26 / 57
西の転生者
26.対面
しおりを挟む
リーズが帰ってくることはなく、システィーアは時間までリプルと過ごした。
リプルはリーズと違い、表情がコロコロ変わって話しやすい。強かな大人ではないというのも大きいのかもしれない。
「ねぇ、さっきリプルが、米がウ国の献上品だと教えてくれたでしょう? あの時、私、何か気に障るようなことを言ったかしら?」
「いえ、えーと⋯⋯。システィーア様が何かなさったって訳ではないんです」
「どういうこと?」
出際に気になっていたことを尋ねると、リプルは目を泳がせた。
「その、顔合わせが終わるまでは、相手の候補者のことは話さないようにと、リーズに言われてて。先代の候補者達の時に、何かあったらしくって。あまりよく知らないので、わからないのですが」
リプルが質問に答えながら、子供サイズの黒いロングコートを持ってくる。デザインは水の管理者やサーティスが着ていたものと同じだ。
「そうだったのね。これを着ていくの?」
「はい。管理者用のコートです。このコート、結晶用の内ポケットがついてるんですよ!」
凄く便利ですよね、と同意を求めてくるリプルに曖昧に微笑んで、システィーアはコートに袖を通した。
「後、これなんですが⋯⋯」
リプルが緊張した面持ちで、綺麗に畳まれたロングコートを差し出して来た。
「サーティス様のコートです。綺麗にしておきましたので、システィーア様から返して頂けませんか?」
システィーアは目を瞬かせながら、コートを両手で受け取った。
「私が借りたのですもの。勿論、そうさせて。でも、どうしたの? 何だか、様子がおかしいみたいだけど」
「やはり、コートをお借りしていたシスティーア様は平気なのですね。私達には畏れ多すぎて」
「畏れ多い?」
「闇の管理者として選ばれるだけでなく、最高神にも愛されていらっしゃるでしょう? 普通、最高神に愛されたあの黒いお姿を目にするだけで、畏れ多すぎて身体が震えてくるのですよ」
システィーアは、理解が出来ずに首を傾げた。
「もしかして、黒い髪や目のこと?」
「はい。それと、纏う雰囲気? もしかしたら魔力なのかもしれません。それにあてられてしまうのです」
言われてみれば、サーティスくらいの年齢なら、もっと白に近い髪色の筈だ。瞳だって、紺色や深緑などの黒に近いものはあるが、あれほど純粋な黒は、この世界の人間で見たことがない。
でもだからって、何故それが畏れ多いに変換されるのか。魔力に当てられるという経験もないので、システィーアにはよくわからなかった。
システィーアはリプルと一緒に部屋を出て、彼女の案内で長い廊下を歩いて行く。
やや歩くと、廊下の柱の結晶の緑色が終わった。すぐ隣の柱の結晶は黒くなっていて、緑と黒の間に他より一回り大きな白い扉が聳え立っていた。
リプルがそこで足を止めたので、システィーアも立ち止まる。
扉は石で出来ていて、見るからに重そうだ。細かい模様がびっしりと彫られていて、その中央からリュウの紋がこちらを見ている。付いている取手は扉のサイズに不釣り合いな小ささで、飾りとしか思えない。
「システィーア様、見習いの私はここまでしかお供できません」
システィーアは、石扉とリプルを交互に見た。
するとリプルが扉を指す。
「扉に手を触れて下さい」
持っているコートを落とさないように気をつけながら、システィーアは扉に触れた。
途端に扉の模様が淡い光を放ち始める。
「!」
システィーアが驚いて手を引っ込めた時には、扉は音もなく、すっと内側に開いた。
その先には緩く曲線を描くように白い石階段が続いている。
再びリプルを見ると、彼女はシスティーアを安心させるように微笑んだ。
「いってらっしゃいませ、システィーア様」
「行ってきます、リプル」
システィーアはリプルに微笑み返すと、扉の中へと足を踏み入れた。
階段を一段登ると、ふっと視界が薄暗くなる。
振り返ると扉が閉まっていて、システィーアは無意識に持っていたコートを抱きしめた。一度大きく深呼吸をし、それからゆっくりと階段を登る。
数段登った所で大きく開けた場所が視界に広がり、システィーアはあんぐりと口を開けた。
暗く高い天井には星のように数多の小さな光が、何色も交えて輝いている。おそらく結晶だろう。
広さのわからない暗闇を徐々に見下ろしていくと、白い壁が少しずつ視界に入ってきた。壁に沿って足元から仄かな白い光が室内を照らして調和を取っている。
室内は奥に長くなっていて、手前には左右に三脚ずつ、等間隔で椅子が並んでいた。そこに黒い服を着た何人かが腰を下ろしている。奥には数段の段差があり、中央には黒い薄布が被せられた椅子が置いてあった。
「来たか」
聞いたことのない低い声が室内に響く。
思わず足を止めたシスティーアの方へ、椅子から立ち上がった誰かがやってくる。
「管理者としての教育を受けてないと聞いていたが、魔力は綺麗に流れているな」
のしのしとやってきた山のような大きさの男が、じっとこちらをを見つめてくる。
システィーアは気圧されて数歩下がった。
「ちょっと、怯えているじゃないの」
女性の声の後、もう一人誰かが立ち上がった。
「魔力の流れは、私が手引きした」
「え、ウソ。サーティスが?」
驚いて女性が呼んだ名前に反応して、システィーアはそちらを見た。
「状況的に仕方なかった」
黒いコートを着たサーティスは大きな男の隣に立つと、システィーアに手を差し出した。
システィーアは勢いよくその手を掴むと、ほっと息を吐く。
「あら、まぁ⋯⋯」
「ほう。珍しい子だな」
周囲の声は聞こえるが、当のサーティスは無言のまま動かない。見上げてみると表情は薄暗くてよく見えないが、じっとこちらを見ているようだ。システィーアが首を傾げると、サーティスのもう片方の手が差し出された。
「コート」
言われて、システィーアは慌てて持っていたコートを手渡そうとして、ハッとした。持っていたコートはいつの間にか握りしめられていて、くしゃっと無惨な状態になっている。
どうしようかと考えている間に、サーティスの手がコートを攫った。
「集中」
「え?」
声と同時に、繋いだ手に黒い異物感を感じて、システィーアは慌ててリュウの紋に集中する。
途端、部屋の中が一気に変わって視界に映った。
システィーアは先程以上に驚いてあたりを見回す。
しっかりと見える白い室内。三脚ずつ並ぶ椅子には、黄色い蔓を体に絡ませた美女、青い蔓を絡ませた水の管理者が座っていた。目の前には黒い蔓を絡ませたサーティス。その隣には大きな体躯に赤い蔓を絡ませた男が立っている。皆それぞれの色の花を咲き誇らせていてとても美しく、この部屋のせいなのかとても神秘的に見えた。
「サーティス、貴方、随分と手懐けたのね。これなら彼女は貴方が見た方がいいと思うわ。ね、ゼネル」
「それはいいな! 頼んだ、サーティス。リーティアと進み具合も違うから助かるよ」
美女の言葉に乗っかりながら、ゼネルと呼ばれた赤い大男がサーティスの背中をバシンと叩く。
すると、黒い蔓がサーティスの背を厚く覆うように動いた。
目を丸くしてその様子を見ていると、ゼネルがニヤリと笑った。
「まだ揃ってないが、先に始めてしまおう。私はゼネル・ファフス。見ての通り、火の管理者をしている」
原色のように赤く力強い瞳に男らしい大きな体躯、水の管理者とは正反対のタイプのようだ。
「私はアイリーン・イナフ。風の管理者よ」
椅子に座っていた美女は濃い青の切長の目に、シャープなラインの輪郭、赤いルージュに、真っ直ぐに伸びた長い髪を下ろしたままにしている。黒いコートは前を止めておらず、白いシャツによって大きな胸が強調されている。
「水の管理者、ディゼア・オスティン」
「あら? ディゼアはフリューシェルに迎えに行ったのでしょう? 自己紹介してないの?」
「迎えに行ったのではなく、魔物の浄化に行った」
「名前くらい、浄化しながらでも名乗れるでしょうに」
ディゼアが黙ったところで、皆の視線がこちらに向いていることに気づいて、システィーアは大きく息を吸い込んだ。
「システィーア・フォンベルツです」
ゼネルが一つ頷いて、一脚の椅子の前で手招きをする。
すぐにサーティスに手を引かれて、システィーアは椅子の前まで連れて行かれた。
木製の椅子の背もたれには、リュウの紋が緑の線で書かれている。
「座りなさい」
サーティスにそう言われて、皆に注目される中、システィーアはぎこちなく椅子に座った。
「⋯⋯この子も変わらないか」
しばらく経ってから、ゼネルが口を開いた。
「まあ、今代はまだ若すぎるし、な」
ディゼアがそう言った時、誰かの話し声が入ってきた。
「もう、わかった。わかったから! ほら、遅れちゃう!」
「リーティア様!」
そこで声が途切れると、誰かが階段を上がってきた。
白く長い髪はサイドを三つ編みにしてさらりと下ろしている。ぱっちりとした濃い蜂蜜色の瞳、ぷっくりとした唇に⋯⋯陶器のような白い肌と、緑の⋯⋯。
システィーアは目眩を感じたが、少女から目を逸らせない。
緑の蔓が絡まった少女と、目が合う。
思考が、一時停止する。
視界が、反転して。
システィーアは遠のく意識の中で、誰かの声が聞こえた気がした。
リプルはリーズと違い、表情がコロコロ変わって話しやすい。強かな大人ではないというのも大きいのかもしれない。
「ねぇ、さっきリプルが、米がウ国の献上品だと教えてくれたでしょう? あの時、私、何か気に障るようなことを言ったかしら?」
「いえ、えーと⋯⋯。システィーア様が何かなさったって訳ではないんです」
「どういうこと?」
出際に気になっていたことを尋ねると、リプルは目を泳がせた。
「その、顔合わせが終わるまでは、相手の候補者のことは話さないようにと、リーズに言われてて。先代の候補者達の時に、何かあったらしくって。あまりよく知らないので、わからないのですが」
リプルが質問に答えながら、子供サイズの黒いロングコートを持ってくる。デザインは水の管理者やサーティスが着ていたものと同じだ。
「そうだったのね。これを着ていくの?」
「はい。管理者用のコートです。このコート、結晶用の内ポケットがついてるんですよ!」
凄く便利ですよね、と同意を求めてくるリプルに曖昧に微笑んで、システィーアはコートに袖を通した。
「後、これなんですが⋯⋯」
リプルが緊張した面持ちで、綺麗に畳まれたロングコートを差し出して来た。
「サーティス様のコートです。綺麗にしておきましたので、システィーア様から返して頂けませんか?」
システィーアは目を瞬かせながら、コートを両手で受け取った。
「私が借りたのですもの。勿論、そうさせて。でも、どうしたの? 何だか、様子がおかしいみたいだけど」
「やはり、コートをお借りしていたシスティーア様は平気なのですね。私達には畏れ多すぎて」
「畏れ多い?」
「闇の管理者として選ばれるだけでなく、最高神にも愛されていらっしゃるでしょう? 普通、最高神に愛されたあの黒いお姿を目にするだけで、畏れ多すぎて身体が震えてくるのですよ」
システィーアは、理解が出来ずに首を傾げた。
「もしかして、黒い髪や目のこと?」
「はい。それと、纏う雰囲気? もしかしたら魔力なのかもしれません。それにあてられてしまうのです」
言われてみれば、サーティスくらいの年齢なら、もっと白に近い髪色の筈だ。瞳だって、紺色や深緑などの黒に近いものはあるが、あれほど純粋な黒は、この世界の人間で見たことがない。
でもだからって、何故それが畏れ多いに変換されるのか。魔力に当てられるという経験もないので、システィーアにはよくわからなかった。
システィーアはリプルと一緒に部屋を出て、彼女の案内で長い廊下を歩いて行く。
やや歩くと、廊下の柱の結晶の緑色が終わった。すぐ隣の柱の結晶は黒くなっていて、緑と黒の間に他より一回り大きな白い扉が聳え立っていた。
リプルがそこで足を止めたので、システィーアも立ち止まる。
扉は石で出来ていて、見るからに重そうだ。細かい模様がびっしりと彫られていて、その中央からリュウの紋がこちらを見ている。付いている取手は扉のサイズに不釣り合いな小ささで、飾りとしか思えない。
「システィーア様、見習いの私はここまでしかお供できません」
システィーアは、石扉とリプルを交互に見た。
するとリプルが扉を指す。
「扉に手を触れて下さい」
持っているコートを落とさないように気をつけながら、システィーアは扉に触れた。
途端に扉の模様が淡い光を放ち始める。
「!」
システィーアが驚いて手を引っ込めた時には、扉は音もなく、すっと内側に開いた。
その先には緩く曲線を描くように白い石階段が続いている。
再びリプルを見ると、彼女はシスティーアを安心させるように微笑んだ。
「いってらっしゃいませ、システィーア様」
「行ってきます、リプル」
システィーアはリプルに微笑み返すと、扉の中へと足を踏み入れた。
階段を一段登ると、ふっと視界が薄暗くなる。
振り返ると扉が閉まっていて、システィーアは無意識に持っていたコートを抱きしめた。一度大きく深呼吸をし、それからゆっくりと階段を登る。
数段登った所で大きく開けた場所が視界に広がり、システィーアはあんぐりと口を開けた。
暗く高い天井には星のように数多の小さな光が、何色も交えて輝いている。おそらく結晶だろう。
広さのわからない暗闇を徐々に見下ろしていくと、白い壁が少しずつ視界に入ってきた。壁に沿って足元から仄かな白い光が室内を照らして調和を取っている。
室内は奥に長くなっていて、手前には左右に三脚ずつ、等間隔で椅子が並んでいた。そこに黒い服を着た何人かが腰を下ろしている。奥には数段の段差があり、中央には黒い薄布が被せられた椅子が置いてあった。
「来たか」
聞いたことのない低い声が室内に響く。
思わず足を止めたシスティーアの方へ、椅子から立ち上がった誰かがやってくる。
「管理者としての教育を受けてないと聞いていたが、魔力は綺麗に流れているな」
のしのしとやってきた山のような大きさの男が、じっとこちらをを見つめてくる。
システィーアは気圧されて数歩下がった。
「ちょっと、怯えているじゃないの」
女性の声の後、もう一人誰かが立ち上がった。
「魔力の流れは、私が手引きした」
「え、ウソ。サーティスが?」
驚いて女性が呼んだ名前に反応して、システィーアはそちらを見た。
「状況的に仕方なかった」
黒いコートを着たサーティスは大きな男の隣に立つと、システィーアに手を差し出した。
システィーアは勢いよくその手を掴むと、ほっと息を吐く。
「あら、まぁ⋯⋯」
「ほう。珍しい子だな」
周囲の声は聞こえるが、当のサーティスは無言のまま動かない。見上げてみると表情は薄暗くてよく見えないが、じっとこちらを見ているようだ。システィーアが首を傾げると、サーティスのもう片方の手が差し出された。
「コート」
言われて、システィーアは慌てて持っていたコートを手渡そうとして、ハッとした。持っていたコートはいつの間にか握りしめられていて、くしゃっと無惨な状態になっている。
どうしようかと考えている間に、サーティスの手がコートを攫った。
「集中」
「え?」
声と同時に、繋いだ手に黒い異物感を感じて、システィーアは慌ててリュウの紋に集中する。
途端、部屋の中が一気に変わって視界に映った。
システィーアは先程以上に驚いてあたりを見回す。
しっかりと見える白い室内。三脚ずつ並ぶ椅子には、黄色い蔓を体に絡ませた美女、青い蔓を絡ませた水の管理者が座っていた。目の前には黒い蔓を絡ませたサーティス。その隣には大きな体躯に赤い蔓を絡ませた男が立っている。皆それぞれの色の花を咲き誇らせていてとても美しく、この部屋のせいなのかとても神秘的に見えた。
「サーティス、貴方、随分と手懐けたのね。これなら彼女は貴方が見た方がいいと思うわ。ね、ゼネル」
「それはいいな! 頼んだ、サーティス。リーティアと進み具合も違うから助かるよ」
美女の言葉に乗っかりながら、ゼネルと呼ばれた赤い大男がサーティスの背中をバシンと叩く。
すると、黒い蔓がサーティスの背を厚く覆うように動いた。
目を丸くしてその様子を見ていると、ゼネルがニヤリと笑った。
「まだ揃ってないが、先に始めてしまおう。私はゼネル・ファフス。見ての通り、火の管理者をしている」
原色のように赤く力強い瞳に男らしい大きな体躯、水の管理者とは正反対のタイプのようだ。
「私はアイリーン・イナフ。風の管理者よ」
椅子に座っていた美女は濃い青の切長の目に、シャープなラインの輪郭、赤いルージュに、真っ直ぐに伸びた長い髪を下ろしたままにしている。黒いコートは前を止めておらず、白いシャツによって大きな胸が強調されている。
「水の管理者、ディゼア・オスティン」
「あら? ディゼアはフリューシェルに迎えに行ったのでしょう? 自己紹介してないの?」
「迎えに行ったのではなく、魔物の浄化に行った」
「名前くらい、浄化しながらでも名乗れるでしょうに」
ディゼアが黙ったところで、皆の視線がこちらに向いていることに気づいて、システィーアは大きく息を吸い込んだ。
「システィーア・フォンベルツです」
ゼネルが一つ頷いて、一脚の椅子の前で手招きをする。
すぐにサーティスに手を引かれて、システィーアは椅子の前まで連れて行かれた。
木製の椅子の背もたれには、リュウの紋が緑の線で書かれている。
「座りなさい」
サーティスにそう言われて、皆に注目される中、システィーアはぎこちなく椅子に座った。
「⋯⋯この子も変わらないか」
しばらく経ってから、ゼネルが口を開いた。
「まあ、今代はまだ若すぎるし、な」
ディゼアがそう言った時、誰かの話し声が入ってきた。
「もう、わかった。わかったから! ほら、遅れちゃう!」
「リーティア様!」
そこで声が途切れると、誰かが階段を上がってきた。
白く長い髪はサイドを三つ編みにしてさらりと下ろしている。ぱっちりとした濃い蜂蜜色の瞳、ぷっくりとした唇に⋯⋯陶器のような白い肌と、緑の⋯⋯。
システィーアは目眩を感じたが、少女から目を逸らせない。
緑の蔓が絡まった少女と、目が合う。
思考が、一時停止する。
視界が、反転して。
システィーアは遠のく意識の中で、誰かの声が聞こえた気がした。
0
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢の慟哭
浜柔
ファンタジー
前世の記憶を取り戻した侯爵令嬢エカテリーナ・ハイデルフトは自分の住む世界が乙女ゲームそっくりの世界であり、自らはそのゲームで悪役の位置づけになっている事に気付くが、時既に遅く、死の運命には逆らえなかった。
だが、死して尚彷徨うエカテリーナの復讐はこれから始まる。
※ここまでのあらすじは序章の内容に当たります。
※乙女ゲームのバッドエンド後の話になりますので、ゲーム内容については殆ど作中に出てきません。
「悪役令嬢の追憶」及び「悪役令嬢の徘徊」を若干の手直しをして統合しています。
「追憶」「徘徊」「慟哭」はそれぞれ雰囲気が異なります。
【第一章】狂気の王と永遠の愛(接吻)を
逢生ありす
ファンタジー
女性向け異世界ファンタジー(逆ハーレム)です。ヤンデレ、ツンデレ、溺愛、嫉妬etc……。乙女ゲームのような恋物語をテーマに偉大な"五大国の王"や"人型聖獣"、"謎の美青年"たちと織り成す極甘長編ストーリー。ラストに待ち受ける物語の真実と彼女が選ぶ道は――?
――すべての女性に捧げる乙女ゲームのような恋物語――
『狂気の王と永遠の愛(接吻)を』
五大国から成る異世界の王と
たった一人の少女の織り成す恋愛ファンタジー
――この世界は強大な五大国と、各国に君臨する絶対的な『王』が存在している。彼らにはそれぞれを象徴する<力>と<神具>が授けられており、その生命も人間を遥かに凌駕するほど長いものだった。
この物語は悠久の王・キュリオの前に現れた幼い少女が主人公である。
――世界が"何か"を望んだ時、必ずその力を持った人物が生み出され……すべてが大きく変わるだろう。そして……
その"世界"自体が一個人の"誰か"かもしれない――
出会うはずのない者たちが出揃うとき……その先に待ち受けるものは?
最後に待つのは幸せか、残酷な運命か――
そして次第に明らかになる彼女の正体とは……?
ブラック・スワン ~『無能』な兄は、優美な黒鳥の皮を被る~
碧
ファンタジー
「詰んだ…」遠い眼をして呟いた4歳の夏、カイザーはここが乙女ゲーム『亡国のレガリアと王国の秘宝』の世界だと思い出す。ゲームの俺様攻略対象者と我儘悪役令嬢の兄として転生した『無能』なモブが、ブラコン&シスコンへと華麗なるジョブチェンジを遂げモブの壁を愛と努力でぶち破る!これは優雅な白鳥ならぬ黒鳥の皮を被った彼が、無自覚に周りを誑しこんだりしながら奮闘しつつ総愛され(慕われ)する物語。生まれ持った美貌と頭脳・身体能力に努力を重ね、財力・身分と全てを活かし悪役令嬢ルート阻止に励むカイザーだがある日謎の能力が覚醒して…?!更にはそのミステリアス超絶美形っぷりから隠しキャラ扱いされたり、様々な勘違いにも拍車がかかり…。鉄壁の微笑みの裏で心の中の独り言と突っ込みが炸裂する彼の日常。(一話は短め設定です)
無能妃候補は辞退したい
水綴(ミツヅリ)
ファンタジー
貴族の嗜み・教養がとにかく身に付かず、社交会にも出してもらえない無能侯爵令嬢メイヴィス・ラングラーは、死んだ姉の代わりに15歳で王太子妃候補として王宮へ迎え入れられる。
しかし王太子サイラスには周囲から正妃最有力候補と囁かれる公爵令嬢クリスタがおり、王太子妃候補とは名ばかりの茶番レース。
帰る場所のないメイヴィスは、サイラスとクリスタが正式に婚約を発表する3年後までひっそりと王宮で過ごすことに。
誰もが不出来な自分を見下す中、誰とも関わりたくないメイヴィスはサイラスとも他の王太子妃候補たちとも距離を取るが……。
果たしてメイヴィスは王宮を出られるのか?
誰にも愛されないひとりぼっちの無気力令嬢が愛を得るまでの話。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
イジメられっ子は悪役令嬢( ; ; )イジメっ子はヒロイン∑(゚Д゚)じゃあ仕方がないっ!性格が悪くても(⌒▽⌒)
音無砂月
ファンタジー
公爵令嬢として生まれたレイラ・カーティスには前世の記憶がある。
それは自分がとある人物を中心にイジメられていた暗黒時代。
加えて生まれ変わった世界は従妹が好きだった乙女ゲームと同じ世界。
しかも自分は悪役令嬢で前世で私をイジメていた女はヒロインとして生まれ変わっていた。
そりゃないよ、神様。・°°・(>_<)・°°・。
*内容の中に顔文字や絵文字が入っているので苦手な方はご遠慮ください。
尚、その件に関する苦情は一切受け付けませんので予めご了承ください。
村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる