43 / 44
第43話 挙式準備はてんてこ舞い! 前代未聞の「グルメ・ウェディング」計画
しおりを挟む
ジークフリート様との「味噌汁プロポーズ」から数日。
私たちの結婚式の日取りが正式に決定し、発表された。
その瞬間、ノルドの町は蜂の巣をつついたような大騒ぎになった。
「聞いたか! 来月、閣下とレティシアちゃんの結婚式だぞ!」
「こりゃあ、町を挙げてのお祭りだ!」
「祝いだ! 樽酒を全部開けろ!」
気が早すぎる町の人々が、まだ式も始まっていないのに乾杯を始めている。
私は辺境伯邸の一室で、積み上げられた書類の山と格闘していた。
「……招待客リストだけで三百人!? しかも、これは貴族関係だけ?」
私は頭を抱えた。
通常、辺境伯クラスの結婚式となれば、国中の貴族や王族の代理人が集まる一大行事だ。格式高い式典、厳格なマナー、そしてコース料理。
でも……。
「……私のやりたい結婚式は、これじゃないわ」
私はペンを置き、向かいの席で同じく書類仕事をしていたジーク様に声をかけた。
「ジーク様。相談があるのですが」
「なんだ? 予算なら心配するな。私の私財を全額つぎ込んでもいい」
「いえ、お金じゃなくて……形式のことです」
私は真っ直ぐに彼を見た。
「堅苦しい披露宴も大切ですが、私は……『陽だまり亭』に来てくれた常連さんや、冒険者さん、孤児院の子供たち……みんなにお腹いっぱい食べてもらえるような式にしたいんです」
貴族だけの閉じたパーティーではなく、町のみんなと祝う開放的なパーティー。
それは貴族の常識からは外れているかもしれない。
けれど、ジーク様は書類から顔を上げ、ニヤリと笑った。
「……言うと思った」
「え?」
「お前が、お高く止まった貴族たちにお辞儀をするだけの式で満足するはずがないからな。……いいだろう」
彼はペンを回しながら、楽しそうに続けた。
「屋敷の庭園をすべて開放しよう。貴族エリアと一般エリアの仕切りも最低限にして、誰でも参加できる『立食ビュッフェ形式』にするというのはどうだ?」
「ビュッフェ! それです!」
それなら堅苦しいマナーもいらないし、好きなものを好きなだけ食べてもらえる。まさに私の理想だ。
「ただし、条件がある」
ジーク様が指を一本立てた。
「料理の総指揮は、お前が執れ。……私の屋敷のシェフたちも、『奥様の指揮下で働きたい』とウズウズしているらしいからな」
「ふふ、望むところです! 史上最高の『グルメ・ウェディング』にしてみせます!」
◇
そこからの毎日は、文字通り「てんてこ舞い」だった。
まずはメニューの考案。
辺境の特産品をふんだんに使いつつ、老若男女が楽しめるラインナップ。
前菜のピンチョス、新鮮な魚介のカルパッチョ、豪快な肉の丸焼き、そして色とりどりのデザート。
私は屋敷のメインキッチンに立ち、数十人の料理人たちに指示を飛ばした。
「そこのソース、もう少し煮詰めて! 酸味が足りないわ!」
「はい、奥様!」
「お肉のマリネ時間はあと三十分追加! 最高の柔らかさにするのよ!」
「イエス、シェフ!」
最初は「元公爵令嬢」という肩書きに遠慮していたシェフたちも、私の迷いない指示と、魔法のような味付けを見て、今ではすっかり「師匠」を見る目になっていた。
一方、町の方でも準備が進んでいた。
冒険者ギルドは「祝いの肉を狩ってくる!」と総出で狩りに出かけ、商人たちは「祝いの酒だ!」と最高級のワインやエールを運び込み、お婆ちゃんたちは「花嫁衣装のレースを編んであげる」と張り切っている。
みんなが自分のことのように喜んで動いてくれている。
その光景を見るたびに、胸が熱くなった。
「……愛されているな、レティシア」
夕暮れ時。庭園で会場の設営を見ていたジーク様が、隣に並んで呟いた。
「私が領主として何年もかけて築けなかった『民との絆』を、お前はたった数ヶ月で結んでしまった」
「それは違いますよ、ジーク様」
私は彼の腕にそっと手を添えた。
「ジーク様がずっとこの地を命がけで守ってきたから、みんな安心して暮らせていたんです。その土台があったから、私は料理を作れたんですよ」
「……そうか」
彼は少し照れくさそうに鼻をかいた。
「……式まであと三日だ。体調は大丈夫か?」
「バッチリです! ……ただ、一つだけ心配なことが」
「なんだ?」
「ウェディングケーキです。普通のサイズじゃ、この人数分は賄えません」
数百人、いや、町の人を含めれば千人規模になるかもしれないゲスト全員に行き渡るケーキ。
そんなもの、前代未聞だ。
「ふむ。……なら、規格外のケーキを作るしかないな」
「規格外?」
「ああ。我々二人らしい、度肝を抜くようなやつをな」
ジーク様と顔を見合わせ、私たちは同時に悪戯っぽく笑った。
そうだ。普通の結婚式じゃないんだもの。
最後もド派手に、甘く、幸せな「大仕事」で締めくくらなくちゃ。
――そして迎える結婚式当日。
空は突き抜けるような青空。
最高のハッピーエンドへカウントダウンが始まった。
私たちの結婚式の日取りが正式に決定し、発表された。
その瞬間、ノルドの町は蜂の巣をつついたような大騒ぎになった。
「聞いたか! 来月、閣下とレティシアちゃんの結婚式だぞ!」
「こりゃあ、町を挙げてのお祭りだ!」
「祝いだ! 樽酒を全部開けろ!」
気が早すぎる町の人々が、まだ式も始まっていないのに乾杯を始めている。
私は辺境伯邸の一室で、積み上げられた書類の山と格闘していた。
「……招待客リストだけで三百人!? しかも、これは貴族関係だけ?」
私は頭を抱えた。
通常、辺境伯クラスの結婚式となれば、国中の貴族や王族の代理人が集まる一大行事だ。格式高い式典、厳格なマナー、そしてコース料理。
でも……。
「……私のやりたい結婚式は、これじゃないわ」
私はペンを置き、向かいの席で同じく書類仕事をしていたジーク様に声をかけた。
「ジーク様。相談があるのですが」
「なんだ? 予算なら心配するな。私の私財を全額つぎ込んでもいい」
「いえ、お金じゃなくて……形式のことです」
私は真っ直ぐに彼を見た。
「堅苦しい披露宴も大切ですが、私は……『陽だまり亭』に来てくれた常連さんや、冒険者さん、孤児院の子供たち……みんなにお腹いっぱい食べてもらえるような式にしたいんです」
貴族だけの閉じたパーティーではなく、町のみんなと祝う開放的なパーティー。
それは貴族の常識からは外れているかもしれない。
けれど、ジーク様は書類から顔を上げ、ニヤリと笑った。
「……言うと思った」
「え?」
「お前が、お高く止まった貴族たちにお辞儀をするだけの式で満足するはずがないからな。……いいだろう」
彼はペンを回しながら、楽しそうに続けた。
「屋敷の庭園をすべて開放しよう。貴族エリアと一般エリアの仕切りも最低限にして、誰でも参加できる『立食ビュッフェ形式』にするというのはどうだ?」
「ビュッフェ! それです!」
それなら堅苦しいマナーもいらないし、好きなものを好きなだけ食べてもらえる。まさに私の理想だ。
「ただし、条件がある」
ジーク様が指を一本立てた。
「料理の総指揮は、お前が執れ。……私の屋敷のシェフたちも、『奥様の指揮下で働きたい』とウズウズしているらしいからな」
「ふふ、望むところです! 史上最高の『グルメ・ウェディング』にしてみせます!」
◇
そこからの毎日は、文字通り「てんてこ舞い」だった。
まずはメニューの考案。
辺境の特産品をふんだんに使いつつ、老若男女が楽しめるラインナップ。
前菜のピンチョス、新鮮な魚介のカルパッチョ、豪快な肉の丸焼き、そして色とりどりのデザート。
私は屋敷のメインキッチンに立ち、数十人の料理人たちに指示を飛ばした。
「そこのソース、もう少し煮詰めて! 酸味が足りないわ!」
「はい、奥様!」
「お肉のマリネ時間はあと三十分追加! 最高の柔らかさにするのよ!」
「イエス、シェフ!」
最初は「元公爵令嬢」という肩書きに遠慮していたシェフたちも、私の迷いない指示と、魔法のような味付けを見て、今ではすっかり「師匠」を見る目になっていた。
一方、町の方でも準備が進んでいた。
冒険者ギルドは「祝いの肉を狩ってくる!」と総出で狩りに出かけ、商人たちは「祝いの酒だ!」と最高級のワインやエールを運び込み、お婆ちゃんたちは「花嫁衣装のレースを編んであげる」と張り切っている。
みんなが自分のことのように喜んで動いてくれている。
その光景を見るたびに、胸が熱くなった。
「……愛されているな、レティシア」
夕暮れ時。庭園で会場の設営を見ていたジーク様が、隣に並んで呟いた。
「私が領主として何年もかけて築けなかった『民との絆』を、お前はたった数ヶ月で結んでしまった」
「それは違いますよ、ジーク様」
私は彼の腕にそっと手を添えた。
「ジーク様がずっとこの地を命がけで守ってきたから、みんな安心して暮らせていたんです。その土台があったから、私は料理を作れたんですよ」
「……そうか」
彼は少し照れくさそうに鼻をかいた。
「……式まであと三日だ。体調は大丈夫か?」
「バッチリです! ……ただ、一つだけ心配なことが」
「なんだ?」
「ウェディングケーキです。普通のサイズじゃ、この人数分は賄えません」
数百人、いや、町の人を含めれば千人規模になるかもしれないゲスト全員に行き渡るケーキ。
そんなもの、前代未聞だ。
「ふむ。……なら、規格外のケーキを作るしかないな」
「規格外?」
「ああ。我々二人らしい、度肝を抜くようなやつをな」
ジーク様と顔を見合わせ、私たちは同時に悪戯っぽく笑った。
そうだ。普通の結婚式じゃないんだもの。
最後もド派手に、甘く、幸せな「大仕事」で締めくくらなくちゃ。
――そして迎える結婚式当日。
空は突き抜けるような青空。
最高のハッピーエンドへカウントダウンが始まった。
57
あなたにおすすめの小説
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
一度目で黒狼公に討たれた私ですが、二度目の夜はお父様のそばでしか眠れません
師走
恋愛
八歳の冬、リリア・ヴァルグレイは父に殺された。
王国最強の討魔貴族――黒狼公レオンハルト・ヴァルグレイ。
人にも魔にも容赦のないその男は、黒花の災厄に呑まれかけた実の娘を、自らの手で討ったのだ。
けれど次に目を覚ました時、リリアは赤ん坊に戻っていた。
もう二度と、お父様に剣を向けられたくない。
そう願うのに、夜になるとまた黒花の囁きが忍び寄る。甘くやさしいその声は、孤独な心に触れて、静かに破滅へと導こうとする。
そして、その囁きがぴたりと止むのは――世界でいちばん怖いお父様のそばだけだった。
一度目の父は、同じ城で暮らしていても遠い人だった。
リリアを見ない。抱かない。呼びもしない。
そのくせ二度目の父は、相変わらず冷たいまま、なぜか夜ごとリリアを放っておいてくれない。侍女を替え、部屋を守らせ、怯えて眠れない娘を黙って自分の近くへ置いてしまう。
人にはあれほど容赦がないのに、リリアにだけ少しずつおかしくなっていく。
怖い。近づきたくない。
それでも、その腕の中でしか眠れない。
またあの冬が来る。
また同じように、黒花はリリアを呑み込もうとするかもしれない。
今度こそ囁きに負けないために。今度こそ父に剣を抜かせないために。
一度目で父に討たれた娘は、二度目の人生でもっとも恐ろしいその人のそばへ、自分の意志で手を伸ばしていく。
小説家になろう様でも掲載中
もうすぐ帰って来る勇者様と私の結婚式が3日後ですが、プロポーズされていないといくら言っても誰も信じてくれません
まつめ
恋愛
3日後に村をあげての盛大な結婚式がある。それはもうすぐやって来る勇者様と自分の結婚式。けれど勇者様は王都の聖女様と結婚すると決まっている。私は聖女様の代わりに癒し手として勇者様を治療してきた、だから見事魔王を打ち破って帰って来た時、村人達は私が本物の聖女だと勘違い。私がいくら否定しても誰も聞いてはくれない。王様との謁見を終えてもうすぐ勇者様が村に帰って来る。私は一度も好きだと言われてないし、ましてや結婚しようとプロポーズも受けていない。村人達はお祭り騒ぎで結婚式の準備は加速していく。どうしようと困っているのに、心の奥底で「もしかしたら……」と大好きな勇者様が自分を選んでくれる未来を淡く期待して流されてしまう私なのだった。どうしよう……でもひょっとして私と結婚してくれる?
婚約破棄された「無能」聖女、拾った子犬が伝説の神獣だったので、辺境で極上もふもふライフを満喫します。~捨てた国が滅びそう?知りません~
ソラ
ファンタジー
「エリアナ、貴様との婚約を破棄し、この国から追放する!」
聖女としての魔力を使い果たし、無能と蔑まれた公爵令嬢エリアナ。
妹に婚約者を奪われ、身一つで北の最果て、凍てつく「死の森」へと捨てられる。
寒さに震え死を覚悟した彼女が出会ったのは、雪に埋もれていた一匹の小さなしっぽ。
「……ひとりぼっちなの? 大丈夫、私が温めてあげるわ」
最後の手向けに、残されたわずかな浄化の力を注いだエリアナ。
だが、その子犬の正体は――数千年の眠りから目覚めた、世界を滅ぼす伝説の神獣『フェンリル』だった!
ヒロインの淹れるお茶に癒やされ、ヒロインのブラッシングにうっとり。
最強の神獣は、彼女を守るためだけに辺境を「極上の聖域」へと作り替えていく。
一方、本物の聖女(結界維持役)を失った王国では、災厄が次々と降り注ぎ、崩壊の危機を迎えていた。
今さら「戻ってきてくれ」と泣きついてくる王子たち。
けれど、エリアナの膝の上には、甘えん坊の神獣様(執着心MAX)が陣取っていて――。
「聖女の仕事? いえ、今は神獣様とのお昼寝の方が忙しいので」
無自覚チートな聖女と、彼女にだけはデレデレな神獣様による、逆転溺愛スローライフが幕を開ける!
家族に支度金目当てで売られた令嬢ですが、成り上がり伯爵に溺愛されました
日下奈緒
恋愛
そばかす令嬢クラリスは、家族に支度金目当てで成り上がり伯爵セドリックに嫁がされる。
だが彼に溺愛され家は再興。
見下していた美貌の妹リリアナは婚約破棄される。
何も言わずメイドとして働いてこい!とポイされたら、成り上がり令嬢になりました
さち姫
恋愛
シャーリー・サヴォワは伯爵家の双子の妹として産まれた 。実の父と双子の姉、継母に毎日いじめられ、辛い日々を送っていた。特に綺麗で要領のいい双子の姉のいつも比べられ、卑屈になる日々だった。
そんな事ある日、父が、
何も言わず、メイドして働いてこい、
と会ったこともないのにウインザー子爵家に、ポイされる。
そこで、やっと人として愛される事を知る。
ウインザー子爵家で、父のお酒のおつまみとして作っていた料理が素朴ながらも大人気となり、前向きな自分を取り戻していく。
そこで知り合った、ふたりの男性に戸惑いながらも、楽しい三角関係が出来上がっていく。
やっと人間らしく過ごし始めたのに、邪魔をする家族。
その中で、ウインザー子爵の本当の姿を知る。
前に書いていたいた小説に加筆を加えました。ほぼ同じですのでご了承ください。
また、料理については個人的に普段作っているのをある程度載せていますので、深く突っ込むのはやめてくださいm(*_ _)m
第1部の加筆が終わったので、ここから毎日投稿致しますm(_ _)m
救世の結界師マールちゃん~無能だと廃棄されましたが、敵国で傭兵のおっさん達に餌付けされてるので、今さら必要と言われても戻りません~
ぽんぽこ@3/28新作発売!!
ファンタジー
「ウチの子、可愛いうえに最強すぎるんだが――!?」
魔の森の隣、辺境伯家。 そこで八歳のメイド・マールは、食事も与えられず“要らない人間”として扱われていた。
――そしてある日ついに、毒と魔獣の禁忌領域《魔の森》へ捨てられてしまう。
「ここ……どこ?」
現れた魔獣に襲われかけたその瞬間。
救いに現れたのは――敵国の”イケオジ”傭兵隊だった。
「ほら、食え」
「……いいの?」
焚き火のそばで差し出された“温かいお粥”は、マールに初めての「安心」と「ごはん」を教えてくれた。
行き場を失った幼女は、強面のおじさん傭兵たちに餌付けされ、守られ、少しずつ笑えるようになる―― そんなシナリオだったはずなのに。
旅の途中、マールは無意識に結界を張り、猛毒の果実を「安全な食べ物」に変えてしまう。
「これもおいしいよ、おじさん!食べて食べて!」
「ウチの子は天才か!?」
ただ食べたいだけ。 だけどその力は、国境も常識もくつがえす。
これは、捨てられた欠食幼女が、敵国でお腹いっぱい幸せになりながら、秘められた力で世界を巻き込んでいく物語。
※若干の百合風味を含みます。
報われなくても平気ですので、私のことは秘密にしていただけますか?
小桜
恋愛
レフィナード城の片隅で治癒師として働く男爵令嬢のペルラ・アマーブレは、騎士隊長のルイス・クラベルへ密かに思いを寄せていた。
しかし、ルイスは命の恩人である美しい女性に心惹かれ、恋人同士となってしまう。
突然の失恋に、落ち込むペルラ。
そんなある日、謎の騎士アルビレオ・ロメロがペルラの前に現れた。
「俺は、放っておけないから来たのです」
初対面であるはずのアルビレオだが、なぜか彼はペルラこそがルイスの恩人だと確信していて――
ペルラには報われてほしいと願う一途なアルビレオと、絶対に真実は隠し通したいペルラの物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる