がずるいぞ!俺が1番初めに褒めようと思ったのにっ!」
「はっ!お前いっつもユキの事独り占めしてるじゃねぇか!お前の方がずるい。俺たちがどれだけ我慢してるかお前知らねぇだろ!まったく…他の奴らがいると我慢せざるをえないってのにお前はドヤ顔でユキのこと可愛がりやがって」
ガイさんの文句が止まらない。
ところでライさんは?
「ねぇ、ガイさん。ライさんは?」
「母さん達に捕まってるんだ。俺が押し付けてきたんだ」
「はっ、それで俺に負けてたら世話ないな」
「はぁ?お前マジで……ユキ、おいで」
「渡すわけねぇだろうが。ユキは今俺の腕の中がお気に入りなんだよ」
「はぁ?俺に決まってるだろうが!」
「ちょっと!2人とも!いい加減にしてよ!」
「「……早かったな」」
「はぁ…」
ライさんは現れるなり2人の喧嘩を止めて、しれっとガイさんの腕にいる俺を攫っていく。あぁなんかこういう所は変わってないよね。
「母さん達は?」
「…パーティの準備をするとか言ってたよ」
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「パーティ?するの?」
「そう、ユキがとっても賢いから、沢山褒めるパーティするんだって」
おぉ!なんかそれ楽しそうだなっ!
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