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第10話
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「何で楓を利用した」
拳銃と魔法の戦いをしながら勇里菜が口にすると紅葉が口を開いた。
「お前が怒る顔を見たいから」
「そんな理由で楓を」
勇里菜が怒りの顔を見せると嬉しそうな顔で紅葉が口を開いた。
「そう、その顔が見たかったんだ」
「紅葉」
怒りが高まり勇里菜は拳銃に力を込め紅葉に向かって銃弾を放った。
紅葉は結界を張り銃弾を受け止めた。
「勇里菜、そんなんじゃ俺に勝てないよ」
再び勇里菜は拳銃に全て力を込め「紅葉ー」と叫びながら銃弾を放った。
「無駄無駄」
再び結界で銃弾を受止めたその瞬間、紅葉の顔が険しい顔になった。
「何だと」
銃弾は結界を崩し紅葉の身体に当たった。
「見事だ」
そう口にすると紅葉は仰向けで倒れた。
「魔法使いに宇宙警察が勝った」
嬉しそうに微笑むと勇里菜も拳銃を離し仰向けで倒れた。
「ビッグ、勇里菜は?」
「紅葉のところだ」
「ここは私に任せて楓は勇里菜の元に向かって」
「わかった」
楓が走って勇里菜の元に向かっていくとリカは朔太郎に近づき手首に触れた。
「身体の中が浄化され朔太郎さんは大丈夫」
「良かった」
口にした後、ビッグは仰向けで倒れた。
「ビッグ!」
朔太郎から離れビッグに近づくとリカはビッグの手を握り力を送った。
10秒後、ビッグが目を覚ますとリカが手を離し口を開いた。
「勝利の命を自分が奪ったと知ったら朔太郎さん悲しむわね」
「……」
身体を起こし立ち上がるとビッグが口を開いた。
「リカの力で朔太郎の記憶を奪ってくれ」
「記憶を奪ったら全てが初めてになるわよ、それでも良いの?」
「勝利の命を奪ったことに苦しむより良いと俺は思う」
「ビッグがそう言うなら宇宙警察署に戻ったとき朔太郎さんの記憶を全て消します」
リカが口にしたその時、勇里菜の身体を支えながら楓が現れた。
「勇里菜さん」
「朔太郎さんは?」
「眠っているだけです」
「宇宙警察署に帰って朔太郎さんの治療をします」
「わかった」
勇里菜が返事をするとビッグ、リカ、楓、勇里菜は勝利を置き朔太郎を連れて幻想的な森から離れていくと宇宙警察署に向かった。
その後、朔太郎は病室のベッドでリカの治療を始めた。
50秒後、治療を終えリカは朔太郎を見つめた。
「これで良い」
「……」
朔太郎が目を覚ましリカは声をかけた。
「気分はどうかしら?」
「……」
朔太郎は身体を起こしリカを見つめながら口を開いた。
「何で俺、ここで寝てんだ?」
「ビッグを呼んでくるわね」
リカが病室を出ていくと朔太郎はベッドからおり窓辺に近づき外を見つめた。
その頃、リカはビッグと勇里菜と楓に朔太郎の治療の結果をビッグの部屋で話した。
「勝利のことはもちろん記憶から消した…それと朔太郎さんは宇宙警察の新人でビッグの恋人になってるから」
「何でそんな勝手なことをするんだよ」
「ビッグ、朔太郎さんが待ってる行って」
「リカ」
「文句は後で聞くから行って」
「……」
無言でビッグは部屋を出ていき病室に向かい中に入った。
「……」
外を見つめていた朔太郎は振り返りビッグを見つめた。
ビッグは朔太郎に近づき口を開いた。
「気分はどうだ?」
「……」
無言で朔太郎はベッドに近づき座った。
「朔太郎?」
「ビッグ、勝利って誰かわかる?」
「え!」
「夢の中で勝利って人が現れて俺に幸せになれって言って消えたんだ」
「……」
ビッグは朔太郎の手首を掴み病室から出ると宇宙パトカーで幻想的な森に向かった。
拳銃と魔法の戦いをしながら勇里菜が口にすると紅葉が口を開いた。
「お前が怒る顔を見たいから」
「そんな理由で楓を」
勇里菜が怒りの顔を見せると嬉しそうな顔で紅葉が口を開いた。
「そう、その顔が見たかったんだ」
「紅葉」
怒りが高まり勇里菜は拳銃に力を込め紅葉に向かって銃弾を放った。
紅葉は結界を張り銃弾を受け止めた。
「勇里菜、そんなんじゃ俺に勝てないよ」
再び勇里菜は拳銃に全て力を込め「紅葉ー」と叫びながら銃弾を放った。
「無駄無駄」
再び結界で銃弾を受止めたその瞬間、紅葉の顔が険しい顔になった。
「何だと」
銃弾は結界を崩し紅葉の身体に当たった。
「見事だ」
そう口にすると紅葉は仰向けで倒れた。
「魔法使いに宇宙警察が勝った」
嬉しそうに微笑むと勇里菜も拳銃を離し仰向けで倒れた。
「ビッグ、勇里菜は?」
「紅葉のところだ」
「ここは私に任せて楓は勇里菜の元に向かって」
「わかった」
楓が走って勇里菜の元に向かっていくとリカは朔太郎に近づき手首に触れた。
「身体の中が浄化され朔太郎さんは大丈夫」
「良かった」
口にした後、ビッグは仰向けで倒れた。
「ビッグ!」
朔太郎から離れビッグに近づくとリカはビッグの手を握り力を送った。
10秒後、ビッグが目を覚ますとリカが手を離し口を開いた。
「勝利の命を自分が奪ったと知ったら朔太郎さん悲しむわね」
「……」
身体を起こし立ち上がるとビッグが口を開いた。
「リカの力で朔太郎の記憶を奪ってくれ」
「記憶を奪ったら全てが初めてになるわよ、それでも良いの?」
「勝利の命を奪ったことに苦しむより良いと俺は思う」
「ビッグがそう言うなら宇宙警察署に戻ったとき朔太郎さんの記憶を全て消します」
リカが口にしたその時、勇里菜の身体を支えながら楓が現れた。
「勇里菜さん」
「朔太郎さんは?」
「眠っているだけです」
「宇宙警察署に帰って朔太郎さんの治療をします」
「わかった」
勇里菜が返事をするとビッグ、リカ、楓、勇里菜は勝利を置き朔太郎を連れて幻想的な森から離れていくと宇宙警察署に向かった。
その後、朔太郎は病室のベッドでリカの治療を始めた。
50秒後、治療を終えリカは朔太郎を見つめた。
「これで良い」
「……」
朔太郎が目を覚ましリカは声をかけた。
「気分はどうかしら?」
「……」
朔太郎は身体を起こしリカを見つめながら口を開いた。
「何で俺、ここで寝てんだ?」
「ビッグを呼んでくるわね」
リカが病室を出ていくと朔太郎はベッドからおり窓辺に近づき外を見つめた。
その頃、リカはビッグと勇里菜と楓に朔太郎の治療の結果をビッグの部屋で話した。
「勝利のことはもちろん記憶から消した…それと朔太郎さんは宇宙警察の新人でビッグの恋人になってるから」
「何でそんな勝手なことをするんだよ」
「ビッグ、朔太郎さんが待ってる行って」
「リカ」
「文句は後で聞くから行って」
「……」
無言でビッグは部屋を出ていき病室に向かい中に入った。
「……」
外を見つめていた朔太郎は振り返りビッグを見つめた。
ビッグは朔太郎に近づき口を開いた。
「気分はどうだ?」
「……」
無言で朔太郎はベッドに近づき座った。
「朔太郎?」
「ビッグ、勝利って誰かわかる?」
「え!」
「夢の中で勝利って人が現れて俺に幸せになれって言って消えたんだ」
「……」
ビッグは朔太郎の手首を掴み病室から出ると宇宙パトカーで幻想的な森に向かった。
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