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第14話 現れた女の子は俺のファンとかありえない!(後編)
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「あの、こんな事いきなり言うの変ですが、渉さん。私の事は彩夏と呼んで欲しいんですの。年下ですので良ければでいいのですが……」
「わかったよ。彩夏ちゃん。それで話してくれるなら。だから事の経緯を詳しくお願い」
俺が呼び方を変えると、すごく嬉しそうにして、そして深呼吸して彩夏ちゃんは語り出した。
「わたくし、渉さんがやっているVTuberの『セバスチャン渉』さんの大ファンですの」
確かに俺はつい最近、すみれと竹中が強引にVTuberをやらせてきて、渋々『セバスチャン渉』として最近活動している。まだ始めたばかりで、登録者数は300人くらいで再生回数は、スズメの涙だ。しかしそれでも視聴してくれる珍しい視聴者もいるのも事実なのだが。
「それをやっているのは俺だが、君がそのファンだったとは。こんなショボイVTuberを見てくれているは嬉しいけど」
「あの、格ゲーで対戦もわたくし一緒にしましたわ。わたくしのID名が『ririm15』ですわ。知っていると思われるのですが」
言われて、確かによく格ゲーで対戦していた『ririm15』さんはよく知っている。
まさかこの彩夏ちゃんがその対戦相手だったとは。しかし、俺はまだ納得していなかった。どうして俺がV Tuberなのが知られたのかはまぁこの際良いとして、ここまで過剰な事をする人物にはどうも思えないのだ。
ちなみにすみれはまだ出てくる様子はないらしい。ゆっくり湯船につかっているのかも知れないな。
「もうファンがいるなんてよかったね~赤坂君」
竹中が途中でちゃちゃを入れてくるが、無視だ無視。
しかし見た目や言動は少し変わっているが、それでもしおらしく俯いている彩夏ちゃんからは、それほど危ない雰囲気は漂っていない。至って常識的な人物だと思うのだが。
「よく俺と対戦してたし、配信した時も対戦したよね。でもVTuberが好きだからって本当にそんな理由だけで、こんな事をしたの?」
「いえ実はもっと昔に、わたくしは渉さんをリアルで知り合ってますの。あれはまだわたくしが高校一年生として入学したばかりの日でしたの」
彩夏ちゃんは昔を懐かしむ様に、ゆっくり語り出した。
どうやら俺の知らない間に決定的な出来事があったようだ。当然俺は彩夏ちゃんと会話した記憶がほとんどない。だけど向こうは違うらしい。竹中もその話に興味津々で耳を傾けている。恋バナって良いよねって感じで、うっとりしている表情だ。
「その日は入学して間もない日でしたの。わたしは体調が悪く貧血で今にも倒れそうになってしまったのです。校門の前でうずくまって、今にもふらつき倒れそうになっていたところを、すぐに気が付いたある男子生徒の方が即座に抱き起して、保健室まで運んでくださったのですの」
貧血で眩暈、ふらつき。それを助けた男子生徒。ほう、良い奴じゃないか。そいつは聞く限りではかなり好感が持てるぞ。俺が女なら惚れてもおかしくないんじゃないか。俺達が黙って聞き、話の先を促すと彩夏ちゃんは話を続ける。
「眩暈で意識が朦朧とする中で、わたくしはその方の顔をはっきりとは見る事が出来ませんでした。それから保健室で休み、家の者が迎えに来た時には、助けてくれた殿方はおらず、名前も名乗らず、話を聞いた保健の先生に聞いても、部屋に戻って来た時はわたくし1人だったそうですの」
すこし頬を朱色に染めもじもじと語る彩夏ちゃんは、ちらちら俺の方を見てくる。どうもこうやってこの話を話すのが恥ずかしいらしい。
「それからです。わたくしを助けたくれた殿方を私はあらゆる方法で、探偵も使って調べました。お礼も言えずして、わたくしの名が廃るのもありましたし。そして少し前に、その方を見つける事が出来ました。その方は格ゲーもやっており、最近VTuber活動も始めたのを知りました。そう、その恩人こそ渉さんだったのですの」
長々と話してくれた彩夏ちゃんは一気に話疲れたのか、少し小さな溜息を洩らす。探偵とか色々とつっこみを入れたい部分がたくさんあったが、どうやら貧血で倒れた時に助けてくれた男子生徒が俺らしい。
少し昔を思い出すと、言われてみれば校門の前で気分を悪くしている女子生徒がいて、その子を背負って急いで保健室に運んだ記憶が蘇る。命に別状とかはなさそうで、そのままベッドに寝かせると、すやすやとその子はすぐに眠り始めたのだ。
保健の先生を探したが居なかったので、担任の先生に伝えてはいたはずだ。だから保健の先生は俺の存在を知らなかったのだろう。
「へぇ~、赤坂君が可愛い後輩女子を助けてあげるとか、かっこいいじゃん。こりゃ助けられたら気になっちゃうよね~。女の子の私は分かっちゃうな~」
とてもキラキラした瞳で竹中が彩夏ちゃんに寄り添って、頭を撫でる。撫でられている彩夏ちゃんは俯いてしまっているじゃないか。しかし抵抗しない様を見ていると、とてもストーカーなんてやるような女の子には思えないとますます思う。
「なるほど、そうだったのか。しかしならどうして俺だと分かった時点で、言ってくれればよかったじゃないか? 何もこそこそしなくても礼ならすぐに済む話だと思うんだけどな」
するといきなり風呂上がりのすみれが俺の頬をつねってきた。いきなり、何しやがるんだ、こいつ。既に少し乾いた服に着替えていて、風邪を引く心配はなさそうだな。
「痛てててっ」
「この馬鹿兄貴。女の子がそんな簡単に先輩である男性にいきなり話しかけるなんて、出来ないのよ。もうちょっと乙女心を学ばないからモテないのよ、あんた」
すみれはつねった指を離すと、またバスルームの方へ戻りドライヤーで髪を乾かす音が聞こえてきた。どうやら彩夏ちゃんの話を聞いてたのかあいつ。
「本当は、わたくしもそうしたかったのですが、勇気がでなくて。でも陰で渉さんの事を観察してみれば見るほど魅力的な方なのが分かって。しかも2人も美人な女性とよく話されていますし。それでだんだん変な方向に行っていくものの、抑えが利かなくなりましたの。本当にご迷惑かけまして、申し訳ありませんの」
彩夏ちゃんは俺に頭を下げる。どうやら2人の女性とはすみれと竹中だろうな。美人なのは事実なわけだし。
「まぁ彩夏たんったら、私の事も美人だってさ。ねぇ聞いた?」
こいついちいち反応してうるさいぞ。話の腰を折ってるなっての。
「良いよ、彩夏ちゃんが俺に危害を与えたり、周りに迷惑をかけるつもりもないの分かったしさ。まずは普通に友達として仲良くしていこうよ。悪い人じゃないって分かるしね」
「ほ、本当にいいのですの!?」
「そんなに俺が信じられないかな。男に二言はないって」
「そ、それならばわたくし渉さんにお願いがありますのっ!」
彩夏ちゃんはいきなり俺に詰め寄って来た。めちゃくちゃ真剣な顔で、と言うかとても興奮した顔でだ。一体どうしたんんだ急に。
「わたくし姫柊彩夏は姫柊財閥の一人娘。でもそれは表の姿。その正体は――」
彩夏ちゃんは自分のスマホを見せつけてきた。
「巷で話題のVTuber夢坂リリムですの。渉さんわたくしとコラボ配信をしてほしいですのっ!」
彩夏ちゃんは渾身の思いを込めて言ってきた。
そうか、この子もVTuberをやっているんだな。どうして俺の周りはVTuber活動をやっている奴らばかりなんだと思ったが、まぁ類は友を呼ぶって事なんだろうな。そういう事にしておこう。だから俺はその誘いに乗る事にしようと思った。
「この流れ既視感があるけど。もうこの際コラボでも何でもやってやろうじゃないか!」
色よい返事に満面の笑みを浮かべる彩夏ちゃん。そしてその日は無事に何事もなく、俺達は雨が上がると少し遅めにそれぞれ家へと帰宅するのであった。
「わかったよ。彩夏ちゃん。それで話してくれるなら。だから事の経緯を詳しくお願い」
俺が呼び方を変えると、すごく嬉しそうにして、そして深呼吸して彩夏ちゃんは語り出した。
「わたくし、渉さんがやっているVTuberの『セバスチャン渉』さんの大ファンですの」
確かに俺はつい最近、すみれと竹中が強引にVTuberをやらせてきて、渋々『セバスチャン渉』として最近活動している。まだ始めたばかりで、登録者数は300人くらいで再生回数は、スズメの涙だ。しかしそれでも視聴してくれる珍しい視聴者もいるのも事実なのだが。
「それをやっているのは俺だが、君がそのファンだったとは。こんなショボイVTuberを見てくれているは嬉しいけど」
「あの、格ゲーで対戦もわたくし一緒にしましたわ。わたくしのID名が『ririm15』ですわ。知っていると思われるのですが」
言われて、確かによく格ゲーで対戦していた『ririm15』さんはよく知っている。
まさかこの彩夏ちゃんがその対戦相手だったとは。しかし、俺はまだ納得していなかった。どうして俺がV Tuberなのが知られたのかはまぁこの際良いとして、ここまで過剰な事をする人物にはどうも思えないのだ。
ちなみにすみれはまだ出てくる様子はないらしい。ゆっくり湯船につかっているのかも知れないな。
「もうファンがいるなんてよかったね~赤坂君」
竹中が途中でちゃちゃを入れてくるが、無視だ無視。
しかし見た目や言動は少し変わっているが、それでもしおらしく俯いている彩夏ちゃんからは、それほど危ない雰囲気は漂っていない。至って常識的な人物だと思うのだが。
「よく俺と対戦してたし、配信した時も対戦したよね。でもVTuberが好きだからって本当にそんな理由だけで、こんな事をしたの?」
「いえ実はもっと昔に、わたくしは渉さんをリアルで知り合ってますの。あれはまだわたくしが高校一年生として入学したばかりの日でしたの」
彩夏ちゃんは昔を懐かしむ様に、ゆっくり語り出した。
どうやら俺の知らない間に決定的な出来事があったようだ。当然俺は彩夏ちゃんと会話した記憶がほとんどない。だけど向こうは違うらしい。竹中もその話に興味津々で耳を傾けている。恋バナって良いよねって感じで、うっとりしている表情だ。
「その日は入学して間もない日でしたの。わたしは体調が悪く貧血で今にも倒れそうになってしまったのです。校門の前でうずくまって、今にもふらつき倒れそうになっていたところを、すぐに気が付いたある男子生徒の方が即座に抱き起して、保健室まで運んでくださったのですの」
貧血で眩暈、ふらつき。それを助けた男子生徒。ほう、良い奴じゃないか。そいつは聞く限りではかなり好感が持てるぞ。俺が女なら惚れてもおかしくないんじゃないか。俺達が黙って聞き、話の先を促すと彩夏ちゃんは話を続ける。
「眩暈で意識が朦朧とする中で、わたくしはその方の顔をはっきりとは見る事が出来ませんでした。それから保健室で休み、家の者が迎えに来た時には、助けてくれた殿方はおらず、名前も名乗らず、話を聞いた保健の先生に聞いても、部屋に戻って来た時はわたくし1人だったそうですの」
すこし頬を朱色に染めもじもじと語る彩夏ちゃんは、ちらちら俺の方を見てくる。どうもこうやってこの話を話すのが恥ずかしいらしい。
「それからです。わたくしを助けたくれた殿方を私はあらゆる方法で、探偵も使って調べました。お礼も言えずして、わたくしの名が廃るのもありましたし。そして少し前に、その方を見つける事が出来ました。その方は格ゲーもやっており、最近VTuber活動も始めたのを知りました。そう、その恩人こそ渉さんだったのですの」
長々と話してくれた彩夏ちゃんは一気に話疲れたのか、少し小さな溜息を洩らす。探偵とか色々とつっこみを入れたい部分がたくさんあったが、どうやら貧血で倒れた時に助けてくれた男子生徒が俺らしい。
少し昔を思い出すと、言われてみれば校門の前で気分を悪くしている女子生徒がいて、その子を背負って急いで保健室に運んだ記憶が蘇る。命に別状とかはなさそうで、そのままベッドに寝かせると、すやすやとその子はすぐに眠り始めたのだ。
保健の先生を探したが居なかったので、担任の先生に伝えてはいたはずだ。だから保健の先生は俺の存在を知らなかったのだろう。
「へぇ~、赤坂君が可愛い後輩女子を助けてあげるとか、かっこいいじゃん。こりゃ助けられたら気になっちゃうよね~。女の子の私は分かっちゃうな~」
とてもキラキラした瞳で竹中が彩夏ちゃんに寄り添って、頭を撫でる。撫でられている彩夏ちゃんは俯いてしまっているじゃないか。しかし抵抗しない様を見ていると、とてもストーカーなんてやるような女の子には思えないとますます思う。
「なるほど、そうだったのか。しかしならどうして俺だと分かった時点で、言ってくれればよかったじゃないか? 何もこそこそしなくても礼ならすぐに済む話だと思うんだけどな」
するといきなり風呂上がりのすみれが俺の頬をつねってきた。いきなり、何しやがるんだ、こいつ。既に少し乾いた服に着替えていて、風邪を引く心配はなさそうだな。
「痛てててっ」
「この馬鹿兄貴。女の子がそんな簡単に先輩である男性にいきなり話しかけるなんて、出来ないのよ。もうちょっと乙女心を学ばないからモテないのよ、あんた」
すみれはつねった指を離すと、またバスルームの方へ戻りドライヤーで髪を乾かす音が聞こえてきた。どうやら彩夏ちゃんの話を聞いてたのかあいつ。
「本当は、わたくしもそうしたかったのですが、勇気がでなくて。でも陰で渉さんの事を観察してみれば見るほど魅力的な方なのが分かって。しかも2人も美人な女性とよく話されていますし。それでだんだん変な方向に行っていくものの、抑えが利かなくなりましたの。本当にご迷惑かけまして、申し訳ありませんの」
彩夏ちゃんは俺に頭を下げる。どうやら2人の女性とはすみれと竹中だろうな。美人なのは事実なわけだし。
「まぁ彩夏たんったら、私の事も美人だってさ。ねぇ聞いた?」
こいついちいち反応してうるさいぞ。話の腰を折ってるなっての。
「良いよ、彩夏ちゃんが俺に危害を与えたり、周りに迷惑をかけるつもりもないの分かったしさ。まずは普通に友達として仲良くしていこうよ。悪い人じゃないって分かるしね」
「ほ、本当にいいのですの!?」
「そんなに俺が信じられないかな。男に二言はないって」
「そ、それならばわたくし渉さんにお願いがありますのっ!」
彩夏ちゃんはいきなり俺に詰め寄って来た。めちゃくちゃ真剣な顔で、と言うかとても興奮した顔でだ。一体どうしたんんだ急に。
「わたくし姫柊彩夏は姫柊財閥の一人娘。でもそれは表の姿。その正体は――」
彩夏ちゃんは自分のスマホを見せつけてきた。
「巷で話題のVTuber夢坂リリムですの。渉さんわたくしとコラボ配信をしてほしいですのっ!」
彩夏ちゃんは渾身の思いを込めて言ってきた。
そうか、この子もVTuberをやっているんだな。どうして俺の周りはVTuber活動をやっている奴らばかりなんだと思ったが、まぁ類は友を呼ぶって事なんだろうな。そういう事にしておこう。だから俺はその誘いに乗る事にしようと思った。
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