役立たずと追い出されるはずがパーティーのリーダーに任命されました

モルガナ

文字の大きさ
31 / 101
第1章 王国叙勲式

驚愕のちバカ

しおりを挟む
勇者一行を引き続き監視する魔族のブラッドside




幸い勇者達には気づかれていないようだが、上級ダンジョンで主に生息するシオマネキ達には危険察知能力が特に優秀らしくすぐに気配を押し殺しているはずの俺の姿を見破ったのかずっとこちらを見ていた。


マズイな…気づかれている。ここはつい最近魔族領と開発された秘密兵器を使ってみるか、と俺はズボンのポケットに入っていた白い球体を勇者達一行に向かって投げると、すぐに白い球体は透明化し空気にとけこむようにして消えてしまった。


白い球体がこちらに向かってくると身構えたシオマネキ達であったが、すぐさま球体は消えてしまい先ほどまでいた魔族の匂いも消えてしまい右往左往していた。


この秘密兵器はノーマジックボールと言われ、透明化しても魔法やスキルで見分けることが不可能な監視魔道具である。



監視対象を指定することで、この場合ダンジョンを攻略するまで、自動追尾機能で誰に気づかれることなく監視し放題というわけだ。


俺はボールを投げた軌道を見届けるとすぐさま転移で別の階層へと移動し、先ほどのボールに連動している別のボールから勇者達一行の監視を続けた。



同族のクラブ系統の魔物出ない限り滅多に人にも魔族でさえも懐かないシオマネキ達が勇者を取り囲み勇者と従魔契約を強制的に結ばせ驚いた。


基本的に魔物達は契約を強制されることはあっても自分から強制する話を見たことも聞いたこともなかったからだ。



そうまでさせる何かが今代の勇者にはあるということだな。実に興味深いと思いながら俺は監視を続けた。






一方その頃勇者の子孫side


猛烈に腰を振りながらキングサイズのベッドの上で最近召し上げた自分の歳の半分にも満たない美少女の蜜壺に己の肉棒をねじ込みながら、側近の報告を受けた。




「おぉ!また新たにクラウンダイアリーに文章が刻まれた。えーっとなになに、今代の勇者上級ダンジョンのシーモン(シークレットモンスターの略)であるウズシオマネキを倒しS級クラス シオマネキを従魔契約を結ぶだと!?


俺の息子はすごい力を秘めているのだな。先が楽しみだな。そらっ景気づけの前祝いだ。ありがたく俺の子種を受け取れ。出すぞっ…クッ、あははは。やはり若い女は締まりが良いな。大量に出たぞ。」


<あぁ、いやっやめて。中には出さないでください。私には将来を誓い合った幼馴染がいるのです。あっ…あぁー。>


といつものごとく中出しレイプをして己の肉欲を処理していたが、クラウン ダイアリーにはバカ達には知らない秘密があった。

それはクラウン ダイアリーは未来の記載ではなくあくまでも既に起こった過去のことを記載していることである。

聖剣がのちにスカイの手に渡ることでこのバカどもの栄華が衰退し、初代勇者の法律と自分達の過ちに後ほど大後悔することになるのだろう…

破滅の時は刻一刻と迫っていた。
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました

かにくくり
ファンタジー
 魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。  しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。  しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。  勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。  そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。  相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。 ※小説家になろうにも掲載しています。

後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます

なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。 だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。 ……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。 これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。

最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした

新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。 「もうオマエはいらん」 勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。 ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。 転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。 勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)

魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな

七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」 「そうそう」  茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。  無理だと思うけど。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

処理中です...