8 / 63
第8話 尋問の時間です
私の「出張害虫駆除に行ってくる」という言葉に、アレクは呆然と立ち尽くしている。
さっきまでの、私の助力を得られなかったことへの絶望とはまた違う、純粋な畏怖と困惑がその表情には浮かんでいた。
まあ、彼女の気持ちも分かる。今まで面倒くさそうにスローライフを語っていた女が、森が燃やされたと聞いた途端、魔王みたいな雰囲気を醸し出し始めたのだから。
でも、私にしてみれば至極当然のことだ。
自分の家が燃やされそうになって、黙って見ている人間がどこにいる?
「アーマーさん」
「はっ。何なりと」
「お茶の準備をお願い。多分、5分くらいで戻るから」
「……承知いたしました。本日のお茶菓子は、昨日収穫した木の実のクッキーでよろしいですかな?」
「ええ、お願いするわ」
そんな日常的な会話を交わす私とアーマーさんを、アレクは信じられないものを見るような目で見ている。
「モフ」
「グルル……ワフン!」
私の足元で、モフが「僕も行く!」とばかりに戦闘態勢に入っていた。全身の毛が逆立ち、その体躯が心なしか一回り大きく見える。
喉の奥からは、地響きのような唸り声が漏れていた。やる気満々だ。
「あなたはダメ。お留守番して、アレクとバッシーのこと、お願いね」
「クゥ~ン……」
途端にしょんぼりするモフの大きな頭を、ぽんぽんと撫でてやる。
「いい子だから。すぐに戻るわ」
さて、と。
準備は万端だ。
「それじゃあアレク、ちょっと行ってくるから。お茶でも飲んで待ってて」
「え、あ、はい……って、ええ!?」
アレクが何かを言い終える前に、私は地面を軽く蹴った。
ドゴォォォンッ!!
ソニックブームが巻き起こり、足元の地面が蜘蛛の巣状に砕け散る。私の体は弾丸となって空を翔け、あっという間にアレクたちの視界から消え去った。
残ったのは、あまりの衝撃波に尻餅をつき、口をパクパクさせているアレクと、静かにお辞儀をするアーマーさん、そして「行っちゃった……」と寂しそうに空を見上げるモフだけだった。
――そして、文字通り、数秒後。
私は燃え盛る森の東端に降り立った。
着地の衝撃で周囲にいたゴブリン数体が吹き飛ぶ。
「うわ……ひどい……」
目の前に広がる光景に、思わず眉をひそめた。
木々は無残に黒焦げになり、魔物たちの下品な笑い声と、森の精霊たちの悲鳴が聞こえてくるようだ。
オーク、ゴブリン、ジャイアントワーム……王都に向かっていたというだけあって、種類も数も豊富だ。
その数、ざっと見て数千はいるだろうか。
彼らは、侵略者である私に気づくと、一斉に敵意を剥き出しにして襲いかかってきた。
「……はぁ」
私は一つ、息を吐く。
その息は、絶対零度の冷気となって周囲の大気を凍らせた。
「私の庭で……よくもまあ、これだけ派手にやってくれたわね」
手に持った『万能調理ナイフ』を、ゆっくりと構える。
さっき試し斬りした時は、力を入れすぎてしまった。今度は加減をしないと。
食材……いや、害虫がミンチになってしまったら、後始末が面倒だ。
「まずは……露払い、っと」
ナイフを横薙ぎに一閃。
ただし、刃は使わない。刀身の腹の部分で空気を叩くように。
ゴウッ!!!
振り抜いた軌跡から真空の刃が放たれた。
それは扇状に拡大しながら森を駆け抜け、射線軸上にいた魔物の軍勢を、木々を傷つけることなく綺麗に両断した。
一振りで全体の三分の一ほどが沈黙する。
「……うん、こんなものかな」
手応えは上々だ。やはり、いい武器は使い手の腕を上げてくれる。
残った魔物たちは、一瞬、何が起こったのか分からずに固まっていたが、やがて恐怖に支配され、我先にと逃げ惑い始めた。
「逃がすわけないでしょ」
私は逃げ惑う群れの中で、一際大きな体を持ち、やけに豪華な装飾の鎧をつけた魔物――おそらく、この部隊のリーダーに狙いを定める。
生活魔法『バインド・ルーツ』。
地面から無数の木の根が飛び出し、リーダー格の魔物を除く、全ての魔物たちの足を絡め取って動きを封じた。
これで残るはボス、ただ一人。
「さて、と」
私は、恐怖に顔を引き攣らせているリーダーの前にゆっくりと歩み寄った。
「あなたと少し、お話がしたいの。どうして私の庭で焚き火なんてしようと思ったのか、聞かせてもらってもいいかしら?」
◆◇◆
その頃、リリの家では――。
「……」
アレクは家の外で、ただ東の空を見つめていた。
リリが飛び立ってから、まだ数分も経っていない。
しかし、東の空は、まるで昼間のように明るく輝いたかと思うと、大地を揺るがす轟音が何度も響き渡り、そして、今は不気味なほどに静まり返っていた。
さっきまで見えていた、森を焼く煙も、いつの間にか消えている。
「……終わった、のか……?」
数千はいたであろう魔物の軍勢が?
たった数分で?
もはや、アレクの常識は、雑巾のように絞り尽くされて一滴の驚きも残っていなかった。
「アレク様。お茶が入りましたぞ」
背後からアーマーさんが静かに声をかける。
「ああ、ありがとう……ございます……」
アレクがどこか虚な様子で振り返ると、その視線の先に、森の奥からゆっくりと歩いてくるリリの姿が見えた。
その手には、何かを引きずっている。
「ただいまー。ごめん、ちょっと掃除に手間取っちゃって。7分もかかったわ」
そう言って、悪びれもなく笑うリリ。
そして、彼女は引きずってきた『何か』をアレクの足元に、ポイっと無造作に放り投げた。
ボロボロになった鎧を身につけ、失禁して気絶している、角の生えた将軍と呼ばれる高位の魔物だった。
「ごめんね、お待たせ。それじゃあ、早速尋問を始めましょうか」
お茶請けのクッキーを片手に、リリはにっこりと、悪魔のように微笑んだ。
アレクは、もう何も考えるのをやめた。
さっきまでの、私の助力を得られなかったことへの絶望とはまた違う、純粋な畏怖と困惑がその表情には浮かんでいた。
まあ、彼女の気持ちも分かる。今まで面倒くさそうにスローライフを語っていた女が、森が燃やされたと聞いた途端、魔王みたいな雰囲気を醸し出し始めたのだから。
でも、私にしてみれば至極当然のことだ。
自分の家が燃やされそうになって、黙って見ている人間がどこにいる?
「アーマーさん」
「はっ。何なりと」
「お茶の準備をお願い。多分、5分くらいで戻るから」
「……承知いたしました。本日のお茶菓子は、昨日収穫した木の実のクッキーでよろしいですかな?」
「ええ、お願いするわ」
そんな日常的な会話を交わす私とアーマーさんを、アレクは信じられないものを見るような目で見ている。
「モフ」
「グルル……ワフン!」
私の足元で、モフが「僕も行く!」とばかりに戦闘態勢に入っていた。全身の毛が逆立ち、その体躯が心なしか一回り大きく見える。
喉の奥からは、地響きのような唸り声が漏れていた。やる気満々だ。
「あなたはダメ。お留守番して、アレクとバッシーのこと、お願いね」
「クゥ~ン……」
途端にしょんぼりするモフの大きな頭を、ぽんぽんと撫でてやる。
「いい子だから。すぐに戻るわ」
さて、と。
準備は万端だ。
「それじゃあアレク、ちょっと行ってくるから。お茶でも飲んで待ってて」
「え、あ、はい……って、ええ!?」
アレクが何かを言い終える前に、私は地面を軽く蹴った。
ドゴォォォンッ!!
ソニックブームが巻き起こり、足元の地面が蜘蛛の巣状に砕け散る。私の体は弾丸となって空を翔け、あっという間にアレクたちの視界から消え去った。
残ったのは、あまりの衝撃波に尻餅をつき、口をパクパクさせているアレクと、静かにお辞儀をするアーマーさん、そして「行っちゃった……」と寂しそうに空を見上げるモフだけだった。
――そして、文字通り、数秒後。
私は燃え盛る森の東端に降り立った。
着地の衝撃で周囲にいたゴブリン数体が吹き飛ぶ。
「うわ……ひどい……」
目の前に広がる光景に、思わず眉をひそめた。
木々は無残に黒焦げになり、魔物たちの下品な笑い声と、森の精霊たちの悲鳴が聞こえてくるようだ。
オーク、ゴブリン、ジャイアントワーム……王都に向かっていたというだけあって、種類も数も豊富だ。
その数、ざっと見て数千はいるだろうか。
彼らは、侵略者である私に気づくと、一斉に敵意を剥き出しにして襲いかかってきた。
「……はぁ」
私は一つ、息を吐く。
その息は、絶対零度の冷気となって周囲の大気を凍らせた。
「私の庭で……よくもまあ、これだけ派手にやってくれたわね」
手に持った『万能調理ナイフ』を、ゆっくりと構える。
さっき試し斬りした時は、力を入れすぎてしまった。今度は加減をしないと。
食材……いや、害虫がミンチになってしまったら、後始末が面倒だ。
「まずは……露払い、っと」
ナイフを横薙ぎに一閃。
ただし、刃は使わない。刀身の腹の部分で空気を叩くように。
ゴウッ!!!
振り抜いた軌跡から真空の刃が放たれた。
それは扇状に拡大しながら森を駆け抜け、射線軸上にいた魔物の軍勢を、木々を傷つけることなく綺麗に両断した。
一振りで全体の三分の一ほどが沈黙する。
「……うん、こんなものかな」
手応えは上々だ。やはり、いい武器は使い手の腕を上げてくれる。
残った魔物たちは、一瞬、何が起こったのか分からずに固まっていたが、やがて恐怖に支配され、我先にと逃げ惑い始めた。
「逃がすわけないでしょ」
私は逃げ惑う群れの中で、一際大きな体を持ち、やけに豪華な装飾の鎧をつけた魔物――おそらく、この部隊のリーダーに狙いを定める。
生活魔法『バインド・ルーツ』。
地面から無数の木の根が飛び出し、リーダー格の魔物を除く、全ての魔物たちの足を絡め取って動きを封じた。
これで残るはボス、ただ一人。
「さて、と」
私は、恐怖に顔を引き攣らせているリーダーの前にゆっくりと歩み寄った。
「あなたと少し、お話がしたいの。どうして私の庭で焚き火なんてしようと思ったのか、聞かせてもらってもいいかしら?」
◆◇◆
その頃、リリの家では――。
「……」
アレクは家の外で、ただ東の空を見つめていた。
リリが飛び立ってから、まだ数分も経っていない。
しかし、東の空は、まるで昼間のように明るく輝いたかと思うと、大地を揺るがす轟音が何度も響き渡り、そして、今は不気味なほどに静まり返っていた。
さっきまで見えていた、森を焼く煙も、いつの間にか消えている。
「……終わった、のか……?」
数千はいたであろう魔物の軍勢が?
たった数分で?
もはや、アレクの常識は、雑巾のように絞り尽くされて一滴の驚きも残っていなかった。
「アレク様。お茶が入りましたぞ」
背後からアーマーさんが静かに声をかける。
「ああ、ありがとう……ございます……」
アレクがどこか虚な様子で振り返ると、その視線の先に、森の奥からゆっくりと歩いてくるリリの姿が見えた。
その手には、何かを引きずっている。
「ただいまー。ごめん、ちょっと掃除に手間取っちゃって。7分もかかったわ」
そう言って、悪びれもなく笑うリリ。
そして、彼女は引きずってきた『何か』をアレクの足元に、ポイっと無造作に放り投げた。
ボロボロになった鎧を身につけ、失禁して気絶している、角の生えた将軍と呼ばれる高位の魔物だった。
「ごめんね、お待たせ。それじゃあ、早速尋問を始めましょうか」
お茶請けのクッキーを片手に、リリはにっこりと、悪魔のように微笑んだ。
アレクは、もう何も考えるのをやめた。
あなたにおすすめの小説
神託が下りまして、今日から神の愛し子です! 最強チート承りました。では、我慢はいたしません!
しののめ あき
ファンタジー
旧題:最強チート承りました。では、我慢はいたしません!
神託が下りまして、今日から神の愛し子です!〜最強チート承りました!では、我慢はいたしません!〜
と、いうタイトルで12月8日にアルファポリス様より書籍発売されます!
3万字程の加筆と修正をさせて頂いております。
ぜひ、読んで頂ければ嬉しいです!
⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
非常に申し訳ない…
と、言ったのは、立派な白髭の仙人みたいな人だろうか?
色々手違いがあって…
と、目を逸らしたのは、そちらのピンク色の髪の女の人だっけ?
代わりにといってはなんだけど…
と、眉を下げながら申し訳なさそうな顔をしたのは、手前の黒髪イケメン?
私の周りをぐるっと8人に囲まれて、謝罪を受けている事は分かった。
なんの謝罪だっけ?
そして、最後に言われた言葉
どうか、幸せになって(くれ)
んん?
弩級最強チート公爵令嬢が爆誕致します。
※同タイトルの掲載不可との事で、1.2.番外編をまとめる作業をします
完了後、更新開始致しますのでよろしくお願いします
没落した建築系お嬢様の優雅なスローライフ~地方でモフモフと楽しい仲間とのんびり楽しく生きます~
土偶の友
ファンタジー
優雅な貴族令嬢を目指していたクレア・フィレイア。
しかし、15歳の誕生日を前に両親から没落を宣言されてしまう。
そのショックで日本の知識を思いだし、ブラック企業で働いていた記憶からスローライフをしたいと気付いた。
両親に勧められた場所に逃げ、そこで楽しいモフモフの仲間と家を建てる。
女の子たちと出会い仲良くなって一緒に住む、のんびり緩い異世界生活。
『なでなで』しかできないと追放されたテイマー少女、無自覚に神獣をワンコ化して無双する
葉山 乃愛
ファンタジー
「お前の『なでなで』なんてゴミスキル、戦闘じゃの役にも立たねえんだよ!」
冒険者パーティーを無情にクビにされたテイマーの少女・ミレーヌ。
彼女の持つスキルは、対象を優しく撫でるだけの、攻撃力ゼロ、射程距離ゼロのハズレ枠。
行く当てもなく、命の保証もない『迷いの森』へ迷い込んだ彼女が出会ったのは、一匹の「大きな黒いワンちゃん」だった。
「わあ、フワフワ! よしよし、寂しかったの?」
空腹で死にかけ、ただモフモフに癒やされたかったミレーヌは、持ち前のスキルでその巨体を撫で回す。
だが、彼女は知らなかった。
そのワンちゃんの正体が、かつて世界を終焉に導きかけた伝説の神獣『フェンリル』であることを。
そして、ミレーヌの「なでなで」は、ただの愛撫ではなかった。
どんな凶悪な魔物も一瞬で野生を失い、絶対の忠誠を誓う「神の愛撫」だったのだ!
「次は大きな赤いトカゲさん? 鱗がツヤツヤで綺麗だね!」
伝説の赤竜(レッドドラゴン)さえも「アカくん」と名付けてペットにし、ミレーヌは危険地帯のど真ん中に、世にも恐ろしい(本人は幸せな)モフモフ・スローライフを築き上げていく。
一方、彼女を捨てた元パーティーや、異常事態を察知した王国騎士団は、ミレーヌの背後に控える「終末の軍団(※ただのペット)」を見て、泡を吹いて絶望することになるのだが……。
「みんな、とってもいい子ですよ?」
本人はどこまでも無自覚。
最強の神獣たちを従えた、少女ののんびり無双劇が今、幕を開ける!
【完結】憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
転生皇女は冷酷皇帝陛下に溺愛されるが夢は冒険者です!
akechi
ファンタジー
アウラード大帝国の第四皇女として生まれたアレクシア。だが、母親である側妃からは愛されず、父親である皇帝ルシアードには会った事もなかった…が、アレクシアは蔑ろにされているのを良いことに自由を満喫していた。
そう、アレクシアは前世の記憶を持って生まれたのだ。前世は大賢者として伝説になっているアリアナという女性だ。アレクシアは昔の知恵を使い、様々な事件を解決していく内に昔の仲間と再会したりと皆に愛されていくお話。
※コメディ寄りです。
【完結】天下無敵の公爵令嬢は、おせっかいが大好きです
ノデミチ
ファンタジー
ある女医が、天寿を全うした。
女神に頼まれ、知識のみ持って転生。公爵令嬢として生を受ける。父は王国元帥、母は元宮廷魔術師。
前世の知識と父譲りの剣技体力、母譲りの魔法魔力。権力もあって、好き勝手生きられるのに、おせっかいが大好き。幼馴染の二人を巻き込んで、突っ走る!
そんな変わった公爵令嬢の物語。
アルファポリスOnly
2019/4/21 完結しました。
沢山のお気に入り、本当に感謝します。
7月より連載中に戻し、拾異伝スタートします。
2021年9月。
ファンタジー小説大賞投票御礼として外伝スタート。主要キャラから見たリスティア達を描いてます。
10月、再び完結に戻します。
御声援御愛読ありがとうございました。
土属性を極めて辺境を開拓します~愛する嫁と超速スローライフ~
にゃーにゃ
ファンタジー
「土属性だから追放だ!」理不尽な理由で追放されるも「はいはい。おっけー」主人公は特にパーティーに恨みも、未練もなく、世界が危機的な状況、というわけでもなかったので、ササッと王都を去り、辺境の地にたどり着く。
「助けなきゃ!」そんな感じで、世界樹の少女を襲っていた四天王の一人を瞬殺。 少女にほれられて、即座に結婚する。「ここを開拓してスローライフでもしてみようか」 主人公は土属性パワーで一瞬で辺境を開拓。ついでに魔王を超える存在を土属性で作ったゴーレムの物量で圧殺。
主人公は、世界樹の少女が生成したタネを、育てたり、のんびりしながら辺境で平和にすごす。そんな主人公のもとに、ドワーフ、魚人、雪女、魔王四天王、魔王、といった亜人のなかでも一際キワモノの種族が次から次へと集まり、彼らがもたらす特産品によってドンドン村は発展し豊かに、にぎやかになっていく。
前世で辛い思いをしたので、神様が謝罪に来ました
初昔 茶ノ介
ファンタジー
日本でブラック企業に勤めるOL、咲は苦難の人生だった。
幼少の頃からの親のDV、クラスメイトからのイジメ、会社でも上司からのパワハラにセクハラ、同僚からのイジメなど、とうとう心に限界が迫っていた。
そしていつものように残業終わりの大雨の夜。
アパートへの帰り道、落雷に撃たれ死んでしまった。
自身の人生にいいことなどなかったと思っていると、目の前に神と名乗る男が現れて……。
辛い人生を送ったOLの2度目の人生、幸せへまっしぐら!
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
のんびり書いていきますので、よかったら楽しんでください。