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3章 マジョルカ学園編
綺麗な虎には棘(罠)がある…
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「…は?い?どういうことでしょうか?」
と蕾、雅と一緒に聞いていた私は疑問を提示した。
『前回君に見せてもらったナイト君との模擬戦覚えているかい?』
「はい!もちろん覚えていますが、なぜその事が生徒会勧誘に繋がるんですか?」
『それはね生徒会メンバーにある程度の実力がなければ、やっていけないからだよ。だからね毎年ではないんだけれど、前途有望な生徒がいれば僕のように現生徒会メンバーが勧誘するようにしているんだ。
だからといって、ただ実力があるだけじゃダメなんだけどね…
まぁ、それはおいおい説明するとしてどうかな?』
と言われてもなぁ、私まだ1年だし上級生の中、1人生徒会メンバーっていうのはなぁ荷が重いし…ここは断る一択でいいかな
「すみませんがお断り……」
と断わろうと言葉を発しようとする私にかぶせるように拒絶を感じ取ったロウ先輩が口を開いた。
『まさか断るとか言わないよね?……それなら残念だなぁ寮の部屋以外でも、君の趣味で生き甲斐でもあるお菓子作りが気軽にできる環境を整えてあげるつもりだったんだけどね…』
とすごく残念そうな声音だったが、口は弧を描き流し目とこちらを見ている…
くっ、お菓子作りができる環境が増える機会を得られる本能に抗えず、聞くだけ聞いてみることにした。
「どういう意味でしょうか?」
『君達新入生はもう時期行われる部活動勧誘を知っているだろう?
君達新入生には入学式に渡されている学園パンフから知っているだろうけどこの学園は文武両道を掲げているから帰宅部はなく、必ず生徒はどこかの部活に加入し部活動でも精進しなければならない。
基本的に新入生には、既存の部活に加入はできても新規で部活を開設することは認められていない。ここまでは分かるね?』
「はい。もちろん…それがどうかしましたか?新規で部活動を開設する場合は3年生からで部員も最低新規で開設した開設者を含め5人が必要なんでしたよね?」
『うん、その通り流石はナツメ君だ。部活動一覧には手芸部はあっても料理部はあったかい?
ここまで言えば頭の良い君なら分かるんじゃない?』
「もしかして…生徒会に加入すれば、1年生の私でも料理部開設ができるって言うことですか?」
『ご明察!生徒会から材料、調理器具や備品にかかる費用提供だけでなくさらに本来は5人部員が必要だがそれも免除しよう…君にとっては破格の条件だと思うがどうだろうか?』
目の前に大好物を置かれたらみんなはどうするだろうか?
少なくとも私は飛びつかずにはいられなかった…例えそれが生徒会加入の罠だと分かっていても。
「やります!やらせていただきます!」
食い気味に答えた私に黙って見守っていた蕾、雅と綿飴、レオは若干呆れた目で見ていたが私はこれから自由にお菓子作りができる環境が増えることに浮かれておりそれどころではなかった…
『決まりだね!じゃあナツメ君には、僕の補佐として副会長をやってもらうから以後よろしくね』
と容姿端麗な生徒会長のロウ先輩はそれはそれは綺麗な笑顔で笑ったのだった……
「………は?フクカイチョウって何ですか?」
ポカーンとする私の横で綿飴とレオが
“あ~ぁ、言わんこっちゃない”
【うまい話には裏があるとはこの事だな…ロウは見かけによらず腹黒だな。】
とコソコソ話し合っていたのだった。
と蕾、雅と一緒に聞いていた私は疑問を提示した。
『前回君に見せてもらったナイト君との模擬戦覚えているかい?』
「はい!もちろん覚えていますが、なぜその事が生徒会勧誘に繋がるんですか?」
『それはね生徒会メンバーにある程度の実力がなければ、やっていけないからだよ。だからね毎年ではないんだけれど、前途有望な生徒がいれば僕のように現生徒会メンバーが勧誘するようにしているんだ。
だからといって、ただ実力があるだけじゃダメなんだけどね…
まぁ、それはおいおい説明するとしてどうかな?』
と言われてもなぁ、私まだ1年だし上級生の中、1人生徒会メンバーっていうのはなぁ荷が重いし…ここは断る一択でいいかな
「すみませんがお断り……」
と断わろうと言葉を発しようとする私にかぶせるように拒絶を感じ取ったロウ先輩が口を開いた。
『まさか断るとか言わないよね?……それなら残念だなぁ寮の部屋以外でも、君の趣味で生き甲斐でもあるお菓子作りが気軽にできる環境を整えてあげるつもりだったんだけどね…』
とすごく残念そうな声音だったが、口は弧を描き流し目とこちらを見ている…
くっ、お菓子作りができる環境が増える機会を得られる本能に抗えず、聞くだけ聞いてみることにした。
「どういう意味でしょうか?」
『君達新入生はもう時期行われる部活動勧誘を知っているだろう?
君達新入生には入学式に渡されている学園パンフから知っているだろうけどこの学園は文武両道を掲げているから帰宅部はなく、必ず生徒はどこかの部活に加入し部活動でも精進しなければならない。
基本的に新入生には、既存の部活に加入はできても新規で部活を開設することは認められていない。ここまでは分かるね?』
「はい。もちろん…それがどうかしましたか?新規で部活動を開設する場合は3年生からで部員も最低新規で開設した開設者を含め5人が必要なんでしたよね?」
『うん、その通り流石はナツメ君だ。部活動一覧には手芸部はあっても料理部はあったかい?
ここまで言えば頭の良い君なら分かるんじゃない?』
「もしかして…生徒会に加入すれば、1年生の私でも料理部開設ができるって言うことですか?」
『ご明察!生徒会から材料、調理器具や備品にかかる費用提供だけでなくさらに本来は5人部員が必要だがそれも免除しよう…君にとっては破格の条件だと思うがどうだろうか?』
目の前に大好物を置かれたらみんなはどうするだろうか?
少なくとも私は飛びつかずにはいられなかった…例えそれが生徒会加入の罠だと分かっていても。
「やります!やらせていただきます!」
食い気味に答えた私に黙って見守っていた蕾、雅と綿飴、レオは若干呆れた目で見ていたが私はこれから自由にお菓子作りができる環境が増えることに浮かれておりそれどころではなかった…
『決まりだね!じゃあナツメ君には、僕の補佐として副会長をやってもらうから以後よろしくね』
と容姿端麗な生徒会長のロウ先輩はそれはそれは綺麗な笑顔で笑ったのだった……
「………は?フクカイチョウって何ですか?」
ポカーンとする私の横で綿飴とレオが
“あ~ぁ、言わんこっちゃない”
【うまい話には裏があるとはこの事だな…ロウは見かけによらず腹黒だな。】
とコソコソ話し合っていたのだった。
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