能力が基本となった世界4

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敵の能力の相性

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「全員残ると言うことか」
「俺達はあいつを狙う。
お前は勝や他の奴らを足止めしろ」
と1人の男が指示を出した。
「あいつ?誰のことだ」
俺は指示を出したやつに銃口を向けながら言う。
「今分かるっ!」
そしてその男は地面を強く蹴りこっちに跳躍するような形で向かってきた。
「来るぞ!」
そして能力を解放しようとするが
「能力が使えない?」
何故か能力が発動しなかった。
そして敵が狙った相手とは
「お前だ!瑠璃川未来!」
そう言って姉さんを攻撃しようとした。
「なるほどね」
姉さんは氷の壁を顕現させ防御した。
「おいおい、なんで姉さんだけ能力使えるんだよ」
なにかが起きている。それは明白だった
「私を狙うって事はこの能力に対抗出来る何かって事ね。勝、ここは私に任せてもう1人の男を倒しなさい。私もすぐに行く」
「分かった」
そして俺達はもう1人の敵へと向かった。

「弟達を避難させたか、まぁそんな事をしても無駄だが」
「あいつの能力は強力だ。お前の弟でも勝てないだろうな」
と目の前の2人の男が笑いながら言う。
私の能力は氷、でもずっと固まっている訳ではない。溶けたり砕けたりする。そんなどこにでもあるような氷。
でもその密度、大きさ、形などは自由自在。それで今まで戦ってきて勝ってきた。
でも相手の能力が、あの2人の相性が良ければ私は…
そして私はその言葉を聞いて心臓が跳ねる感覚があった。だってその能力は私にとってとても相性の悪い能力だから
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