秘密の恋

福猫

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第5話

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マンションの前に着いた英治はマンションの中に入り千春と悠聖がいる家に向いインターホンを鳴らした。

「いないのかな」

ドアを引き開くと英治は中に入りドアを閉めた。

その後、英治は靴を見て険しい顔になった。

「誰かいる」

靴を脱ぎ英治はリビングとダイニングを見まわりその後、寝室に向かった。

ゆっくり寝室のドアを開き中を覗いた英治は身体を重ねている悠聖と千春の姿に驚いた。

「心配して損した」

「……」

「……」

身体を重ねていた悠聖と千春は声に反応し悠聖と千春はドアに目線を向け英治を見つめた。

「英治さん!」

「元気そうで良かった」

優しい顔で千春を見つめると英治は寝室を離れ玄関に向かった。

「英治」

衣服姿の悠聖が背後から声をかけると英治は靴を履き振り向き悠聖を見つめた。

「利江が男に頼んで千春を襲ったそうだ…俺のせいだ…悠聖…千春に伝えてくれ…すまなかったと…」

「自分で言えば」

「千春を見たら抱きしめてキスをしてしまうかも」

「抱きしめてキスをしてもいいんじゃないか」

「本気で言ってんのか?」

「俺と千春が身体を重ねている姿を見て千春のこと諦める、そう思ったんじゃないのか」

「千春は俺ではなくお前に身体を捧げた、諦めるに決まってるだろ」

「それでお前は諦めることができるのか?」

「諦めることなんてできるわけないだろ」

少し怒った口調で口にし英治は悠聖に背を向け口を開いた。

「悠聖、俺は千春のことが好きだ…俺は…千春を諦める…」

「英治」

出ていこうとする英治を悠聖は止めた。

英治は振り向かず返事をした。

「何だ」

「千春を愛してるのなら俺達、2人で千春を愛さないか?」

「……」

驚いた顔で振り返り英治は見つめた。

「本気か?」

「俺は本気だけど…」

「千春はお前を選んだんだ俺なんか…」

「英治さん」

衣服姿の千春が現れた。

英治は千春を見つめながら口を開いた。

「千春のこと好きなら2人で千春を愛さないかと悠聖が言ってるんだが…千春は嫌だよな…」

「……」

無言で千春は英治に裸足で近づき英治の唇に唇を重ねた。

その後、千春は唇を離し口を開いた。

「俺は悠聖さんと英治さんのことが好きです」

「それって」

「……」

微笑むと千春は汚れた足で浴室に向かった。

「靴を脱いで浴室に来いよ」

悠聖が玄関を離れていくと靴を脱ぎ英治も浴室に向かった。

「悠聖さん…英治さん…」

全裸姿の千春が微笑むと悠聖と英治も全裸になり湯船に浸かりながら千春の身体を愛した。

英治に最低な女だと言われ怒りが込み上がった利江は祐也(ゆうや)という男の家に来ていた。

「祐也に頼みがあるの」

「何だ?」

利江は無言で100万円が入った封筒を差し出した。

祐也は封筒を受け取り中を見て驚いた。

「100万」

「頼みを叶えてくれたら100万あげる」

「頼みって何だ」

千春の写真をテーブルに置き口を開いた。

「この男の心と身体をめちゃくちゃにしてほしいの」

祐也は写真を掴み見つめ口を開いた。

「この男の心と身体をめちゃくちゃにしたらいいんだな」

「やってくれる?」

「この男の情報は?」

「この紙に書いてある」

利江が紙を差し出すと祐也は紙を受け取った。

「めちゃくちゃにした画像をスマホに送って」

「わかった」

利江がリビングから離れていくと祐也は千春の写真を見つめながら微笑んだ。
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