私が猫又族のお姫様!?

モルガナ

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3章 マジョルカ学園編

その名は朱雀

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卵直売所'エッグベネディクト'から私達が出て行った後、直売所のお爺さんは、見る見る赤毛に黄色がかったグラデーションの長髪になり、ボンキュボンのスタイルを持つ色白の美女に変化し封印、隠蔽魔法がかけられた赤色の斑模様の卵がなくなっていることに気づいた。




ナツメ達は気付かないのも無理はない、エッグベネディクトの店主である彼女は、自身に高度な隠蔽魔法をかけまだ未成熟なナツメ、レオ、綿飴には見破ることができる能力がまだ備わっていなかったからだ。



《ほっほっほ、そうか我の卵は我が国の姫様を選んだか…。あやつが彼女を選んだのも納得じゃ。

あんなに心の器が綺麗な者はなかなかおるまいて…じゃなければ、精霊のしかも心が少しでも淀んでいれば会話すらしない特に気位の高いと言われる王子が本契約することはないしのぉ。

さてさてこれから姫様達がどんな活躍をするのが楽しみじゃ。》


とエッグベネディクトの店主は、新聞の紙面で彼女達の活躍をお目にかかる日を待ち望むのであった。




一方その頃ナツメside


無事に卵を買った私達は、次なる目的地小麦粉類を多数取り扱っているpowder  poudre(パウダープードル)と書かれた看板の店にたどり着いた。

なぜ地球での犬種プードルはpoodleでこのpoudreとは、英語のスペルが違うなぁ…poudreってなんだろうと思っていると文字を眺めていると異世界転移した初日にムーン様が私を鑑定した際に知った全言語解読スキルのおかげなのか自然に解読スキルが発動し、poudreは地球でいうとフランス語で白粉、粉(おしろい、こな)という意味だと分かった。


へぇ、フランス語ではプードルと言うのね。また1つ勉強になったわ…



先ほどエッグベネディクトを出てから履いているスカートの右側のポケットに熱を感じていた私は何も入れてないはずなのになんだろう?と思いポケットに手を突っ込むとなぜか単品で買ったはずのない卵型をしたものが熱を発しており、ポケットから取り出すと中から出てきたのは、先ほどウズーの卵に混じって陳列されていたあの1つだけ赤斑模様の卵だった。




「え!?なんで卵は全部包装してもらってインベントリに入れたはずなのに…

ってかこれどうしようなんだか点滅してるんだけど。」


と綿飴とレオに助けを求めると先ほどは卵の色について何も指摘されなかったが、ウズーの卵とは違うと今気づいたらしく


『色がウズーの卵とは違うみたいだね?もしかして…』


【生まれるのではないか?】


「えっえぇ!?私孵化させたことないよ…」


とワタワタしている間に
卵は人肌ほどの熱さと共にさらに白く輝きながら明滅し、少しずつ卵にヒビが入っていった。


卵に完全に1周ヒビが入った後、殻を割って出てきたのは、紅く発光したそれはそれは綺麗な鳥のヒナだった。


殻はいつの間にか消えてなくなり、私の両手の平の上に鳥だけが残った。とても綺麗な鳥だが、何の鳥だろう?と思っていると…翼を羽ばたかせ毛繕いをしていた鳥の黒真珠のような美しい瞳と目が合った。

“はじめまして君が僕の主人(あるじ)様?僕の名前は朱雀(スザク)、不死鳥(フェニックス)の子供なんだ。

僕達フェニックスは、自分が主人と認めた者にしか真の姿を見せないんだ。だから自分が主人と認める者が現れない限り卵の殻を破って生まれることはなく、主人が現れるまで卵のまま姿を隠蔽魔法で隠蔽するんだよ。

君には、ウズーの卵に混じっていた僕の卵の柄が違うことが分かったみたいだけどね”



生まれたヒナがまさかのフェニックスとは思わず目が点になる私なのであった。
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