私が猫又族のお姫様!?

モルガナ

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3章 マジョルカ学園編

待ちに待ってない遠足

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どこか若干嬉しそうな蕾、雅と一緒に満月クラスの教室まで行くと、早くに着いたのでまだ誰もいないかと思ったが、既に何人か先客がいた…ザクロ本人を取り囲むようにしてザクロが好きなのだろう取り巻き達が我先にとザクロに声を掛けていた。


彼女達は、雹や霙達王子に色目を使って媚びていたようだが相手にされず、ふて腐れていたところザクロの転入初日から王子ではないが整った顔立ちをしているザクロに媚びているようだが、彼女達は大事なことを見落としている…


転入初日では名前しか言わなかったザクロだがてっきり猫又族を含めた13国家かと思っていたが、狐族の生徒はザクロしかおらず気になってレオナに手紙を出し調べてもらうとやはり私の勘は当たっていた。


それはザクロが平民でも貴族でもなく私達と同じやんごとなき身分であり狐族以外の他種族の者はなかなかたどり着けないと言われる幻影の里イナリ王国の由緒正しき王子であると分かった。


12王家から生まれた子供達が全員男子でなにかと絡んでくることが多々あるのにこれ以上の厄介ごとはごめんである。てっきりプレイボーイそうなザクロなら(あくまでもナツメが勝手にそう思っているだけである)集合時間ギリギリまで他のクラスや私以外のクラスの女子達と話し込むとタカをくくっていたのに…

げっ…なんでこんな朝早くからいるのよ。朝くらい友人達と楽しく過ごさせてほしいのにムーン様かソレイユ様どちらが運命や運を司る神か知らないけれど私、運悪すぎじゃないかしら?



っと、こんなこと思ってたらまた運が悪くなりそうね…口は災いの元というくらいだし気をつけないと。


と内心思いながら、ザクロにできれば気づかれなければいいなと最後尾の蕾の席周辺の椅子に座って3人で話し込んでいると何か気配を察知したのであろう…ザクロが女子の群れを割るようにしてこちらに向かって来た。


私の視界にこちらに向かってくるザクロが見えていたがあくまで話に夢中で見えていない風を装っていたが、私の元にたどり着いたザクロが私の片手を掴み立たせて壁際に追い詰めたかと思ったら、顔の横に片手をつきもう片方の手は頭の上で私の両手首を縫い止め壁ドンされた。その瞬間取り巻きの女子や蕾、雅達からキャーーーーという声とイヤァァァァーと言う声が聞こえた。羨ましいのかしら?



こっちはそれどころじゃないし何より普段より低音のバリトンボイスで耳囁かれ恐怖しか感じず変われるものなら変わってあげたいわと思っていた。


<なぜ俺を見て見ぬ振りをする?俺にはお前の姿が見えなくても声だけで分かったというのに…。>


「ちょ…急に何するのよ!?痛いじゃない手を離して。」


<大した力は込めていないがこれだけで痛いのか?>


「女の子は繊細なのよ、知らなかったかしら?いいから離して。」


<そうかまた一つ勉強になった。分かった、離してやる。>



「ってなんで今度は抱きしめるのよ!?」


<約束は守っただろう?両手首は離してやったぞ。お前は良い香りがするな。>


「ちょっと…首筋の匂いを嗅がないで。」


と私がザクロと攻防をしていると

[[いますぐナツメから離れて(離れろ) !!]]


と言う一際大きな声が教室に響いたのだった。



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