36 / 127
6章 テスト
36 竜胆side
しおりを挟む
空木さんの友人も含めた勉強会を初めて行った次の日。学校に着くなり藍さんの様子がおかしくなった。
どうやら辺りをキョロキョロと見回して何かを警戒しているようだが……どうしたのだろうか。
自分の席につき、ほっと一息ついたところで聞いてみよう。
「藍さん、どうされましたか?」
「いえ、なんでもないです。」
と言いながら周りを警戒し続けている。その様子を、頬杖をつきながら眺めてみる。
昨日は名前を呼んだだけで顔を赤くしていたのに、今日は全く気にする余裕がないようだ。少し面白くない。あの反応をもっと見たいのに。
「藍さん、手、出してください。」
「はい。」
周りを警戒しすぎて私のすることまで考えが及ばないらしい。躊躇なく手を差し出す。……まあ、見やすくていいけど。
出された左手を掴み、過去を見る。
これは……昨日の勉強会の時だ。パラパラと教科書を捲っている藍さん。すると封筒が一通落ちる。それの中身を見て……これは……
入っていた物を見た私はくっと眉間に皺を寄せる。何故こんなものが……? それに加えて藍さんを名指ししている文章。誰だ、こんなことをしたのは。
確かにこれを見れば私達に何かが及ぶと考えても不思議ではない。だから辺りを警戒しているのか。そうかそうか。
しかし、誰だか知らない送り主のいいようにはさせるわけがない。私達には力があるのだから。有効活用しなければ。
「藍さん、気にしないでください。」
「……へ?」
「有言実行する人はなかなかいませんから。それに私達には力があるんです。大丈夫です。」
後で茜に未来を見てもらおうか。そうすれば対策も出来る。
「……、……ああ、見られてしまいました。」
繋がれた手を見て納得する藍さん。
「はい。藍さんの様子がおかしかったので。」
「あはは……分かりやすいですか?」
「それはもう。」
警戒心を剥き出しにした兎のような感じだった。
「うーん、誰が送り主なのかが分かれば私にも対応出来そうですが……」
「藍さんは送り主の心当たりはありますか?」
「そうですね……」
そう言って考え込む藍さん。さて、私も少し考えてみましょうか。
送り主はきっと私達音霧を目の敵にしている人物。さらに危害を加えようと企んでいる、ということは一般生徒というよりかは……
「体育祭の時のような……。もしかしたら同じ人かもしれませんね。」
とは言ってみたものの……何かが引っかかる。釈然としないような……。そもそもそうならば藍さんだけを名指しする意味がない。
「……藍さん、手紙貰ったのは今回が初めてじゃないですよね?」
手紙、手紙と過去を振り返ってみると、そういえばこの前もう一通藍さんの机の中に入っていたような。
とにかく今は情報が欲しい。なんでもいいから手掛かりを……
「……確かに以前一通貰いましたね。忘れてました。体育祭の準備をしていた時でしたね。」
「はい。それは今回のとは関係ないですか?」
「……どうでしょう。この前のには一言『ミツケタ』としか書かれていませんでした。」
「見つけた……ですか?」
「はい。」
ということは藍さんは誰かに探されている? そして藍さんが花学にいるとその人は知った。知った……
「花学に入る前から、花学の生徒と交流はありましたか?」
「いえ、全く。」
「ふむ……おかしいですね。手紙を机に置くことが出来るということは花学の内部の人間の仕業。しかし花学に入る前から花学の知り合いはいない。となると藍さんだけに手紙を送る理由がある人間は花学にいない……と思いますが。」
音霧に用があるなら藍さんだけを名指しするのはおかしい。しかし実際藍さんだけに送られているということは『音霧』に用があるわけではない……?
「……ここだけの話にせず、皆に聞いてみてもいいでしょうか?」
三人寄れば文殊の知恵とも言うし、皆の意見を聞いてみよう。
「……お願いします。私だけの問題ならば私一人で対処すればいいですが、音霧の皆さんの写真が入っていたとなると私一人では……」
「そうですね。ではお昼休みに皆にも話してみましょう。」
「はい。」
昼休み。A組で音霧メンバー全員が集まりお弁当を食べていたその時。
「藍ちゃん教えて!」
バーンとA組に駆け込んできたのは空木さんだった。とても切羽詰まった様子だった。
「あたしも同じところ分かんなかったから教えて!」
板前さんも駆け込んできた。冴木さんはいないようだ。
「食べながらでもいい?」
「もちろん!」
藍さんは花学に来てから少しずつ食べる量を増やしていき、お昼ご飯もしっかり食べられるようになった。
来たばかりの頃はオムライスを四分の一程食べてお腹いっぱいだと言っていたから、それを考えると相当な進歩だ。
「どこが分からないの?」
「ええっとね……」
空木さん達が来てからクラス内がざわつく。昨日の勉強会の様子を知らないクラスメイト達が主に驚いているようだ。
私達音霧は今まで他生徒と関わることがほぼなかったので、その反応が起きても仕方がない。
「うおー! 私分かったよ! ね!」
「すごい……あたしでも理解出来た……!」
空木さん達は目をキラキラさせて感動しているようだ。理解出来たならよかった。
その二人の反応を見たクラスメイトはまたざわつく。
一々私達の様子を伺ってひそひそ話すの、楽しいのだろうか。まあ、あまり考えても仕方がないので、考えることを放棄する。
「あ、そういえば皆、少し周りに気をつけてください。藍さん宛に『お手紙』が届きました。」
少し声を落として皆に伝える。
「りんどうくん、どんな手紙だったの?」
「『ハナズオウ アイ、待っててネ』という文章と、藍さん以外の私達の顔が写った写真が入ってました。それも赤ペンで顔部分にバツ印が書かれています。……誰か送り主に心当たりはありませんか?」
「なんで藍ちゃん以外の写真? 音霧に対してなら藍ちゃんも入るよね?」
「そうだな。なんかおかしい。狙いは音霧じゃなく藍か?」
「……ミルクティー。」
その時思いついたと言うように空木さんが呟く。何故この話の流れでミルクティー? 飲みたいのだろうか。
「まさか……?」
藍さんの顔色が変わる。この二人にしか分からない暗号を使われると私達はどうしようもない。話の続きを待つ。
「そんな……だってあの人は花学生じゃない……敷地に入るのも無理でしょう……?」
「でも、藍ちゃん個人に宛ててるって考えるとミルクティーじゃない? 他にいる?」
「……思いつかない、かな。確かにあの人かもしれない……でも……」
「可能性の一つかな、くらいだけどね。気をつけるに越したことはないんじゃない?」
「……。」
そっと左肩を掴んで苦しそうな表情を浮かべる藍さん。左肩……
「大丈夫。私が藍ちゃんを守る。と言っても花学の敷地内にいる限りは心配要らないんじゃないかな? 音霧の皆さんもいるし。」
「……うん。」
「ってことで音霧の皆さん、藍ちゃんをよろしくお願いしますね!」
「それはもちろんだよ。」
藤の言う通りだ。藍さんに限らず、誰かがピンチなら助けに行くつもりだ。
だって仲間だからね。
どうやら辺りをキョロキョロと見回して何かを警戒しているようだが……どうしたのだろうか。
自分の席につき、ほっと一息ついたところで聞いてみよう。
「藍さん、どうされましたか?」
「いえ、なんでもないです。」
と言いながら周りを警戒し続けている。その様子を、頬杖をつきながら眺めてみる。
昨日は名前を呼んだだけで顔を赤くしていたのに、今日は全く気にする余裕がないようだ。少し面白くない。あの反応をもっと見たいのに。
「藍さん、手、出してください。」
「はい。」
周りを警戒しすぎて私のすることまで考えが及ばないらしい。躊躇なく手を差し出す。……まあ、見やすくていいけど。
出された左手を掴み、過去を見る。
これは……昨日の勉強会の時だ。パラパラと教科書を捲っている藍さん。すると封筒が一通落ちる。それの中身を見て……これは……
入っていた物を見た私はくっと眉間に皺を寄せる。何故こんなものが……? それに加えて藍さんを名指ししている文章。誰だ、こんなことをしたのは。
確かにこれを見れば私達に何かが及ぶと考えても不思議ではない。だから辺りを警戒しているのか。そうかそうか。
しかし、誰だか知らない送り主のいいようにはさせるわけがない。私達には力があるのだから。有効活用しなければ。
「藍さん、気にしないでください。」
「……へ?」
「有言実行する人はなかなかいませんから。それに私達には力があるんです。大丈夫です。」
後で茜に未来を見てもらおうか。そうすれば対策も出来る。
「……、……ああ、見られてしまいました。」
繋がれた手を見て納得する藍さん。
「はい。藍さんの様子がおかしかったので。」
「あはは……分かりやすいですか?」
「それはもう。」
警戒心を剥き出しにした兎のような感じだった。
「うーん、誰が送り主なのかが分かれば私にも対応出来そうですが……」
「藍さんは送り主の心当たりはありますか?」
「そうですね……」
そう言って考え込む藍さん。さて、私も少し考えてみましょうか。
送り主はきっと私達音霧を目の敵にしている人物。さらに危害を加えようと企んでいる、ということは一般生徒というよりかは……
「体育祭の時のような……。もしかしたら同じ人かもしれませんね。」
とは言ってみたものの……何かが引っかかる。釈然としないような……。そもそもそうならば藍さんだけを名指しする意味がない。
「……藍さん、手紙貰ったのは今回が初めてじゃないですよね?」
手紙、手紙と過去を振り返ってみると、そういえばこの前もう一通藍さんの机の中に入っていたような。
とにかく今は情報が欲しい。なんでもいいから手掛かりを……
「……確かに以前一通貰いましたね。忘れてました。体育祭の準備をしていた時でしたね。」
「はい。それは今回のとは関係ないですか?」
「……どうでしょう。この前のには一言『ミツケタ』としか書かれていませんでした。」
「見つけた……ですか?」
「はい。」
ということは藍さんは誰かに探されている? そして藍さんが花学にいるとその人は知った。知った……
「花学に入る前から、花学の生徒と交流はありましたか?」
「いえ、全く。」
「ふむ……おかしいですね。手紙を机に置くことが出来るということは花学の内部の人間の仕業。しかし花学に入る前から花学の知り合いはいない。となると藍さんだけに手紙を送る理由がある人間は花学にいない……と思いますが。」
音霧に用があるなら藍さんだけを名指しするのはおかしい。しかし実際藍さんだけに送られているということは『音霧』に用があるわけではない……?
「……ここだけの話にせず、皆に聞いてみてもいいでしょうか?」
三人寄れば文殊の知恵とも言うし、皆の意見を聞いてみよう。
「……お願いします。私だけの問題ならば私一人で対処すればいいですが、音霧の皆さんの写真が入っていたとなると私一人では……」
「そうですね。ではお昼休みに皆にも話してみましょう。」
「はい。」
昼休み。A組で音霧メンバー全員が集まりお弁当を食べていたその時。
「藍ちゃん教えて!」
バーンとA組に駆け込んできたのは空木さんだった。とても切羽詰まった様子だった。
「あたしも同じところ分かんなかったから教えて!」
板前さんも駆け込んできた。冴木さんはいないようだ。
「食べながらでもいい?」
「もちろん!」
藍さんは花学に来てから少しずつ食べる量を増やしていき、お昼ご飯もしっかり食べられるようになった。
来たばかりの頃はオムライスを四分の一程食べてお腹いっぱいだと言っていたから、それを考えると相当な進歩だ。
「どこが分からないの?」
「ええっとね……」
空木さん達が来てからクラス内がざわつく。昨日の勉強会の様子を知らないクラスメイト達が主に驚いているようだ。
私達音霧は今まで他生徒と関わることがほぼなかったので、その反応が起きても仕方がない。
「うおー! 私分かったよ! ね!」
「すごい……あたしでも理解出来た……!」
空木さん達は目をキラキラさせて感動しているようだ。理解出来たならよかった。
その二人の反応を見たクラスメイトはまたざわつく。
一々私達の様子を伺ってひそひそ話すの、楽しいのだろうか。まあ、あまり考えても仕方がないので、考えることを放棄する。
「あ、そういえば皆、少し周りに気をつけてください。藍さん宛に『お手紙』が届きました。」
少し声を落として皆に伝える。
「りんどうくん、どんな手紙だったの?」
「『ハナズオウ アイ、待っててネ』という文章と、藍さん以外の私達の顔が写った写真が入ってました。それも赤ペンで顔部分にバツ印が書かれています。……誰か送り主に心当たりはありませんか?」
「なんで藍ちゃん以外の写真? 音霧に対してなら藍ちゃんも入るよね?」
「そうだな。なんかおかしい。狙いは音霧じゃなく藍か?」
「……ミルクティー。」
その時思いついたと言うように空木さんが呟く。何故この話の流れでミルクティー? 飲みたいのだろうか。
「まさか……?」
藍さんの顔色が変わる。この二人にしか分からない暗号を使われると私達はどうしようもない。話の続きを待つ。
「そんな……だってあの人は花学生じゃない……敷地に入るのも無理でしょう……?」
「でも、藍ちゃん個人に宛ててるって考えるとミルクティーじゃない? 他にいる?」
「……思いつかない、かな。確かにあの人かもしれない……でも……」
「可能性の一つかな、くらいだけどね。気をつけるに越したことはないんじゃない?」
「……。」
そっと左肩を掴んで苦しそうな表情を浮かべる藍さん。左肩……
「大丈夫。私が藍ちゃんを守る。と言っても花学の敷地内にいる限りは心配要らないんじゃないかな? 音霧の皆さんもいるし。」
「……うん。」
「ってことで音霧の皆さん、藍ちゃんをよろしくお願いしますね!」
「それはもちろんだよ。」
藤の言う通りだ。藍さんに限らず、誰かがピンチなら助けに行くつもりだ。
だって仲間だからね。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
この世界、イケメンが迫害されてるってマジ!?〜アホの子による無自覚救済物語〜
具なっしー
恋愛
※この表紙は前世基準。本編では美醜逆転してます。AIです
転生先は──美醜逆転、男女比20:1の世界!?
肌は真っ白、顔のパーツは小さければ小さいほど美しい!?
その結果、地球基準の超絶イケメンたちは “醜男(キメオ)” と呼ばれ、迫害されていた。
そんな世界に爆誕したのは、脳みそふわふわアホの子・ミーミ。
前世で「喋らなければ可愛い」と言われ続けた彼女に同情した神様は、
「この子は救済が必要だ…!」と世界一の美少女に転生させてしまった。
「ひきわり納豆顔じゃん!これが美しいの??」
己の欲望のために押せ押せ行動するアホの子が、
結果的にイケメン達を救い、世界を変えていく──!
「すきーー♡結婚してください!私が幸せにしますぅ〜♡♡♡」
でも、気づけば彼らが全方向から迫ってくる逆ハーレム状態に……!
アホの子が無自覚に世界を救う、
価値観バグりまくりご都合主義100%ファンタジーラブコメ!
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる