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12章 冬休み その三
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※暗いの注意
─────
ふっと目が覚める。今まで寝ていたのか。
あれ、私、公園で凍死しようと思ってたはずなのに……何故寮に戻ってきているんだろう。暗いリビングを見回す。
「……。」
私はソファに寝かされていたようだ。体を起こすと毛布が落ちる。
まあいいや。戻ってきてしまったのなら仕方ない。ここで終わらせようか。毛布を畳み、誰も起こさないように静かに台所へ。
パチリと電気を付けると急に明るくなって思わず目を閉じる。
数秒して目が慣れたところで。
「……。」
棚からお目当てのものを取り出す。それは綺麗に手入れされているようで明かりをキラリと反射している。
思ったほど怖くない。あんなに真紀に傷つけられた癖に。
「おい、何やってんだ。」
ピクリ、肩を震わせてしまう。誰もいないと思っていたから。
声がした方をゆっくり向くとそこには茜さんが。いつもより険しい顔だ。
「おい、答えろ。それで何をするつもりだ。」
「……。」
「何をするつもりだ。」
「……もう、誰にも迷惑掛けたくない。『ハナズオウ』の私は……」
「質問に答えろ。その包丁で何をするつもりだ。」
「……。」
茜さんは未来視のエートスなんだから分かるはずなのに。それなのにわざわざ私の口から言わせたいらしい。
「黙りか。」
「……。」
「じゃあそれ、寄越せ。」
「……嫌。」
「それが嫌なら包丁で何をするつもりか言え。」
「…………もう、楽にさせて。誰かに迷惑を掛けていると思うと辛いの。だから……邪魔しないで。死なせて。」
くしゃ、と顔が歪むのが自分でも分かった。泣きそうなんだとは思うがもう涙は枯れ果てて一粒も零れない。
「じゃあ今邪魔をしている俺を殺してから死ねばいいだろう。」
「……嫌。茜さんは生きてて。」
「ほう、自分は死ぬ癖に? 俺には生きろと? 矛盾してねえか?」
「……。」
「それに、お前の望みは本当に死ぬことなのか?」
「……?」
「さっき言ったじゃねえか。楽になりたいって。藍、お前の本当の願いはそっちなんじゃねえの? 死ぬのは楽になるための手段であって目的ではない。違うか?」
「……分からない。もう、頭の中がぐちゃぐちゃしていて、もう、自分が何を考えているかも分からない!」
「じゃあ頭ん中整理してから死んでも遅くはないんじゃねえの? 急ぐ必要ってあるか?」
「……でも整理してからだと、きっとその間で誰かに迷惑を掛けてしまう。そんなことは出来ない。」
今一度包丁を握りしめる。そうだ、私は『ハナズオウ』だから生きてちゃ……
「……俺の説得では無理、か。おーい、バトンタッチだ。」
「……?」
茜さんは廊下の方に呼び掛ける。そこから出てきたのは……
??side
「……、……。」
お手洗いに行った帰り、リビングに戻って再び藍さんの湯たんぽ係に徹しようと思っていたら別の場所から声が聞こえた。
「誰か起きている……?」
声が聞こえる方へ静かに歩いてみると、どうやら台所にいるらしいことが分かった。台所に続く廊下で、様子を伺い見る。
「……もう、誰にも迷惑掛けたくない。『ハナズオウ』の私は……」
「質問に答えろ。その包丁で何をするつもりだ。」
「……。」
藍さんと茜か……あれ、包丁? 文面から行くと刃物嫌いな藍さんが包丁を持っているのか……?
「黙りか。」
「……。」
「じゃあそれ、寄越せ。」
「……嫌。」
「それが嫌なら包丁で何をするつもりか言え。」
「…………もう、楽にさせて。誰かに迷惑を掛けていると思うと辛いの。だから……邪魔しないで。死なせて。」
死、ぬ……? 藍さんが……? そんなの駄目だ、許さない。ゆるさない。ユルサナイ。私の隣から消えるなど……
「おーい、バトンタッチだ。」
どす黒い何かに飲み込まれる寸前、茜が廊下に向けて声を掛けた。私がいることに気がついていたらしい。気配消してたのにな。
気持ちを切り替えて台所に入ると、ほんの少しだけ驚いた表情を浮かべる藍さん。しかしいつもよりは表情の変わり具合が小さい。さらに目には依然として光はない。
「り、んどう、さん……」
まあ、さっきまでよりはマシだな。私の名前を呼んでくれたことでそれを感じた。
「藍さん、包丁、私に渡してください。危ないですよ。」
どす黒い何かを押し込んで笑顔を作る。警戒はされたくないからね。
「……嫌。」
これだけが頼みの綱、というように包丁を握る藍さん。さて、どうしようか。……ああするか。私自身が傷つくのは別にどうとも思わないし。
藤を叩き起こせばある程度の怪我は治るからいいか。藍さんが怪我をしないようにだけ気をつけて……と考えながら包丁を持った藍さんに近付く。
「ち、近付かないで!」
持っている包丁を私に背中を向ける形で隠す藍さん。
「何故?」
「わ、私、包丁持ってる、から。竜胆さん、怪我しちゃう。」
なんだ、私が怪我をしないように隠したのか。そんなの要らないのに。気にせず前に進む。
「いいですけど、別に。私が怪我しようが些細なことです。藍さんの元へ行けないことと自分が怪我をすることを天秤に掛けたら、藍さんの元へ行けない方が辛いですから。」
「だ、駄目……こっちに来ないで……」
藍さんの能力を使えば私達を遠ざけることも可能だ。実際私の家にいたあの時、私達の意志とは関係なく体が浮いたし。茜と共に。あれは怖かったなあ……じゃなくて。今は感傷に浸っている場合ではない。
ええと、何を考えていたんだっけ。……ああそうそう。能力を使う使わないの話か。
藍さんがそれをしないのは能力を使うという選択肢を思いつかないのか、それとも心の奥底では私達に助けて欲しいと思っているのか。私がパッと思いつく使わない理由はそれくらいかな。
まあ、私は藍さん本人ではないので推測の域を出ないがその辺りだろうか。
と、考えながら包丁を持つ藍さんの手を背後から右手でしっかり掴み、藍さんが怪我をしないように気をつけながらそのまま左手で抱き締める。
「やめ、」
「……お願いだ。藍さんの辛さを、重荷を、私に分けてくれ。私は絶対に裏切らないから。」
父さんから花蘇芳の苗字を持つ藍さんとは関わるなと言われていたが、そんなことは出来るはずがない。だってこんなに好きなんだから。
だから藍さんが辛そうだと私も苦しい。少しでもいいから私にも重荷を分けて欲しい。今はそんな気持ちで一杯だ。
私の言葉を聞き、抵抗を止めた藍さん。それをいい機会と判断し、ゆっくりと包丁を手放させる。それをそこら辺に置きながら空いた藍さんの手と自分の顔を近づける。
そのまま藍さんの手のひらに唇を一度だけつける。見せびらかすように藍さんの視界に入るくらいの場所で。
「『悲しんでいるあなたを愛します』。喜んでいるあなたも愛します。どんなあなたも愛してみせます。裏切ることなどしません。だから、だから……私の隣にいてください。」
言葉に乗って感情が溢れ出てくる。藍さんが愛しい、と。
不安を取り除いてあげたい。辛さを分けて欲しい。藍さんの心からの笑顔が見たい。
その想いは届いたのか、こちらをゆっくりと向いた藍さんの感情を見せなかった目から涙が一粒零れ落ちた。
────
リンドウ
「悲しんでいるあなたを愛する」
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ふっと目が覚める。今まで寝ていたのか。
あれ、私、公園で凍死しようと思ってたはずなのに……何故寮に戻ってきているんだろう。暗いリビングを見回す。
「……。」
私はソファに寝かされていたようだ。体を起こすと毛布が落ちる。
まあいいや。戻ってきてしまったのなら仕方ない。ここで終わらせようか。毛布を畳み、誰も起こさないように静かに台所へ。
パチリと電気を付けると急に明るくなって思わず目を閉じる。
数秒して目が慣れたところで。
「……。」
棚からお目当てのものを取り出す。それは綺麗に手入れされているようで明かりをキラリと反射している。
思ったほど怖くない。あんなに真紀に傷つけられた癖に。
「おい、何やってんだ。」
ピクリ、肩を震わせてしまう。誰もいないと思っていたから。
声がした方をゆっくり向くとそこには茜さんが。いつもより険しい顔だ。
「おい、答えろ。それで何をするつもりだ。」
「……。」
「何をするつもりだ。」
「……もう、誰にも迷惑掛けたくない。『ハナズオウ』の私は……」
「質問に答えろ。その包丁で何をするつもりだ。」
「……。」
茜さんは未来視のエートスなんだから分かるはずなのに。それなのにわざわざ私の口から言わせたいらしい。
「黙りか。」
「……。」
「じゃあそれ、寄越せ。」
「……嫌。」
「それが嫌なら包丁で何をするつもりか言え。」
「…………もう、楽にさせて。誰かに迷惑を掛けていると思うと辛いの。だから……邪魔しないで。死なせて。」
くしゃ、と顔が歪むのが自分でも分かった。泣きそうなんだとは思うがもう涙は枯れ果てて一粒も零れない。
「じゃあ今邪魔をしている俺を殺してから死ねばいいだろう。」
「……嫌。茜さんは生きてて。」
「ほう、自分は死ぬ癖に? 俺には生きろと? 矛盾してねえか?」
「……。」
「それに、お前の望みは本当に死ぬことなのか?」
「……?」
「さっき言ったじゃねえか。楽になりたいって。藍、お前の本当の願いはそっちなんじゃねえの? 死ぬのは楽になるための手段であって目的ではない。違うか?」
「……分からない。もう、頭の中がぐちゃぐちゃしていて、もう、自分が何を考えているかも分からない!」
「じゃあ頭ん中整理してから死んでも遅くはないんじゃねえの? 急ぐ必要ってあるか?」
「……でも整理してからだと、きっとその間で誰かに迷惑を掛けてしまう。そんなことは出来ない。」
今一度包丁を握りしめる。そうだ、私は『ハナズオウ』だから生きてちゃ……
「……俺の説得では無理、か。おーい、バトンタッチだ。」
「……?」
茜さんは廊下の方に呼び掛ける。そこから出てきたのは……
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「……、……。」
お手洗いに行った帰り、リビングに戻って再び藍さんの湯たんぽ係に徹しようと思っていたら別の場所から声が聞こえた。
「誰か起きている……?」
声が聞こえる方へ静かに歩いてみると、どうやら台所にいるらしいことが分かった。台所に続く廊下で、様子を伺い見る。
「……もう、誰にも迷惑掛けたくない。『ハナズオウ』の私は……」
「質問に答えろ。その包丁で何をするつもりだ。」
「……。」
藍さんと茜か……あれ、包丁? 文面から行くと刃物嫌いな藍さんが包丁を持っているのか……?
「黙りか。」
「……。」
「じゃあそれ、寄越せ。」
「……嫌。」
「それが嫌なら包丁で何をするつもりか言え。」
「…………もう、楽にさせて。誰かに迷惑を掛けていると思うと辛いの。だから……邪魔しないで。死なせて。」
死、ぬ……? 藍さんが……? そんなの駄目だ、許さない。ゆるさない。ユルサナイ。私の隣から消えるなど……
「おーい、バトンタッチだ。」
どす黒い何かに飲み込まれる寸前、茜が廊下に向けて声を掛けた。私がいることに気がついていたらしい。気配消してたのにな。
気持ちを切り替えて台所に入ると、ほんの少しだけ驚いた表情を浮かべる藍さん。しかしいつもよりは表情の変わり具合が小さい。さらに目には依然として光はない。
「り、んどう、さん……」
まあ、さっきまでよりはマシだな。私の名前を呼んでくれたことでそれを感じた。
「藍さん、包丁、私に渡してください。危ないですよ。」
どす黒い何かを押し込んで笑顔を作る。警戒はされたくないからね。
「……嫌。」
これだけが頼みの綱、というように包丁を握る藍さん。さて、どうしようか。……ああするか。私自身が傷つくのは別にどうとも思わないし。
藤を叩き起こせばある程度の怪我は治るからいいか。藍さんが怪我をしないようにだけ気をつけて……と考えながら包丁を持った藍さんに近付く。
「ち、近付かないで!」
持っている包丁を私に背中を向ける形で隠す藍さん。
「何故?」
「わ、私、包丁持ってる、から。竜胆さん、怪我しちゃう。」
なんだ、私が怪我をしないように隠したのか。そんなの要らないのに。気にせず前に進む。
「いいですけど、別に。私が怪我しようが些細なことです。藍さんの元へ行けないことと自分が怪我をすることを天秤に掛けたら、藍さんの元へ行けない方が辛いですから。」
「だ、駄目……こっちに来ないで……」
藍さんの能力を使えば私達を遠ざけることも可能だ。実際私の家にいたあの時、私達の意志とは関係なく体が浮いたし。茜と共に。あれは怖かったなあ……じゃなくて。今は感傷に浸っている場合ではない。
ええと、何を考えていたんだっけ。……ああそうそう。能力を使う使わないの話か。
藍さんがそれをしないのは能力を使うという選択肢を思いつかないのか、それとも心の奥底では私達に助けて欲しいと思っているのか。私がパッと思いつく使わない理由はそれくらいかな。
まあ、私は藍さん本人ではないので推測の域を出ないがその辺りだろうか。
と、考えながら包丁を持つ藍さんの手を背後から右手でしっかり掴み、藍さんが怪我をしないように気をつけながらそのまま左手で抱き締める。
「やめ、」
「……お願いだ。藍さんの辛さを、重荷を、私に分けてくれ。私は絶対に裏切らないから。」
父さんから花蘇芳の苗字を持つ藍さんとは関わるなと言われていたが、そんなことは出来るはずがない。だってこんなに好きなんだから。
だから藍さんが辛そうだと私も苦しい。少しでもいいから私にも重荷を分けて欲しい。今はそんな気持ちで一杯だ。
私の言葉を聞き、抵抗を止めた藍さん。それをいい機会と判断し、ゆっくりと包丁を手放させる。それをそこら辺に置きながら空いた藍さんの手と自分の顔を近づける。
そのまま藍さんの手のひらに唇を一度だけつける。見せびらかすように藍さんの視界に入るくらいの場所で。
「『悲しんでいるあなたを愛します』。喜んでいるあなたも愛します。どんなあなたも愛してみせます。裏切ることなどしません。だから、だから……私の隣にいてください。」
言葉に乗って感情が溢れ出てくる。藍さんが愛しい、と。
不安を取り除いてあげたい。辛さを分けて欲しい。藍さんの心からの笑顔が見たい。
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