宿敵の家の当主を妻に貰いました~妻は可憐で儚くて優しくて賢くて可愛くて最高です~

紗沙

文字の大きさ
122 / 237
第2章 宿敵の家の当主を妻に貰ってから

第122話 ワイルダー家への訪問

しおりを挟む
 サイモン家を訪れた数日後、今度はワイルダー家を訪れていた。
 サイモン家を訪れたときは結果としてアランさんと仲良くなったものの、初対面という事で緊張していた。けど今回訪れるのはナタさんとセシリアさんの実家だ。当主のハインズさんと話すのは初めてだけど、そこまで緊張はしていなかった。

 ワイルダー家に到着して馬車から降りれば、数日前のサイモン家と同じように出迎えてくれた。数人の使用人が待ち構えてくれていて、頭を深く下げてくれたくらいだ。

「ん、久しぶり」

 そして彼らの前にはナタさんもいて、いつも通りの無表情で迎えてくれた。

「こんにちはナタさん」

「ん。お父様とお姉ちゃんは応接間で待ってる。案内する」

「よろしくお願いします」

 踵を返して屋敷の方へ向かうナタさんの後を追う。ここにナタさんを置いて俺を案内するようにしてくれたのは当主のハインズさんの気遣いだと感じた。

 すぐに見えてきたのは、先日訪れたサイモン家よりも大きな屋敷。さっきは緊張しないと思ったけど、こうして挨拶するときが近づいてくると少し緊張してきたな。

「ナタさんは、最近どうですか?」

「普通。あなたの妻からちょっと大変なこと頼まれたり、あなたの義姉と一緒に仕事したり」

「そうですか、元気そうで何よりです」

 緊張を和らげるために話しかけてみると、いつも通りのナタさんが返答してくれた。人によっては彼女の対応が冷たいと感じるかもしれないけど、この人はいつもこんな感じだ。
 そういうところも含めて天才っていうやつなんだろうなって思っている。

「そういえば、当主就任おめでとう」

「ありがとうございます。ナタさんには色々お世話になりましたね」

「ん。あのろくでなしがなるよりはずっと良い」

 屋敷の入り口を開けて中へと入るナタさん。彼女の後に従って中に入れば、綺麗に清掃された内装が目に入る。普段から手が行き届いているようで、管理の良さが感じられた。

「これから大変かもしれないけど、頑張ってね」

「そうですね。分からないことも多いですけど支えてくれる人もいるし、頑張ります。
 ナタさんの力もお借りするかもしれませんので、その時はよろしくお願いします」

「む、人使いが荒いのはあなたの妻だけで十分。けど、お友達価格で引き受けてあげる」

「ははっ、ありがたいです」

 シア経由で出会ってから時間が経つので、ナタさんとは少し仲良くなれた気がする。最初は警戒されていたけど、こういった良い関係になれて本当に良かった。

「ただ、依頼するときはレティシア様と一緒に来てね」

「? なぜです?」

「念のため」

 よく分からないけど、ナタさんがそう言うならそうするとしよう。シアと予定を合わせるのはちょっと大変かもしれないけど、確かに何か依頼するなら彼女も連れて行った方が俺の気付かないところに気づいてくれると思うし。

「ついた、ここ」

 そう言ってナタさんはあっさりと応接間だと思われる部屋の扉を開く。白い扉が開いた先にはやや広めの空間があって、そこに一組の男女が座って待っていた。
 部屋に入ると彼らは立ち上がる。

「初めましてノヴァ・フォルス様、私はセシリアとナターシャの父、ハインズ・ワイルダーです。今日はワイルダー家までご足労頂き、ありがとうございます」

「こちらこそ、急な訪問で申し訳ありません。改めまして、ノヴァ・フォルスです……その、呼びやすい呼び方で構いません。ナタさん……いえナターシャさんとはすでに友じ……知り合いですし」

 娘であるセシリアさん、ナタさんの二人とは面識があるけど、その父であるハインズさんとは遠くから見たことはあったけど初対面だ。
 でもこの関係性でハインズさんにだけ畏まられるとこっちも困ってしまう。そういうわけで前回のサイモン家と同じように言ってみたけど、ナタさんの下りで小さく小突かれてしまった。

「友人でいい」

 どうやら知人呼ばわりが気に食わなかったらしい。苦笑いをして謝罪の意を伝えると、その様子を見ていたセシリアさんが声を上げた。

「こらナタ、失礼でしょ。すみませんノヴァさん、それとお久しぶりです」

「セシリアさんも、お久しぶりです」

 話に入って来てくれたセシリアさんにも挨拶をすると、ナタさんとセシリアさんを順に見たハインズさんはにっこりと笑顔になった。

「ふむ……それではノヴァ殿とお呼びしてもよろしいですか?」

「はい、こちらもハインズ殿でよろしいですか?」

「ハインズさん、でも構いませんよ。あるいはハインズお義――」

「お父様?」

「っ……おいおい、冗談だ。足を踏むな」

 ハインズさんは何かを言いかけていたけど、なぜかセシリアさんに制止されていた。よく分からないけど、彼がそれで良いって言うならハインズさんと呼ばせてもらおうかな。一人だけ殿呼びも変だし。

「さあ、立ち話もなんですから座りましょう」

 ハインズさんに言われて指し示された椅子に座る。高級な椅子らしく、座ると心地良く沈み込む感覚がした。
 席順は俺の正面にハインズさん、右隣りにナタさん、左隣にセシリアさんだ。今回この場を設けることを依頼したのは俺だけど、その時にセシリアさんも呼んで欲しいと頼んだ。どうしても言わなくてはならないことがあったから。

「本日は挨拶に伺いました。それと謝罪にも……我が兄、ゼロードが多大な迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした」

 ハインズさんとセシリアさんにしっかりと目を合わせて謝罪をする。

「私としては、その件に関しては先代のトラヴィス殿にも謝罪をして頂いています。ですがここで改めて受け入れましょう」

「ノヴァさん、大丈夫ですから頭を上げてください」

 暖かい言葉をかけられて頭を上げる。すると隣に座るナタさんが息を吐いた。

「そもそも、今回の件に関しては少なくとも私は良かったと思ってる。あのろくでなしと結婚してもお姉ちゃんは幸せになれないから。だから、ありがとう?」

「いや、ナタさんそれは……」

 言いたいことはなんとなく分かるけど、流石にお礼は違うんじゃないだろうか。チラリと見てみればセシリアさんも困ったように苦笑いしているし。
 すると様子を伺っているのか気づかれたのか、小さく笑ってセシリアさんは口を開いた。

「ナタが言うほどではありませんが、良い方向で考えるようにしています。もちろん残念ではありますが、きっと私では何をしてもあの人は止まらなかったと思うので……」

「…………」

 いくら政略結婚とはいえ婚約者は婚約者。そのゼロードがあんな事件を起こして、セシリアさんだって衝撃を受けたし傷ついたはずだ。それでもそこまで思いつめてはいないみたいで、本当に良かった。

「ふむ……」

 その一言は、やけに大きく聞こえた気がした。

「とはいうもののですね、ノヴァ殿。ゼロードの一件は貴族たちの間で広まっていて、セシリアはその婚約者。少なくとも数年は彼女に縁談話は出てこないでしょう」

「それは……本当にすみません」

「セシリアも年齢はノヴァ殿よりも上、親としては心配ではあります」

 言いたいことがなんとなく分かった。父上が言っていたことと同じ感じになりそうだ。

「お父様、やめてください。ノヴァさんを責めるのはお門違いです」

「同意、やめて」

 セシリアさんとナタさんも止めにかかるけど、ハインズさんは止まらなかった。

「一番丸いのはノヴァ殿がセシリアを側室に向かえることなのは言うまでもないでしょう?
 それにあなた様はナタとも仲が良い。どうせなら二人とも側室にしていただけないでしょうか?」

「お父様!!」

「待って、自分が何を言っているか分かっているの?」

「お前達は黙っていなさい。これは私とノヴァ殿の話だ」

 ハインズさんの言い分に怒るセシリアさんとナタさん。特にナタさんに関しては射殺せそうなほど冷たい視線を実の父に向けている。

 ハインズさんの言いたいことは分かるし、気持ちも分かる。だから俺は彼の瞳を正面からまっすぐに捉えて、そして。

「すみませんが、それは出来かねます」

 はっきりと、断った。

「私には、心から愛する人がいます。もしお二人を側室に迎えたとして、私はお二人を愛する人と同じくらい愛する自信がない。今心から愛している人と同じには決して扱えない。それはお二人に対して逆に失礼になります」

「……それでは、あなたは何もしないと?」

「いえ、今回の件については思うところも多く、セシリアさんは大切な友人であるナタさんのお姉さんでもあります。私は無理ですが、良いと思える人を紹介できればと考えています……今すぐは、無理ですが……」

 セシリアさんの事を考えて俺が出来ることはこれくらいしかない。けど俺はまだフォルス家の当主になったばかりで、南側の貴族は勿論の事、人との関わりがあんまりない。だから今すぐには無理だけど、もしも良い人がいればセシリアさんに紹介したい、とは思った。

 いずれにせよ、決めるのはセシリアさんだという意味を込めて、真正面からハインズさんを見つめ返した。

「…………」

「…………」

 互いに見つめ合ったまま無言。重々しい雰囲気にセシリアさんは緊張したように俺達を交互に見ているし、ナタさんはハインズさんをじっと睨みつけている。
 やはり、こんな考えじゃ受け入れてくれないか。そう思ったとき。

「なるほど、セシリアに良い人を紹介してくださると。これは嬉しいことを言ってくれる」

「……え?」

 急に笑顔になったハインズさんに、俺は間の抜けた声を出してしまった。目の前のハインズさんからはさっきまでの重々しい雰囲気は霧散していて、楽しそうに笑っている。
 楽し、そうに。

「えっと?」

 思わず聞いてみれば、ハインズさんはちょっとムカつくくらいのニッコリ笑顔で返してくれた。

「すみません、最初の話は冗談です。いくら私でも北の大貴族、アークゲートの当主を妻に持つノヴァ殿に無理に側室を迎えさせるような無謀なことはしません。命が惜しいので」

「……はぁ、試したんですね。心臓に悪いのでやめてください」

「本当にすみません。ですが断ってくださってよかった。もし受け入れられでもしたらどうしようかと……痛いっ!」

「お父様のっ! 馬鹿っ!」

「セシリア強い! あ、ちょっとナタ、その抓りも痛い!」

 セシリアさんに叩かれて、ナタさんに抓られるハインズさん。左右からの娘の攻撃に彼は困ったように微笑んでいた。その姿は普通の父親っていう感じで、でも受け入れていた時のもしもを話していた時の声はかなり低くて、正直ちょっと怖かった。

 やがて娘からの攻撃を甘んじてすべて受け入れたハインズさんは、表情を真顔に戻して俺に口を開いた。

「先ほどの非礼、重ねてお詫び申し上げます。加えて紹介して頂けるのは嬉しく思いますが、無理に紹介して頂かなくても構いません。もちろん良いと思って頂いた人が居れば紹介して頂きたいですが、親として、私はこの子には次はきちんと思い合って結ばれてほしいと思っていますから」

「ハインズさん……はい、分かりました。心から良いと思った人だけを紹介します」

 そう言うとハインズさんはにっこりと笑って軽く頭を下げた。
 さっきまで怒っていたセシリアさんもナタさんも良い雰囲気だし、一瞬どうなるかと思ったけど、丸く収まって本当に良かった。

 そう思っていると、頭を上げたハインズさんは再び口を開いた。

「ところでノヴァ殿? できれば全く男性の影のないナタだけでも――あ、痛いっ!」

「謝罪、ノヴァさん、この馬鹿お父様の言うことは無視して」

「痛いっ……結構本気……いや、私はお前の事を心配して――」

「余計な、お世話」

「は……ははっ」

 ナタさんに強くつねられるハインズさんを見ながら、俺は苦笑いをするしかなかった。

 この後、ワイルダー家の三人とは普通に色々な話をして、楽しい時間を過ごした。世間話もあれば真面目な話もある、そんな充実した一日だった。
 ちなみにナタさんにも良い人を将来紹介するべきかと思ったけど、「私は研究で忙しい、余計な、お世話」と強く言われてしまった。どうやらナタさん相手に男性の話はしない方が良いらしい。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……

buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。 みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……

親友に恋人を奪われた俺は、姉の様に思っていた親友の父親の後妻を貰う事にしました。傷ついた二人の恋愛物語

石のやっさん
恋愛
同世代の輪から浮いていた和也は、村の権力者の息子正一より、とうとう、その輪のなから外されてしまった。幼馴染もかっての婚約者芽瑠も全員正一の物ので、そこに居場所が無いと悟った和也はそれを受け入れる事にした。 本来なら絶望的な状況の筈だが……和也の顔は笑っていた。 『勇者からの追放物』を書く時にに集めた資料を基に異世界でなくどこかの日本にありそうな架空な場所での物語を書いてみました。 「25周年アニバーサリーカップ」出展にあたり 主人公の年齢を25歳 ヒロインの年齢を30歳にしました。 カクヨムでカクヨムコン10に応募して中間突破した作品を加筆修正した作品です。 大きく物語は変わりませんが、所々、加筆修正が入ります。

【完結】うっかり異世界召喚されましたが騎士様が過保護すぎます!

雨宮羽那
恋愛
 いきなり神子様と呼ばれるようになってしまった女子高生×過保護気味な騎士のラブストーリー。 ◇◇◇◇  私、立花葵(たちばなあおい)は普通の高校二年生。  元気よく始業式に向かっていたはずなのに、うっかり神様とぶつかってしまったらしく、異世界へ飛ばされてしまいました!  気がつくと神殿にいた私を『神子様』と呼んで出迎えてくれたのは、爽やかなイケメン騎士様!?  元の世界に戻れるまで騎士様が守ってくれることになったけど……。この騎士様、過保護すぎます!  だけどこの騎士様、何やら秘密があるようで――。 ◇◇◇◇ ※過去に同名タイトルで途中まで連載していましたが、連載再開にあたり設定に大幅変更があったため、加筆どころか書き直してます。 ※アルファポリス先行公開。 ※表紙はAIにより作成したものです。

【完結】勘当されたい悪役は自由に生きる

雨野
恋愛
 難病に罹り、15歳で人生を終えた私。  だが気がつくと、生前読んだ漫画の貴族で悪役に転生していた!?タイトルは忘れてしまったし、ラストまで読むことは出来なかったけど…確かこのキャラは、家を勘当され追放されたんじゃなかったっけ?  でも…手足は自由に動くし、ご飯は美味しく食べられる。すうっと深呼吸することだって出来る!!追放ったって殺される訳でもなし、貴族じゃなくなっても問題ないよね?むしろ私、庶民の生活のほうが大歓迎!!  ただ…私が転生したこのキャラ、セレスタン・ラサーニュ。悪役令息、男だったよね?どこからどう見ても女の身体なんですが。上に無いはずのモノがあり、下にあるはずのアレが無いんですが!?どうなってんのよ!!?  1話目はシリアスな感じですが、最終的にはほのぼの目指します。  ずっと病弱だったが故に、目に映る全てのものが輝いて見えるセレスタン。自分が変われば世界も変わる、私は…自由だ!!!  主人公は最初のうちは卑屈だったりしますが、次第に前向きに成長します。それまで見守っていただければと!  愛され主人公のつもりですが、逆ハーレムはありません。逆ハー風味はある。男装主人公なので、側から見るとBLカップルです。  予告なく痛々しい、残酷な描写あり。  サブタイトルに◼️が付いている話はシリアスになりがち。  小説家になろうさんでも掲載しております。そっちのほうが先行公開中。後書きなんかで、ちょいちょいネタ挟んでます。よろしければご覧ください。  こちらでは僅かに加筆&話が増えてたりします。  本編完結。番外編を順次公開していきます。  最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

私の手からこぼれ落ちるもの

アズやっこ
恋愛
5歳の時、お父様が亡くなった。 優しくて私やお母様を愛してくれたお父様。私達は仲の良い家族だった。 でもそれは偽りだった。 お父様の書斎にあった手記を見た時、お父様の優しさも愛も、それはただの罪滅ぼしだった。 お父様が亡くなり侯爵家は叔父様に奪われた。侯爵家を追い出されたお母様は心を病んだ。 心を病んだお母様を助けたのは私ではなかった。 私の手からこぼれていくもの、そして最後は私もこぼれていく。 こぼれた私を救ってくれる人はいるのかしら… ❈ 作者独自の世界観です。 ❈ 作者独自の設定です。 ❈ ざまぁはありません。

異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜

恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。 右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。 そんな乙女ゲームのようなお話。

0歳児に戻った私。今度は少し口を出したいと思います。

アズやっこ
恋愛
 ❈ 追記 長編に変更します。 16歳の時、私は第一王子と婚姻した。 いとこの第一王子の事は好き。でもこの好きはお兄様を思う好きと同じ。だから第二王子の事も好き。 私の好きは家族愛として。 第一王子と婚約し婚姻し家族愛とはいえ愛はある。だから何とかなる、そう思った。 でも人の心は何とかならなかった。 この国はもう終わる… 兄弟の対立、公爵の裏切り、まるでボタンの掛け違い。 だから歪み取り返しのつかない事になった。 そして私は暗殺され… 次に目が覚めた時0歳児に戻っていた。  ❈ 作者独自の世界観です。  ❈ 作者独自の設定です。こういう設定だとご了承頂けると幸いです。

俺を凡の生産職だからと追放したS級パーティ、魔王が滅んで需要激減したけど大丈夫そ?〜誰でもダンジョン時代にクラフトスキルがバカ売れしてます~

風見 源一郎
ファンタジー
勇者が魔王を倒したことにより、強力な魔物が消滅。ダンジョン踏破の難易度が下がり、強力な武具さえあれば、誰でも魔石集めをしながら最奥のアイテムを取りに行けるようになった。かつてのS級パーティたちも護衛としての需要はあるもの、単価が高すぎて雇ってもらえず、値下げ合戦をせざるを得ない。そんな中、特殊能力や強い魔力を帯びた武具を作り出せる主人公のクラフトスキルは、誰からも求められるようになった。その後勇者がどうなったのかって? さぁ…

処理中です...