宇宙警察猫ビッグ

福猫

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最終話

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ー幻想的な森ー

宇宙パトカーを着陸させるとビッグと朔太郎は車からおりた。

その後、ビッグは朔太郎と一緒に森の中を歩き出した。

「……」

「どこまで行くんですか?」

「……」

仰向けで倒れている勝利の前に着くとビッグは立ち止まり朔太郎も立ち止まった。

「朔太郎が夢で見た人この人じゃないか」

「え…」

ビッグから目線を倒れている勝利に向けた朔太郎は驚いた顔で見つめ口を開いた。

「この人です」

「彼は千綿勝利、朔太郎の友達」

「この人が俺の友達?」

ビッグは勝利に向かって口を開いた。

「勝利、朔太郎は俺が守る、だから安心して成仏してくれ」

ビッグが口にした後、倒れている勝利が立ち上がった。

「ビッグさんなら安心だ」

目線をビッグから朔太郎に向けると勝利は近づいた。

「朔太郎、俺にしたこと気にせずビッグと幸せになれ」

「……」

「朔太郎」

口にした後、勝利は朔太郎の唇に唇を重ねた。

その後、勝利は唇を離し「別れのキス」と言って勝利は微笑みながら姿を消した。

「ビッグさん、俺、あの人に何かしたんでしょうか?」

「……」

ビッグは朔太郎を抱きしめながら口を開いた。

「朔太郎、俺はお前のことが好きだ」

「……」

「猫は嫌か?」

見つめながらビッグが口にすると朔太郎が口を開いた。

「猫が嫌ならビッグさんと付き合ったりしません」

「朔太郎」

ビッグは朔太郎の身体を倒し覆い被さり唇を重ねた。

その後、ビッグと朔太郎は幻想的な森の中で何度も何度も身体を重ね続けた。

ー1年後ー

宇宙警察になった朔太郎はビッグと共に悪いものから人間を守り続けた。

         完結
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