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プロローグ的な

とりあえず因果応報3

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「うっうぅん…」

いきなりいろんな事が頭に流れ込んできて目が回っちゃいました。
でも、もう大丈夫だよ。

『おっ目が覚めた!』

さっきの声が聞こえます。えっと

「狼さん?」

声の方を向いたらそこにとおおぉぉってもおっきな狼さん?がいました。銀色に黒が混ざってる毛が光にキラキラ反射してて、灰色の瞳がすごくかっこいい狼さんです。
狼さん僕が「カッコいいの。」って話しかけたら

『なっ何ともなさそうだな。ごめんないきなり過ぎたよな。謝る。』

ってペコリってごめんなさいしてくれました。

「“エル”がいきなりなのは今に始まったことじゃないでしょ?気にしてないから大丈夫だよ。」

狼さん謝ってくれたんで僕もう気にしてないよ。僕もありがとうございますします。それに助けてくれたんだよね?
そそっかしいのは相変わらずみたいです。
あれ?僕いま“エル”って何でこんなこと知ってるんだろう?
ずっと昔から知ってるような気がする。でも僕六歳だよね?


『慌てないで、僕達はタッくんにまた会うために長い時間をかけたんだ。ゆっくりいこう。』

僕また頭がぐるぐるしてきたの。そしたら別の声がしてねその声はとってものんびりしてる声で……

「うん、これからはずっと一緒だから。」

まただ、僕は知らないはずなのに、とっても懐かしくて何か変だな……
涙が……溢れてきたの。

「エル、ルイ、マナ、リム、ユーリ、スズ、エンマ……」

知らない筈なのにとても懐かしくて、何だか悲しくて嬉しくて申し訳なくて……僕は気がついたら大きな声で“みんな”の名前を呼びながら大泣きしていました。

~数分後~

『落ち着いた?』
「うん、ごめんねもう大丈夫」

“みんな”は僕が落ち着くまで待っていてくれたの。なんだか泣いたらスッキリしました。
みんなに笑って見せますお友達の前でずっと泣いてるのはカッコ悪いもん。僕男の子だからカッコ悪いの嫌だから。みんなを見上げてにっこり笑顔です。
『このサイズじゃうまく話せないよな。』
エルがそういうとお山よりおっきかった体をおっきなベッドくらいのおおきさに小さくしてくれました。気をつかわせちゃったみたいです。
『これで話しやすくなったな。順を追って説明していきたいんだけどいいかな?』
エルに続いてみんなも体を小さくしてくれました。もう首疲れません。
「説明大事だよね。僕大丈夫だよお話聞けるよ。」

いい加減話を進めないとね。僕はみんなて向かい合うように座ります。準備オッケイです。














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