彗星蘭に音を尋ねて

青笹まりか

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第一章

十話

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「あー、だるいなぁ」
 集めた紙束を一瞥し、亜美は一人で三年棟を目指す。何故こんなことになっているのかは、説明するとやや長くなるので要約する。先ほど教室でのんびりと昼休みを過ごしていたら、突然野球部の文集委員会のペアに突然こう言われた。
「佐藤!このあと部活のミーティングがあるからさ、頼まれてたアンケートの回収やってくんね?」
——という言葉に圧され、亜美は任務を受けてしまった。ややお人好しな自分の性格が、今は酷く醜い。それにしても、あの人もあの人だ。受けることのできない任務を、どうして引き受けてしまうのだろう。こう考えれば、楓の委員会のペアも野球部員だったので、県ノ坂の野球部員はミーティングを口実にこういった事を言うのだろう。楓の言うとおり、偏見かもしれないが少し野球部は無責任な人が多い気がする。あの、坊主め。そう恨めしく思いながら廊下を進むと、突然目の前にイノシシのごとく突進する男子生徒が見えた。ぶつかる、と思った時には既にぶつかっていて、集めてきたアンケートが廊下に散乱した。
「ああっ、やばっ」
 無情にもイノシシ男はそのままどこかに行ってしまい、亜美はスカートを折って床にしゃがんだ。六クラス分のアンケート用紙は小さく、集めるのが大変だ。煙たがるように視線を落とす生徒たちに、やや胸が痛くなる。だから嫌なのだ。こういうことを引き受けるのは。今の自分の立場が嫌で、そっとため息を落とす。すると、一枚のアンケート用紙が、春風でふわりと舞い上がった。その時は丁度、両手が塞がっていた。その紙は、窓の外へと吸い込まれるように不安定に舞う。それを見た瞬間、尋常ではない冷汗が亜美の背中を伝った。窓の外にいってしまう、と内心叫んでいた刹那、その紙きれをすんでのところで誰かがキャッチする。
「ナ、ナイスキャッチ!」
 思わず感嘆の音をあげると、頭上から控えめな笑い声が聞こえてきた。何だか聞き馴染みのある声だった。慌てて顔を上げると、そこには見覚えのある人物がいた。
「か、川本先輩?」
「どうも」
 完璧な営業スマイルが眩しい。アンケート用紙を受け取りながら白黒させれば、その奥から金音先輩もひょっこりと駆けつけてきた。
「佐藤さん!大丈夫?怪我無い?」
「あ、大丈夫です。紙が散っただけなので」
「私も集めるよ。あ、そうそう。さっきぶつかった奴再起不能にしておいたから。もちろん平和な舌戦で」
「あー……」
 果たしてそれは平和なのだろうか。いつか、久保島先輩と島田先輩の胸ぐらをつかんで説教をしていたのを思い出す。もしあれが平和だと言ったら、今回のイノシシ男もただでは済んでいないだろう。胸中で哀愁に浸る。それはともかく。三人で手分けをして、散らばったアンケート用紙をクラスごとにまとめた。やはり、一人よりは作業が早い。廊下の隅に落ちた最後の一枚に手を伸ばし、紙のまとまりへ入れればこれで元通りである。
「すみません。ありがとうございました」
 そう一言言うと、彼らは一瞬顔を見合わせた。その息のぴったりさと横顔に、思わず感嘆の息を漏らす。
「お役に立てて何よりです」
「どういたしまして」
 あまりの丁寧さにやや気後れした。川本先輩は、相変わらず恐れ入る程の言葉遣いだし、金音先輩はいつも通り惚れこみそうなほど可愛らしい。この雰囲気的に何だか、これで会話を終わらせるのはまだ早い気がした。何か話題はないだろうか……。
「……お似合いです」
「え?」
 ぽつりと漏れた言葉に思わずこちらが赤面した。何を言っているんだ自分!ぽかんと呆けている二人の視線がこちらへ集まる。どうごまかせばいいのか困っていると、川本先輩がマイペースに後ろに振り返った。
「ああ、あの人たちの事ですか?よく見つけましたね。確かに、彼らにはかくれんぼがお似合いですね」
 え、とその視線の先を見てみたが、そこにはただの茂みしかない。「ほんとだ」と言う金音先輩もだが、一体彼らには何が見えているのだろう。まあ、とりあえずうなずいておいた。ここで否定してしまっては、この先面倒くさいことになりそうだ。すると、金音先輩が一つ息を落として、よっこいせと胡坐をかいた。可憐な容姿の割には、結構男らしい。
「そういえば、明日オーディションの結果発表だよね。今年、トロンボーンは寄住よりすみ先輩以外の実力が横並びなんだよねえ」
「そうなの?クラリネットは結構実力差あるから、今年も三年生多めだと思うけど」
「クラはそうだよねぇ。そうなると、オーボエとかも二年と三年どっちが受かっても違和感ない気がする」
「それについてだけど僕的には——」
 明日がオーディションの結果発表だったということに、亜美はかなり動揺した。明日は、ある意味夏の運命の日だ。亜美ははっきり言って、コンクールメンバーに入りたい。だが、三年生に全員受かってほしいと思ってしまう自分もいる。だって、三年生たちは今年しかチャンスはないから。彼女たちは、来年この学校にはいない。そう思うと、なんだか寂寥を感じられた。
「——だよね。そういえば、フルートはどういう感じなの?佐藤さん」
「えっ」
 考え事をしていたせいか、反応が遅れた。回答を待つばかりに、くりりとした大きな瞳を瞬かせる金音先輩に慌てて向き合った。とりあえずえっと、と一言落とし、身振り手振りで説明する。
「四人は確定だと思います。あと一・二人、誰がなるかは分かりません」
「ああ、なるほどねえ。私的にはフルートが一番心配かも」
「え?」
 目を丸くすると、金音先輩は視線をわずかに下へ下げた。
「佐藤さんならもう知ってるでしょ?何かと聡いし、去年何があったか推測はたってるんじゃないかな」
「えっと——」
 動揺で思わず後ずさりする。川本先輩は、潮時ですしと苦笑した。その瞳から、感情が抜け落ちるのを見た。
 そして、金音先輩はこう言った。
「去年ね。覇瑠君は演奏を崩壊させてしまったの。東海大会当日に」
 頭が真っ白になった。突然言い渡された事実。とてもだが、頭の中に整理できなかった。それに、その言葉だけでは情報が少なすぎる。やっとのことで無理やり「そうですか」と平然を保って言葉を絞り出したが、はっきりいって冷静ではなかった。 
「あの、よく理解できないんですが……」
「まっ、私たちが話すのも何だし。あとは本人から聞くなりして。絶対に言わないと思うけどね」
 言動は無責任な気がしたが、彼女の表情を見て言及する気にはならなかった。きっと彼女は、話しても無駄だと知っている。でもそうだ。今、亜美はその事実だけで動揺している。この先の事を聞いたって、動揺だけでは済まなくなるだろう。
 そしてこの時は、事の重大さを知る由もなかった。

 翌日、吹奏楽部員たちはいつかのように音楽室に召集されていた。人口密度は相変わらずだが、その室内はいくらか涼しい。以前に比べ熱くなってきたので、ついにクーラーが解放されたのだ。そのおかげか、部員たちの機嫌はよかった。だが、それも表面上。実際心の中では期待と不安が混ざり合って、居ても立っても居られないことだろう。亜美だけかもしれないが。この時ばかりは誰も雑談はしておらず、音楽室は静まり返っていた。と、その刹那、音楽室の扉が勢いよく開いた。その音に誰かが思い切り息を吸い込む。そこには等々力先生がいて、なぜかバインダーではなく探検バッグを持っていた。何かとおちゃめな人だ。
「おはようございます」
 轟部長が号令をかけ、部員たちもそれに続く。等々力先生は教卓に立つと、音楽室をぐるりと見渡した。
「おはようございます。今日は、誰も欠席はいませんね」
「はい。全員います」
 轟部長の言葉に、等々力先生はこくりとうなずいた。まあさすがに今日休む人はいないだろう。いたらよっぽどな猛者だ。みんな真顔を貫いてはいるが、視線の先は十中八九探検バッグの方だった。彼女は何故か、探検バッグをバインダー代わりにしている。そしてこの探検バッグこそ、この夏の運命を握っている。あそこに、合格者が記されている紙が挟んであるのだ。彼女は一息吐くと、一歩前に出た。
「皆さん、オーディションお疲れさまでした。副顧問とともにメンバーを吟味しましたので、今メンバーを発表します。これが今の県ノ坂のベストであり、変更は今のところ予定されていませんし、異論は認めません。また、ソロパートは全員の指名が終わった後に発表します。では、皆さんも気になって仕方ないと思うのでしていきますよ。呼ばれた人は大きな声で返事をしてください」
「はい!」
 等々力先生は視線を落とすと、探検バッグの中から複数の紙を取り出した。運命の紙だ、と思わず唾を呑みこむ。
「まずフルートパートから」
 トップバッターかい!と内心動揺した。でもそういえばオーディションでも一番最初のパートだったので、そうなっても致し方ないだろう。
「ピッコロ、三年本郷すすきさん」
「はい」
「ファースト、三年野山桜さん」
「はい」
「同じくファースト、二年島田覇瑠さん」
「はい」
「セカンド、三年飯島小春さん」
「はい」
「同じくセカンド、二年小山百合さん」
「はい」
「同じくセカンド、一年佐藤亜美さん」
 え、と内心驚きを隠せなかった。百合先輩で終わりだと思っていたから、はっきりいって驚きが強かった。
「はい」
「続いてオーボエ——」
 亜美がやっとのことで返事をしたあとも発表は続いた。一体何が起こったのだろうそこで、ようやく落ち着いてきた。受かったんだ。コンクールに、舞台に立つことができるのだ。左側に視線を向けると、未来たちが口だけでおめでとうと発した。それをみて、亜美は微笑まずにいられなかった。今の嬉しさに、亜美は少し泣きそうになる。——と、その時。パート内からすすり泣く先輩が目に入った。呼ばれることのなかった三年生部員だった。それを見たとたん、緩み切っていた頬が一瞬で強張った。可哀そう、と思った。でも、これが現実なのだろう。その後、クラリネットの川本先輩、トロンボーンの金音先輩、トランペットの久保島先輩、バスクラリネットの轟部長も呼ばれた。
「——以上が、今年のコンクールメンバーです。続いて、ソリストを発表します」
 紙を一つめくると、再び言葉を紡いでいく。
「まず課題曲から。オーボエソロ、二年秋原海斗あきはらかいとさん」
「はい」
 二年生がソロに選ばれているところを見て、確かに贔屓が存在しないことは確かだ。その隣でうっすら涙で目を濡らした先輩が、その後輩の頭を撫でた。
「続いて自由曲。第一楽章ホルンソロ、三年上町乃々香うえまちののかさん」
「はい」
「第二楽章グロッケンソロ、三年越智葉月おちはづきさん」
「はい」
「第三楽章トランペットソロ、三年栗浜くりはまユイさん」
「はい!」
「第四楽章フルートソロ、島田覇瑠さん」
 そう名を呼ばれた時、島田先輩の表情が一瞬翳った気がした。唇を嚙み締めると、彼は絞り出すように返事をした。
「はい……」
 そう言ったのを確認し、等々力先生が紙を探検バッグに収めた。
「以上が今年の夏を共に過ごす仲間たちです。選ばれた人も選ばれなかった人も、これが今のベストです。そして、みんながいての県ノ坂中学校吹奏楽部が成り立っています。誰一人がかけても、音楽は完成しません。みんなで、全国大会へ行きましょう」
「はい!」
 こうして、県ノ坂中学校吹奏楽部の夏は始まった。決して同じものなどない、運命の夏が。

エピローグ

 何だか、足が重い。ピアノの教室帰り、覇瑠は一人自転車を漕いでいた。夜の松本市街地には光が宿り、人が行き来している。前の一群を追い抜かし、交差点の信号が赤に変わったのを見て片足だけ地面につく。これは長くなりそうだ。すぐ隣に小型犬を三匹連れた若い女性が来て、その足元のミニチュアダックスフントに目が釘付けになる。撫でたい衝動に襲われたが、とりあえず今は我慢しておく。
「覇瑠さん?」
 ハッと犬から視線を外すと、そこには白井未来がいた。白井の手にはビオラケースが握られており、自分と同じ教室帰りだということが伺えた。彼女は従妹で、自分の後輩。これが彼女との関係を表すのに一番適切だろう。学校ではあまり話さないし、家族間での交流もあまりない。元々、白井家と島田家では交流が無く、互いに無関係な音楽家同士だったからかもしれない。初めて会ったのはまだアメリカにいたころだったから、小学校低学年くらいだろうか。今は妹と同じ弦楽器の教室に通っているはずだから、彼女のことは妹に聞けば何となくは分かるかもしれない。
「偶然ですねー。私も丁度帰りなので」
「そう」
 にっこりとはにかむ白井に、覇瑠には少し苦手意識が芽生えようとしている。こういう、笑顔で交渉しようとしてくる人間は苦手だ。
「にしても、良かったです。無事、東海大会の出場が決まって」
「それは、そうだけど」
 何故、今それを話すのだろう。彼女の意図が読めなくて困惑していると、白井は道のタイルを少しだけ蹴った。
「いつまで、そんな演奏をするんですか?」
 思わず身を引いた。内心を見透かされた気分になり、肩に提げたバッグを握りしめた。何で、彼女に指摘されなければならないのだろう。もう、遅いのに。
「別に、白井に関係ないでしょ」
 すると、大仰に肩をすくめられた。
「関係大アリなんですよねー。それが」
 そして、白井は自分に指をさした後、こちらを指さした。笑顔を固定させたその顔に、僅かながら恐怖を覚えた。
「覇瑠さんは、私の憧れなんですよー。でも、今のあなたの音には、とても憧れられません。どうして、変わってしまったんですか?」
「関係ないでしょ。だから」
 そう、やや強い口調で吐き捨てた。目を逸らすと、白井は眉を垂らして「そうですか」と静かに呟いた。と、そこで交差点の信号が青になり、音楽が流れ始めた。ついつい、その音を聞くと音名に直しそうになる。じゃ、と自転車を走らせると、後ろから白井の声が聞こえてきた。
「私、本当の音を待ってますからー!」
 その言葉に、覇瑠は眉間を寄せた。——本当の音って何?憧れってどんな?もう、今更遅すぎる。自分は、きっと戻れない。立ち直れない。——あの日のことが、自分の存在意義を壊してしまったから。一体自分は。俺はどこに向かって、何をすべきなのだろう。
 その答えが、まだ出ていなかった。
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