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形見
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「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、どうした、アイリ」
全速力で走ってきたので息切れをしてしまい目の前でうずくまっているアイリに声をかける。
「し、勝様」
嗚咽が混じった声で抱きしめてくる。
「おいおい、どうした」
アイリの肩に手を置くと小さく震えていた。
「何があった」
そしてアイリは話した。今何が起きたかを
「…そうか、ちょっとここで待ってなアイリ、今その2人の能力者を殺し、首を並べてやるからよ。
無関係な人間とはいえ、能力を付与され暴れ俺の姉さんを殺した罪は重い」
そしてアイリにまず雷の能力がどこに行ったか聞こうとしたその瞬間
「勝様」
まだ抱きしめていたのかと思うほど長くしているアイリが声を出す。
「なんだ」
「どこにも、行かないでください。
今は、どこにも」
そう言いながら手を離す。
「とにかく、下に行こう」
そして俺とアイリは姉さんの所へ向かった。
…
「この傷は致命傷、姉さんがこんな傷を負うなんて考えた事なかった…
だって姉さんはいつも氷は最強、密度を高めれば攻撃は防げるって言ってたのに」
俺は姉さんの亡骸を抱きしめながら言う。
「勝、」
後ろから星野が声をかけた。
「なぁ、星野、お前はさっきの妙な能力者はどうした?」
「…すまん、逃げられた。そしてその男を追って楓恋さんも見失った」
「そうか…俺たちも今からそいつを追う。
姉さんを殺した能力者は吉沢と姫野に任せる」
そう言って姉さんを再び横にした。
「お前たちだけでも一旦戻らないのか?
未来さんを、その本部に連れて帰った方が」
「何言ってんだよ星野、姉さんはここに戦いに来たんだ。
これが解決するまで帰るなんてことはない。
それに今の俺は、敵全員を殺したいんだよ」
そう言い歩き出そうとすると
「それとだ、未来さんが落ちたと思われる場所の近くからこれが落ちてた」
と1つの箱を渡した。
「これ、は」
それは能力を吸い力となる特殊な銃の弾丸でそれには姉さんの能力が込められ水色に光っていた。
「おそらく、お前の部屋のクローゼットから1つ取ってどこかで能力を込めた。
この箱に入ってた中の弾丸全てに能力が込められる。
この戦いのどこかでお前に渡すつもりだったんだろう」
その言葉を受けながら姉さんの形見である箱を握りしめた。
「星野、アイリ、この元凶のやつを倒しに行くぞ」
そう言って俺たちは歩き出す。
全てを終わらせるために…
全速力で走ってきたので息切れをしてしまい目の前でうずくまっているアイリに声をかける。
「し、勝様」
嗚咽が混じった声で抱きしめてくる。
「おいおい、どうした」
アイリの肩に手を置くと小さく震えていた。
「何があった」
そしてアイリは話した。今何が起きたかを
「…そうか、ちょっとここで待ってなアイリ、今その2人の能力者を殺し、首を並べてやるからよ。
無関係な人間とはいえ、能力を付与され暴れ俺の姉さんを殺した罪は重い」
そしてアイリにまず雷の能力がどこに行ったか聞こうとしたその瞬間
「勝様」
まだ抱きしめていたのかと思うほど長くしているアイリが声を出す。
「なんだ」
「どこにも、行かないでください。
今は、どこにも」
そう言いながら手を離す。
「とにかく、下に行こう」
そして俺とアイリは姉さんの所へ向かった。
…
「この傷は致命傷、姉さんがこんな傷を負うなんて考えた事なかった…
だって姉さんはいつも氷は最強、密度を高めれば攻撃は防げるって言ってたのに」
俺は姉さんの亡骸を抱きしめながら言う。
「勝、」
後ろから星野が声をかけた。
「なぁ、星野、お前はさっきの妙な能力者はどうした?」
「…すまん、逃げられた。そしてその男を追って楓恋さんも見失った」
「そうか…俺たちも今からそいつを追う。
姉さんを殺した能力者は吉沢と姫野に任せる」
そう言って姉さんを再び横にした。
「お前たちだけでも一旦戻らないのか?
未来さんを、その本部に連れて帰った方が」
「何言ってんだよ星野、姉さんはここに戦いに来たんだ。
これが解決するまで帰るなんてことはない。
それに今の俺は、敵全員を殺したいんだよ」
そう言い歩き出そうとすると
「それとだ、未来さんが落ちたと思われる場所の近くからこれが落ちてた」
と1つの箱を渡した。
「これ、は」
それは能力を吸い力となる特殊な銃の弾丸でそれには姉さんの能力が込められ水色に光っていた。
「おそらく、お前の部屋のクローゼットから1つ取ってどこかで能力を込めた。
この箱に入ってた中の弾丸全てに能力が込められる。
この戦いのどこかでお前に渡すつもりだったんだろう」
その言葉を受けながら姉さんの形見である箱を握りしめた。
「星野、アイリ、この元凶のやつを倒しに行くぞ」
そう言って俺たちは歩き出す。
全てを終わらせるために…
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