10 / 237
第1章 宿敵の家の当主を妻に貰うまで
第10話 デートの朝
しおりを挟む
光を感じて、ゆっくりと目を覚ました。太陽は既に登っていて、もう朝になったようだ。体を起こして部屋を見渡す。懐かしの自室は相変わらず物置のように物が山積みだった。
音を立てて扉が開き、ターニャが入ってくる。彼女は俺を見るなり頭を下げた
「おはようございますノヴァ様」
「あぁ、おはようターニャ」
「シア様から返答がありまして、良ければ今日の午後にでも一緒に南の街に行きたいとのことでした」
昨日頼んだ返信をターニャから聞いて、「分かった」と返す。誰かと予定を合わせるだけでも数日かかるのにそれが一日も要らないなんて、魔法は本当にすごいなと思った。同時に、ふと気になったことをターニャに聞いてみた。
「ターニャって、シアの連絡先をどこで知ったんだ? ローエンさんから?」
「え? あー、いえシアさん本人からですよ。便箋もその時もらい受けました」
「あ、ターニャもなんだ。シアの魔法ってすごいよね」
どこにいても、どれだけ離れていても連絡が取れる魔法というのはとても便利だ。ターニャも頷いてくれたが、何かを思いついたようでその後すぐにポンっと拳で手のひらを叩いた。
「それなら、分かりましたという返事はノヴァ様からシアさんにするのはいかがでしょうか? 待ち合わせを屋敷の入り口に指定すれば完璧ですし、シアさんも喜ぶと思いますよ!」
「確かにそうだね。早速使ってみるよ」
簡単に朝の支度を済ませ、物が乱雑に置かれた机を片付ける。椅子に座り、便箋を取り出した。魔法がかかっているって聞いていたけど、便箋自体は普通だ。とはいえ紙質を見ると、高そうではあるけど。
そこに了承することと屋敷の門の前で落ち合う旨を書き込む。最後に楽しみにしています、という一文も書き加えた。
「おぉ、流石ノヴァ様、完璧ですね」
「そう? 普通の事を書いただけなんだけど」
「ささ、早速、ここを押してみてください」
「あ、ああ……」
急かされるようにアークゲート家の家紋を指で三回押せば、光に包まれて消えてしまった。これまで見たことのない光景に驚く。これでシアの元に便箋が送られたということか。
少し待つと、今度は付属していた黒色の便箋に白色の文字が書き込まれていく。
『了解しました。ノヴァさんと会えるのを私も楽しみにしています』
シアが返信を書いてくれたようだ。たった数秒で、遠くにいるシアとやり取りが出来てしまった。
「すごいな……これは便利だな」
「はい、私も初めて見たときは驚きました」
「……初めて見た時って、昨日の事でしょ?」
「あ、はい、そうです。……ところで少しだけ時間がありますが、どうしますか?」
昼過ぎまではまだ時間がある。それまで用事がないなら、することは一つしかない。
「訓練だな」
まだ屋敷にはゼロードの兄上がいるけど、彼もすぐに自分の領地に帰るはずだ。もしも絡んでくるなら、少しだけ時間をおくかな。そう思って、俺は中庭へと向かった。
×××
ゼロードの兄上は俺が中庭に着くときにはちょうど領地に帰るところだったらしく、目は合ったけど何も言わずに去っていった。カイラスの兄上は昨日から見ていないから、多分夜のうちに帰ったのかもしれない。
そんなわけで誰にも邪魔されず、存分に朝の訓練をした。
そんな俺は今、一人で屋敷の門の前にいる。待ち合わせの時間はもうそろそろだな、と思ったところで屋敷の小門が開いた。ひょっとしてシアは屋敷の中に移動してきたのかもしれないと一瞬焦ったけど、出てきたのは給仕服を着た少女だった。
「あ、こ、こんにちは」
「あ、ああ」
灰色の髪をした知らない子だった。最近この屋敷に雇われたのかな? それにしてはまだ幼く見えるけど。
ターニャのように貴族の子供の専属になる、みたいな契約を結んでいない限り、このくらいの背丈の少女が侍女になることってあんまりないんじゃないかな。けど俺には下に兄弟はいない。つまりこの子は専属の侍女ではないということで。あるいは見かけ以上に年は取っているのかもしれない。
結局、その子はそれ以上何かを話すようなことはなく、街の方に去って行ってしまった。
買い出しだろうか。とはいえ一人で行かせるなんて。
そう思ったときに再び小門が開いた。今度はなんだと思って見てみればターニャが立っていた。
「ターニャ? なにかあったのか?」
「あ、ノヴァ様、こちらに小さなメイドが来ませんでしたか?」
「ああ、さっき街の方に行ったよ」
「ありがとうございます」
そう言って街の方に行こうとするターニャを呼び止めた。
「ちょっと待ってターニャ。あの子、大丈夫なの?」
「あの子はこの屋敷のメイドなのですが、雑用を押し付けられているようで……以前その場に出くわして手伝っていたのですが、今日は目を離した隙に……」
この数日、ターニャがいない時間帯があったけど、どうやらあの子を助けていたみたいだ。メイドの管理はローエンさんの仕事なんだけど、知らないのかもしれない。俺から言えば少しは改善するかも。
「なるほどな。効果があるか分からないけど、帰ってきたらローエンさんに話してみるよ」
「すみません、お願いします」
基本的に父上の指示しか受けないローエンさんだが、俺に対して当たりが強いわけではない。だから少なくともあの子が不遇な目に合っていると知れば動いてくれるはずだ。走り去るターニャの背中を見ながらそう思ったとき。
金の光が差し込んだ。視線を向ければ、楕円型に光り輝いている何かがある。これがシアの移動魔法なのか、そう思うと同時に金の光の中から闇夜を思い起こされる長い黒髪を揺らして、シアが現れた。
彼女は俺を見るなりニッコリと微笑む。
「こんにちはノヴァさん、数日ぶりですね。呼んでくれて嬉しく思います」
「ああ、こんにちはシア。今日は来てくれてありがとう」
「いえいえ、今はそこまで忙しくないので大丈夫ですよ」
家の当主が忙しいのは父上を見ていてよく分かっているからそんな筈はないと思うけど、社交辞令としてシアはそう言ってくれたのだろう。
「そうか、じゃあ今日はサリアの街を案内するよ。きっとシアも気にいると思う」
「はい、楽しみです! サリアの街は初めてですし、ノヴァさんとのデートも初めてですから」
「あ、ああ……」
やや顔を赤らめて嬉しそうにする彼女を見て、心がざわつく。顔が赤くなるのを感じつつ、俺達はサリアの街に向けて歩き出した。
音を立てて扉が開き、ターニャが入ってくる。彼女は俺を見るなり頭を下げた
「おはようございますノヴァ様」
「あぁ、おはようターニャ」
「シア様から返答がありまして、良ければ今日の午後にでも一緒に南の街に行きたいとのことでした」
昨日頼んだ返信をターニャから聞いて、「分かった」と返す。誰かと予定を合わせるだけでも数日かかるのにそれが一日も要らないなんて、魔法は本当にすごいなと思った。同時に、ふと気になったことをターニャに聞いてみた。
「ターニャって、シアの連絡先をどこで知ったんだ? ローエンさんから?」
「え? あー、いえシアさん本人からですよ。便箋もその時もらい受けました」
「あ、ターニャもなんだ。シアの魔法ってすごいよね」
どこにいても、どれだけ離れていても連絡が取れる魔法というのはとても便利だ。ターニャも頷いてくれたが、何かを思いついたようでその後すぐにポンっと拳で手のひらを叩いた。
「それなら、分かりましたという返事はノヴァ様からシアさんにするのはいかがでしょうか? 待ち合わせを屋敷の入り口に指定すれば完璧ですし、シアさんも喜ぶと思いますよ!」
「確かにそうだね。早速使ってみるよ」
簡単に朝の支度を済ませ、物が乱雑に置かれた机を片付ける。椅子に座り、便箋を取り出した。魔法がかかっているって聞いていたけど、便箋自体は普通だ。とはいえ紙質を見ると、高そうではあるけど。
そこに了承することと屋敷の門の前で落ち合う旨を書き込む。最後に楽しみにしています、という一文も書き加えた。
「おぉ、流石ノヴァ様、完璧ですね」
「そう? 普通の事を書いただけなんだけど」
「ささ、早速、ここを押してみてください」
「あ、ああ……」
急かされるようにアークゲート家の家紋を指で三回押せば、光に包まれて消えてしまった。これまで見たことのない光景に驚く。これでシアの元に便箋が送られたということか。
少し待つと、今度は付属していた黒色の便箋に白色の文字が書き込まれていく。
『了解しました。ノヴァさんと会えるのを私も楽しみにしています』
シアが返信を書いてくれたようだ。たった数秒で、遠くにいるシアとやり取りが出来てしまった。
「すごいな……これは便利だな」
「はい、私も初めて見たときは驚きました」
「……初めて見た時って、昨日の事でしょ?」
「あ、はい、そうです。……ところで少しだけ時間がありますが、どうしますか?」
昼過ぎまではまだ時間がある。それまで用事がないなら、することは一つしかない。
「訓練だな」
まだ屋敷にはゼロードの兄上がいるけど、彼もすぐに自分の領地に帰るはずだ。もしも絡んでくるなら、少しだけ時間をおくかな。そう思って、俺は中庭へと向かった。
×××
ゼロードの兄上は俺が中庭に着くときにはちょうど領地に帰るところだったらしく、目は合ったけど何も言わずに去っていった。カイラスの兄上は昨日から見ていないから、多分夜のうちに帰ったのかもしれない。
そんなわけで誰にも邪魔されず、存分に朝の訓練をした。
そんな俺は今、一人で屋敷の門の前にいる。待ち合わせの時間はもうそろそろだな、と思ったところで屋敷の小門が開いた。ひょっとしてシアは屋敷の中に移動してきたのかもしれないと一瞬焦ったけど、出てきたのは給仕服を着た少女だった。
「あ、こ、こんにちは」
「あ、ああ」
灰色の髪をした知らない子だった。最近この屋敷に雇われたのかな? それにしてはまだ幼く見えるけど。
ターニャのように貴族の子供の専属になる、みたいな契約を結んでいない限り、このくらいの背丈の少女が侍女になることってあんまりないんじゃないかな。けど俺には下に兄弟はいない。つまりこの子は専属の侍女ではないということで。あるいは見かけ以上に年は取っているのかもしれない。
結局、その子はそれ以上何かを話すようなことはなく、街の方に去って行ってしまった。
買い出しだろうか。とはいえ一人で行かせるなんて。
そう思ったときに再び小門が開いた。今度はなんだと思って見てみればターニャが立っていた。
「ターニャ? なにかあったのか?」
「あ、ノヴァ様、こちらに小さなメイドが来ませんでしたか?」
「ああ、さっき街の方に行ったよ」
「ありがとうございます」
そう言って街の方に行こうとするターニャを呼び止めた。
「ちょっと待ってターニャ。あの子、大丈夫なの?」
「あの子はこの屋敷のメイドなのですが、雑用を押し付けられているようで……以前その場に出くわして手伝っていたのですが、今日は目を離した隙に……」
この数日、ターニャがいない時間帯があったけど、どうやらあの子を助けていたみたいだ。メイドの管理はローエンさんの仕事なんだけど、知らないのかもしれない。俺から言えば少しは改善するかも。
「なるほどな。効果があるか分からないけど、帰ってきたらローエンさんに話してみるよ」
「すみません、お願いします」
基本的に父上の指示しか受けないローエンさんだが、俺に対して当たりが強いわけではない。だから少なくともあの子が不遇な目に合っていると知れば動いてくれるはずだ。走り去るターニャの背中を見ながらそう思ったとき。
金の光が差し込んだ。視線を向ければ、楕円型に光り輝いている何かがある。これがシアの移動魔法なのか、そう思うと同時に金の光の中から闇夜を思い起こされる長い黒髪を揺らして、シアが現れた。
彼女は俺を見るなりニッコリと微笑む。
「こんにちはノヴァさん、数日ぶりですね。呼んでくれて嬉しく思います」
「ああ、こんにちはシア。今日は来てくれてありがとう」
「いえいえ、今はそこまで忙しくないので大丈夫ですよ」
家の当主が忙しいのは父上を見ていてよく分かっているからそんな筈はないと思うけど、社交辞令としてシアはそう言ってくれたのだろう。
「そうか、じゃあ今日はサリアの街を案内するよ。きっとシアも気にいると思う」
「はい、楽しみです! サリアの街は初めてですし、ノヴァさんとのデートも初めてですから」
「あ、ああ……」
やや顔を赤らめて嬉しそうにする彼女を見て、心がざわつく。顔が赤くなるのを感じつつ、俺達はサリアの街に向けて歩き出した。
152
あなたにおすすめの小説
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
親友に恋人を奪われた俺は、姉の様に思っていた親友の父親の後妻を貰う事にしました。傷ついた二人の恋愛物語
石のやっさん
恋愛
同世代の輪から浮いていた和也は、村の権力者の息子正一より、とうとう、その輪のなから外されてしまった。幼馴染もかっての婚約者芽瑠も全員正一の物ので、そこに居場所が無いと悟った和也はそれを受け入れる事にした。
本来なら絶望的な状況の筈だが……和也の顔は笑っていた。
『勇者からの追放物』を書く時にに集めた資料を基に異世界でなくどこかの日本にありそうな架空な場所での物語を書いてみました。
「25周年アニバーサリーカップ」出展にあたり 主人公の年齢を25歳 ヒロインの年齢を30歳にしました。
カクヨムでカクヨムコン10に応募して中間突破した作品を加筆修正した作品です。
大きく物語は変わりませんが、所々、加筆修正が入ります。
【完結】妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》五歳の時に両親を失い施設に預けられたスラゼは、十五歳の時に王国騎士団の魔導士によって、見えていた妖精の声が聞こえる様になった。
なんと十年間放置していたせいでSSSランクになった名をラスと言う妖精だった!
冒険者になったスラゼは、施設で一緒だった仲間レンカとサツナと共に冒険者協会で借りたミニリアカーを引いて旅立つ。
ラスは、リアカーやスラゼのナイフにも加護を与え、軽くしたりのこぎりとして使えるようにしてくれた。そこでスラゼは、得意なDIYでリアカーの改造、テーブルやイス、入れ物などを作って冒険を快適に変えていく。
そして何故か三人は、可愛いモモンガ風モンスターの加護まで貰うのだった。
婚約者が他の女性に興味がある様なので旅に出たら彼が豹変しました
Karamimi
恋愛
9歳の時お互いの両親が仲良しという理由から、幼馴染で同じ年の侯爵令息、オスカーと婚約した伯爵令嬢のアメリア。容姿端麗、強くて優しいオスカーが大好きなアメリアは、この婚約を心から喜んだ。
順風満帆に見えた2人だったが、婚約から5年後、貴族学院に入学してから状況は少しずつ変化する。元々容姿端麗、騎士団でも一目置かれ勉学にも優れたオスカーを他の令嬢たちが放っておく訳もなく、毎日たくさんの令嬢に囲まれるオスカー。
特に最近は、侯爵令嬢のミアと一緒に居る事も多くなった。自分より身分が高く美しいミアと幸せそうに微笑むオスカーの姿を見たアメリアは、ある決意をする。
そんなアメリアに対し、オスカーは…
とても残念なヒーローと、行動派だが周りに流されやすいヒロインのお話です。
【完結】うっかり異世界召喚されましたが騎士様が過保護すぎます!
雨宮羽那
恋愛
いきなり神子様と呼ばれるようになってしまった女子高生×過保護気味な騎士のラブストーリー。
◇◇◇◇
私、立花葵(たちばなあおい)は普通の高校二年生。
元気よく始業式に向かっていたはずなのに、うっかり神様とぶつかってしまったらしく、異世界へ飛ばされてしまいました!
気がつくと神殿にいた私を『神子様』と呼んで出迎えてくれたのは、爽やかなイケメン騎士様!?
元の世界に戻れるまで騎士様が守ってくれることになったけど……。この騎士様、過保護すぎます!
だけどこの騎士様、何やら秘密があるようで――。
◇◇◇◇
※過去に同名タイトルで途中まで連載していましたが、連載再開にあたり設定に大幅変更があったため、加筆どころか書き直してます。
※アルファポリス先行公開。
※表紙はAIにより作成したものです。
【完結】勘当されたい悪役は自由に生きる
雨野
恋愛
難病に罹り、15歳で人生を終えた私。
だが気がつくと、生前読んだ漫画の貴族で悪役に転生していた!?タイトルは忘れてしまったし、ラストまで読むことは出来なかったけど…確かこのキャラは、家を勘当され追放されたんじゃなかったっけ?
でも…手足は自由に動くし、ご飯は美味しく食べられる。すうっと深呼吸することだって出来る!!追放ったって殺される訳でもなし、貴族じゃなくなっても問題ないよね?むしろ私、庶民の生活のほうが大歓迎!!
ただ…私が転生したこのキャラ、セレスタン・ラサーニュ。悪役令息、男だったよね?どこからどう見ても女の身体なんですが。上に無いはずのモノがあり、下にあるはずのアレが無いんですが!?どうなってんのよ!!?
1話目はシリアスな感じですが、最終的にはほのぼの目指します。
ずっと病弱だったが故に、目に映る全てのものが輝いて見えるセレスタン。自分が変われば世界も変わる、私は…自由だ!!!
主人公は最初のうちは卑屈だったりしますが、次第に前向きに成長します。それまで見守っていただければと!
愛され主人公のつもりですが、逆ハーレムはありません。逆ハー風味はある。男装主人公なので、側から見るとBLカップルです。
予告なく痛々しい、残酷な描写あり。
サブタイトルに◼️が付いている話はシリアスになりがち。
小説家になろうさんでも掲載しております。そっちのほうが先行公開中。後書きなんかで、ちょいちょいネタ挟んでます。よろしければご覧ください。
こちらでは僅かに加筆&話が増えてたりします。
本編完結。番外編を順次公開していきます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
私の手からこぼれ落ちるもの
アズやっこ
恋愛
5歳の時、お父様が亡くなった。
優しくて私やお母様を愛してくれたお父様。私達は仲の良い家族だった。
でもそれは偽りだった。
お父様の書斎にあった手記を見た時、お父様の優しさも愛も、それはただの罪滅ぼしだった。
お父様が亡くなり侯爵家は叔父様に奪われた。侯爵家を追い出されたお母様は心を病んだ。
心を病んだお母様を助けたのは私ではなかった。
私の手からこぼれていくもの、そして最後は私もこぼれていく。
こぼれた私を救ってくれる人はいるのかしら…
❈ 作者独自の世界観です。
❈ 作者独自の設定です。
❈ ざまぁはありません。
異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる