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西の転生者
17.海へ
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フォンベルツ公爵家の食事は、いつの間にか主食を選択する方式となっていた。
父は米粉パンを、弟ライオットはその日の気分で日替わり、システィーアはご飯もしくはおにぎりである。
そう、ついにシスティーアは渇望していた、お米のある生活を手に入れることに成功したのだ。初めはおやつにおにぎりが出るか出ないかという、心許ない量の米だった。だが、ここ一年でなんと、毎日三食しっかりご飯の上に、おやつまでおにぎり。なんて幸せなのかと、システィーアは感動に震えていた。
だがそれも、つい先日までの話。
人間なんて、欲望の権化なのです。湧き上がる和泉の如く、次を欲しがる。それに元々システィーアは我慢の出来ない我が儘な性格なのだから、今の幸せで満足出来なくても仕方がない。そう、仕方がないのだ。
詰まる所、そろそろご飯のお供が必要になってきた。具体的には海産物⋯⋯海苔が食べたくて仕方がない。
ご飯を使った料理のバリエーションはシスティーアの我が儘もあり、我が家の料理人によって色々増えてきた。丼ものだったり、雑炊だったり、焼き飯だったり。肉や野菜を使って色々作ってくれている。それはありがたいことだし、どれもこれも美味しいので文句などない。
けれど、システィーアは海苔が食べたかった。おにぎりのパートナー海苔。おにぎり様を作るためにも海苔は絶対に必要だ。
しかしこの世界では、海産物全般が高級食材らしい。
聞いた話によると、ウ国では昔、佃煮にする為に海藻の栽培がされていたらしい。米と来て次に海苔⋯⋯なんとも和な国である。しかし、今では廃れてしまったらしい。残念な話だ。
だがつまり、海苔はこの世界でも、海に行けば手に入る食材だということだ。そうなれば、行動あるのみ、ということで。
「ティア、もう後三日、いや二日待たないか? 仕事を急いで終わらせる。だから⋯⋯」
「お父様、三日前にも同じことを仰ってたわ」
父レオナルドが渋々、システィーアをクッションの沢山積まれた馬車に乗せる。外観も普段使っている馬車と違って、家紋の付いていない、商人が乗ってくるような馬車だ。
「いいかい? 海はとても危険なんだ。だから⋯⋯」
「魔物が沢山居るのよね! 何度も聞いたわ」
システィーアは少し興奮気味に答えた。
今まで遭遇したことがなかったので知らなかったが、この世界には魔物と呼ばれる意思疎通の出来ない、危険な存在がいるそうだ。魔物が現れると水の神官が呼ばれて、浄化されるのが普通らしい。けれど今は水不足のせいで、水の神官の力が弱くなっていて浄化が難しいのだそうだ。出会ったら即逃げるのが基本で、戦うなんてのは以ての外だと言われた。
けれど今回のお出かけには父が念の為にと、水の神官を同行させてくれることになったのだ。
初めての神官⋯⋯魔法が見られるかもしれない。そう思うとつい、期待してしまうのは仕方がないと思う。そして今、馬車の対面席にその水の神官が座っているのだから、少し興奮するくらいは見逃してほしい。
水の神官、フェスティナは父の腹心の部下の一人らしい。水色の瞳と同色の、長い髪をポニーテールにしている、キリリとしたタイプの女性だ。まるで淑女のお手本のように目の前で座っているので、今日のシスティーアはいつも以上に背筋が伸びている。
「あぁ、心配だ⋯⋯」
システィーアを見て、父が眉間を抑えて溜息を漏らす。
「ちゃんと約束は守るし、大丈夫よ。一人で何処かに行こうとしないし、何かあれば必ず付き添いの誰かに相談する。魔物が現れたら、指示に従って逃げる。ほら、しっかり覚えてるでしょ?」
「はぁ、仕方ないな。アレク、ザンダー、フェス。⋯⋯ティアを頼んだぞ」
対面席に座るフェスティナ、車外で馬に跨った赤髪の男性アレク、それから御者台の方からザンダーの返事が聞こえた。
馬車が動き出すと、父の姿は窓からあっという間に見えなくなった。すぐに店や民家の立ち並ぶ街並みが目に入るようになり、システィーアは嬉しくて仕方がない。
準備やら何やらで父に何日も足止めされたことを思い出すと、余計にだ。
何度も父に、外は危険だから欲しいものは取り寄せればいいと言われた。でも海産物の商人が扱わない海産物⋯⋯前の世界では食べていたけど、この世界では食べないものがあるのではないか。前世の世界で流行っていた異世界転生ものなら、そういうパターンも多かったはずだ。そう思ったら、どうしても直接行って見てみたいと思ったのだ。
気分を落ち着かせるために、大きく深呼吸をする。そして何気なく対面席を見て。
システィーアは思わず立ち上がった。
父の部下のフェスティナが、両膝に肘をついて、顔を手で覆っていたからだ。
「フェスティナ様、どうかされました?」
馬車にでも酔ったのか、元々体調でも悪かったのか。だとしたら、一先ず馬車を止めてもらった方がいいだろう。
そう思いながら、フェスティナの背中を撫でようとそっと触れた時。
「も、もうダメ⋯⋯」
震える声でそう言った後、フェスティナが声を上げて笑い出す。
システィーアは訳がわからず、けれど心配する必要がないとわかったので、取り敢えず静かに座席に戻った。
「私のことはどうぞ、フェスと。実は、その⋯⋯システィーアお嬢様は、我が儘な御令嬢だと噂で聞いていたのですが」
取り敢えず、彼女の笑いが収まるまでシスティーアが待つと、一段落した所でフェスティナがそう言った。
居住まいを正して真面目に話そうとしているようだが、思い出すとどうにも笑えてくるらしい。フェスティナは唇をふよりと震わせると、また声を上げて笑い出した。
どうやら彼女は笑い上戸だったようだ。キリリとした見た目だけに、システィーアの目にはとても残念に映る。
「けれどお嬢様の我が儘は、私どもが想定していたものと全く種類の違う我が儘でした。普通、我が儘な御令嬢といえば、ドレスや宝石を強請ってコテコテに飾りつけたり、気に入らない子息子女に親の力で圧力をかけたりしますでしょ?」
「え? えぇー⋯⋯」
思わず引くくらいに怖いことを言われて、システィーアは顔を引き攣らせた。まるで前世で言うところの悪役令嬢みたいではないか。⋯⋯確かに、記憶が戻るまではその通りの我が儘令嬢だったのだが。
ドン引きしたシスティーアを見て、フェスティナは好ましそうに微笑んだ。
「仕事の時はすまし顔が当たり前の閣下が、最近はお嬢様の話になると頭を抱えていたのです。ですがまさかこれ程、閣下を狼狽えさせるとは思わなくて。閣下は可愛いし、お嬢様は面白いしで⋯⋯我慢出来ませんでした」
システィーアはしばらく目を瞬かせて、それからどう返していいのか困りながら愛想笑いを浮かべた。父が可愛いのはともかく、自分が面白いと言われたのがよくわからない。だがまあ、彼女にとっては笑いのツボだったのだろう。
そう納得して、窓の外に目をやった。
どれくらい経ったのだろう。
こくりこくりと頭を揺らしていたシスティーアの身体が、勢いよく跳ねた。
「へ⁈」
「王都を出たので、道が悪いのです」
驚いて目を覚ましたシスティーアが、フェスティナの説明を聞きながら窓の外を見ると、跳ねる視界の中、木々が立ち並んでいた。
どうやら舗装されているのは、街中だけらしい。予想していなかった馬車の揺れに、身体が大きくぴょんぴょんと跳ねる。馬車の激しい揺れに、既に気分はうさぎだ。
馬車内に所狭しとクッションが置かれていたのはこの為だったのかと、システィーアは飛び跳ねながら納得した。
ちょっとしたアトラクションを満喫している気でいる今のシスティーアは、気づかない。この揺れが目的地まで、ほぼずっと続くことに。
父は米粉パンを、弟ライオットはその日の気分で日替わり、システィーアはご飯もしくはおにぎりである。
そう、ついにシスティーアは渇望していた、お米のある生活を手に入れることに成功したのだ。初めはおやつにおにぎりが出るか出ないかという、心許ない量の米だった。だが、ここ一年でなんと、毎日三食しっかりご飯の上に、おやつまでおにぎり。なんて幸せなのかと、システィーアは感動に震えていた。
だがそれも、つい先日までの話。
人間なんて、欲望の権化なのです。湧き上がる和泉の如く、次を欲しがる。それに元々システィーアは我慢の出来ない我が儘な性格なのだから、今の幸せで満足出来なくても仕方がない。そう、仕方がないのだ。
詰まる所、そろそろご飯のお供が必要になってきた。具体的には海産物⋯⋯海苔が食べたくて仕方がない。
ご飯を使った料理のバリエーションはシスティーアの我が儘もあり、我が家の料理人によって色々増えてきた。丼ものだったり、雑炊だったり、焼き飯だったり。肉や野菜を使って色々作ってくれている。それはありがたいことだし、どれもこれも美味しいので文句などない。
けれど、システィーアは海苔が食べたかった。おにぎりのパートナー海苔。おにぎり様を作るためにも海苔は絶対に必要だ。
しかしこの世界では、海産物全般が高級食材らしい。
聞いた話によると、ウ国では昔、佃煮にする為に海藻の栽培がされていたらしい。米と来て次に海苔⋯⋯なんとも和な国である。しかし、今では廃れてしまったらしい。残念な話だ。
だがつまり、海苔はこの世界でも、海に行けば手に入る食材だということだ。そうなれば、行動あるのみ、ということで。
「ティア、もう後三日、いや二日待たないか? 仕事を急いで終わらせる。だから⋯⋯」
「お父様、三日前にも同じことを仰ってたわ」
父レオナルドが渋々、システィーアをクッションの沢山積まれた馬車に乗せる。外観も普段使っている馬車と違って、家紋の付いていない、商人が乗ってくるような馬車だ。
「いいかい? 海はとても危険なんだ。だから⋯⋯」
「魔物が沢山居るのよね! 何度も聞いたわ」
システィーアは少し興奮気味に答えた。
今まで遭遇したことがなかったので知らなかったが、この世界には魔物と呼ばれる意思疎通の出来ない、危険な存在がいるそうだ。魔物が現れると水の神官が呼ばれて、浄化されるのが普通らしい。けれど今は水不足のせいで、水の神官の力が弱くなっていて浄化が難しいのだそうだ。出会ったら即逃げるのが基本で、戦うなんてのは以ての外だと言われた。
けれど今回のお出かけには父が念の為にと、水の神官を同行させてくれることになったのだ。
初めての神官⋯⋯魔法が見られるかもしれない。そう思うとつい、期待してしまうのは仕方がないと思う。そして今、馬車の対面席にその水の神官が座っているのだから、少し興奮するくらいは見逃してほしい。
水の神官、フェスティナは父の腹心の部下の一人らしい。水色の瞳と同色の、長い髪をポニーテールにしている、キリリとしたタイプの女性だ。まるで淑女のお手本のように目の前で座っているので、今日のシスティーアはいつも以上に背筋が伸びている。
「あぁ、心配だ⋯⋯」
システィーアを見て、父が眉間を抑えて溜息を漏らす。
「ちゃんと約束は守るし、大丈夫よ。一人で何処かに行こうとしないし、何かあれば必ず付き添いの誰かに相談する。魔物が現れたら、指示に従って逃げる。ほら、しっかり覚えてるでしょ?」
「はぁ、仕方ないな。アレク、ザンダー、フェス。⋯⋯ティアを頼んだぞ」
対面席に座るフェスティナ、車外で馬に跨った赤髪の男性アレク、それから御者台の方からザンダーの返事が聞こえた。
馬車が動き出すと、父の姿は窓からあっという間に見えなくなった。すぐに店や民家の立ち並ぶ街並みが目に入るようになり、システィーアは嬉しくて仕方がない。
準備やら何やらで父に何日も足止めされたことを思い出すと、余計にだ。
何度も父に、外は危険だから欲しいものは取り寄せればいいと言われた。でも海産物の商人が扱わない海産物⋯⋯前の世界では食べていたけど、この世界では食べないものがあるのではないか。前世の世界で流行っていた異世界転生ものなら、そういうパターンも多かったはずだ。そう思ったら、どうしても直接行って見てみたいと思ったのだ。
気分を落ち着かせるために、大きく深呼吸をする。そして何気なく対面席を見て。
システィーアは思わず立ち上がった。
父の部下のフェスティナが、両膝に肘をついて、顔を手で覆っていたからだ。
「フェスティナ様、どうかされました?」
馬車にでも酔ったのか、元々体調でも悪かったのか。だとしたら、一先ず馬車を止めてもらった方がいいだろう。
そう思いながら、フェスティナの背中を撫でようとそっと触れた時。
「も、もうダメ⋯⋯」
震える声でそう言った後、フェスティナが声を上げて笑い出す。
システィーアは訳がわからず、けれど心配する必要がないとわかったので、取り敢えず静かに座席に戻った。
「私のことはどうぞ、フェスと。実は、その⋯⋯システィーアお嬢様は、我が儘な御令嬢だと噂で聞いていたのですが」
取り敢えず、彼女の笑いが収まるまでシスティーアが待つと、一段落した所でフェスティナがそう言った。
居住まいを正して真面目に話そうとしているようだが、思い出すとどうにも笑えてくるらしい。フェスティナは唇をふよりと震わせると、また声を上げて笑い出した。
どうやら彼女は笑い上戸だったようだ。キリリとした見た目だけに、システィーアの目にはとても残念に映る。
「けれどお嬢様の我が儘は、私どもが想定していたものと全く種類の違う我が儘でした。普通、我が儘な御令嬢といえば、ドレスや宝石を強請ってコテコテに飾りつけたり、気に入らない子息子女に親の力で圧力をかけたりしますでしょ?」
「え? えぇー⋯⋯」
思わず引くくらいに怖いことを言われて、システィーアは顔を引き攣らせた。まるで前世で言うところの悪役令嬢みたいではないか。⋯⋯確かに、記憶が戻るまではその通りの我が儘令嬢だったのだが。
ドン引きしたシスティーアを見て、フェスティナは好ましそうに微笑んだ。
「仕事の時はすまし顔が当たり前の閣下が、最近はお嬢様の話になると頭を抱えていたのです。ですがまさかこれ程、閣下を狼狽えさせるとは思わなくて。閣下は可愛いし、お嬢様は面白いしで⋯⋯我慢出来ませんでした」
システィーアはしばらく目を瞬かせて、それからどう返していいのか困りながら愛想笑いを浮かべた。父が可愛いのはともかく、自分が面白いと言われたのがよくわからない。だがまあ、彼女にとっては笑いのツボだったのだろう。
そう納得して、窓の外に目をやった。
どれくらい経ったのだろう。
こくりこくりと頭を揺らしていたシスティーアの身体が、勢いよく跳ねた。
「へ⁈」
「王都を出たので、道が悪いのです」
驚いて目を覚ましたシスティーアが、フェスティナの説明を聞きながら窓の外を見ると、跳ねる視界の中、木々が立ち並んでいた。
どうやら舗装されているのは、街中だけらしい。予想していなかった馬車の揺れに、身体が大きくぴょんぴょんと跳ねる。馬車の激しい揺れに、既に気分はうさぎだ。
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