30 / 78
第29話 自主練
しおりを挟む
白狼族の双子姉妹、ティアとティナが勉強している間、私はほとんど暇になる。
時々二人が解けない問題がある時はヒントを与えているのだが、それ以外はコンコッドに任せっきりで、私はサポートとして二人の様子を見ているだけだ。わかりやすく言うのであれば、副担任のようなものか。
そのため手持ち無沙汰になり、無意味な時間を消費することになってしまう。
……いや、双子の様子を見ているのは楽しくて和むので、完全に無意味とは言えないのだが……何もしていないというのは少し勿体無い気がしてならない。
だから私は、その暇な時間を有意義に過ごすため、手軽に出来る魔法の練習をするようにしていた。
「【火よ】」
極限まで省略した魔法詠唱を口にして、人差し指に『ビー玉』くらいある大きさの火球を浮かばせる。
これは魔法の中でも『初級魔法』と呼ばれるもので、魔法を扱ったことがない者でもちょっと練習すれば出来るようになる簡単なものだ。
普通の火球は拳代くらいの大きさなのだが、私はそれを縮小させて範囲を狭くする代わりに威力を大幅に上昇させている。これを眉間に狙って放てば、一人くらいは簡単に殺せる。
これは『改変』という魔法の熟練者のみが扱える技だ。
制御を誤ってしまうと暴発して命の危険にが及ぶので、生半可に使うと危険な代物だ。
……まぁ、私がこの程度でミスするわけないのだが。
それだけでは終わらせず、人差し指の次は中指、薬指、小指、親指と火球の数を増やす。そして出来上がった五つの火球を手の平の上で浮遊させ、踊っているように操る。
操作が安定してきたら、次はもう片方の手にも同じように浮かべ、両手で合計十個の火球を同時に操る。
初級魔法を連続して十回。
それを継続して発動させ、精密な動きを可能にする。
──これが私の練習だ。
この練習法を繰り返すメリットは大きく二つある。
まずは魔力量が増える。己の内に秘めている魔力量が増えれば、魔法を連発することが可能となる。魔力欠乏も起こりづらくなり、一度に大量の魔力を消費する『大魔法』も撃てるようになる。
魔法を扱う者として優先的に鍛えるべきなのは、魔力量の増幅だと私は思っている。
そしてメリット二つ目は、魔法の精密操作だ。
いくら魔力量が他よりも多くて、火力の高い魔法を使えるとしても、当たらなければ意味がない。その問題を解決するのが魔法の精密操作だ。
魔法は『初級』、『中級』、『上級』と威力の高い順で階級が決まっている。その三つはゴリ押しで放つことが出来るが、それ以上の階級『超級』や『伝説級』、『神話級』となれば話は別だ。それらは精密操作がなっていないと扱うことは不可能。
この時代の魔法使いは精密操作を怠ったために魔法の質が大幅に落ちたのではないか? と私は考察している。
──そして、その考えは間違っていないようだった。
「シエラお嬢様……何を、しておられるのですか?」
コンコッドが怪訝な表情を浮かべ、私の手の平で踊る火球を見つめていた。
「何って、自主練よ」
「……そのような自主練は見たことがないのですが」
「それじゃあ、私が考えた自主練よ」
「手元が狂ってしまったら危ないでしょう」
「今更そんなヘマはしないわよ」
「今更ヘマって……あなた6歳……はぁ、もういいです。とにかく気を付けてください。見ていてハラハラします」
「わかってるわよ。もし怪我しても回復魔法で癒せば済むでしょう?」
「……そういう問題では……」
コンコッドはまだ何かを言いたそうにしていたが、私は自主練に意識を戻した。
そして、私は確信した。
魔法の質が大幅に落ちている理由は、その練習方法が忘れられているのが原因だろうと。
この練習方法は300年前の時代ではかなり一般的なものだった。
手軽に出来て、手元が狂ったとしても損傷は火傷程度で済む。
魔法を学ぶのなら、まずはこれから始める……というのが当たり前なくらい、今私がやっている練習方法は世に浸透していた。
それをこの時代の人達はやっていないのだ。それは魔法の質が落ちるのも当然の結果だろう。
……結局は人間の怠慢が原因というわけだ。
「ねぇシェラローズさま?」
「それ、なぁに?」
双子も私がやっていることに興味を持ったのか、キラキラした目で飛び回る火球を指差した。
「これは魔法よ」
「まほう!?」
「かっこいい!」
双子は私に駆け寄ってきて、自分達もやりたいと言い出した。
そうやら二人の好奇心を刺激したようだ。
だが、まだダメだ。
魔法を覚えれば戦う術が増えるが、まだ制御がままならない状態で魔法を使おうとすれば、己の魔力が暴走して大変なことになる。
それに、魔法を覚えるよりも一般的な知識を勉強する方が大切だ。
「まずはコンコッドの授業を全て終わらせてから。そうしたら私が魔法を教えてあげるわ」
「ほんとう!?」
「やくそく……!」
「ええ、約束よ。だからお勉強を頑張りなさい」
「うんっ!」
「がんばる!」
コクコクと元気に頷き、二人は勉強に戻った。
魔法を極めた者の一人として、魔法に興味を持ってくれたことは嬉しく思う。
「シエラお嬢様が教える。ですか……」
「あら。何か問題でもあるかしら?」
「いえ……二人も規格外な強さになるのかな、と思いまして」
「大丈夫よ。人の域は越えないと思うわ」
「大人三人を封殺した6歳の誰かさんが育てる子供を、果たして『普通』と呼べるのでしょうか」
「ぐぅの音も出ないわね」
そもそもこの程度で人の域を越えているとか、規格外だとか言われても困る。
今の私は確かに6歳の少女にしては異常なのだろう。
しかし、300年前はこれが普通だった。勝手に魔法の知識を語り継ぐ事をサボり、勝手に衰退した今の時代にとやかく言われる筋合いは無い。
──と言ったら怒られそうなので、大人しく黙っておく。
「自覚しているのなら……はぁ、本当に危険なことだけは控えてくださいね。お嬢様に何かあったら旦那様や奥様、メリダから小言を言われるのは私なんですから……最近はエルシアもうるさくなってきて大変なんですよ?」
私はこれでも恵まれているのだろう。
コンコッドやエルシアのような理解者がいてくれるおかげで、ちょっと派手に動くことが出来るのだから。
「感謝しているわ、コンコッド」
私は満面の笑みを浮かべながら、感謝の言葉を口にした。
すると彼は頬を赤くして私から顔を背けてしまう。そうやってすぐに赤くなるのは、コンコッドの可愛いところだ。
「はぁ……シエラお嬢様は、本当に小悪魔ですね」
コンコッドはそう言い、肩をすくめるのだった。
時々二人が解けない問題がある時はヒントを与えているのだが、それ以外はコンコッドに任せっきりで、私はサポートとして二人の様子を見ているだけだ。わかりやすく言うのであれば、副担任のようなものか。
そのため手持ち無沙汰になり、無意味な時間を消費することになってしまう。
……いや、双子の様子を見ているのは楽しくて和むので、完全に無意味とは言えないのだが……何もしていないというのは少し勿体無い気がしてならない。
だから私は、その暇な時間を有意義に過ごすため、手軽に出来る魔法の練習をするようにしていた。
「【火よ】」
極限まで省略した魔法詠唱を口にして、人差し指に『ビー玉』くらいある大きさの火球を浮かばせる。
これは魔法の中でも『初級魔法』と呼ばれるもので、魔法を扱ったことがない者でもちょっと練習すれば出来るようになる簡単なものだ。
普通の火球は拳代くらいの大きさなのだが、私はそれを縮小させて範囲を狭くする代わりに威力を大幅に上昇させている。これを眉間に狙って放てば、一人くらいは簡単に殺せる。
これは『改変』という魔法の熟練者のみが扱える技だ。
制御を誤ってしまうと暴発して命の危険にが及ぶので、生半可に使うと危険な代物だ。
……まぁ、私がこの程度でミスするわけないのだが。
それだけでは終わらせず、人差し指の次は中指、薬指、小指、親指と火球の数を増やす。そして出来上がった五つの火球を手の平の上で浮遊させ、踊っているように操る。
操作が安定してきたら、次はもう片方の手にも同じように浮かべ、両手で合計十個の火球を同時に操る。
初級魔法を連続して十回。
それを継続して発動させ、精密な動きを可能にする。
──これが私の練習だ。
この練習法を繰り返すメリットは大きく二つある。
まずは魔力量が増える。己の内に秘めている魔力量が増えれば、魔法を連発することが可能となる。魔力欠乏も起こりづらくなり、一度に大量の魔力を消費する『大魔法』も撃てるようになる。
魔法を扱う者として優先的に鍛えるべきなのは、魔力量の増幅だと私は思っている。
そしてメリット二つ目は、魔法の精密操作だ。
いくら魔力量が他よりも多くて、火力の高い魔法を使えるとしても、当たらなければ意味がない。その問題を解決するのが魔法の精密操作だ。
魔法は『初級』、『中級』、『上級』と威力の高い順で階級が決まっている。その三つはゴリ押しで放つことが出来るが、それ以上の階級『超級』や『伝説級』、『神話級』となれば話は別だ。それらは精密操作がなっていないと扱うことは不可能。
この時代の魔法使いは精密操作を怠ったために魔法の質が大幅に落ちたのではないか? と私は考察している。
──そして、その考えは間違っていないようだった。
「シエラお嬢様……何を、しておられるのですか?」
コンコッドが怪訝な表情を浮かべ、私の手の平で踊る火球を見つめていた。
「何って、自主練よ」
「……そのような自主練は見たことがないのですが」
「それじゃあ、私が考えた自主練よ」
「手元が狂ってしまったら危ないでしょう」
「今更そんなヘマはしないわよ」
「今更ヘマって……あなた6歳……はぁ、もういいです。とにかく気を付けてください。見ていてハラハラします」
「わかってるわよ。もし怪我しても回復魔法で癒せば済むでしょう?」
「……そういう問題では……」
コンコッドはまだ何かを言いたそうにしていたが、私は自主練に意識を戻した。
そして、私は確信した。
魔法の質が大幅に落ちている理由は、その練習方法が忘れられているのが原因だろうと。
この練習方法は300年前の時代ではかなり一般的なものだった。
手軽に出来て、手元が狂ったとしても損傷は火傷程度で済む。
魔法を学ぶのなら、まずはこれから始める……というのが当たり前なくらい、今私がやっている練習方法は世に浸透していた。
それをこの時代の人達はやっていないのだ。それは魔法の質が落ちるのも当然の結果だろう。
……結局は人間の怠慢が原因というわけだ。
「ねぇシェラローズさま?」
「それ、なぁに?」
双子も私がやっていることに興味を持ったのか、キラキラした目で飛び回る火球を指差した。
「これは魔法よ」
「まほう!?」
「かっこいい!」
双子は私に駆け寄ってきて、自分達もやりたいと言い出した。
そうやら二人の好奇心を刺激したようだ。
だが、まだダメだ。
魔法を覚えれば戦う術が増えるが、まだ制御がままならない状態で魔法を使おうとすれば、己の魔力が暴走して大変なことになる。
それに、魔法を覚えるよりも一般的な知識を勉強する方が大切だ。
「まずはコンコッドの授業を全て終わらせてから。そうしたら私が魔法を教えてあげるわ」
「ほんとう!?」
「やくそく……!」
「ええ、約束よ。だからお勉強を頑張りなさい」
「うんっ!」
「がんばる!」
コクコクと元気に頷き、二人は勉強に戻った。
魔法を極めた者の一人として、魔法に興味を持ってくれたことは嬉しく思う。
「シエラお嬢様が教える。ですか……」
「あら。何か問題でもあるかしら?」
「いえ……二人も規格外な強さになるのかな、と思いまして」
「大丈夫よ。人の域は越えないと思うわ」
「大人三人を封殺した6歳の誰かさんが育てる子供を、果たして『普通』と呼べるのでしょうか」
「ぐぅの音も出ないわね」
そもそもこの程度で人の域を越えているとか、規格外だとか言われても困る。
今の私は確かに6歳の少女にしては異常なのだろう。
しかし、300年前はこれが普通だった。勝手に魔法の知識を語り継ぐ事をサボり、勝手に衰退した今の時代にとやかく言われる筋合いは無い。
──と言ったら怒られそうなので、大人しく黙っておく。
「自覚しているのなら……はぁ、本当に危険なことだけは控えてくださいね。お嬢様に何かあったら旦那様や奥様、メリダから小言を言われるのは私なんですから……最近はエルシアもうるさくなってきて大変なんですよ?」
私はこれでも恵まれているのだろう。
コンコッドやエルシアのような理解者がいてくれるおかげで、ちょっと派手に動くことが出来るのだから。
「感謝しているわ、コンコッド」
私は満面の笑みを浮かべながら、感謝の言葉を口にした。
すると彼は頬を赤くして私から顔を背けてしまう。そうやってすぐに赤くなるのは、コンコッドの可愛いところだ。
「はぁ……シエラお嬢様は、本当に小悪魔ですね」
コンコッドはそう言い、肩をすくめるのだった。
1
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】
田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
【第2章完結】最強な精霊王に転生しました。のんびりライフを送りたかったのに、問題にばかり巻き込まれるのはなんで?
山咲莉亜
ファンタジー
ある日、高校二年生だった桜井渚は魔法を扱うことができ、世界最強とされる精霊王に転生した。家族で海に遊びに行ったが遊んでいる最中に溺れた幼い弟を助け、代わりに自分が死んでしまったのだ。
だけど正直、俺は精霊王の立場に興味はない。精霊らしく、のんびり気楽に生きてみせるよ。
趣味の寝ることと読書だけをしてマイペースに生きるつもりだったナギサだが、優しく仲間思いな性格が災いして次々とトラブルに巻き込まれていく。果たしてナギサはそれらを乗り越えていくことができるのか。そして彼の行動原理とは……?
ロマンス、コメディ、シリアス───これは物語が進むにつれて露わになるナギサの闇やトラブルを共に乗り越えていく仲間達の物語。
※HOT男性ランキング最高6位でした。ありがとうございました!
没落領地の転生令嬢ですが、領地を立て直していたら序列一位の騎士に婿入りされました
藤原遊
ファンタジー
魔力不足、財政難、人手不足。
逃げ場のない没落領地を託された転生令嬢は、
“立て直す”以外の選択肢を持たなかった。
領地経営、改革、そして予想外の縁。
没落から始まる再建の先で、彼女が選ぶ未来とは──。
※完結まで予約投稿しました。安心してお読みください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる