伝説のナイト

福猫

文字の大きさ
2 / 19

第2話 ナイト復活2人目

しおりを挟む
━偉月の家の部屋━

「王に会えるとは思いませんでした」

「俺も虎に会えるとは思わなかったよ」

そう言って偉月がベッドに座ると虎が口を開いた。

「ダークナイトが見つかるまで偉月は家から出るな」

「虎こそここに居ろ」

「ダークナイトは王を狙ってるんだ、偉月はここに居ろ」

「虎のお前が街中をウロウロしたら捕まって動物園に連れていかれるぞ」

「動物園?」

「だからおとなしくしてろ」

そう言ってベッドから立ち引き裂かれた服から新しい服に着替えると偉月は出かけていった。

同じ頃、コンビニで働いている2人目のナイトに危険が迫っていた。

「いらっしゃいませ」

2人目のナイトがレジ係を頑張っていると店長が近づいてきた。

「鈴木さんお疲れ様、終わって良いよ」

「お疲れ様です」

店長にレジを任せると鈴木は奥の控え室に向かいコンビニ服から私服に着替え始めた。

それから暫くして叫び声が聞こえた。

「叫び声、何かあったのかな」

そう言って鈴木は控え室を出てドアに近づくと店の中を覗いた。

「何だあれ」

店長と店員と客を襲っているバケモノに驚くと鈴木はスマホで警察に連絡した。

「コンビニでバケモノが人を襲っています」

「バケモノ?冗談はやめなさい」

「冗談なんかじゃ…もしもし…もしもし」

信じて貰えず警察に切られた鈴木は襲われている人を助けるため奥の部屋に行き武器になる道具を探し始めた。

それから暫くしてハサミを見つけた鈴木はハサミを掴んだ。

「これで退治できるかわからないけど」

そう言って鈴木はハサミを持ってバケモノの元に向かった。

「店長から離れろ」

ハサミを向けながら鈴木が口にするとバケモノは店長を解放し鈴木に目を向けた。

「鈴木さん、逃げろ」

「お前から先に調べさせて貰う」

「……」

店長の言葉を聞かずに向かってくるバケモノと戦おうと鈴木がハサミを構えると突然、現れた白いタキシードに白いマントを羽織った偉月にバケモノはやられ鈴木は助かった。

「大丈夫ですか?」

「あ、はい」

偉月の問いに答えたその時、鈴木の身体が熱くなった。

「身体が熱い…」

「身体を見て良いですか?」

「原因がわかるのなら見てください」

「……」

鈴木の許可を得た偉月は上服をめくり火星のマークを見た。

その後、偉月は鈴木と共にコンビニを出た。

「君に大事な話があります、俺の家に行きましょう」

「大事な話?」

「俺の家が嫌なら君の家に行っても良いですよ」

「あなたの家に行きます」

「わかりました、行きましょう」

そう言って偉月と鈴木は偉月の家に行くため歩き始めた。

30分後、人気がある街中から人気がない街中になったとき前方から黒いタキシードに黒いマントを羽織ったダークナイトが現れた。

偉月は立ち止まり険しい顔で見つめた。

「どうしたんですか?」

口にしながら偉月から目線を前方に向けダークナイトを見た鈴木は驚き記憶がよみがえった。

「ダークナイト」

「俺がダークナイトの相手をしている間にまっすぐ行きなさい」

そう言って偉月が剣でダークナイトと戦いを始めると鈴木は言われた通りにまっすぐ走った。

「これで良いのか?涼火(りょうか)」

そう言って涼火が走りを止めたその時、火星のマークの形をした赤水晶が現れた。

涼火は無言で赤水晶に触れた。

その瞬間、火星のマークの形をした赤水晶は指輪に変身しそのまま涼火の左手の薬指にはまった。

その後、涼火は赤いタキシードに赤いマントを羽織った赤ナイトに変身した。

「……」

涼火は振り返りダークナイトと戦っている偉月を助けるため手に力を込めると炎の竜巻を放った。

偉月と戦っていたダークナイトは炎の竜巻に築き避けた。

「ナイトが復活したか、王、また会おう」

そう言ってダークナイトがその場から消えると涼火は偉月に駆け寄った。

「王、大丈夫ですか?」

「王じゃない、偉月って呼んでくれ」

「わかりました偉月さん、俺は涼火と呼んでください」

偉月と涼火が自己紹介をする頃、3人目のナイトが復活しようとしていた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

身代わり召喚された俺は四人の支配者に溺愛される〜囲い込まれて逃げられません〜

たら昆布
BL
間違って異世界召喚された青年が4人の男に愛される話

オメガなパパとぼくの話

キサラギムツキ
BL
タイトルのままオメガなパパと息子の日常話。

病弱の花

雨水林檎
BL
痩せた身体の病弱な青年遠野空音は資産家の男、藤篠清月に望まれて単身東京に向かうことになる。清月は彼をぜひ跡継ぎにしたいのだと言う。明らかに怪しい話に乗ったのは空音が引き取られた遠縁の家に住んでいたからだった。できそこないとも言えるほど、寝込んでばかりいる空音を彼らは厄介払いしたのだ。そして空音は清月の家で同居生活を始めることになる。そんな空音の願いは一つ、誰よりも痩せていることだった。誰もが眉をひそめるようなそんな願いを、清月は何故か肯定する……。

入社1ヶ月のワンコ系男子が、知らずのうちに射止めたのはイケメン社長!?

monteri
BL
CM制作会社の新入社員、藤白純太は入社1ヶ月で教育係の先輩が過労で倒れたため、特別なクライアントの担当を引き継ぐことになる。 そのクライアントは、女子禁制ミーハー厳禁の芸能事務所だった。 主人公の無知で純なところに、翻弄されたり、骨抜きにされるイケメン社長と、何も知らない純太がドキドキするお話です。 ※今回の表紙はAI生成です ※小説家になろうにも公開してます

キサラギムツキ
BL
長い間アプローチし続け恋人同士になれたのはよかったが…………… 攻め視点から最後受け視点。 残酷な描写があります。気になる方はお気をつけください。

陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 まったり書いていきます。 2024.05.14 閲覧ありがとうございます。 午後4時に更新します。 よろしくお願いします。 栞、お気に入り嬉しいです。 いつもありがとうございます。 2024.05.29 閲覧ありがとうございます。 m(_ _)m 明日のおまけで完結します。 反応ありがとうございます。 とても嬉しいです。 明後日より新作が始まります。 良かったら覗いてみてください。 (^O^)

2度目の恋 ~忘れられない1度目の恋~

青ムギ
BL
「俺は、生涯お前しか愛さない。」 その言葉を言われたのが社会人2年目の春。 あの時は、確かに俺達には愛が存在していた。 だが、今はー 「仕事が忙しいから先に寝ててくれ。」 「今忙しいんだ。お前に構ってられない。」 冷たく突き放すような言葉ばかりを言って家を空ける日が多くなる。 貴方の視界に、俺は映らないー。 2人の記念日もずっと1人で祝っている。 あの人を想う一方通行の「愛」は苦しく、俺の心を蝕んでいく。 そんなある日、体の不調で病院を受診した際医者から余命宣告を受ける。 あの人の電話はいつも着信拒否。診断結果を伝えようにも伝えられない。 ーもういっそ秘密にしたまま、過ごそうかな。ー ※主人公が悲しい目にあいます。素敵な人に出会わせたいです。 表紙のイラストは、Picrew様の[君の世界メーカー]マサキ様からお借りしました。

処理中です...