伝説のナイト

福猫

文字の大きさ
12 / 19

第12話 平和の日々

しおりを挟む
━偉月の家━

ダークナイトの治療と見守りで体力が戻った偉月は目を覚まし身体を起こすとベッドから降りた。

「俺の部屋、自分で戻ったのかな」

そう言って部屋を出た偉月は良い匂いを感じた。

「この匂い…」

そう言って偉月はキッチンに向かった。

その頃、ダークナイトは豚キムチ炒飯と野菜の焼きそばを作っていた。

そこへ偉月が現れた。

「ダークナイト!」

「起きて大丈夫なのか」

料理をしながらダークナイトが話しかけると偉月は豚キムチ炒飯と野菜の焼きそばを盛る皿を持って近づき口を開いた。

「ダークナイトの声が聞こえてた、側に居てくれてありがとう」

「……」

料理を終え皿に盛るとダークナイトは偉月を抱きしめた。

「元気になって良かった」

「ダークナイトのお陰だ」

「偉月…」

そう言ってダークナイトは偉月から離れ顔を見つめ真剣な顔になった。

「真剣な顔してどうしたんだ?」

偉月が問いかけるとダークナイトは闇月に戻り口を開いた。

「偉月…」

偉月に向かってひざまつくと闇月は黒指輪を差し出しながら口を開いた。

「永遠に俺の側にいて愛してくれないか」

「闇月…」

「返事はできれば今、聞きたい」

「……」

偉月は無言で黒指輪を受け取り右手の中指にはめた。

闇月は驚いた顔で問いかけた。

「返事はYESってこと?」

「……」

優しく微笑みながら偉月が頷くと闇月は喜び偉月を抱きしめた。

「闇月、俺、お腹空いた」

「そうだな、食べようか」

そう言って偉月から離れ闇月が皿を持ち運ぶと偉月も箸や飲み物やコップを運んだ。

その後、偉月と闇月ばダイニングで闇月が作った豚キムチ炒飯と野菜の焼きそばを食べ始めた。

3時間後、食事を終えた偉月と闇月は食器を洗い食器棚に片付けるとリビングのソファーでくつろいだ。

「皆と虎、どうしてるかな」

「俺達のこと皆と虎に話すために別荘に行かないか?」

「黒い虎との戦い後、会ってないもんね」

「偉月、行こう」

ソファーから立ち上がり闇月が手を差し出すと偉月はその手を握りソファーから立ち上がった。

偉月と闇月は手を握ったままその場から消え別荘に向かった。

5秒後、海辺に姿を現した偉月と闇月は手を離し別荘に向かった。

━別荘━

別荘の前で動物の虎がくつろいでいると偉月と闇月が現れた。

「虎」

「……」

声の方に目を向けた虎は偉月と闇月に驚き近づいた。

「偉月!闇月!」

「皆は?」

「皆、元気になってそれぞれの仕事場に向かった」

「そっか…皆に話があったんだけど」

「皆、仕事が終わったら別荘に来るって言ってたから待ってれば」

「そうだな」

「……」

そう言って別荘の中に入っていく偉月の右手の中指を見た動物の虎は驚いた。

「虎」

闇月が話しかけると動物の虎が口を開いた。

「右手の中指にお前の指輪をはめてるということはお前の愛を受け入れたんだな」

「あぁ…」

「皆に話があるってその事か?」

「あぁ…」

「散歩に行ってくる」

「虎…」

離れていく動物の虎を闇月が見つめると別荘の中から偉月が現れた。

「虎は?」

「散歩に行った」

そう言って闇月が別荘の中に入ると偉月も中に入った。

その夜、偉月と闇月と動物の虎と涼火と陽水と一木と金明が別荘に集結する頃、夜の街中で1人の男が黒い光を浴びた。

その後、男は何もなかったかのように自宅に帰っていった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦

雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、 隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。 しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです… オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が なかたのでした。 本当の花嫁じゃない。 だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、 だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という お話です。よろしくお願いします<(_ _)>

何故よりにもよって恋愛ゲームの親友ルートに突入するのか

BL
平凡な学生だったはずの俺が転生したのは、恋愛ゲーム世界の“王子”という役割。 ……けれど、攻略対象の女の子たちは次々に幸せを見つけて旅立ち、 気づけば残されたのは――幼馴染みであり、忠誠を誓った騎士アレスだけだった。 「僕は、あなたを守ると決めたのです」 いつも優しく、忠実で、完璧すぎるその親友。 けれど次第に、その視線が“友人”のそれではないことに気づき始め――? 身分差? 常識? そんなものは、もうどうでもいい。 “王子”である俺は、彼に恋をした。 だからこそ、全部受け止める。たとえ、世界がどう言おうとも。 これは転生者としての使命を終え、“ただの一人の少年”として生きると決めた王子と、 彼だけを見つめ続けた騎士の、 世界でいちばん優しくて、少しだけ不器用な、じれじれ純愛ファンタジー。

後宮の男妃

紅林
BL
碧凌帝国には年老いた名君がいた。 もう間もなくその命尽きると噂される宮殿で皇帝の寵愛を一身に受けていると噂される男妃のお話。

【8話完結】強制力に負けて死に戻ったら、幼馴染の様子がおかしいのですが、バグですか?

キノア9g
BL
目が覚めたら、大好きだったRPGの世界に転生していた。 知識チートでなんとか死亡フラグを回避した……はずだったのに、あっさり死んで、気づけば一年前に逆戻り。 今度こそ生き残ってみせる。そう思っていたんだけど—— 「お前、ちょっと俺に執着しすぎじゃない……?」 幼馴染が、なんかおかしい。妙に優しいし、距離が近いし、俺の行動にやたら詳しい。 しかも、その笑顔の奥に見える“何か”が、最近ちょっと怖い。 これは、運命を変えようと足掻く俺と、俺だけを見つめ続ける幼馴染の、ちょっと(だいぶ?)危険な異世界BL。 全8話。

そんなの聞いていませんが

みけねこ
BL
お二人の門出を祝う気満々だったのに、婚約破棄とはどういうことですか?

路地裏の王子様と秘密のカフェ ―10年ぶりに再会した親友はトップアイドルでした―

たら昆布
BL
大学生の千秋がバイト帰りの路地裏で助けたのは、今をときめくアイドル『GALAXY』のセンター、レオだった。 以来、レオは変装して千秋の働くカフェへ毎日通い詰めるようになる。 ​「千秋に会うと疲れなんて全部消えちゃうんだ」 トップアイドルとは思えないほど素直に懐いてくるレオに、千秋は戸惑いながらも多忙な彼を支えたいと願うようになる。 ​しかし、千秋はまだ知らない。 レオが10年前に「また絶対会おう」と約束して別れた泣き虫な親友の玲央本人だということに。

鳥籠の夢

hina
BL
広大な帝国の属国になった小国の第七王子は帝国の若き皇帝に輿入れすることになる。

2度目の恋 ~忘れられない1度目の恋~

青ムギ
BL
「俺は、生涯お前しか愛さない。」 その言葉を言われたのが社会人2年目の春。 あの時は、確かに俺達には愛が存在していた。 だが、今はー 「仕事が忙しいから先に寝ててくれ。」 「今忙しいんだ。お前に構ってられない。」 冷たく突き放すような言葉ばかりを言って家を空ける日が多くなる。 貴方の視界に、俺は映らないー。 2人の記念日もずっと1人で祝っている。 あの人を想う一方通行の「愛」は苦しく、俺の心を蝕んでいく。 そんなある日、体の不調で病院を受診した際医者から余命宣告を受ける。 あの人の電話はいつも着信拒否。診断結果を伝えようにも伝えられない。 ーもういっそ秘密にしたまま、過ごそうかな。ー ※主人公が悲しい目にあいます。素敵な人に出会わせたいです。 表紙のイラストは、Picrew様の[君の世界メーカー]マサキ様からお借りしました。

処理中です...