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第18話 VTuberが集まればコラボの話をするのは自然かも知れない!(後編)
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姫柊家のシェフの作って頂いた料理は絶品だった。和洋折衷種類が豊富で、あまりの美味しさに客として来た俺達は会話する事を忘れて、とにかくその料理達を平らげるのに夢中で。彩夏ちゃんはそんな俺達の様子を見て、始終ニコニコして、自分はあまり食べていなかったが、とにかく嬉しそうなのは分かる。
「シェフの料理はお気に召しまして?」
「凄く美味しいわ。ごちそうして頂きありがとうね、彩夏ちゃん」
「こんなの食べたら、家のご飯が食べれなくなっちゃうよー、彩夏たん」
すみれも竹中もお腹満腹で、息苦しそうにしている。女子がこんなに食べて良いのかと、ちょっと思ったが、今日は開き直って食べてるんだろう。俺も全て平らげたしな。
「渉さんは満足して頂けましたの?」
「もうそりゃあ、絶品だったよ。食べ過ぎちゃったくらいだしさ」
うんうんと、笑顔で頷く彩夏ちゃん。しかしどうやらこれで終わりでは無いらしい事に俺は気付いた。いつの間にかメイド長の上野さんが現れ忍びの如く速さで、食べ終えた食器類を片付けていく。
さすが熟練の腕。目にも止まらぬ速さで、食器類がワゴンに吸い込まれていく。
「さあさあ、食後最後と言えばデザートですの。上野さん今日の逸品は何になってますの?」
聞かれた上野さんが、
「本日のデザートは、シェフの気まぐれスペシャルパフェになっております、ご友人の皆様、遠慮なく召し上がって下さいね」
上野さんが言いながらその気まぐれスペシャルパフェが4人分テーブルに置かれた。
そのパフェは下から、フレーク、チョコアイス、マンゴー、クリーム、そして最上部にレモンソースのかかったソフトクリームが乗った豪華な一品だ。そして器のグラスが他より大きいので、より一層美味しそうに思える。
しかしもう俺の腹はパンパンで膨れ上がっていて、とてもこんなボリューミーなパフェを胃に入れるスペースがない。しかし、食べないなんて失礼だ。とにかくスプーンですくって一口食べようとしたら、
「うっひょー。美味しい……。脳がとろけちゃうよぉ」
既に竹中が半分も食べていたのを見逃さなかった。一体あいつの胃袋はどうなってるんだ。これがまさに別腹っというやつか。そうか、あれか。テレビで見たことがあるの俺は思い出す。
それは2人の若い女性が被験者となり、事前に用意されたご飯をしっかりと食べる。その時の彼女達のお腹の様子を見るため、エコーだか、超音波検査だかで見たら胃はぎゅうぎゅうに詰まっていた。
しかしその後に美味しそうなデザートが出た時に、再度お腹の様子を見てみたら、なんと胃がデザートを食べるために隙間を頑張って作っていたではないか!
竹中の腹に起こっている事はまさにこの現象だ。恐るべし別腹。しかも、すみれも竹中ほどではないが、着実に食べているぞ。女子の別腹は、誰もが標準装備された機能だと言うらしい。
「う~~ん。至福な時間ね。シェフの方に全ての料理、最高に美味しいですって、上野さん伝えて頂いてもらってもいいですか?」
「はい、もちろん伝えておきますね。シェフも喜びますよ」
彩夏ちゃんもデザートはしっかり食べているし、これは残すわけにはいかんぞ。男が残すなど、後から何を言われるか分からんし。
「渉さん、甘いパフェはお気に召さなかったですの?」
「いや、ちょっと凄くてびっくりしただけだよ。こんなインパクトのあるパフェにね」
言って、すぐにスプーンで巨大なその気まぐれスペシャルパフェを、勢いよく平らげていく。やばい、甘いものが嫌いなわけじゃないが、さすがにこれは胃もたれで、身体が重い。俺が時間をかけてどうにか食べ終ったら、もう既に3人の女性陣は完食していた。
「では、渉さん。ご飯もデザートも終えたわけなので、2人のコラボ配信についてお話を致しますの」
「え、あぁ……。うん、そうだね。どうしよっか。その配信の内容は」
俺が腹をさすりながらぼんやり考える。お互いの共通部分は格ゲーがあったな。でもそればかりやっていても、ちょっとイマイチな感じがする。向こうは大物と言っていい夢坂リリムなわけで。
「そう言えば、夢坂リリムの配信内容も色々やってるみたいだし、何か彩夏ちゃんがやりたい企画があればそれで良いんだけどな。俺は初心者だし、そう言うのイマイチ分からんから。いつも格ゲーか、アクションゲームをやるだけだしな」
こちらからそう言われて、う~~んと彩夏ちゃんが考えている。すると頭にパッと豆電球でも点いたかのように、何かを閃いた顔になる。おや、良い案が思いついたのか。さすが大先輩、頼りになるな。
「はい! 良い企画が思いつきましたの。これなら視聴者が集まりますわよ!」
「おお、どんな企画なのかな。彩夏たんのその自信満々な様子だと凄そうじゃん」
竹中が期待の眼差しで凝望までしているぞ。
「それは――」
「そ、それは?」
少し彩夏ちゃんがもったいぶってから、
「わたくしと、渉さんとの交際宣言配信ですの!」
って! 何いってるんだ、この子。まじで本気に言ってるから怖い。色々ツッコミたい事だらけで逆に何も言えなくなるわ!
「うん。彩夏ちゃん。その冗談は良くないよ。もうちょっと真面目に考えようね」
笑顔ですみれが冷静沈着にザックリと却下してくれた。やれやれ爆弾発言もこうも連投されると、ちょっと疲れるな。でもある意味こんなところが人気なんだろうな。そもそも俺達交際してないしな。
「ぶーですの。良いと思ったのですのに……」
「いやいや、さすがにね。じゃあ改めて企画を考えようか。あ、そうだ」
俺はふと閃いた。面白いかちょっとやってみなければ分からないが、一つだけ思いつく。
「無難だけど、2人で大富豪対戦とかどうかな。その代り負ける都度、罰ゲームをする。例えば昔流行った110味ビーンズマンを食べるとか、とにかく負ける度に、それを食べるのはどうかな」
「それは良いですの。わたくしの実力を見せつける時がきましたのね。むふふ……」
俺の提案に思ったより良い感触が返ってきた。どうやら気に入ってくれたらしいな。
「良いんじゃない、それ。罰ゲームは定番だし、それなりに面白くなりそうじゃん。彩夏たんもひぃひぃ言ってるのも見たいかもね、視聴者は」
「2人でしっかり不味いお菓子食べるオチが見えるわね、ふふっ」
おいおい。何勝手にそんな事をもう決まったような言い方しやがって、2人とも。
「じゃあ俺と彩夏ちゃんのコラボ配信は、その方向で行くとするか」
「さっそくまた今度詳しい打ち合わせをしますの、渉さんっ!」
「あ、4人の文字狼さん対決コラボも忘れちゃ駄目だからね、赤坂君」
「兄貴はあくまで彩夏ちゃんの付属品だから、立場をわきまえて出演しなさいね!」
ちゃっかり竹中が4人のコラボの事も釘を刺してくるわ、すみれから辛口も飛んでくる。
今までは見る専だった俺が、どうしてこんなにVTuber活動をすると思ったろうか。人生は何が起こるかは分からない。しかもお嬢様の豪邸に呼ばれるなんて、ただの高校生が思うだろうか。また忙しくなりそうだな。
「シェフの料理はお気に召しまして?」
「凄く美味しいわ。ごちそうして頂きありがとうね、彩夏ちゃん」
「こんなの食べたら、家のご飯が食べれなくなっちゃうよー、彩夏たん」
すみれも竹中もお腹満腹で、息苦しそうにしている。女子がこんなに食べて良いのかと、ちょっと思ったが、今日は開き直って食べてるんだろう。俺も全て平らげたしな。
「渉さんは満足して頂けましたの?」
「もうそりゃあ、絶品だったよ。食べ過ぎちゃったくらいだしさ」
うんうんと、笑顔で頷く彩夏ちゃん。しかしどうやらこれで終わりでは無いらしい事に俺は気付いた。いつの間にかメイド長の上野さんが現れ忍びの如く速さで、食べ終えた食器類を片付けていく。
さすが熟練の腕。目にも止まらぬ速さで、食器類がワゴンに吸い込まれていく。
「さあさあ、食後最後と言えばデザートですの。上野さん今日の逸品は何になってますの?」
聞かれた上野さんが、
「本日のデザートは、シェフの気まぐれスペシャルパフェになっております、ご友人の皆様、遠慮なく召し上がって下さいね」
上野さんが言いながらその気まぐれスペシャルパフェが4人分テーブルに置かれた。
そのパフェは下から、フレーク、チョコアイス、マンゴー、クリーム、そして最上部にレモンソースのかかったソフトクリームが乗った豪華な一品だ。そして器のグラスが他より大きいので、より一層美味しそうに思える。
しかしもう俺の腹はパンパンで膨れ上がっていて、とてもこんなボリューミーなパフェを胃に入れるスペースがない。しかし、食べないなんて失礼だ。とにかくスプーンですくって一口食べようとしたら、
「うっひょー。美味しい……。脳がとろけちゃうよぉ」
既に竹中が半分も食べていたのを見逃さなかった。一体あいつの胃袋はどうなってるんだ。これがまさに別腹っというやつか。そうか、あれか。テレビで見たことがあるの俺は思い出す。
それは2人の若い女性が被験者となり、事前に用意されたご飯をしっかりと食べる。その時の彼女達のお腹の様子を見るため、エコーだか、超音波検査だかで見たら胃はぎゅうぎゅうに詰まっていた。
しかしその後に美味しそうなデザートが出た時に、再度お腹の様子を見てみたら、なんと胃がデザートを食べるために隙間を頑張って作っていたではないか!
竹中の腹に起こっている事はまさにこの現象だ。恐るべし別腹。しかも、すみれも竹中ほどではないが、着実に食べているぞ。女子の別腹は、誰もが標準装備された機能だと言うらしい。
「う~~ん。至福な時間ね。シェフの方に全ての料理、最高に美味しいですって、上野さん伝えて頂いてもらってもいいですか?」
「はい、もちろん伝えておきますね。シェフも喜びますよ」
彩夏ちゃんもデザートはしっかり食べているし、これは残すわけにはいかんぞ。男が残すなど、後から何を言われるか分からんし。
「渉さん、甘いパフェはお気に召さなかったですの?」
「いや、ちょっと凄くてびっくりしただけだよ。こんなインパクトのあるパフェにね」
言って、すぐにスプーンで巨大なその気まぐれスペシャルパフェを、勢いよく平らげていく。やばい、甘いものが嫌いなわけじゃないが、さすがにこれは胃もたれで、身体が重い。俺が時間をかけてどうにか食べ終ったら、もう既に3人の女性陣は完食していた。
「では、渉さん。ご飯もデザートも終えたわけなので、2人のコラボ配信についてお話を致しますの」
「え、あぁ……。うん、そうだね。どうしよっか。その配信の内容は」
俺が腹をさすりながらぼんやり考える。お互いの共通部分は格ゲーがあったな。でもそればかりやっていても、ちょっとイマイチな感じがする。向こうは大物と言っていい夢坂リリムなわけで。
「そう言えば、夢坂リリムの配信内容も色々やってるみたいだし、何か彩夏ちゃんがやりたい企画があればそれで良いんだけどな。俺は初心者だし、そう言うのイマイチ分からんから。いつも格ゲーか、アクションゲームをやるだけだしな」
こちらからそう言われて、う~~んと彩夏ちゃんが考えている。すると頭にパッと豆電球でも点いたかのように、何かを閃いた顔になる。おや、良い案が思いついたのか。さすが大先輩、頼りになるな。
「はい! 良い企画が思いつきましたの。これなら視聴者が集まりますわよ!」
「おお、どんな企画なのかな。彩夏たんのその自信満々な様子だと凄そうじゃん」
竹中が期待の眼差しで凝望までしているぞ。
「それは――」
「そ、それは?」
少し彩夏ちゃんがもったいぶってから、
「わたくしと、渉さんとの交際宣言配信ですの!」
って! 何いってるんだ、この子。まじで本気に言ってるから怖い。色々ツッコミたい事だらけで逆に何も言えなくなるわ!
「うん。彩夏ちゃん。その冗談は良くないよ。もうちょっと真面目に考えようね」
笑顔ですみれが冷静沈着にザックリと却下してくれた。やれやれ爆弾発言もこうも連投されると、ちょっと疲れるな。でもある意味こんなところが人気なんだろうな。そもそも俺達交際してないしな。
「ぶーですの。良いと思ったのですのに……」
「いやいや、さすがにね。じゃあ改めて企画を考えようか。あ、そうだ」
俺はふと閃いた。面白いかちょっとやってみなければ分からないが、一つだけ思いつく。
「無難だけど、2人で大富豪対戦とかどうかな。その代り負ける都度、罰ゲームをする。例えば昔流行った110味ビーンズマンを食べるとか、とにかく負ける度に、それを食べるのはどうかな」
「それは良いですの。わたくしの実力を見せつける時がきましたのね。むふふ……」
俺の提案に思ったより良い感触が返ってきた。どうやら気に入ってくれたらしいな。
「良いんじゃない、それ。罰ゲームは定番だし、それなりに面白くなりそうじゃん。彩夏たんもひぃひぃ言ってるのも見たいかもね、視聴者は」
「2人でしっかり不味いお菓子食べるオチが見えるわね、ふふっ」
おいおい。何勝手にそんな事をもう決まったような言い方しやがって、2人とも。
「じゃあ俺と彩夏ちゃんのコラボ配信は、その方向で行くとするか」
「さっそくまた今度詳しい打ち合わせをしますの、渉さんっ!」
「あ、4人の文字狼さん対決コラボも忘れちゃ駄目だからね、赤坂君」
「兄貴はあくまで彩夏ちゃんの付属品だから、立場をわきまえて出演しなさいね!」
ちゃっかり竹中が4人のコラボの事も釘を刺してくるわ、すみれから辛口も飛んでくる。
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