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13章 テラス団
80 藍side
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手を後ろで縛られ、身動きが出来ない。しかし身動きが出来たとしても竜胆さんが人質として囚われているから能力すら使えない。
私達を連れてきたうちの一人がここに残り、もう一人は部屋を出ていった。この状況、どうにかならないだろうか。
そんなことを考えていたら、部屋に残っている……仮の名をAとしよう。Aは話しかけて来た。
「お前、この髪なんだ?」
「なんだ、とは?」
「これが地毛じゃないだろ?」
「……。」
確かにこれは地毛ではないが、よく分からない団員にはあまり情報を与えたくない。
ということで反応せずにいると、ガッと髪を掴まれる。
「ぐっ……」
「ん? カツラか……その苦痛に満ちた顔、悪くないな。」
悪くないな、キリッ! じゃないでしょう! こちとら髪が引っ張られて痛いんだけど!?
「なんだ? その反抗的な目は。もっと引っ張って欲しいのか?」
「んなわけ……ないでしょ……!」
「その目の色もおかしいよな……カラコンか。それも外してやろうか。」
「ひっ!?」
Aの手は私の目に触れようとしていた。それは嫌すぎる。反射的に目を閉じる。
「止めて! 自分で外すから!」
「……逃げようなど思うんじゃねえぞ。こっちには人質がいるんだからな。まあ、そいつがどうなってもいいなら逃げてもいいがな。」
と言いながら手を縛る縄らしきものを外される。
自由になった手でウィッグとカラコンを外す。今はAの言う通りに動いていた方がいいと思うからね。あまり刺激してはこちらが不利になる。
機を見定めるんだ。失敗は許されないのだから。
「……外したけど。」
「……ほう、そんだけ髪の色素が薄いんなら能力の最大値もすげぇんだろうな。テラス団の中でも上位レベルだな。」
Aは私のウィッグとカラコンを扉の向こうにいる誰かに渡して持って行ってしまった。いやなんで?
「どういうこと? そもそもテラス団って何?」
再び手を縛られる。
大人しくする代わりに情報収集する。これからの動き方にも関わるからね。
「はー、そこからか。いいか、テラス団っつうのはエートスの集まりで、色んな人からの依頼を受けて能力で解決する組織さ。だからアプリオリのエートスであるお前は貴重な人材なんだよ。分かったか?」
「……分かったけど、何故今こうなっているのかは分からない。」
生まれてから今までもずっとエートスだった。それなのに今私がアプリオリのエートスだと目をつけられたんだ。何かの切っ掛けがあるはず。
「そもそもの話、お前の母親が俺達にした依頼が『花蘇芳 藍を殺すこと』だったんだ。だが団で調べてみたら花蘇芳 藍はアプリオリのエートスだってんだ。貴重な人材を殺すのは惜しいってなって、だから俺達テラス団がお前を引き取ることにした。だからお前は今からテラス団の一員だ。きっちり働けよ?」
……そう、お母さんが切っ掛けだったのね。目が覚めたとは聞いていたけれども、こんなに早く行動を起こすとは思わなかった。くっと眉間に皺が寄る。
「……な、なんとなく状況は把握した。けど、テラス団には入る気はない。」
「そんなこと言っていいのか? お前に与えられた選択肢は二つ。依頼達成の為に殺されるか、テラス団に入って生き延びるか。それ以外なんてないんだよ。」
「……。」
「どうやらお前の仲間のエートスもこちらに向かっているらしいからな。ちょうどいい。エートス全員を捕らえて皆テラス団に入れるのもいいかもしれん。なんだっけ、音霧寮だったか。」
そんな……こんなよく分からない団に皆さんを関わらせるのは駄目だ。もう既に連れて来られた竜胆さんにはどうにかして逃げてもらって……そして……
「な、なら私がテラス団に入るから、音霧の皆さんは見逃してください!」
「それはお前が決めることじゃない。」
どうしよう……事態は好転しない。和解は無理か。
打開策を考えろ、考えろ、考えろ……
茜side
りんと藍以外の音霧メンバーと学園長が藤の元に集まった。その廊下には藤の言う通り血痕が。これは藍の物かりんの物か……後者だろうな。元気なりんがおいそれと連れ去られる訳がねぇからな。
「柊木くん。未来視で二人が一緒にいるか、どこにいるかのだいたいの場所を見れるかい?」
「やってみます。」
学園長は学園長で何か残ってないか能力を使っていた。よし、俺も……
自分に能力を使い、未来を見る。するとどこかの館に二人はいた。りんは床に転がされ、藍は白髪灰色目の状態で手を縛られている。そこに音霧メンバーで助けに行く映像が映し出された。藍には傷はなさそうだが、りんは頭を怪我しているし意識はないようだ。
「二人は一緒の部屋にいる。だがりんが怪我をしているようだ。」
「場所の特定は出来そう?」
「……大きな屋敷みたいな所じゃねえかな。」
「屋敷……屋敷?」
皆うんうん唸って記憶を辿る。近くに屋敷みたいな所あったか……。
「皆、方向なら分かったよ。二人はここから北東の方に向かったようだ。」
学園長はエートスかどうかを判別出来る。それを応用してここに残っていたエートスの情報を読み取り、それと同じ反応を探したのだろう。連れ去られたのがエートスだから出来た使い方だ。
「北東……?」
「場所は分かった。」
言われて思い出したが、確かに北東の方角にボロい屋敷があったはず。確かそこまで遠くないからすぐ行ける。
「僕の能力が役に立ちそうだね!」
桃は行く気満々だ。力でゴリ押しする気だな。この中で一番の戦力。心強い。
「怪我したら俺が治すからねー。」
藤は怪我治し担当。心強い。
「……俺も行く。」
未来視した時には確かに音霧メンバー全員で乗り込んでいたが、椿は非戦闘要員だ。何があるか分からないから嘘看破の能力持ちである椿は留守番していた方が安全だが……。
「椿は残ってたら? もしかしたら危ないかもよ?」
藤も同じ考えだったらしい。
「……俺もついて行く。」
残るよう何度も説得するが、椿は頑なについて行こうとしている。どうしたんだ? 普段の椿とは違って自分の意見を変えないつもりらしい。
「……椿は連れて行ってもいいと思うよ。」
「龍彦さん何言ってんの!?」
「だけれども椿、ついて行くなら覚悟はしておいた方がいいよ。」
「……ああ、分かってる。」
一緒に引き取られていた藤でさえもこの状況を分かっていないようだ。学園長と椿だけに分かる言い方……。一体何があったんだ?
「じゃあ私もついて行こうか。」
「え、でも龍彦さん自衛すらも出来なくない?」
「うぐっ……」
「俺達はもし戦うことになっても対抗出来る力を持っている(藤と椿はまた違うが)。だから俺達で行く。」
「だが……いや、分かった。じゃあ後から応援を呼んで行く。それでいいかい?」
「ああ。じゃあ行くぞ!」
皆を引き連れて花学を走って出る。待ってろよ、二人とも!
先程の学園長と椿の会話の内容を理解したのは、屋敷に着いてからのことだった。
私達を連れてきたうちの一人がここに残り、もう一人は部屋を出ていった。この状況、どうにかならないだろうか。
そんなことを考えていたら、部屋に残っている……仮の名をAとしよう。Aは話しかけて来た。
「お前、この髪なんだ?」
「なんだ、とは?」
「これが地毛じゃないだろ?」
「……。」
確かにこれは地毛ではないが、よく分からない団員にはあまり情報を与えたくない。
ということで反応せずにいると、ガッと髪を掴まれる。
「ぐっ……」
「ん? カツラか……その苦痛に満ちた顔、悪くないな。」
悪くないな、キリッ! じゃないでしょう! こちとら髪が引っ張られて痛いんだけど!?
「なんだ? その反抗的な目は。もっと引っ張って欲しいのか?」
「んなわけ……ないでしょ……!」
「その目の色もおかしいよな……カラコンか。それも外してやろうか。」
「ひっ!?」
Aの手は私の目に触れようとしていた。それは嫌すぎる。反射的に目を閉じる。
「止めて! 自分で外すから!」
「……逃げようなど思うんじゃねえぞ。こっちには人質がいるんだからな。まあ、そいつがどうなってもいいなら逃げてもいいがな。」
と言いながら手を縛る縄らしきものを外される。
自由になった手でウィッグとカラコンを外す。今はAの言う通りに動いていた方がいいと思うからね。あまり刺激してはこちらが不利になる。
機を見定めるんだ。失敗は許されないのだから。
「……外したけど。」
「……ほう、そんだけ髪の色素が薄いんなら能力の最大値もすげぇんだろうな。テラス団の中でも上位レベルだな。」
Aは私のウィッグとカラコンを扉の向こうにいる誰かに渡して持って行ってしまった。いやなんで?
「どういうこと? そもそもテラス団って何?」
再び手を縛られる。
大人しくする代わりに情報収集する。これからの動き方にも関わるからね。
「はー、そこからか。いいか、テラス団っつうのはエートスの集まりで、色んな人からの依頼を受けて能力で解決する組織さ。だからアプリオリのエートスであるお前は貴重な人材なんだよ。分かったか?」
「……分かったけど、何故今こうなっているのかは分からない。」
生まれてから今までもずっとエートスだった。それなのに今私がアプリオリのエートスだと目をつけられたんだ。何かの切っ掛けがあるはず。
「そもそもの話、お前の母親が俺達にした依頼が『花蘇芳 藍を殺すこと』だったんだ。だが団で調べてみたら花蘇芳 藍はアプリオリのエートスだってんだ。貴重な人材を殺すのは惜しいってなって、だから俺達テラス団がお前を引き取ることにした。だからお前は今からテラス団の一員だ。きっちり働けよ?」
……そう、お母さんが切っ掛けだったのね。目が覚めたとは聞いていたけれども、こんなに早く行動を起こすとは思わなかった。くっと眉間に皺が寄る。
「……な、なんとなく状況は把握した。けど、テラス団には入る気はない。」
「そんなこと言っていいのか? お前に与えられた選択肢は二つ。依頼達成の為に殺されるか、テラス団に入って生き延びるか。それ以外なんてないんだよ。」
「……。」
「どうやらお前の仲間のエートスもこちらに向かっているらしいからな。ちょうどいい。エートス全員を捕らえて皆テラス団に入れるのもいいかもしれん。なんだっけ、音霧寮だったか。」
そんな……こんなよく分からない団に皆さんを関わらせるのは駄目だ。もう既に連れて来られた竜胆さんにはどうにかして逃げてもらって……そして……
「な、なら私がテラス団に入るから、音霧の皆さんは見逃してください!」
「それはお前が決めることじゃない。」
どうしよう……事態は好転しない。和解は無理か。
打開策を考えろ、考えろ、考えろ……
茜side
りんと藍以外の音霧メンバーと学園長が藤の元に集まった。その廊下には藤の言う通り血痕が。これは藍の物かりんの物か……後者だろうな。元気なりんがおいそれと連れ去られる訳がねぇからな。
「柊木くん。未来視で二人が一緒にいるか、どこにいるかのだいたいの場所を見れるかい?」
「やってみます。」
学園長は学園長で何か残ってないか能力を使っていた。よし、俺も……
自分に能力を使い、未来を見る。するとどこかの館に二人はいた。りんは床に転がされ、藍は白髪灰色目の状態で手を縛られている。そこに音霧メンバーで助けに行く映像が映し出された。藍には傷はなさそうだが、りんは頭を怪我しているし意識はないようだ。
「二人は一緒の部屋にいる。だがりんが怪我をしているようだ。」
「場所の特定は出来そう?」
「……大きな屋敷みたいな所じゃねえかな。」
「屋敷……屋敷?」
皆うんうん唸って記憶を辿る。近くに屋敷みたいな所あったか……。
「皆、方向なら分かったよ。二人はここから北東の方に向かったようだ。」
学園長はエートスかどうかを判別出来る。それを応用してここに残っていたエートスの情報を読み取り、それと同じ反応を探したのだろう。連れ去られたのがエートスだから出来た使い方だ。
「北東……?」
「場所は分かった。」
言われて思い出したが、確かに北東の方角にボロい屋敷があったはず。確かそこまで遠くないからすぐ行ける。
「僕の能力が役に立ちそうだね!」
桃は行く気満々だ。力でゴリ押しする気だな。この中で一番の戦力。心強い。
「怪我したら俺が治すからねー。」
藤は怪我治し担当。心強い。
「……俺も行く。」
未来視した時には確かに音霧メンバー全員で乗り込んでいたが、椿は非戦闘要員だ。何があるか分からないから嘘看破の能力持ちである椿は留守番していた方が安全だが……。
「椿は残ってたら? もしかしたら危ないかもよ?」
藤も同じ考えだったらしい。
「……俺もついて行く。」
残るよう何度も説得するが、椿は頑なについて行こうとしている。どうしたんだ? 普段の椿とは違って自分の意見を変えないつもりらしい。
「……椿は連れて行ってもいいと思うよ。」
「龍彦さん何言ってんの!?」
「だけれども椿、ついて行くなら覚悟はしておいた方がいいよ。」
「……ああ、分かってる。」
一緒に引き取られていた藤でさえもこの状況を分かっていないようだ。学園長と椿だけに分かる言い方……。一体何があったんだ?
「じゃあ私もついて行こうか。」
「え、でも龍彦さん自衛すらも出来なくない?」
「うぐっ……」
「俺達はもし戦うことになっても対抗出来る力を持っている(藤と椿はまた違うが)。だから俺達で行く。」
「だが……いや、分かった。じゃあ後から応援を呼んで行く。それでいいかい?」
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