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第3話 妹のために切り抜き動画を作るとか冗談だと言ってほしい!(後編)
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時間は23時20分。夜も遅くなり、車の通りも少なく辺りは静まり返っている。
そんな最中俺とすみれはエナジードリンク片手にパソコン画面にへばり付いていた。約束通り二人で星野宮きらりの切り抜き動画を作り始めようとしているのだが、前途多難の予感がひしひしと部屋に漂っていた。まぁ原因は主に俺が出しているのだけれど。
「それじゃまずは、チャンネルを立ち上げましょ。まずはチャンネル名だけど、『星野宮きらりちゃんを崇拝せよっ!』ってのはどう? 私のためだけのチャンネルに相応しい名前よね」
どことなくうっとりした表情で言うのを横目で見て、こいつが本気で言ってると分かる。今までこんなセンスで良くやってこれたなと感心すらするぞ。変なセンスがたまに星野宮きらりにあるのに得心した。
「そんな名前明らかにおかしいだろ。まるでアイドルのファンクラブ名みたいだろ」
「何よ。別にいいじゃない。ネットアイドルなんだし。すぐ文句言うところはほんと駄目ね」
「あのなぁ、そんな名前にしたら『星野宮きらり』の人気が下がるだろ。それに切り抜きチャンネルなのか分からないのが一番の問題だ。まずはこれを見ろって」
俺は検索した他の人達が作った切り抜きチャンネルを、横で不満そうな顔を漏らすすみれへ向けてスマホを突き付ける。
○○切り抜きvideo、○○切り抜きクリエーター、○○切り抜き/たぬきち一号さん。等々の、一目見てどんな内容か分かる名前が付いている。
数多くの切り抜きチャンネルがシンプルで、内容も上手に切り抜かれた動画がしっかり上げられているのだ。
もし先刻の怪しい名前で作ったら、星野宮きらりの知名度が下がる恐れがある。純粋なファンからどんな文句が来るか分かったもんじゃない。逆に公式だからこそ、上から目線的でありなのか?
いやいや、ここはシンプルにするべきだ。
「た、確かにそうだけどさ。じゃあそこまで偉そうに言うなら、兄貴が良い名前付けてよ。ふざけた名前付けたら殴るから」
頬を膨らませてへそを曲げながら、夜食用に俺が取っておいたスティック状のポテト菓子を棚から勝手に取り出し開封する。こんな時間にお菓子を食べたら太るぞと口に出しかかったが、そんな心配をするのが無駄なくらいすみれはスタイルが良い。
注意したらまたキレられそうだな、多分。
「そうだな。そんな難しく考えなくてシンプルに、『星野宮きらり専属/公式切り抜き動画チャンネル』みたいなので良いんじゃないのか」
これならば、キラリ様崇拝! 的なのもどことなく残っているわけだし。不本意ながら真面目に考えてのチャンネル名だ。我ながら安定したチャンネル名だと思う。
「まぁ、思ったより兄貴にしては上出来じゃないの」
「思ったよりは余計だ」
「これで良いわよ。チャンネル名は決定。じゃあ次はチャンネルアートを作るわよ」
「チャンネルアート?」
俺が首をかしげていると、すみれはパソコンを操作して、動画配信サイトから星野宮きらりのトップページを開き、ここぞとばかりにページの上部ヘッダーを指さす。
そこには見栄えの良いプロが書いたイラストと、チャンネル名の『星野宮きらりch』と書かれた背景があった。どうやらここの事をチャンネルアートと呼ぶらしい。
「今回はデザインを依頼した絵師先生、まぁきらりちゃんの生みの親である、『もこちび先生』からたまに頂くイラストを載せましょう。自由に使って下さいって言ってたし」
操作に手慣れたようで、編集ソフトを立ち上げ、アート用にイラストをサイズ加工をして画像をアップする。きちんとチャンネル名も入れて、完成するのにあっという間だった。
「良い? 今日は私がやるけど、これからは兄貴が画像や動画の編集、私のサポート全般をやるんだからね。毎日」
「毎日って、たまにじゃ駄目なのかよ。しかもシレッとやる事増えてるし」
「文句あるの?他の切り抜き動画チャンネルは皆毎日内容を吟味して上げてるでしょ」
まさかこれから毎日裏方のような事までやる事になっていたとは。兄をなんだと思っているんだこいつ。恐らく人手が足りないので、ここぞとばかりに扱き使う算段なのだろう。
「ほらほら、時間がもったいない。本題の切り抜き動画作りに取り掛かるわよ」
「わかった、わかったって」
「今日は少し前にLive配信で視聴者数が多かった、空飛ぶおじさんの動画を使って動画をつくりましょ。兄貴も見たあれね。まずは見て覚えて」
「お、おお」
すみれが普段使ってる動画編集用ソフトを立ち上げる。画面が上部に映像部分、下にフレーム部分と分かれている。ここにある保存動画を投げ込んで、カットしてテロップ入れて、などと横で俺に説明しているのだが、見たこともない画面に戸惑う。こんな物を普段から使っているのかと思うとさすがと言うべきなのだろうな。
「とまぁ、使い方はこんな感じ。もう分かったでしょ。簡単だから」
「そうは言われましてもな。一気に説明されたから、すぐに分からないって」
「ん~、そっか。まぁ今日はどんな場面を使うかを考えてもらうつもりだったし。後でネットの作り方動画でも見ておいてよぉ、ふぁぁ~」
罵倒の言葉でも来るかと思ったが、そんなことはなかった。すみれは殺しきれない大きな欠伸を出して、椅子の背に深々ともたれかかる。全く何で当然のようにその椅子に座って、俺が立ちっぱなしなんだか。
「はいはい。切り抜きたい場面だろ」
「配信見てたんでしょ~。どっか面白かったとこあるなら、それ教えてよ」
「ん~、そうだな」
眠たい頭を無理やり動かして、見た時の事を思い出す。少し考えたが、思いつく箇所はすぐに出てきた。あの手のゲームはやはりプレイしている配信者が、上手くいかずイライラして嘆いて叫ぶ様が面白いのかもしれない。
つくづく視聴者ってのはハプニングを期待するものだと、俺は思っている。あくまで個人的にはだけど。
動画を再生して、軽くコメントの流れと、内容を見てチェックする。動画の配信時間が長いので、しばらくチェック作業をしていると、すみれの身体がガクリと横にずれ床に崩れ落ちそうになる。
「おい、寝るならもう今日は部屋に戻れよ」
俺はすかさず、すみれの腕を掴み椅子に戻すと起きたようで、
「ね、寝てない、寝てない。全然寝てないんだから!」
もの凄い勢いで捲し立てて自らの頬をパチパチと叩いている。まだかなり眠そうにしているものの、とりあえずは起きたみたいだ。だが油断をしたら恐らくすぐ寝てしまう程に、その目はしょぼしょぼと疲れ切った目をしている。
よくもまぁこんなに頑張れるものだ。昔からどんな事でも全力でやるタイプだが、ここまでくると本当に感心すらしてしまう。けれど少し無理し過ぎだと言ってもどうせ聞かないだろうがな。
「それで良さそうな場面はあったの?」
「ああ、よくありそうな感じなんだけど」
マウスを操作して俺が見せ場の幾つかを確認させると、いまにも瞼が閉じてしまう目で、吟味する。少し感心したようで口元が緩んでいる。どうやら悪くないらしい。
「思ったり良い場面使ってると思う。このまま動画作ってよ。私はちょっと休憩……する」
そう呟きながらすみれがもっさりとした動作で立ち上がり、そのままフラフラと歩き自室に戻るかと思いきや、ぼすんっと俺の使っているベッドへ豪快に倒れこんだ。
「って、おい!自分の布団で寝ろよ」
今にも寝だすのを止めるためベッドに近づくと、
「ん、も~、どうしたの。もしかして一緒に寝たいの~?」
寝ぼけているのか、いきなり横に立つ俺の腕を掴み、信じられない程の力で引っ張られ布団の上に引きずり込まれた。
「お、おいっ!」
俺は振りほどこうとしたが、しっかりと腕を絡められて離せそうになく。完全にすやすやと眠って幸せそうにしているのを見ていると、しばらくそっとするしかなかった。仕方なく部屋の電気をリモコンで操作し暗めにする。そうして、そのまま気付けば自分も寝てしまっていた。
翌朝目が覚めた時に、朝から強烈なビンタを妹から食らったのは言うまでもない。
「この変態兄貴っ! 出てけ!」
「おい待て、ここは俺の部屋だ!」
その日から俺は妹のVTuber活動を本格的に手伝うことになったのである。
そんな最中俺とすみれはエナジードリンク片手にパソコン画面にへばり付いていた。約束通り二人で星野宮きらりの切り抜き動画を作り始めようとしているのだが、前途多難の予感がひしひしと部屋に漂っていた。まぁ原因は主に俺が出しているのだけれど。
「それじゃまずは、チャンネルを立ち上げましょ。まずはチャンネル名だけど、『星野宮きらりちゃんを崇拝せよっ!』ってのはどう? 私のためだけのチャンネルに相応しい名前よね」
どことなくうっとりした表情で言うのを横目で見て、こいつが本気で言ってると分かる。今までこんなセンスで良くやってこれたなと感心すらするぞ。変なセンスがたまに星野宮きらりにあるのに得心した。
「そんな名前明らかにおかしいだろ。まるでアイドルのファンクラブ名みたいだろ」
「何よ。別にいいじゃない。ネットアイドルなんだし。すぐ文句言うところはほんと駄目ね」
「あのなぁ、そんな名前にしたら『星野宮きらり』の人気が下がるだろ。それに切り抜きチャンネルなのか分からないのが一番の問題だ。まずはこれを見ろって」
俺は検索した他の人達が作った切り抜きチャンネルを、横で不満そうな顔を漏らすすみれへ向けてスマホを突き付ける。
○○切り抜きvideo、○○切り抜きクリエーター、○○切り抜き/たぬきち一号さん。等々の、一目見てどんな内容か分かる名前が付いている。
数多くの切り抜きチャンネルがシンプルで、内容も上手に切り抜かれた動画がしっかり上げられているのだ。
もし先刻の怪しい名前で作ったら、星野宮きらりの知名度が下がる恐れがある。純粋なファンからどんな文句が来るか分かったもんじゃない。逆に公式だからこそ、上から目線的でありなのか?
いやいや、ここはシンプルにするべきだ。
「た、確かにそうだけどさ。じゃあそこまで偉そうに言うなら、兄貴が良い名前付けてよ。ふざけた名前付けたら殴るから」
頬を膨らませてへそを曲げながら、夜食用に俺が取っておいたスティック状のポテト菓子を棚から勝手に取り出し開封する。こんな時間にお菓子を食べたら太るぞと口に出しかかったが、そんな心配をするのが無駄なくらいすみれはスタイルが良い。
注意したらまたキレられそうだな、多分。
「そうだな。そんな難しく考えなくてシンプルに、『星野宮きらり専属/公式切り抜き動画チャンネル』みたいなので良いんじゃないのか」
これならば、キラリ様崇拝! 的なのもどことなく残っているわけだし。不本意ながら真面目に考えてのチャンネル名だ。我ながら安定したチャンネル名だと思う。
「まぁ、思ったより兄貴にしては上出来じゃないの」
「思ったよりは余計だ」
「これで良いわよ。チャンネル名は決定。じゃあ次はチャンネルアートを作るわよ」
「チャンネルアート?」
俺が首をかしげていると、すみれはパソコンを操作して、動画配信サイトから星野宮きらりのトップページを開き、ここぞとばかりにページの上部ヘッダーを指さす。
そこには見栄えの良いプロが書いたイラストと、チャンネル名の『星野宮きらりch』と書かれた背景があった。どうやらここの事をチャンネルアートと呼ぶらしい。
「今回はデザインを依頼した絵師先生、まぁきらりちゃんの生みの親である、『もこちび先生』からたまに頂くイラストを載せましょう。自由に使って下さいって言ってたし」
操作に手慣れたようで、編集ソフトを立ち上げ、アート用にイラストをサイズ加工をして画像をアップする。きちんとチャンネル名も入れて、完成するのにあっという間だった。
「良い? 今日は私がやるけど、これからは兄貴が画像や動画の編集、私のサポート全般をやるんだからね。毎日」
「毎日って、たまにじゃ駄目なのかよ。しかもシレッとやる事増えてるし」
「文句あるの?他の切り抜き動画チャンネルは皆毎日内容を吟味して上げてるでしょ」
まさかこれから毎日裏方のような事までやる事になっていたとは。兄をなんだと思っているんだこいつ。恐らく人手が足りないので、ここぞとばかりに扱き使う算段なのだろう。
「ほらほら、時間がもったいない。本題の切り抜き動画作りに取り掛かるわよ」
「わかった、わかったって」
「今日は少し前にLive配信で視聴者数が多かった、空飛ぶおじさんの動画を使って動画をつくりましょ。兄貴も見たあれね。まずは見て覚えて」
「お、おお」
すみれが普段使ってる動画編集用ソフトを立ち上げる。画面が上部に映像部分、下にフレーム部分と分かれている。ここにある保存動画を投げ込んで、カットしてテロップ入れて、などと横で俺に説明しているのだが、見たこともない画面に戸惑う。こんな物を普段から使っているのかと思うとさすがと言うべきなのだろうな。
「とまぁ、使い方はこんな感じ。もう分かったでしょ。簡単だから」
「そうは言われましてもな。一気に説明されたから、すぐに分からないって」
「ん~、そっか。まぁ今日はどんな場面を使うかを考えてもらうつもりだったし。後でネットの作り方動画でも見ておいてよぉ、ふぁぁ~」
罵倒の言葉でも来るかと思ったが、そんなことはなかった。すみれは殺しきれない大きな欠伸を出して、椅子の背に深々ともたれかかる。全く何で当然のようにその椅子に座って、俺が立ちっぱなしなんだか。
「はいはい。切り抜きたい場面だろ」
「配信見てたんでしょ~。どっか面白かったとこあるなら、それ教えてよ」
「ん~、そうだな」
眠たい頭を無理やり動かして、見た時の事を思い出す。少し考えたが、思いつく箇所はすぐに出てきた。あの手のゲームはやはりプレイしている配信者が、上手くいかずイライラして嘆いて叫ぶ様が面白いのかもしれない。
つくづく視聴者ってのはハプニングを期待するものだと、俺は思っている。あくまで個人的にはだけど。
動画を再生して、軽くコメントの流れと、内容を見てチェックする。動画の配信時間が長いので、しばらくチェック作業をしていると、すみれの身体がガクリと横にずれ床に崩れ落ちそうになる。
「おい、寝るならもう今日は部屋に戻れよ」
俺はすかさず、すみれの腕を掴み椅子に戻すと起きたようで、
「ね、寝てない、寝てない。全然寝てないんだから!」
もの凄い勢いで捲し立てて自らの頬をパチパチと叩いている。まだかなり眠そうにしているものの、とりあえずは起きたみたいだ。だが油断をしたら恐らくすぐ寝てしまう程に、その目はしょぼしょぼと疲れ切った目をしている。
よくもまぁこんなに頑張れるものだ。昔からどんな事でも全力でやるタイプだが、ここまでくると本当に感心すらしてしまう。けれど少し無理し過ぎだと言ってもどうせ聞かないだろうがな。
「それで良さそうな場面はあったの?」
「ああ、よくありそうな感じなんだけど」
マウスを操作して俺が見せ場の幾つかを確認させると、いまにも瞼が閉じてしまう目で、吟味する。少し感心したようで口元が緩んでいる。どうやら悪くないらしい。
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そう呟きながらすみれがもっさりとした動作で立ち上がり、そのままフラフラと歩き自室に戻るかと思いきや、ぼすんっと俺の使っているベッドへ豪快に倒れこんだ。
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「お、おいっ!」
俺は振りほどこうとしたが、しっかりと腕を絡められて離せそうになく。完全にすやすやと眠って幸せそうにしているのを見ていると、しばらくそっとするしかなかった。仕方なく部屋の電気をリモコンで操作し暗めにする。そうして、そのまま気付けば自分も寝てしまっていた。
翌朝目が覚めた時に、朝から強烈なビンタを妹から食らったのは言うまでもない。
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