52 / 218
3章 マジョルカ学園編
その名は朱雀
しおりを挟む
卵直売所'エッグベネディクト'から私達が出て行った後、直売所のお爺さんは、見る見る赤毛に黄色がかったグラデーションの長髪になり、ボンキュボンのスタイルを持つ色白の美女に変化し封印、隠蔽魔法がかけられた赤色の斑模様の卵がなくなっていることに気づいた。
ナツメ達は気付かないのも無理はない、エッグベネディクトの店主である彼女は、自身に高度な隠蔽魔法をかけまだ未成熟なナツメ、レオ、綿飴には見破ることができる能力がまだ備わっていなかったからだ。
《ほっほっほ、そうか我の卵は我が国の姫様を選んだか…。あやつが彼女を選んだのも納得じゃ。
あんなに心の器が綺麗な者はなかなかおるまいて…じゃなければ、精霊のしかも心が少しでも淀んでいれば会話すらしない特に気位の高いと言われる王子が本契約することはないしのぉ。
さてさてこれから姫様達がどんな活躍をするのが楽しみじゃ。》
とエッグベネディクトの店主は、新聞の紙面で彼女達の活躍をお目にかかる日を待ち望むのであった。
一方その頃ナツメside
無事に卵を買った私達は、次なる目的地小麦粉類を多数取り扱っているpowder poudre(パウダープードル)と書かれた看板の店にたどり着いた。
なぜ地球での犬種プードルはpoodleでこのpoudreとは、英語のスペルが違うなぁ…poudreってなんだろうと思っていると文字を眺めていると異世界転移した初日にムーン様が私を鑑定した際に知った全言語解読スキルのおかげなのか自然に解読スキルが発動し、poudreは地球でいうとフランス語で白粉、粉(おしろい、こな)という意味だと分かった。
へぇ、フランス語ではプードルと言うのね。また1つ勉強になったわ…
先ほどエッグベネディクトを出てから履いているスカートの右側のポケットに熱を感じていた私は何も入れてないはずなのになんだろう?と思いポケットに手を突っ込むとなぜか単品で買ったはずのない卵型をしたものが熱を発しており、ポケットから取り出すと中から出てきたのは、先ほどウズーの卵に混じって陳列されていたあの1つだけ赤斑模様の卵だった。
「え!?なんで卵は全部包装してもらってインベントリに入れたはずなのに…
ってかこれどうしようなんだか点滅してるんだけど。」
と綿飴とレオに助けを求めると先ほどは卵の色について何も指摘されなかったが、ウズーの卵とは違うと今気づいたらしく
『色がウズーの卵とは違うみたいだね?もしかして…』
【生まれるのではないか?】
「えっえぇ!?私孵化させたことないよ…」
とワタワタしている間に
卵は人肌ほどの熱さと共にさらに白く輝きながら明滅し、少しずつ卵にヒビが入っていった。
卵に完全に1周ヒビが入った後、殻を割って出てきたのは、紅く発光したそれはそれは綺麗な鳥のヒナだった。
殻はいつの間にか消えてなくなり、私の両手の平の上に鳥だけが残った。とても綺麗な鳥だが、何の鳥だろう?と思っていると…翼を羽ばたかせ毛繕いをしていた鳥の黒真珠のような美しい瞳と目が合った。
“はじめまして君が僕の主人(あるじ)様?僕の名前は朱雀(スザク)、不死鳥(フェニックス)の子供なんだ。
僕達フェニックスは、自分が主人と認めた者にしか真の姿を見せないんだ。だから自分が主人と認める者が現れない限り卵の殻を破って生まれることはなく、主人が現れるまで卵のまま姿を隠蔽魔法で隠蔽するんだよ。
君には、ウズーの卵に混じっていた僕の卵の柄が違うことが分かったみたいだけどね”
生まれたヒナがまさかのフェニックスとは思わず目が点になる私なのであった。
ナツメ達は気付かないのも無理はない、エッグベネディクトの店主である彼女は、自身に高度な隠蔽魔法をかけまだ未成熟なナツメ、レオ、綿飴には見破ることができる能力がまだ備わっていなかったからだ。
《ほっほっほ、そうか我の卵は我が国の姫様を選んだか…。あやつが彼女を選んだのも納得じゃ。
あんなに心の器が綺麗な者はなかなかおるまいて…じゃなければ、精霊のしかも心が少しでも淀んでいれば会話すらしない特に気位の高いと言われる王子が本契約することはないしのぉ。
さてさてこれから姫様達がどんな活躍をするのが楽しみじゃ。》
とエッグベネディクトの店主は、新聞の紙面で彼女達の活躍をお目にかかる日を待ち望むのであった。
一方その頃ナツメside
無事に卵を買った私達は、次なる目的地小麦粉類を多数取り扱っているpowder poudre(パウダープードル)と書かれた看板の店にたどり着いた。
なぜ地球での犬種プードルはpoodleでこのpoudreとは、英語のスペルが違うなぁ…poudreってなんだろうと思っていると文字を眺めていると異世界転移した初日にムーン様が私を鑑定した際に知った全言語解読スキルのおかげなのか自然に解読スキルが発動し、poudreは地球でいうとフランス語で白粉、粉(おしろい、こな)という意味だと分かった。
へぇ、フランス語ではプードルと言うのね。また1つ勉強になったわ…
先ほどエッグベネディクトを出てから履いているスカートの右側のポケットに熱を感じていた私は何も入れてないはずなのになんだろう?と思いポケットに手を突っ込むとなぜか単品で買ったはずのない卵型をしたものが熱を発しており、ポケットから取り出すと中から出てきたのは、先ほどウズーの卵に混じって陳列されていたあの1つだけ赤斑模様の卵だった。
「え!?なんで卵は全部包装してもらってインベントリに入れたはずなのに…
ってかこれどうしようなんだか点滅してるんだけど。」
と綿飴とレオに助けを求めると先ほどは卵の色について何も指摘されなかったが、ウズーの卵とは違うと今気づいたらしく
『色がウズーの卵とは違うみたいだね?もしかして…』
【生まれるのではないか?】
「えっえぇ!?私孵化させたことないよ…」
とワタワタしている間に
卵は人肌ほどの熱さと共にさらに白く輝きながら明滅し、少しずつ卵にヒビが入っていった。
卵に完全に1周ヒビが入った後、殻を割って出てきたのは、紅く発光したそれはそれは綺麗な鳥のヒナだった。
殻はいつの間にか消えてなくなり、私の両手の平の上に鳥だけが残った。とても綺麗な鳥だが、何の鳥だろう?と思っていると…翼を羽ばたかせ毛繕いをしていた鳥の黒真珠のような美しい瞳と目が合った。
“はじめまして君が僕の主人(あるじ)様?僕の名前は朱雀(スザク)、不死鳥(フェニックス)の子供なんだ。
僕達フェニックスは、自分が主人と認めた者にしか真の姿を見せないんだ。だから自分が主人と認める者が現れない限り卵の殻を破って生まれることはなく、主人が現れるまで卵のまま姿を隠蔽魔法で隠蔽するんだよ。
君には、ウズーの卵に混じっていた僕の卵の柄が違うことが分かったみたいだけどね”
生まれたヒナがまさかのフェニックスとは思わず目が点になる私なのであった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハーレム異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーレムです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。
それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。
14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。
皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。
この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。
※Hシーンは終盤しかありません。
※この話は4部作で予定しています。
【私が欲しいのはこの皇子】
【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】
【放浪の花嫁】
本編は99話迄です。
番外編1話アリ。
※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。
黒騎士団の娼婦
星森
恋愛
夫を亡くし、義弟に家から追い出された元男爵夫人・ヨシノ。
異邦から迷い込んだ彼女に残されたのは、幼い息子への想いと、泥にまみれた誇りだけだった。
頼るあてもなく辿り着いたのは──「気味が悪い」と忌まれる黒騎士団の屯所。
煤けた鎧、無骨な団長、そして人との距離を忘れた男たち。
誰も寄りつかぬ彼らに、ヨシノは微笑み、こう言った。
「部屋が汚すぎて眠れませんでした。私を雇ってください」
※本作はAIとの共同制作作品です。
※史実・実在団体・宗教などとは一切関係ありません。戦闘シーンがあります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる