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第13話 加速するブーム
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案の定、レイナさんがSNSにアップした「#究極のサンドワームソーセージ」の写真は、瞬く間に拡散され、再び大きな話題を呼んだ。
『プリップリの食感がたまらない!』
『見た目はアレだけど味は最高らしい』
『料理人S、次はどんな秘境飯を披露するんだ?』
『もはやグルメ番組超えてる』
コメント欄は、驚きと称賛の声で埋め尽くされている。「料理人S」の名前は、もはや一部のダンジョンマニアだけでなく、一般のグルメ好きの間にも浸透し始めているようだった。
もちろんその影響は、俺の職場にも及んで。
週明け、出社すると田中が俺の顔をじーっと見てニヤリと笑った。
「佐藤、お前……この前の週末、どこ行ってた?」
「え? いや、別に……家でゴロゴロしてたけど……」
「嘘つけ。顔、うっすら日焼けしてるぞ。しかもなんか砂っぽい匂いが……。まさかとは思うけど、砂漠、行ってないだろうな?」
「なっ……!? 行ってない! 行ってないって! これは、近所の公園で日向ぼっこしただけだ!」
必死にごまかす俺。
しかし田中の疑いの目は、もはや確信に変わりつつあるように見える。
まずい、そろそろ限界かもしれない……。
さらに街中では「料理人S」関連のグッズまで見かけるようになった。料理人Sのイメージイラストがプリントされたエプロンや、ダンジョン飯レシピ風のメモ帳など……。
もちろん俺は一切関与していないし、なんなら許可もしていない。勝手にイメージだけが独り歩きしている状況だ。
(もう、どうにでもなってんだ、これ……)
半ば投げやりな気持ちになっている俺に、追い打ちをかけるメッセージが届く。
またまたレイナさんからである。
『佐藤さん! ソーセージ、大好評でしたね! 私も、あの味が忘れられません……(´﹃`)』
(でしょうね……)
俺は心の中でそう思うしかなかった。
『それで、次は水辺のダンジョンに行きたいなって思うんです! お魚料理が食べてみたくて!』
『魚、ですか?』
『はい! Bランクダンジョンの【清流の湖畔】っていう場所があるんですけど、そこに巨大なヌシがいるらしいんです! そのヌシを釣ってムニエルとかにしたら、絶対美味しいと思うんですよね!』
(いやいやいや、魚って言ったらお刺身!)
なんて独りよがりでツッコミをするが、ムニエル推しの本人には言えるはずもない。
清流の湖畔。Bランクダンジョン。
またランクが上がってるし、そこの湖のヌシって……一体。
もはや、食材調達のレベルを超えている気がする。
『Bランクって……大丈夫なんですかね?』
『大丈夫、大丈夫! 私、水中戦も得意なんですよ! それに、ヌシのお肉って、白身で上品な味わいだって噂ですし……想像するだけで……』
またしてもよだれを垂らしているであろう姿が想像できる。彼女の食への探求心は、とどまるところを知らないらしい。
(まあ、魚料理もレパートリーに加えたいとは思ってたしな……)
オーク肉、サンドワームと肉系が続いてきた。ここで魚料理に挑戦するのも悪くないかもしれない。それに、Bランクダンジョンなら、また新しい発見があるかもしれないし……。
『……分かりました。行きましょう、清流の湖畔へ。最高の魚料理、作ってみせますよ』
俺が返信すると、レイナさんから魚の絵文字とキラキラのスタンプが大量に送られてきた。
こうして俺たちの次なる冒険――食材調達の舞台は美しい湖畔に決まったのだった。
日焼け止め、しっかり塗っていかないとな……。
『プリップリの食感がたまらない!』
『見た目はアレだけど味は最高らしい』
『料理人S、次はどんな秘境飯を披露するんだ?』
『もはやグルメ番組超えてる』
コメント欄は、驚きと称賛の声で埋め尽くされている。「料理人S」の名前は、もはや一部のダンジョンマニアだけでなく、一般のグルメ好きの間にも浸透し始めているようだった。
もちろんその影響は、俺の職場にも及んで。
週明け、出社すると田中が俺の顔をじーっと見てニヤリと笑った。
「佐藤、お前……この前の週末、どこ行ってた?」
「え? いや、別に……家でゴロゴロしてたけど……」
「嘘つけ。顔、うっすら日焼けしてるぞ。しかもなんか砂っぽい匂いが……。まさかとは思うけど、砂漠、行ってないだろうな?」
「なっ……!? 行ってない! 行ってないって! これは、近所の公園で日向ぼっこしただけだ!」
必死にごまかす俺。
しかし田中の疑いの目は、もはや確信に変わりつつあるように見える。
まずい、そろそろ限界かもしれない……。
さらに街中では「料理人S」関連のグッズまで見かけるようになった。料理人Sのイメージイラストがプリントされたエプロンや、ダンジョン飯レシピ風のメモ帳など……。
もちろん俺は一切関与していないし、なんなら許可もしていない。勝手にイメージだけが独り歩きしている状況だ。
(もう、どうにでもなってんだ、これ……)
半ば投げやりな気持ちになっている俺に、追い打ちをかけるメッセージが届く。
またまたレイナさんからである。
『佐藤さん! ソーセージ、大好評でしたね! 私も、あの味が忘れられません……(´﹃`)』
(でしょうね……)
俺は心の中でそう思うしかなかった。
『それで、次は水辺のダンジョンに行きたいなって思うんです! お魚料理が食べてみたくて!』
『魚、ですか?』
『はい! Bランクダンジョンの【清流の湖畔】っていう場所があるんですけど、そこに巨大なヌシがいるらしいんです! そのヌシを釣ってムニエルとかにしたら、絶対美味しいと思うんですよね!』
(いやいやいや、魚って言ったらお刺身!)
なんて独りよがりでツッコミをするが、ムニエル推しの本人には言えるはずもない。
清流の湖畔。Bランクダンジョン。
またランクが上がってるし、そこの湖のヌシって……一体。
もはや、食材調達のレベルを超えている気がする。
『Bランクって……大丈夫なんですかね?』
『大丈夫、大丈夫! 私、水中戦も得意なんですよ! それに、ヌシのお肉って、白身で上品な味わいだって噂ですし……想像するだけで……』
またしてもよだれを垂らしているであろう姿が想像できる。彼女の食への探求心は、とどまるところを知らないらしい。
(まあ、魚料理もレパートリーに加えたいとは思ってたしな……)
オーク肉、サンドワームと肉系が続いてきた。ここで魚料理に挑戦するのも悪くないかもしれない。それに、Bランクダンジョンなら、また新しい発見があるかもしれないし……。
『……分かりました。行きましょう、清流の湖畔へ。最高の魚料理、作ってみせますよ』
俺が返信すると、レイナさんから魚の絵文字とキラキラのスタンプが大量に送られてきた。
こうして俺たちの次なる冒険――食材調達の舞台は美しい湖畔に決まったのだった。
日焼け止め、しっかり塗っていかないとな……。
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